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- 肥田 悟志
Google広告の相談は誰にすべき?|無料相談やコンサルティングサービスを徹底比較
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Google広告はWeb広告のなかでも最も自動化が進んでおり、ユーザー数も多いことから、はじめて広告配信をする際に検討されやすい広告媒体のひとつです。
一方で、Web広告に不慣れな方からすれば、広告の専門家に相談しながら配信設定や運用をおこなうケースも多いと思いますが、
- Google広告について相談したいが、誰に相談すべきか?
- Google広告ヘルプや広告代理店など、相談先はどのように使い分けるべきか?
- 実際に相談する際は、どのようなポイントや注意点を押さえるべきか?
といった疑問を抱える方も少なくありません。
そこで本記事では、Google広告の相談先を選ぶ際のポイントを、業界経験10年以上の著者の視点で紹介します。
Googleをはじめとした媒体社との協業、自社での新規提案など、数多くの広告アカウントを扱ってきた経験をもとに、「Google広告3つの相談先」「相談先の選び方」「相談時に押さえたい3つのポイント」など、Google広告の相談先を選定するコツを解説しています。
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目次
Google広告3つの相談先
Google広告の設定や運用について相談する際、主な相談先は「Google広告」「広告代理店」「個人事業主」の3種類があります。
Google広告
Google広告の主な相談先としては、「Google広告コンサルタント」と「Google広告ヘルプ」の2種類があります。
Google広告コンサルタント
出典:Google広告
Google広告の初期設定に関する質問は、Google広告のサポート窓口から質問することが出来ます。(利用するにはGoogle広告のアカウント登録が必要です)
アカウント登録から30日以内であれば、チャットまたは電話でいつでも相談することが可能で、専任のコンサルタントからキャンペーンの設定方法や機能の仕様について教えてもらうことが出来ます。
Googleの担当者に無料で相談することが出来るため、まずは費用をかけずにスモールスタートで広告配信を行いたい場合におすすめの相談先です。
Google広告ヘルプ
すでに配信中のキャンペーンがある場合、管理画面右上の「ヘルプ」>「お問い合わせ」からヘルプに問い合わせをすることが出来ます。
問い合わせは電話またはチャットで行うことが可能で、平日9時~18時の間であればいつでも相談することが出来ます。
また、Googleが承認した一部のアカウントに限定されますが、専任のアカウント担当者がついている場合は、アカウント担当者にメールで直接問い合わせをする方法もあります。
こちらの方法も無料で相談することが出来るため、キャンペーンの運用方法や設定に関する疑問が湧いた場合に気軽に活用しやすい方法と言えます。
広告代理店
Google広告へ相談しても自社の疑問が解決しない場合、広告代理店に相談するのもおすすめです。
相談にあたって費用が発生するケースが一般的ですが、広告運用の専門知見がある人材に相談をすることが出来るため、アカウントの初期設定から高度な運用方法まで、広告のパフォーマンスを向上させる方法を客観的にアドバイスしてもらうことが可能です。
また、広告運用の前提となるターゲティング、予算などの戦略策定について相談したり、リソースをまかなえない場合は作業を代行してもらうことも可能なため、自社の課題に応じて柔軟な支援を受けられる点が大きなメリットです。
個人事業主
Google広告や代理店に相談する以外の方法として、ココナラやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトで、個人事業主に相談する方法もあります。
相談できる内容は依頼先によって様々ですが、代理店より安価に相談できるケースが多く、過去の運用経験をもとにした客観的なアドバイスを貰うことが可能です。
相談先の選び方
アカウントの初期設定や機能の使い方など、Google広告に関する基本的な質問については、上記でご紹介したどの相談先を選んでも回答結果が大きく変わることは少ないです。
一方で、予算やターゲティングといった戦略に関わる内容や、アカウントの運用方法に関する相談は、自社の事業や戦略などの個別事情を踏まえて最適解を選ぶ必要が出てくるため、代理店や個人事業主に相談したほうが期待する回答をもらえる可能性は高いです。
また、基本的にはGoogleのほうで作業代行するサービスは提供していないため、Google広告の設定・運用を代行してもらいたい場合も代理店や個人事業主に相談するほうが良いでしょう。
あくまで目安となりますが、Google広告の相談先を選ぶ際は以下の比較表を参考にしてみてください。
Google広告サポート | Google広告ヘルプ | 広告代理店 | 個人事業主 | |
料金 | 無料 | 無料 | ・月数万円~(※) | ・月数千円~(※) |
相談できる内容 | ・初期設定のアドバイス ・機能の仕様に関する質問 | ・初期設定のアドバイス ・機能の仕様に関する質問 ・運用方法に関するアドバイス | ・初期設定のアドバイス・機能の仕様に関する質問 ・運用方法に関するアドバイス ・ターゲティングや予算など戦略面の相談 | ・初期設定のアドバイス ・機能の仕様に関する質問 ・運用方法に関するアドバイス ・ターゲティングや予算など戦略面の相談 |
作業代行 | × | × | 〇 | 〇 |
※広告運用代行やタグ設置など実作業が発生する場合は別料金となることが多い
プロに相談する3つのメリット
自力で解決する方法もある中で、Google広告の課題をプロに相談するメリットはどんなところにあるのでしょうか。
ここからは、Google広告をプロに相談する代表的なメリットを3つご紹介します。
成功確率の向上
1つ目のメリットは、プロに相談することで、最初から最適な方法で広告を始められるため、ムダなく最短距離で成果へと繋げられることです。
自社に広告運用の経験者がいる場合は、自社で広告運用(インハウス運用)をするのも良い方法の一つですが、インハウス運用が成功するケースはそう多くありません。
初めて広告を出稿する場合や、自社に経験者がいない場合は、担当者の知識・経験不足によって誤った設定・運用をおこなってしまい、思ったような成果を得られないケースも見受けられます。
そのため、早期に結果につなげたい、目標達成のスピードを上げたいと考えている場合は、Google広告サポートや代理店など、専門スキルを持った人材に相談するのがおすすめです。
実行スピードの向上
2つ目のメリットは、経験豊富なプロから助言を受けながら必要な作業の取捨選択ができるため、実行スピードを早めることが可能な点です。
そもそも「広告運用」と一口に言っても、設定する課題に応じてやるべきことは様々です。
以下は広告運用でよく発生する作業の一例を並べたものですが、広告効果を最大化するためには、これらの施策がどんな課題に効くものなのか正しく理解した上で、適切なタイミングで実行する必要があります。
広告アカウントの最適化のみで満足いく効果が期待できる場合もあれば、新規顧客発掘やLPOによるCVR改善の必要があったりと、自社の課題と目標数値に応じて実行すべき施策は変わります。
そうした柔軟な状況変化に応じて適切に課題設定・施策選定を行い、施策を実行し切るためには、十分な広告運用の知見とリソースを確保する必要があります。
広告のプロに相談することで広告運用の知見を補完することが出来るとともに、リソースが足りない場合は代理店などに運用代行してもらうことも可能なため、施策の実行スピードを向上させる効果が期待できます。
最新情報のキャッチアップ
最後3つ目のメリットとして、最新情報のキャッチアップがあります。
Google広告は主要媒体の中でも特にアップデートが多い媒体であり、情報の移り変わりが激しいです。
Google広告ヘルプの記事や、各代理店が発信している情報を参考に自社で情報収集をおこなうことも可能ではありますが、Google広告の最新情報を網羅的に収集するには相当の工数負荷がかかります。
専門知見をもった人材と繋がっておくことで、広告に関する情報収集や取捨選択がしやすくなるため、常に最新の情報を参考にしながら広告運用に活かすことが出来るようになります。
相談までの流れ
ここからは、各相談先ごとの相談の流れをご説明します。
Google広告コンサルタント
Google広告コンサルタントに相談するには、以下の手順で相談予約をします。
なお、Google広告コンサルタントの相談対象はこれから広告を配信する方が対象であり、広告アカウントの開設から30日以上が経過すると利用できません。(問い合わせをしてもヘルプセンターへの連絡を推奨されます)
Google広告コンサルタントの公式ページにアクセスする
まずは、Google広告コンサルタントの公式ページにアクセスします。
出典:Google広告
相談形式を選択する
Google広告コンサルタントでは、①電話②LINEチャットのいずれかの形式を選択して相談することが可能です。
先ほどアクセスした公式ページを下にスクロールすると、画面下部にリンクがありますので、相談しやすい形式を選択しましょう。
「個別相談を予約」と「今すぐ電話で個別相談」の違いは、日時を指定できるか否かだけであり、どちらも電話相談となります。(平日9時~18時が対応時間)
「今すぐ電話で個別相談」の場合は、回線が込み合っている時間帯は繋がらないこともありますので、優先的に質問したい場合は個別相談を予約して日時を指定するのがおすすめです。
Google広告ヘルプ
すでに広告を配信している場合や、広告アカウントの作成から30日以上経過した場合は、管理画面右上の「ヘルプ」>「お問い合わせ」から問い合わせすることが出来ます。
「お困りの内容をお聞かせください」の箇所に、相談概要を100文字以内で記載し「次のステップ」を選択します。
入力内容に応じて関連するヘルプページの情報が表示されますが、ヘルプページを読んでも疑問が解消しない場合は「その他」を選択して「次のステップ」をクリックします。
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Google広告のアカウントを選択の上、①チャットまたは②電話で問い合わせをします。
相談内容が複雑な場合などは電話のほうがおすすめですが、媒体の機能の使い方や仕様の質問など、簡易的なものであればチャットのほうがおすすめです。
広告代理店
一部の広告代理店では、月数万円ほどの費用で広告運用のアドバイスをするコンサルティング型のサービスを提供しています。
なかには、無償で初期相談に応じてくれる代理店もありますので、まずは気軽に相談してみることをおすすめします。
一方、具体的な課題や目標が明確でない場合は、代理店側のリソース事情により優先的に対応することが難しいこともあります。
そのため、自社の課題を迅速に解決したい場合は、コンサルティングサービスの活用を検討することをおすすめします。
与件の整理
広告代理店に相談する前に、まずは自社の課題と代理店への期待事項を整理しましょう。
- 自社が疑問を抱えている項目について客観的な助言を求めているのか
- 設定や運用方法について、具体的なレクチャーをしてほしいのか
- 広告運用で発生する諸々の作業を代行してもらいたいのか
など、自社のニーズに応じて代理店への期待事項を明確にします。
あまり代理店情報に詳しくない場合は、複数の代理店から話を聞いたほうが良いです。
ただ、5社以上になると比較検討やディレクションが難しくなるので、問い合わせの段階である程度絞りをかけて3社~5社に問い合わせするのがおすすめです。
既に特定代理店の支援内容にイメージが湧いているなら特定企業のみの問い合わせでも問題ありません。
代理店への相談
与件の整理が完了したら、候補となる代理店のHPから問い合わせ→打ち合わせをします。
代理店に具体的な提案を求める場合は、代理店に自社の事業や戦略、アカウント状況について理解を深めてもらう必要が出てくるため、提案の前にNDA(機密保持契約)の締結や、広告アカウントの閲覧権限の付与を求められることがあります。
代理店に正しく現状把握・課題認識をしてもらうためには、現在運用しているアカウントがどのような設計・運用をされているのか、詳細まで把握してもらったほうが効果的な提案をもらいやすくなります。
機密情報などの関係ですべて開示するのは難しい場合もありますが、基本的には、NDAを締結した上、出来る範囲で情報開示したほうが良いでしょう。
比較・検討
代理店からの提案が出そろったら、比較検討をしてコンサルティングを受ける会社を選定します。
時間の制約上、いつまでに決めないといけないといった事情もあるかもしれませんが、関係者全員が納得する意思決定をするために、不足する情報があれば追加提案の相談をしてもよいでしょう。
ただし、人気のある代理店は案件が埋まって支援できなくなる可能性も考えられるので、追加提案を希望する場合は、できるだけ情報をまとめて少ない回数で判断できるようにしましょう。
契約開始
支援をお願いする代理店が決まったら、契約書を締結して初回MTGを行い、今後の進め方について認識合わせを行います。
コンサルティングサービスを受ける際の注意点として、月数万円の範囲では、Google広告の設定や運用に関するアドバイスが中心となることが多く、打ち合わせや事前準備などの工数を含めて、月数時間程度が上限となることが一般的です。
そのため、迅速に課題を解決したい場合や、一部作業を代行してもらいたい場合などは、追加の料金が発生する場合があります。
個人事業主
知人にGoogle広告の設定や運用に詳しい人材がいる場合はそのまま連絡すれば問題ないですが、適任者が身近にいない場合は、ココナラやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイト経由で個人事業主に相談します。
相談から契約までの流れはおおむね代理店と同様で、相談内容によっては、NDAの締結やアカウント開示を求められる可能性があります。
Google広告相談3つのコツ
はじめてGoogle広告の相談をする場合は、何をどう相談して良いか判断に迷うケースもあると思います。
ご参考までに、Google広告について外部のプロフェッショナルに相談する際に意識すべきポイントを3つご紹介します。
事業・戦略理解の深いパートナーに相談する
Google広告のパフォーマンスを最大化するためには、自社の事業や戦略、予算などの個別事情を踏まえた設定・運用のカスタマイズが必要不可欠です。
そのため、Google広告の成果を効率的に改善していきたい場合は、自社の事業や戦略に対する解像度の高いパートナーに相談するのがおすすめです。
Google広告の担当者や代理店・個人のコンサルティングサービスは安価で気軽に利用しやすい選択肢ではあるものの、関わり方がスポット的であることが多いがゆえに、上記のような深い事業・戦略理解を期待することは難しいです。
自社に広告運用の経験者がいる場合や、身近に広告運用に詳しいパートナーがいる場合は例外ですが、中長期の成果拡大を想定している場合は、事業パートナーとして信頼のおける代理店を探すことも選択肢に入れましょう。
一方、詳しくは「自社運用と運用代行どっちがおすすめ?」で説明しますが、予算が少額の場合は代理店に依頼しても必要最低限のサポートしか受けられない可能性もあります。
そのため、自社の課題や予算に応じて、自社運用(インハウス運用)が良いのか、代理店に委託するほうが良いのか、慎重に検討した上で運用体制を検討することを推奨します。
複数人に相談する
広告アカウントの設定方法や管理画面の使い方など、答えが明確に決まっているものであれば誰に相談しても大きく回答が変わることは少ないですが、
- そもそも広告を配信すべきか?
- 予算はどれぐらいかけるべきか?
- 自社の目的を実現する運用方法は?
のような、明確に答えが決まっているわけではない質問については、可能な限り複数人に相談することをおすすめします。
複数人に相談するメリットとしては、
- 異なる角度の意見に触れることで、多角的な視点の獲得につながりやすい
- 各人の知識や経験をもとにした助言が得られるので、より豊富な情報収集が可能
- 1人の意見に偏らないため、客観的な判断をすることが出来、総合的な判断が可能
といったメリットがあります。
とはいえ、相談先が多すぎると意見の集約や判断が難しくなるため、あくまで目安ですが、3名~5名程度に意見を聞くのがおすすめです。
基礎知識を持っておく
Google広告は多様なキャンペーンメニューがあり、アカウント階層ごとで様々な設定項目があるため、広告に不慣れな方だと複雑に感じることも多いと思います。
上記でご紹介した相談先のいずれに相談する場合でも、基本的な専門用語や広告知識は事前に理解した上で相談をしたほうが有意義な相談につながりやすいです。
以下はGoogle広告で頻繁に使用される基本用語の意味をまとめたものですが、理解が曖昧になっている部分があれば相談前に再確認しておきましょう。
用語 | 意味 |
IMP | 広告の表示回数 |
CPC | 広告の1クリックあたりの平均費用 |
CTs | 広告のクリック数 |
CTR | クリック率(CTs÷IMP×100) |
COST | 広告費用(CTs×CPC) |
CV | コンバージョン数 |
CVR | コンバージョン率(CV÷CTs×100) |
CPA | CVの獲得単価(COST÷CV) |
ROAS | 広告の費用対効果(広告経由の売上÷広告費×100) |
オークション | 広告の掲載可否や掲載順位を決める仕組み |
広告ランク | オークションで広告の掲載可否や順位を決めるために使われる指標 |
キーワード | ユーザーの検索語句と広告を一致させるために使う単語やフレーズ |
ランディングページ | 広告をクリックした後に遷移するWebページ |
オーディエンス | ユーザーの属性や興味など、ターゲティングに使用する情報 |
実行スピードを早めたい場合は運用代行も活用する
Google広告の相談先を探す目的には、「自社が抱える課題を解消し、広告の効果を最大化したい」という背景があると思います。
Google広告のサポート窓口やヘルプは無料で相談ができるため、基本的な疑問解消や相談では使い勝手が良いものの、自社の個別事情を踏まえた設定・運用方法のアドバイスや、運用業務の代行を期待するのは難しいです。
そのため、
- できるだけ早く広告の成果を出したい
- 配信中の広告の成果を効率的に改善したい
- 複雑な設定や運用をプロの運用者に代行してもらいたい
のように考えている場合は、代理店に支払う費用を考慮した上で、期待するパフォーマンスが得られそうであれば運用代行の活用も検討することを推奨します。
ご参考までに、弊社に広告運用のご相談をいただき、広告のパフォーマンスが向上した事例をご紹介します。
新規で広告配信して早期に目標達成した事例
月間売上が1年で約20倍に増加
商材 | 自動車の修理・整備出張サービス |
施策 | Google広告の配信 |
結果 | 月間売上が1年で20倍に増加 |
自動車の整備・出張サービスを提供する株式会社Seibii様では、自動車の修理・整備出張サービス「Seibii」のサービスローンチのタイミングから、オーリーズで広告運用支援を行っています。
売上を伸ばしてプロダクトの仮説検証を進める必要があった中で、社内に専任のマーケティング担当者はおらず、代表がマーケティング施策を直接見ている状態。
マーケティングの実行部分に強く、一緒に事業を成長させてくれるパートナーを探していた中で、オーリーズと出会い、Web広告の運用代行を含めたマーケティング支援をご相談いただきました。
代表から、月次の損益やオペレーション情報、プロダクトのイシュー、資金調達のスケジュールまで、事業状況についてリアルタイムに連携を受けながら、Seibiiの事業を成長させるための広告運用支援をカスタマイズで構築。
深い事業理解をもとにした広告運用支援によって、月間の売上を1年で約20倍まで伸長させることが出来ました。
配信中の広告パフォーマンスを改善した事例
前年比で140.2%のCVを獲得
商材 | ビジネスコミュニケーションツール |
施策 | ・検索/ディスプレイ広告の配信 ・広告訴求開発のワークショップによるクリエイティブの品質改善 ・BIでリード獲得以降のROIを可視化し、予算配分を最適化 |
結果 | ・前年比140.2%のCVを獲得 ・CVの増加に伴い有効リード/商談数も増加 |
ビジネスコミュニケーションツールを提供している株式会社ネオジャパン様では、主力製品であるdesknet’s NEO(デスクネッツ ネオ)をはじめとして、自社製品の認知向上・ホットリード獲得のため広告運用を代理店に委託していました。
長く付き合いのある代理店でしたが、
- 営業担当と運用担当が分かれており、依頼事項の反映スピードが期待通りでなかった
- 担当者の異動が多いことから自社商材への理解も低く、自社にマッチした提案が少ない
- 毎年売上目標が高まっていく中で、リード獲得数が目標を割っており改善提案も少ない
といったお悩みを抱えており、オーリーズへ運用委託を切り替えることを決定。
代理店の切り替え後は、NotionやSlackを活用して高頻度でコミュニケーションを行いながら、広告訴求開発のワークショップや、BIを活用して広告成果を可視化するなど、お互いの目線を合わせるための取り組みを積極的に実施。
結果として、広告品質が大幅に改善し、対前年比で140.2%のCVを獲得することに成功。広告のリード件数が大幅増加しただけでなく、有効リードも増加したことで商談件数も増加させることが出来ました。
広告経由の売上が大きく伸長
商材 | 化粧品EC |
施策 | ・検索/ディスプレイ/ショッピング/動画広告の配信 ・事業理解の深いEC専任チームが広告運用を支援 |
結果 | 広告経由の売上が大きく伸長し、毎月の売上目標を達成できるように |
株式会社三越伊勢丹HD様では、化粧品ECサイト「ISETAN BEAUTY online」を運営しており、Web広告やTVCM、アフィリエイトなど様々なマーケティング施策を組み合わせて売上拡大を行っていました。
Web広告の運用は当初別の代理店に任せていましたが、社内の広告運用の知見が少ない中で始まった新規事業だったこともあり、よりフレキシブルかつスピーディーにPDCAを回せる代理店を探していました。
Web広告の勉強会がきっかけでオーリーズを信頼いただき、広告運用の代理店をオーリーズに切り替え。
EC事業に特化した専任チームが運用支援をおこなった結果、広告経由の売上が大きく伸長。不安定だった広告運用がマーケティング施策の柱となり、毎月目標を達成できる状態になりました。
広告成果を改善しながらインハウス化も実現
商材 | 高速バス |
施策 | ・検索/ディスプレイ広告の配信 ・インハウスと運用代行のハイブリッド体制 |
結果 | ・CPA10%減少、CV数は1.3倍に増加 ・広告運用業務のインハウス化を実現 |
WILLERグループ内で高速バス事業を営むWILLER EXPRESS株式会社様では、広告運用の内製化を目指し、オーリーズでインハウス支援をさせていただきました。
広告運用のスペシャリストによる座学研修とOJT支援によって、社内のマーケティング体制の構築と運用ノウハウの蓄積をサポート。
自社のみで広告運用を自走できる状態にはなったものの、その後、事業拡大に伴い社内リソースが不足し、オーリーズに広告運用代行を依頼。
Web広告の運用代行支援によって主力商品の成果改善を実現しつつ、再度インハウス化を見据え、成約率を加味した広告レポートの構築、社内メンバー向けのGA4勉強会などを実施。
社内リソースの調達や組織体制の整備完了にあわせて再度インハウス運用に切り替え、現在は自社のみで広告運用業務を内製することが出来ています。
Google広告に関してよくある質問
最後に、Google広告に関してよくある質問をまとめました。
以下はGoogle広告の配信をしている広告主の方からよくいただく質問ですが、その他お困りごとがありましたらお気軽にオーリーズにご相談ください。(オーリーズへの問い合わせはこちら)
キャンペーンはまず何から配信すべき?
はじめてWeb広告を配信する場合、まずどのキャンペーンから配信すべきか判断に迷うこともあると思います。
配信すべきキャンペーンは、広告配信の目的や商材、ターゲットなどの諸条件によって変わるため一律の判断基準を示すことは難しいですが、あくまで一般的な目安として、以下の判断基準を参考にキャンペーンを選択してみてください。
- 検索
- コンバージョンや売上を増やしたい場合におすすめ
- ディスプレイ
- 潜在層へリーチし、認知拡大をしたい場合におすすめ
- ショッピング
- オンラインで小売販売をしている事業者におすすめ
- アプリ
- アプリのインストールを促したい場合におすすめ
- 動画
- 認知拡大や、ブランドのエンゲージメントを高めたい場合におすすめ
- P-MAX/デマンドジェネレーション
- コンバージョン獲得をしながら、潜在層へリーチを広げたい場合におすすめ
設定したのに広告が配信されない
キャンペーンや広告グループの設定をしたのに広告が配信されない場合は、以下のような原因で広告が配信できない状態になっている可能性があります。
原因 | 対策 |
支払い残高が0になっている | ・残高を手動で追加する ・自動入金設定に変更する ・請求書などで後払いにする |
予算上限に達している | ・日予算を増額する |
ターゲティングが狭すぎる | ・年齢や性別などのターゲティング設定を見直す |
終了日を過ぎている | ・配信スケジュールを更新する |
審査落ちしている | ・審査ステータスが不承認になっているキーワードや広告を削除/変更する |
品質が低すぎる | ・広告アセットやLPの品質を高める |
キーワードの検索量が少ない | ・マッチタイプを拡張する ・検索量の多いキーワードを入稿する |
キャンペーン/広告グループなどのステータスが一時停止になっている | ・管理画面からステータスを「有効」に変更する |
実際に広告が表示されているかどうか確認するには、①該当のキーワードで検索して広告が表示されるか確認する②管理画面で広告のIMPがついているか確認するなどの方法があります。
自社運用と運用代行どっちがおすすめ?
広告運用の方法は、大別すると自社で運用する①インハウス運用と、代理店や個人に委託する②運用代行の2通りがあります。
運用代行の場合、広告運用の専門スキルを保有する人材に運用を任せることができるため、自社に広告運用の経験者がいない場合や、より効率的に広告のパフォーマンスを改善していきたい場合などはおすすめです。
一方、おおよその目安ですが、広告予算が100万円/月を下回る場合など、少額予算の場合は必要最低限のサポートしか受けられない可能性があるため、運用代行に依頼しても期待水準のパフォーマンスを得られない場合もあります。
広告予算が少ない場合の体制はどうしたらいい?
記事をご覧になっている方の中には、月間広告費が数万~数十万の事業者の方もいらっしゃるかと思いますが、こちらの予算の場合は代理店だけではなく、インハウス運用か個人支援も選択肢に含めて決定することをおすすめします。
当該予算の場合、代理店の担当者が支援に使える工数が少ないことから、本質的な成果改善が期待しづらく、広告主にとっても代理店にとっても良い支援にならないことが多いです。
そのため、月間の広告費が数十万円規模の場合は、代理店だけではなくインハウスや個人支援など複数の選択肢から判断するのを推奨します。
まとめ:自社の課題に応じて適切な相談先を選定しよう
Google広告の配信や運用で悩んだ際は、プロに相談することで迅速に問題解決をはかることが出来ますが、適切な相談先を選ばないと、課題が思ったように解決しないケースも散見されます。
本記事でご紹介した相談先の選定方法や相談のコツを参考に、自社の課題に合致する相談先を選定してみてください。
なお、弊社オーリーズではWeb広告の運用代行支援を行っており、業種や予算を問わず、これまで数多くの事業者の広告成果を改善してきました。
この記事をご一読いただいた上でWeb広告運用に関するお悩みがある場合は、ぜひお気軽にご相談ください。
Google広告の成果改善に悩んだら
スピーディーな対応・検証が強みの「オーリーズ」
広告配信でのトラブルなら、対応スピードが強みのオーリーズへ。
100社以上の支援実績をもとに、顧客の本質的な課題に向き合い、解決に向けて伴走支援をいたします。
【オーリーズの3つの特徴】
- 顧客の課題にコミットするため、担当社数は最大4社
- 運用者=顧客窓口だからスピーディーな仮説検証が可能
- 顧客の半数以上が「強く」おすすめしたいと評価