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- 頼富 穰
Google広告とは|特徴や仕組みを初心者向けにやさしく解説

Google広告では、Google検索やYouTubeをはじめとするユーザー数の多い配信面に広告を出すことが可能で、多くの見込み顧客にアプローチできます。
しかし、Google広告は競合も多く、設定や運用方法も多岐にわたるため、Google広告の配信にあたって以下のような疑問を抱える方もいらっしゃると思います。
- Google広告とはどんな広告媒体なのか?
- Google広告を配信するメリットは?
- Google広告を配信する場合の注意点は?
本記事では、「Google広告とは」「Google広告3つのメリット」「配信前に知っておきたい3つの注意点」など、Google広告に関する情報を初心者向けに解説しています。
Google広告を配信するか迷っている方はぜひご覧下さい。
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目次
まず知っておきたい広告用語
この記事では、できるだけWeb広告の初心者の方でも理解しやすいように平易な説明をするように心がけていますが、いくつか専門用語が出てくる箇所があるため、先にそれぞれの用語の意味を記載しておきます。
Web広告の頻出用語 | 意味 |
配信面 | 広告が実際に表示される場所。特定のWebサイトやアプリなど |
キーワード | 広告を表示するためにあらかじめ設定する語句。ユーザーの検索語句と一致すると広告が表示されやすくなります |
検索語句 | 実際にユーザーが検索エンジンに入力した言葉。広告が表示されたきっかけとなるワードです |
オークション | 広告の表示順位や表示の有無を決めるために、広告主同士が入札と品質で競う仕組みです |
入札単価 | 広告のクリックや表示に対して支払ってもよい金額。オークションで使われます |
広告ランク | 入札単価や広告の品質などをもとに決まる指標で、広告の掲載順位を決めるために使われます |
機械学習 | 広告の配信データをAIが学習し、配信の最適化やターゲティング精度の向上に活用する仕組みです |
Web広告の指標に関する用語 | 意味 |
COST | 広告配信にかかった費用 |
CPA(コンバージョン単価) | 1件のコンバージョン(成果)を獲得するためにかかった広告費用。COST÷CVで求めることが出来ます |
CV(コンバージョン) | 広告の成果として定義されるユーザーの行動(例:購入、問い合わせ、申込など)が発生した回数 |
IMP(インプレッション/表示回数) | 実際に広告が表示された回数 |
CTs(クリック数) | 広告がクリックされた回数 |
CPC(クリック単価) | 1回のクリックあたりにかかった広告費用。COST÷CTsで算出されます |
CVR(コンバージョン率) | 広告をクリックしたユーザーのうち、コンバージョンに至る割合。CV÷CTs×100で算出できます |
Google広告とは
Google広告とは、Google検索やYouTubeなど、Googleが提供するサービス内に広告を配信することが出来る広告媒体です。
Googleのサービス利用者数は全世界で40億人を超えており、国内のアクティブユーザーは7000万人ほどと言われています。
インターネットユーザーの大部分にアプローチでき、自社の目的に応じて配信方法などをカスタマイズしやすいので、はじめてWeb広告を配信する際に選ばれやすい広告媒体です。
Google広告の仕組み
この記事をご覧いただいている方の多くは、これから広告配信を始める方が多いと思います。
そのため、一般的なWeb広告媒体がどのように広告配信を行い、売上拡大につながっているのかイメージがつかない方もいらっしゃると思います。
そこで、この章では
- 広告アカウントがどういう構造になっていて、どんな設定項目があるのか
- Google広告がどういう仕組みで広告配信をしているのか
- 広告のパフォーマンスを上げるにはどういうことが必要か
について解説します。
広告アカウントとは
まず、Google広告を配信するためには、広告アカウントというものを作成する必要があります。
広告アカウントとは、広告の目標や予算、ターゲットなどの各種設定をおこなうための箱のようなもので、以下のような階層構造となっています。
広告アカウントを作成してアカウント内の各階層(キャンペーン/広告グループ/広告)で設定を行った上、Googleの審査が完了すれば広告が配信されます。
広告を配信する期間・1日の予算・目標・ターゲット・配信面など、さまざまな設定を自社の意図にあわせてカスタマイズして設定することが出来るので、
- 想定していたより成果が上振れor下振れたので予算を変更したい
- 商品属性に応じて広告配信のターゲットや遷移先ページをカスタマイズしたい
- 特定の地域や配信面にのみ広告を出したい
のような、自社の個別事情にあわせた設定が可能です。
なお、広告アカウントの設定と聞くと、初心者の方は「なんだか難しそう…」と感じる方もいらっしゃるかと思いますが、アカウントの初期設定自体はそこまで難しいものでは無いためご安心ください。
参考:Google広告アカウントの管理画面
アカウントの作成や設定方法については後述する「広告配信4つのステップ」の章で詳細を説明します。
広告配信の仕組み
Google広告をはじめとする一般的なWeb広告媒体では、AIがユーザーのニーズを推察し、クリックや商品購入に繋がる可能性が高いであろう広告と自動でマッチングします。
ユーザーと広告のマッチングの裏側ではオークションと呼ばれる入札の仕組みが働いており、オークションによって広告ランクを算出し、掲載する広告や掲載位置を決定します。
少しイメージが難しいと思うのであえて単純化した比喩で説明すると、一般的なオークションと同様、競合するプレイヤー(広告主)同士で出品物(広告枠)を買うための競り合いが行われ、勝った広告主の広告が掲載されるというイメージです。
一方で、一般的なオークションとの違いとしては、「高い金額を出せば必ず広告枠を買えるわけではない」という点です。
オークションによるランク付けは入札単価だけでなく、広告の品質・広告アセット・ユーザーの検索状況・広告表示オプションなどの要素が総合的に考慮されます。
したがって、高い入札単価を設定していても、ユーザーのニーズと広告の関連性が低ければオークションで競り負けて広告表示できないケースがあります。
なぜ入札単価だけで広告の掲載順位を決めないかと言うと、Googleは自社プラットフォーム内におけるユーザー体験の向上に重きを置いているためです。
たとえば、入札単価は高いものの、ユーザーのニーズと合致しない品質の低い広告を表示する機会が増えると、ユーザーの満足度が悪化し、自社サービスを利用するユーザーが減少する恐れがあります。
Googleをはじめとする広告プラットフォームの提供者は、ユーザーと広告のマッチング精度を高めることで、全員が利益を享受できる仕組みを提供するように努めています。
広告のパフォーマンスを上げるには
この記事をご覧いただいている方の多くは、自社の売上拡大やブランド認知の向上の手段として、Google広告の配信を検討している状況かと思います。
よって読者の方の一番の関心事は、「自社でGoogle広告を配信して期待する成果が得られるのか?」ということだと思います。
先に結論からお伝えすると、Google広告の成果を向上させる方法は、自社の目標や予算、商材などの個別事情によって左右されるため一律でこうすべき、というものはありません。
しかしそれでは読者の方の疑問解消には繋がらないため、そうした個別性を排除した上で、「Google広告の初心者がまず最初に知っておくべきこと」にフォーカスしてお伝えします。
まずは広告配信のパフォーマンスに大きく影響する機械学習への向き合い方についてご理解いただければと思います。
Google広告をはじめとする一般的なWeb広告では、広告のターゲティングや入札、掲載内容などを機械学習と呼ばれるAI技術が決定しており、広告のパフォーマンスが向上するように自動で最適化をしてくれます。
機械学習は、コンピュータが過去のデータから学習し、徐々に賢くなっていく技術です。人間の学習モデルと似ており、例えば赤ちゃんが言葉を学習するように、インプットする情報(教師データ)に基づいてアウトプットの精度を高めていきます。
そのため、機械学習を促進させるためには、学習素材となるデータが必要です。アカウント立ち上げ初期の機械学習は、まずは学習データを集めるために多様なユーザーに広告を配信します。
過去の広告配信実績のなかで、コンバージョンしたユーザー/しなかったユーザーの属性やWeb行動に共通項が無いか傾向を分析し、仮説検証のサイクルを回していきます。
そのため、たとえば予算が少なすぎる等の理由で十分なCVデータを得られない場合、機械学習が促進されず、広告のパフォーマンスが停滞する可能性があります。
では具体的にどの程度CV数を確保すれば良いのか疑問に思う方もいらっしゃるかと思いますが、機械学習の促進に必要なCV数はアカウントによって様々であるため、断言は難しいです。
一方、あくまで目安ではありますが、Google広告の公式ヘルプページでは、機械学習の促進に必要な推奨CV数について、以下のように説明されています。
パフォーマンスを正確に評価するには、1 か月以上の長い期間に 30 回以上のコンバージョン(目標広告費用対効果の場合は 50 回以上)を獲得していることが推奨されます。関連性の高いキーワードをトラフィックの少ないキャンペーンに追加すると、ターゲティングを拡大してコンバージョンを増やすことができます。
出典:スマート自動入札について
また、機械学習は膨大なデータを人間よりも高速で処理することが出来ますが、いかなる場面でも万能、というわけではありません。
機械学習は学習した情報に偏りがあると誤った学びを得てしまうという特性があります。
たとえば以下のように、本来コンバージョンする確率が低いユーザーでたまたまCVが発生してしまったがゆえに、CVする確率の低いユーザーの傾向を学習してしまい、CVが発生しない方向に進んでしまう可能性もあります。
そのため、特に学習データが蓄積していないアカウント立ち上げ初期では、機械学習が誤った学習をしてしまった場合に軌道修正をする役割として、人間が運用者として機械学習の挙動を制御する必要があります。
また、機械学習は文字通り「機械」なので、学習した情報以外は汲み取ることが出来ません。
たとえば、以下のように「広告運用代行」「Webサイト制作」それぞれのキーワードで検索したユーザーがいるとして、「広告運用代行」で検索しているユーザーにWebサイト制作サービスの広告やLPを表示しても、ニーズがマッチしていないためCVする確率は低いでしょう。
逆に「Webサイト制作」で検索しているユーザーに広告運用代行サービスの広告やLPを表示しても同様のことが言えることは、人間である私達には明白だと思います。
しかし、機械学習はこうした人間が無意識的に過去の経験から学んできた情報は知り得ないので、ユーザーに対して表示する広告やLPが一致しないケースも考えられます。
そのため、ターゲットユーザーのニーズを推察して適切な広告やLPを設定する作業は、人間が確認をしてチューニングをしてあげる必要があります。
まとめると、Google広告のパフォーマンスを上げるためには、
- 機械学習の促進を進めるためにデータ蓄積をおこなう
- 機械学習が誤った方向に進まないように、人間が指示・修正をする
ことが重要であり、人間の経験や知識が有効な場面では積極的に介入していくというバランスの取れた運用が大切です。
配信できる7つのキャンペーン
Google広告では、配信目的に応じた7つのキャンペーンが用意されています。キャンペーンとは広告を管理するための単位で、予算やターゲット、地域などを設定する階層のことです。
Google広告で用意されているそれぞれのキャンペーンについて、特徴を確認しましょう。
検索
検索キャンペーン(リスティング広告)は、Googleの検索結果にテキスト広告を配信できるキャンペーンです。
検索結果にスポンサーの表記がある場合、「検索」キャンペーンであると判断できます。
検索キャンペーンの特徴は、他のキャンペーンと比べて費用対効果が高い傾向にある点です。
検索キャンペーンでは、ユーザーの検索語句(クエリとも呼ばれます)に対して、関連性が高い広告が表示されます。
どの検索語句に対して広告を表示するかは、事前に広告アカウントにキーワードを登録することで、ある程度コントロールすることが出来ます。
特定の語句で検索している能動的なユーザーに対して広告を表示することが出来るためコンバージョンが期待しやすく、はじめて広告を配信する際におすすめのキャンペーンです。
ディスプレイ
ディスプレイキャンペーンは、Googleの提携サイトやアプリなどに画像・動画広告を配信できるキャンペーンです。
ディスプレイキャンペーンの特徴は、検索キャンペーンと比べてより広い層にアプローチできる点にあります。
検索キャンペーンはユーザーの検索行動が発生しなければ広告を表示できませんが、ディスプレイキャンペーンでは、ユーザーの興味関心や閲覧履歴に基づいて広告を表示するため、「まだニーズが顕在化していない潜在層」にリーチできるというメリットがあります。
広告のターゲティング方法には、年齢や性別などの属性、興味関心、ウェブサイトの内容などがあり、目的に応じて柔軟に設定できます。
視覚的に訴求できる画像や動画を使えるため、ブランディングや認知拡大に向いており、新商品やサービスの紹介などにもおすすめのキャンペーンです。
参考:ディスプレイ広告と Google ディスプレイ ネットワークについて
ショッピング
ショッピングキャンペーンは、Googleの検索結果やGoogleショッピング、YouTubeなどに商品画像・価格・店舗名などを含む広告を表示できるキャンペーンです。
ユーザーがGoogleで商品名を検索した際に、画像付きの商品カードが表示されている場合、それはショッピングキャンペーンによる広告です。
ショッピングキャンペーンの特徴は、商品情報そのものが広告になる点です。ユーザーは画像・価格・在庫状況をひと目で確認できるため、購入意欲が高い状態でクリックされやすい傾向にあります。
広告配信の仕組みは、キーワードではなく、Google Merchant Centerに登録された商品データ(商品名・説明・価格など)をもとに自動でマッチングされる仕組みです。
ECサイトを運営している場合、商品の売上拡大を図る上で非常に効果的なキャンペーンであり、特に商品ごとの在庫や価格情報が頻繁に変動する商材に適しています。
参考:ショッピング広告について
アプリ
アプリキャンペーンは、Googleの検索結果、YouTube、Googleディスプレイネットワーク(GDN)、Google Playストアなどにアプリのインストールを促す広告を配信できるキャンペーンです。
「今すぐダウンロード」や「インストール」といったボタン付きの広告が表示されている場合、それは「アプリ」キャンペーンである可能性が高いです。
アプリキャンペーンの特徴は、1つのキャンペーン設定で、複数のGoogle媒体に広告が自動配信されるという手軽さにあります。
広告文や画像・動画などの素材をアップロードすると、Googleが自動的に最適な組み合わせ・配置・ターゲティングで広告を配信してくれます。
また、アプリのインストールだけでなく、「アプリ起動後の特定アクション(例:購入・登録など)」を目的としたキャンペーンも設定可能で、獲得効率を重視した広告運用もできます。
アプリのダウンロード数や利用促進を狙いたいときに、特に効果的なキャンペーンです。
動画
動画キャンペーンは、YouTubeやGoogleの動画パートナーサイトに対して、動画形式の広告を配信できるキャンペーンです。
YouTubeの動画再生前や、動画の途中、検索結果画面などに「広告」と表示される動画が流れる場合、それは「動画」キャンペーンによる広告です。
動画キャンペーンの特徴は、視覚と音声を活用してユーザーに強く印象づけられる点にあります。
広告フォーマットは複数あり、スキップ可能な動画広告、スキップ不可の短いバンパー広告、動画の上に表示されるオーバーレイ広告など、目的に応じた使い分けが可能です。
認知拡大やブランディングに特に効果を発揮しますが、設定によってはウェブサイト誘導やコンバージョン促進も狙えます。
YouTubeチャンネルと連携させることで、オーガニック動画との相乗効果も期待でき、動画コンテンツを持つ企業にはおすすめのキャンペーンです。
参考:動画キャンペーンについて
P-MAX
P-MAX(パフォーマンス最大化)キャンペーンは、2021年にリリースされたばかりの比較的新しいキャンペーンです。
従来は個別のキャンペーンで各配信面に広告を出す必要がありましたが、P-MAXでは一つのキャンペーンでGoogleの全ての広告枠(検索、ディスプレイ、YouTube、Gmail、Discoverなど)に広告を出すことが出来ます。
広告主が素材(画像・動画・広告文など)を提供すると、GoogleのAIが最適な組み合わせ・配信先・タイミングを自動で調整し、成果の最大化を図ってくれます。
P-MAXキャンペーンの最大の特徴は、媒体横断で成果を最大化する“全自動型”広告である点です。
検索語句の指定や配信先の細かなコントロールは難しいものの、Googleが持つ膨大なデータと機械学習により、CV獲得や売上最大化といった目標に向けて効率的に配信されます。
「どのキャンペーンを使うか迷う」「広告運用に時間をかけられない」といったケースにおいても効果的で、特に成果重視の運用に向いているキャンペーンです。
デマンドジェネレーション
デマンドジェネレーションキャンペーンは、YouTube、Discover、Gmailなどの視覚的でインパクトのある面に広告を表示し、ユーザーの興味・関心を引き出すことを目的としたキャンペーンです。
検索のように「今すぐ欲しい」ユーザーではなく、「まだ検討段階」や「なんとなく情報収集中」の潜在層に向けて広告を配信する点が特徴です。
広告フォーマットには高画質な画像・動画、カルーセル形式が使われ、スワイプやタップでユーザーの行動を促すよう設計されています。
また、Googleが持つオーディエンスデータ(興味・関心、購買意欲など)を活用することで、関心度の高いユーザーに対して効率よくリーチできます。
ブランド認知や、比較検討段階のユーザーとの接点づくりに非常に効果的で、BtoCだけでなくBtoBの広告配信にも活用できるキャンペーンです。
Google広告配信3つのメリット
Google広告には、他媒体が持たない強みやメリットがあります。具体的な強みやメリットについて、確認しましょう。
多様なユーザーにリーチできる
Google広告は、Google検索・ディスプレイ枠・YouTube・Gmail・Discoveryなど、多様な配信面に広告を表示することが出来ます。
検索エンジン以外にもYouTubeやGmailなど、ユーザー数が多いサービス内に広告配信することができるため、他の広告媒体と比べて多様なユーザーにアプローチする機会が得やすい点が特徴的です。
また、Google広告では検索パートナーと呼ばれるGoogleの提携先のWebサイトやアプリにも広告を配信することが可能です。
検索パートナーを配信するメリットとしては、CPCを抑えながら配信ボリュームを拡大できるため、潜在層にリーチを広げやすいという点が特徴的です。
一方で、配信面によっては自社の商材と相性の合わない場所に広告が掲載される可能性もあることや、アドフラウドと呼ばれるbotを悪用した広告被害に合うリスクも考えられます。
デフォルトの設定では検索パートナーへの配信がONになっているため、検索パートナーへの配信を希望しない場合はチェックを外しておきましょう。
機能が豊富なためカスタマイズしやすい
Google広告の大きなメリットのひとつは、配信目的やビジネスの特性に合わせて柔軟にカスタマイズできる点です。
検索広告やディスプレイ広告、動画広告、ショッピング広告、アプリ広告、P-MAX、デマンドジェネレーションなど、多彩なキャンペーン形式が用意されており、目的に応じた選択が可能です。
たとえば、認知拡大には動画広告、購入促進にはショッピング広告など、広告主のゴールに合わせて使い分けられます。
また、ターゲティングの設定も非常に充実しており、ユーザーの検索語句、年齢や性別、興味関心、閲覧履歴、購買行動など、細かく条件を指定できます。
地域や時間帯、デバイス別の配信調整もできるため、「届けたい相手に、届けたいタイミングで、最適な広告を配信する」ことが可能になります。
このようにGoogle広告は、あらゆるビジネスや目的に合わせて設定・運用しやすく、初心者にも扱いやすい一方で、上級者には高度な最適化も可能な、非常に柔軟性の高い広告プラットフォームです。
AIによる自動化でパフォーマンス向上が期待しやすい
Google広告は、広告配信の多くの部分をAIによって自動化できる点も大きな強みです。
Googleはインターネット広告の初期からサービスを提供しており、長年にわたって膨大なユーザーデータと広告配信実績を蓄積してきました。
この豊富なデータを活用し、広告配信に使われる機械学習のアルゴリズムは、日々アップデートされ続けています。
さらに、現在でもGoogleは日本国内の検索エンジン市場で80%以上のシェアを持っており、YouTubeやGmailなどのサービスも含めると、他の広告媒体に比べて非常に多くのユーザーにリーチできます。
参照元:statcounter|Search Engine Market Share Japan
そのため、日々集まる広告データの量も非常に多く、AIによる学習が進みやすい環境が整っています。
結果として、広告主が細かく手動で調整しなくても、GoogleのAIが自動で成果を最大化するように広告を最適化してくれるというメリットがあります。
初心者でも安心してスタートでき、経験を重ねればさらに効果的な運用も可能になる、非常に優れたプラットフォームです。
Google広告の費用相場
はじめてGoogle広告を配信する場合、まずどの程度の予算をかけるべきか判断に迷う方もいらっしゃるかと思います。
まず前提として、広告の適正費用は自社の事業や目標、ターゲットなどの個別事情によって可変するため、一概に「これぐらいの予算が適正」と基準を示すことは難しいです。
N数も少ないためあくまで参考程度にご覧いただければと思いますが、弊社の独自調査の結果では、Web広告を配信している広告主のうち、約7割は月間広告予算が100万円以下というデータが出ています。
Google広告は、はじめてWeb広告を配信する際に選ばれやすい媒体であることから、まずは少額でテスト配信をおこない、費用対効果がどの程度期待できるか見た上で本格的に配信していくケースが一般的です。
しかし、予算が少額すぎると機械学習の促進に必要なCVデータが蓄積できず、かえって費用対効果を低下させてしまう恐れもあります。
目標CV数やCPA、CPC、CVRによっては、期待値以上のパフォーマンスを上げるには予算を増額したほうが良いケースもあるため、Google広告の予算策定をする際は、シミュレーションを参考に予算が本当に妥当なのか慎重に検討することが重要です。
課金方式
Google広告の課金方式は以下の通りです。
課金方式 | 概要 | |
インプレッション課金 | 広告が1,000回表示されるごとに課金される方式で、ブランドの認知度を高めたり、特定のターゲット層に広告を大量に配信したりしたい場合に向いています。 | |
クリック課金 | ユーザーが広告をクリックする度に課金される方式で、入札単価によって表示されやすさが決まります。入札単価を自身で設定できる個別単価設定と、予算内でクリック数が最大となるよう、入札単価を自動的に調整できる自動入札から選択できます。 | |
コンバージョン課金 | ユーザーの問い合わせ・購入・サイトへの流入など、特定のコンバージョン行動が発生するたびに課金される方式です。どのアクションをコンバージョンにするかは広告主が自由に設定可能で、成果が出た場合のみに費用が発生するため、効率的に運用できます。 |
目的にあった課金方式を選ぶことで費用を抑え、広告の費用対効果を上げられます。あくまで一例ですが、以下のように目的に応じた課金方式を選びましょう。
- ターゲット層に広告を広く届けたい場合・・・インプレッション課金
- 検索広告やディスプレイ広告など、誘導したいページがある場合・・・クリック課金
- 一定数のCV実績があり、パフォーマンス最適化を目指す段階・・・コンバージョン課金
Google広告配信4つのステップ
Google広告で配信する流れについて、概要を確認しましょう。詳細な配信の流れは「Google広告の設定方法」の記事をご覧ください。
1.広告アカウントの作成
Google広告を始めるには、まず広告アカウントの作成が必要です。
広告アカウントは、広告の配信・管理・成果測定を行うための土台となるもので、すべての広告運用のスタート地点になります。
アカウントは、Google広告の公式ページにアクセスし、画面下部に表示されている「今すぐ開始」ボタンをクリックすることで作成を始めることができます。
その後、Googleアカウント(メールアドレス)を入力することで、広告アカウントが作成されます。
この時点ではまだ広告配信は始まらないため、安心して登録を進めてください。
2.アカウント設定
Google広告でアカウントを作成したら、次は広告配信のためのアカウント設定を行いましょう。
Google広告は以下の3つの階層構造で成り立っており、それぞれの役割を理解しておくとスムーズに運用が進みます。
階層 | 主な設定内容 |
キャンペーン | 広告の配信目的を設定します(例:販売促進・見込み顧客の獲得など)。目的に応じて、適切なキャンペーンタイプ(検索・動画・P-MAXなど)を選びます。 |
広告グループ | キャンペーン内に広告グループを作成し、配信対象(ユーザー属性やキーワードなど)を設定します。 ※P-MAXなど自動化型では省略される場合もあります。 |
広告 | ユーザーに表示される広告を作成します。表示されるテキスト、画像、動画、リンク先URLなどはキャンペーンの種類によって異なります。 |
なお、アカウントや各キャンペーンの設定手順の詳細については、以下の記事で解説しています。
設定画面のキャプチャつきで、記事の内容に沿って設定を進めていけば広告配信ができるように記載しています。
3.タグ設置
広告の費用対効果を正しく評価するには、ユーザーがWebサイトを訪れた後にコンバージョン(問い合わせや商品購入など)に至ったかどうかを計測する必要があります。
そのためには、「タグ」と呼ばれるコードをWebサイトに設置する必要があります。タグは広告媒体の管理画面から発行でき、Webサイトへの設置方法は以下の2通りです。
- WebサイトのHTMLコードに直接埋め込む
- Googleタグマネージャーというツールを使って設置する
どちらの方法でも広告の配信結果に影響はありません。ただし、設置や管理のしやすさを考えると、Googleタグマネージャーを使う方法がよりおすすめです。
4.広告配信
広告の設定が完了したら、いよいよ配信準備の最終ステップです。「配信を開始」すると、まずGoogleによる広告審査が行われます。
広告審査は通常1営業日以内に完了し、広告内容やリンク先に問題がなければそのまま配信が開始されます。
広告が配信された後は、実際に広告がきちんと表示・計測されているかを必ず確認しましょう。
具体的には、以下のようなポイントをチェックします。
- 自分で設定したキーワードに関連する語句で検索した際に、広告が表示されるか
- 管理画面のレポート上で、インプレッションやクリック数が計上されているか
数日~1週間ほど経過してもIMPやクリック数もゼロの場合は、管理画面の「ステータス」や「エラー内容」を確認し、必要に応じて設定を見直しましょう。
また、新規に広告を開始した直後は、2~3週間程度の学習期間(機械学習が最適化されるまでの期間)が設けられています。
学習期間中は、広告の表示回数やコンバージョンの数が安定しないこともあります。
そのため、配信直後に焦って設定を変更するのではなく、少なくとも1〜2週間は様子を見るのがベストです。
GoogleのAIがデータを蓄積・最適化していく過程を信じて、まずは冷静に初期の結果を観察しましょう。
配信時の注意点3つ
Google広告の配信にあたって滞りなく配信し成果を出すため、以下の点に注意しましょう。
日予算の仕様を理解しておく
Google広告では、キャンペーンごとに「日予算」を設定して広告費を管理します。
これは1日あたりに使う広告費の目安であり、広告の費用対効果を最大化する上で重要な設定項目です。
日予算は、キャンペーン単位で設定します。キャンペーン作成時や、作成後の編集画面からいつでも変更が可能です。
初心者の方に事前に認識していただきたい点としては、以下の3点です。
- あくまで「1日あたりの平均予算」であり、必ずしも毎日ぴったり同じ金額で消化されるわけではありません。
- 需要が高い日には、日予算の最大2倍まで自動で使われることがあります。(ただし、1か月の合計額は「日予算 × 月の日数」を超えないように自動調整されます)
- ただし、月途中で日予算を大きく変更すると、その後の配信量に影響することがあるため、変更のタイミングは慎重に行いましょう。
キーワードや検索語句、配信面を確認する
Google広告を配信した後は、広告の成果に影響を与えているキーワードや検索語句、配信面を定期的にチェックすることが大切です。
費用対効果を高めるためにも、成果が出にくい要素を早めに見つけて除外していくことがポイントです。
たとえば検索広告では、クリック単価が高いのにコンバージョン率が低いキーワードや検索語句が紛れ込んでいるケースがあります。
そのまま放置しておくと、無駄な広告費がかかってしまうため、定期的にレポートを見て判断・除外を行いましょう。
また、ディスプレイ広告や動画広告では、BtoB商材の広告がゲームアプリなど一般消費者向けの配信面に配信されてしまうなど、費用対効果の合わない配信面に広告が配信されるケースも散見されています。
これも同様に、配信面を定期的にモニタリングしながら、費用対効果の合わない配信面は除外を行いましょう。
Google広告ではAI(機械学習)が自動で最適化を進めてくれますが、すべてを任せきりにすると精度の低い配信が続いてしまうこともあります。だからこそ、人の目による定期的な確認と調整が欠かせません。
配信初期こそ、こまめに管理画面を確認し、不要なキーワードや検索語句、配信面を見つけたら早めに対処するようにしましょう。
運用に不安がある場合は「運用代行」という選択肢もある
Google広告は、初心者でも始められる仕組みが整っている一方で、成果を出し続けるためには定期的な分析と改善が欠かせません。
キーワードや配信面の見直し、予算配分の調整、コンバージョン率の改善など、広告運用には意外と手間や専門知識が必要になる場面もあります。
「始めてみたいけど本当に効果が出るか不安」「運用に時間を割く余裕がない」という場合は、広告運用の専門パートナーに依頼する「運用代行」もひとつの選択肢です。
運用代行を活用することで、
- 広告設定から配信後の分析・改善まで一貫して任せられる
- 最新の運用ノウハウや媒体の仕様変化にも柔軟に対応できる
- 社内の工数を減らし、本業に集中できる
といったメリットが得られるため、自社のみでは期待するパフォーマンスが得られそうにない場合はおすすめの選択肢です。
なお、広告代理店などに運用代行を依頼する場合、月間の広告予算が100万円以下を下回る場合は自社で運用したほうが良いケースもあります。
背景として、多くの代理店は広告費×20%を手数料としている報酬形態の会社が多いため、手数料が少ない場合は支援にかけられる工数が少なく、必要最低限の支援しか受けられないこともあるためです。
上記は全ての代理店がそうであるとは断定できませんが、代理店のビジネスモデルの構造上、多くの代理店に共通してみられる傾向です。
そのため、予算が少額の場合は、自社運用(インハウス運用)をベースとするのがおすすめです。
広告の設定や運用で相談したいトピックが出てきた場合は、Google広告のコンサルティングサービスに依頼してアドバイスを受けながらノウハウを蓄積していくか、Googleが提供している無料の電話相談に申し込むのもおすすめです。
代表的な4つの運用体制
Web広告の運用体制は、主に以下の4つの形態に分類されます。
- インハウス運用
- 代理店委託
- 個人委託
- ハイブリッド運用
それぞれの運用体制にメリット・デメリットがあるため、その時々の自社のリソースやノウハウを考慮して、自社に合った運用体制を選択しましょう。
インハウス運用
インハウス運用とは、自社の社員のみでWeb広告の運用を実施する体制を指します。外部の企業や個人に委託せず、内製化して運用を行うことが特徴です。
- メリット
- 意思決定から実行までの迅速な対応が可能となり、市場の変化や状況に合わせた柔軟なPDCAサイクルを回しやすくなります
- 運用を通じて社内にWeb広告に関する知識やノウハウが蓄積され、自社のマーケティング力向上に寄与します
- 外部への手数料が発生しないため、コスト効率の良い運用が期待できます
- デメリット
- 専門的な知識や経験を持つ人材が社内にいない場合、効果的な運用が困難となる可能性があります
- 担当者の採用や育成、評価体制の構築には相応の時間と労力を要します
- Web広告の最新動向や技術の習得を継続的に行う必要があり、担当者の負担が増大する可能性があります
代理店に運用委託
代理店委託とは、Web広告の運用業務を専門の広告代理店に委託する形態です。広告戦略の策定から実行、効果測定、改善提案まで、幅広い業務を代行してもらうことが出来ます。
- メリット
- 高度な専門知識と豊富な実績を有するプロフェッショナルに運用を任せることで、広告効果の最大化が期待できます
- 社内に専門人材がいない場合でも、質の高い広告運用が可能となります
- 最新の情報やノウハウを活用した効率的かつ効果的な広告戦略が期待できます
- 自社のリソースをコア業務に集中させることができます
- デメリット
- 運用代行手数料が発生し、広告費の一定割合(一般的に20%程度)がコストとして加算されます
- 代理店によって得意な分野や運用スキルに差異があるため、慎重な選定が必要です
- 自社の意図や要望が十分に伝わらない場合、期待通りの成果が得られない可能性があります
個人に運用委託
個人委託とは、Web広告の知識やスキルを持つ個人(フリーランスや業務委託)に広告運用を依頼する形態です。代理店と比較して、より柔軟な契約や安価な費用で依頼できる場合があります。
- メリット
- 代理店に委託するよりも費用を抑えられる傾向があります
- 特定のスキルや専門性を持つ人材に直接依頼できる可能性があります
- 柔軟なコミュニケーションや迅速な対応が期待できる場合があります
- デメリット
- 個人のスキルや経験によって運用効果にばらつきが生じる可能性があります
- 代理店のような組織的なサポート体制や担当者変更の保証がない場合があります
- 依頼先の選定や管理を自社で行う必要があります
ハイブリッド運用
ハイブリッド運用とは、上記のインハウス運用、代理店委託、個人委託といった複数の運用体制を組み合わせる形態です。
例えば、戦略立案は自社で行い、広告運用は代理店に委託する、特定の媒体の運用はインハウスで行い、他の媒体は代理店に委託するなど、各々の強みを活かした運用が可能です。
- メリット
- 各運用体制の利点を組み合わせることで、より効果的かつ効率的な広告運用が期待できます
- 社内のノウハウを活用しつつ、外部の専門家の知見を導入することが可能です
- デメリット
- 異なる担当者や組織間の連携が不可欠であり、円滑なコミュニケーションと情報共有が重要となります
- 全体を統括し、戦略の整合性を保つための社内体制が求められます
よくある質問
最後に、Google広告に関してよくある質問とその回答をまとめました。
この記事をご覧いただいても解消できない疑問がある際は、お問い合わせよりお気軽にご連絡ください。
他媒体と比べたときの特徴は?
ご参考までに、以下に主要な広告媒体であるGoogle広告・Yahoo!広告・Microsoft広告の特徴をまとめた比較表を記載します。
項目 | Google広告 | Yahoo!広告 | Microsoft広告 |
主な配信面 | Google検索、YouTube、Googleディスプレイネットワーク(GDN) | Yahoo! JAPAN検索、Yahoo!ディスプレイネットワーク(YDN)、LINE | Bing検索、Microsoftネットワーク(MSN、Outlookなど) |
ユーザー層 | ・幅広い年齢層 ・スマホ、PC、タブレットなど多様なデバイスユーザー | ・日本国内ユーザー ・主にPCとスマホ両方を使うユーザー ・30代以上が中心 | ・主にPCユーザー(特にWindows環境) ・40代以上が中心 ・特にビジネスパーソンやオフィス勤務者 |
配信可能なキャンペーン | 検索/ディスプレイ/動画/アプリ/ショッピング/P-MAX/デマンドジェネレーション | 検索/ディスプレイ | 検索/オーディエンス/ショッピング/アプリ/パフォーマンス最大化 |
特徴 | ・広範なユーザーにリーチ可能 ・他媒体と比べて競合が多い | ・Yahoo!ユーザーにリーチ可能 ・配信できるキャンペーンが少ない | ・BtoB、ミドルシニア向け商材と特に相性が良い ・他媒体と比べると自動化機能でパフォーマンス向上を見込みづらい |
予算はどれぐらい確保すべき?
Google広告は最低出稿金額を定めていませんが、極端に少ない予算では機械学習に必要なデータが蓄積されず、広告の成果が出にくい可能性があります。
理想的な予算は、自社の商材、目標、ターゲットによって大きく異なるため、一概に相場を示すことは困難です。
しかし、月間30~50件程度のコンバージョン獲得を目安に予算を検討すると、機械学習を促進しやすくなります。
予算策定の考え方としては、目標/タスク設定法がおすすめです。これは、達成したい目標から逆算して必要な広告費用を算出する方法です。
具体的な予算をシミュレーションする手順としては、まず目標獲得単価(CPA)を算出し、次にクリック単価(CPC)とコンバージョン率(CVR)を仮置きします。
これらの数値を以下の式に代入し、どの程度の予算が必要になるのかシミュレーションをします。
必要予算 = 目標CV数 ÷ 想定CVR × 平均CPC
シミュレーションを行った上で期待する成果が得られなそうな場合は、SEOやSNSなど他のマーケティング施策に投資したほうが良いケースもあります。
また、予算が少ない場合は、他のマーケティング施策や事業部から予算をアロケーションできないか検討することも有効です。
広告の予算は一度決めたら固定ではなく、「ここまでに成果が得られなければ赤字になる」といった損益分岐点を決めておき、広告の配信実績に応じて柔軟に増額・減額して調整することが重要です。
キャンペーンはどれがおすすめ?
はじめてGoogle広告を配信する場合、まずどのキャンペーンから配信すべきか判断に迷うこともあると思います。
Web広告の初心者の方におすすめなのは、検索キャンペーン(リスティング広告)です。
検索キャンペーンをおすすめする理由としては、マーケティングファネルの顕在層にアプローチしやすく、他のキャンペーンに比べて即効性を期待しやすい点が大きいです。
検索キャンペーンを配信するメリットとしては、主に以下の4点を挙げることができます。
- ニーズが顕在化しているユーザーにアプローチできる
検索キーワードに基づいて広告が表示されるため、すでに商品やサービスを探している人に効率よく訴求できます。特に自社名やサービス名での「指名検索」は、高い成果が期待できます。 - 始めやすく、すぐに調整しやすい
画像や動画の制作は不要で、テキストを用意するだけで配信可能。配信後も広告文の修正が簡単で、スピーディに改善できます。 - ユーザーの検索行動から示唆が得られる
広告管理画面で実際に検索された語句やクリック状況を確認できるため、ユーザーの関心やニーズを分析しやすく、他の広告やマーケティング施策にも活用できます。 - 少額から始められて予算管理がしやすい
1円から広告配信が可能で、クリックがあった場合にのみ費用が発生します。日予算は自由に設定・変更でき、月全体での上限も自動で調整されるため安心です。
まとめ:Google広告を配信して認知・売上拡大を図ろう
Google広告は、国内で80%以上のシェアを占めるGoogle検索や、月間ユーザー数が7,000万人を超えるYouTubeなどの媒体で配信可能な広告です。したがって、Google広告を活用すれば多くのユーザーへの認知度向上や、売上拡大が期待できます。
また、「P-MAX」のように機械学習による自動化に対応しているキャンペーンもあるため、設定への負担を最低限に抑えつつ広告運用が可能です。
それでも広告運用に不安がある場合、広告代理店やフリーランスへ相談すれば、最適化のための運用方法をアドバイスしてもらったり、運用代行をしてもらったりも可能です。
新しい商品や、多くの人に伝えたいサービスがある場合、認知度向上や売上拡大のために、Google広告を検討してみましょう。
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