- ナレッジ・ノウハウ
- 肥田 悟志
Google広告運用代行10社|プロが選ぶおすすめ企業&選び方

Google広告ははじめてWeb広告を配信する際に選ばれやすい媒体であるがゆえに、そのぶん運用改善で悩む広告主も多く、運用代行会社に相談する広告主も多いです。
しかし、運用代行会社の選択肢が多いため、以下のような悩みを抱えるケースも少なくありません。
- Google広告を外部委託したいけど、どの会社が良いのか分からない
- 運用代行サービスを活用することで、本当に効果が改善するのか分からない
- 運用代行は自社にとってベストな選択肢なのか判断に迷っている
そこで今回は、10年以上広告運用に携わっており、大手からスタートアップまで、様々な企業のGoogle広告を運用してきた私が、「Google広告の運用代行会社おすすめ10社」「運用代行会社の選定ポイント」などをご紹介します。
Google広告の代理店、どこで違いが出る?
口コミが生まれる「オーリーズの広告運用支援」とは
代理店を選ぶなら、「なぜ成果が出せるのか」「なぜ選ばれ続けているのか」を見極めることが大切です。
オーリーズは、事業成長の支援で信頼を築き、顧客紹介が生まれる運用会社です。
【Google広告で成果を出し続けるオーリーズの特徴】
- 運用者の評価は「売上」より「紹介される支援かどうか」
- BtoBやECなど業界ごとの専門チームが設計・改善まで並走
- 積極的な新規営業はせず、顧客からの紹介で成長する代理店
目次
【早見表】Google広告運用代行のおすすめ企業一覧
Google広告の運用代行を依頼する際、真っ先に悩むのが「どの会社に頼むべきか?」ではないでしょうか。
ここでは、Google広告に強みを持つおすすめ運用代行会社10社の特徴を比較表にまとめました。
ロゴ | 代理店 | 特徴 | おすすめポイント |
---|---|---|---|
オーリーズ | ・顧客満足度(NPS)をKPIに設定 ・非分業制で運用者と直接話せる ・BtoB・ECなど業種特化の専属チーム | 顧客の約半数が強く推奨する「まるで内製のような広告運用支援」 | |
アナグラム | ・専任担当制で透明性の高い支援 ・運用者が直接クライアント対応 ・ブログや書籍など豊富な情報発信 | 全施策を一人の専任担当が支える「透明性とスピードに優れた運用支援」 | |
サイバーエース | ・「極予測AI」等のツールを活用 ・小規模案件やスタートアップにも対応 ・サイバーエージェントの豊富なノウハウを活用 | AI×膨大な運用データを活かした「テクノロジー駆動の広告運用支援」 | |
Hakuhodo DY ONE | ・国内初のGoogle認定代理店 ・データドリブンな改善提案が得意 ・緻密な戦略設計と社内連携力に強み | 広告プラットフォームを熟知した「運用のプロによる改善提案」 | |
電通デジタル | ・総合力:広告/SNS/オウンドを一貫支援 ・自社DMPやAIを活用した高精度分析 ・大規模プロモーションとの連携も可能 | 広告・SNS・オウンドまで一貫支援できる「業界最大手の総合力」 | |
セプテーニ | ・SNS広告に特化したクリエイティブ制作 ・認知〜獲得までフルファネルで支援 ・電通グループとの連携による総合力 | 認知~顧客獲得まで一気通貫で支援するフルファネルマーケティング支援 | |
オプト | ・業界特化チームが商材理解をサポート ・EC・人材・金融など領域特化に強み ・LTVや事業KPIに基づいた運用提案 | 業界特化チームによる「ビジネス課題に刺さる広告戦略提案」 | |
JADE | ・固定報酬制で広告費に左右されない支援 ・SEO・コンテンツ支援との連携も可能 ・アクセス解析・インハウス支援も提供 | 広告費に関係なく支援が受けられる「固定報酬制の透明な運用支援」 | |
キーワードマーケティング | ・PR×広告を組み合わせた提案が可能 ・150業種・1500社以上の支援実績 ・自社メディアでの発信も活発 | PR×広告の知見を活かした「話題性と獲得を両立する広告設計」 | |
アユダンテ | ・GA4・GTMなどの技術支援に強み ・1stパーティーデータ活用に精通 ・SEOやタグ実装など横断支援も可能 | GA・GTMまで含めて支援できる「データ活用に強い広告パートナー」 |
なお、どの代理店が自社に合っているのか判断に迷っている場合は、生成AIを活用するのもひとつの方法です。
たとえば、ChatGPTなどの生成AIを使えば、
- 自社にとって重視すべき比較ポイントの整理
- 自社の業種や目的に合った選び方のアドバイス
- 代理店選びで起きがちな失敗への備え
など”対話”によって考えを深めることができ、「自社に最適な1社」を選びやすくなります。
「情報はあるけど選べない…」という状況を解消したい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
この後は、代理店を選定する際のポイントや各企業の詳細などを解説していますので、気になる章からご覧ください。
👉Google広告のプロ直伝!代理店選定6つのポイント
👉プロがおすすめするGoogle広告運用代行会社10選
👉Google広告の運用代行のメリットと活用シーン
Google広告のプロ直伝!代理店選定6つのポイント
広告運用を外部に委託するうえで、最も重要なのが「誰に任せるか?」という点です。
実際、多くの企業が代理店とのミスマッチに悩んでおり、広告主の約8割が3年以内に代理店を変更しているというデータもあります。
こうした失敗を防ぐためには、「どんな支援を求めているのか」を明確にしたうえで、以下のような選定の判断軸を持つことが重要です。
選定時には、こうした軸で比較しつつ、可能であれば実際の運用担当者とも事前に話しておくことで、運用開始後のミスマッチも避けやすくなります。
なお、以下の記事では代理店選定のチェックポイントを17項目にわたって詳細に解説しています。
すべての項目について網羅的かつ詳細に言及するとかえって読者の理解を損ねてしまう恐れがあるため、この記事では代理店選定において特に重要度の高い判断軸を6つ解説します。
1.Google広告の運用実績
Google広告を取り扱っている代理店は多いですが、すべての代理店がGoogle広告に深く精通しているわけではありません。
特に、Google広告は検索、ディスプレイ、YouTube、P-MAXなど多様なキャンペーンが存在するため、配信タイプ別の実績や経験値まで確認できるとベターです。
一方、代理店のHPに掲載されている情報や提案資料の実績記載だけだと、どの代理店が本当に実力のある会社なのか判断するのが難しいこともあります。
その場合は、以下のような観点で代理店から情報を引き出し、どの程度実力がある会社なのか判断すると良いでしょう。
- 自社と近しい商材での運用経験がどれくらいあるか
- 自社と近しい予算帯での運用経験がどれくらいあるか
- 類似の課題感を持ったクライアントで成果改善した事例がどれぐらいあるか
- クライアントの満足度/平均継続期間/解約率がどれくらいかetc.
2.提案内容の妥当性
Google広告は設計の自由度が高いため、提案の内容やロジックにこそ、その代理店の力量が表れます。
近年のGoogle広告では、AIによる自動化を前提としたアカウント設計・運用が主流となっていますが、継続的に成果を拡大していく上では、自社の個別性を踏まえた運用改善が必ず必要になってきます。
そのため、代理店からの改善プランの提案を受ける際は、
- 課題や商材特性など、提案の前提理解がズレていないか
- 成果実現までの道筋や期間が妥当で、納得できる改善プランを描けているか
- 自社の予算や人員など社内事情を踏まえた上で実現可能なプランとなっているか
といった観点で判断すると良いでしょう。
また少し意地悪な質問かもしれませんが、効果があまり期待できない広告手法について、あえて意見を聞いてみるのも良い方法です。
広告代理店が安易に賛成せず、「あまりおすすめはできない…」とはっきり言えるかどうかを確認できれば、その代理店があなたの会社の成長に真剣に向き合ってくれるかどうかまで見極めることができます。
3.担当者との相性
意外と忘れがちな視点として、担当者との相性も重要なポイントです。
広告運用支援で重要なことは仕事の丁寧さや広告に詳しいことだけではありません。
- 担当者のリテラシーに合わせて伝え方を調整してくれそうか
- 自社の事業や戦略に対して深く理解をしてくれそうか
- 一緒にプロジェクトを進める仲間として、背中を預けて良さそうか
- 相手にとって心地よいコミュニケーションができるかどうか
など、同じ目標を追求するパートナーとして好ましいかを考える必要があります。
支援のやりとりのなかで、会話のテンションをあわせられたり、共感したりして、双方が「楽しい、心地よい、気分が良い、前向きな気持ちになれる」と感じあえる状況になれそうかも、定性的ですが一緒に働くうえでの重要な判断基準になります。
代理店によっては、営業担当者と運用者が別である場合もあるため、支援開始前に運用者との相性を確認する機会を相談するのも良いかもしれません。
4.支援にかかる費用
代理店選定時に多くの方が気にするのが「手数料」です。一般的には広告費の20%前後が相場ですが、重要なのは金額の高低ではなく、支援内容とのバランスで判断することです。
たとえば、手数料が安くても、支援工数が削られたり、経験の浅い担当者がアサインされたりすれば、期待する成果は得られにくくなります。一人の担当者が多数の案件を兼務している場合、改善提案や柔軟な対応も限定的になりがちです。
そのため、費用だけに注目するのではなく、「その価格に見合った価値が提供されているか?」を基準に判断しましょう。
支援範囲、担当者のスキル、改善の伴走体制など、総合的な費用対効果で見ることが重要です。
5.運用者1人あたりの担当社数
Google広告はAIによる自動化が一般的になっているとはいえ、継続的に運用改善をはかっていくには一定のリソースが必要です。代理店選定の際は、運用者1人あたりの担当社数もあわせて確認するようにしましょう。
代理店に期待する成果や支援内容にもよりますが、アカウントの個別課題に向き合って改善活動を続けるには、運用者1人あたりの担当社数は10社程度が上限だと思います。
1人当たりの担当顧客数が極端に多い代理店の場合、1社にかけられる工数が限定的で、基本的な入札調整、月1のレポート送付など、簡易的な運用・分析が中心となる場合が多いです。
自社の課題にしっかり向き合って、パートナーとして伴走してくれる代理店にお願いしたいと考えている場合は、運用者1人当たりの平均担当社数が少ない代理店を探すと良いでしょう。
6.広告アカウントの保有権
代理店に広告運用を委託する際、アカウントの保有者が「自社か代理店か」は必ず事前に確認すべきポイントです。
Google広告では、アカウント内に蓄積される配信データが広告の成果改善に直結します。
特に昨今は、機械学習による最適化が成果を左右するため、どのようなユーザーに、どんな訴求が刺さるかという“学習データ”をアカウント内に持ち続けることが重要です。
実際、あるクライアントでは、過去の配信データを活かしてユーザーニーズを分類し、それに合わせてアカウント構成を見直すことで、CV数を約1.5倍、CPAを約30%改善できました。
この成果は、アカウント内に蓄積されたデータが継続的に使えたからこそ実現できたものです。仮に代理店保有アカウントで運用していた場合、代理店を切り替える際にこのデータを引き継げず、機械学習もゼロからやり直しとなっていたでしょう。
代理店の中には、自社への乗り換えを防ぐために、アカウント保有を自社に限定するケースもありますが、長期的に見て自社にとって柔軟な選択肢を持っておくためにも、広告アカウントは可能な限り“自社保有”とすることを強くおすすめします。
プロがおすすめするGoogle広告の運用代行会社10選
弊社の社員60名にアンケートを実施し「広告運用を主業務とする私たちがおすすめしたいと思える企業」を選びました。広告運用の経験者が思う「魅力的なポイント」もまとめています。
紹介先をあげる前に恐縮ながら、まずは弊社からご紹介させてください。
弊社は運用型広告が強みのマーケティング支援会社です。顧客志向を重んじる「NPS経営」によって、多くのクライアントから高い評価をいただいています。
本記事をご覧の皆さまにも、弊社を一つの選択肢としてご検討いただければと思い、手前味噌ながらおすすめ企業に加えさせていただきました。
オーリーズ|顧客満足度の高いNPS経営の広告代理店
- 自社の事業を深く理解し、本質的な課題解決に貢献してくれる代理店を求める方
- 運用担当者と直接密なコミュニケーションを取り、スピード感のある意思決定をしたい方
- 広告媒体の数値改善にとどまらず、広告コミュニケーションの改善や戦略提案を受けたい方
株式会社オーリーズは、運用型広告の戦略設計・運用・効果計測に強みを持つWeb広告代理店です。
「まるで内製のような外部支援」をコンセプトに掲げ、顧客志向を徹底した独自の体制で、お客様の事業成長に深くコミットします。
担当者のKPIを広告費ではなくNPS(顧客満足度)に設定しているため、顧客の利益のみに集中して支援できる
2.運用者1人の担当社数は上限4社
運用者1人が担当する顧客数を最大4社までに制限しているため、事業や戦略理解に力を入れることができる
3.非分業×少数精鋭の支援チーム
営業と運用を分業せず、少数精鋭のチーム体制で支援するため、伝言ゲームが発生しづらく、施策をスピーディーに実行できる

いかに目の前の顧客の課題解決に貢献できるか、同じマーケティングチームの一員として活躍できるか、を中心に経営している組織です。自社の社内メンバーと同じ目線での活躍を期待する方に特におすすめです。
企業名 | 株式会社オーリーズ |
支援メニュー | 広告運用代行/インハウス支援/クリエイティブ制作/分析環境の整備etc. |
最低出稿金額 | 月広告費250万円〜(満たない場合でも支援可能な場合あり) |
初期費用 | なし |
アナグラム|広告運用ブログで有名な、非分業型の代理店
- 運用担当者と直接話せる広告代理店に支援してもらいたい方
- 一気通貫の専任担当制で、透明性と機動力の高い運用をしてもらいたい方
- 豊富な知見をもとに、自社の事業に寄り添った運用プランを提案してもらいたい方
アナグラム株式会社は、Shopify構築や運用支援を行うフィードフォースグループの子会社であるWeb広告代理店です。
「いちばんやさしいリスティング広告の教本」などの書籍出版や、「アナグラムのブログ」を通じた運用型広告に関する最新情報のリリースなど、社内外の情報発信を盛んに行っています。
営業組織を設けていないため、クライアント支援に集中できる点が大きな特徴です。
運用担当者と直接コミュニケーションを取ることが出来るため、情報の伝達ミスがなく、透明性の高い運用が期待できます。
2.豊富な知見と情報発信力
書籍出版やブログ運営を通じて運用型広告に関する最新情報を発信しており、その豊富な知識と実績に基づいた質の高い広告運用支援が期待できます。
3.顧客支援への集中
営業組織を持たないことで、情報発信を中心としたマーケティングによってお客様からの問い合わせを獲得。営業ではなく顧客支援に力を入れることが出来るため、質の高い広告運用支援が期待できます。

アナグラムさんのブログは、運用担当者なら誰もが目を通していると言っても過言ではないほど有名です。豊富な知識と実績に基づく支援を提供されていて、経験豊富で誠実なコンサルタントが数多く在籍している印象です。幅広い広告主におすすめです。
企業名 | アナグラム株式会社 |
支援メニュー | 広告運用代行/インハウス支援/クリエイティブ制作etc. |
最低出稿金額 | なし(月広告費が50万円以下の場合、月額10万円が最低手数料) |
初期費用 | 要問い合わせ |
サイバーエース|最新AIツール×クリエイティブ運用に強み
- 幅広い規模・業種の成功事例を参考に、自社に最適な戦略を構築したい方
- AIテクノロジーを積極的に取り入れた、最先端の広告運用を試したい方
- 広告クリエイティブの改善に注力し、成果を最大化したい方
株式会社サイバーエースは、国内最大手の広告代理店であるサイバーエージェントの子会社として、スタートアップ企業から大手企業まで、幅広い事業者のデジタルマーケティング支援を行っています。
グループ内に多数の広告関連会社を抱える強みを活かし、クリエイティブ制作AIサービス「極予測AI」など、最先端のテクノロジーと豊富なアセットを駆使した包括的な支援を得意としています。
大手企業から中小・スタートアップ企業まで、多様な規模や業種のニーズに合わせた広告運用支援を提供しており、豊富な成功事例を参考にできます。
2. 強力なグループアセットの活用
サイバーエージェントグループの持つ高度なテクノロジーや専門リソースを最大限に活用し、最先端のデジタルマーケティング支援を実現します。
3. 包括的なデジタルマーケティング支援
広告運用だけでなく、クリエイティブ制作、データ分析など、デジタルマーケティング全般をグループ連携でシームレスに支援することが可能です。

極みシリーズなど独自のツールも駆使した支援で、運用実績は国内トップクラス。以前に広告アカウントを拝見する機会がありましたが、日々の細かな調整や改善も徹底されており、そのような堅実な運用体制も兼ね備えているのがおすすめポイントです。
企業名 | 株式会社サイバーエース |
支援メニュー | デジタル広告支援/クリエイティブ制作/データ活用支援etc. |
最低出稿金額 | 月広告費100万円~(満たない場合でも支援可能な場合あり) |
初期費用 | 要問い合わせ |
Hakuhodo DY ONE|博報堂グループのデジタル広告支援会社
- 戦略立案からクリエイティブ制作、運用、分析、改善提案までワンストップで任せたい方
- Google広告やYahoo!広告に精通したスペシャリストの知見を借り、成果を最大化したい方
- 幅広い規模・業種の成功事例を参考に、自社に合った最適なソリューションを見つけたい方
株式会社Hakuhodo DY ONEは、大手広告代理店であるデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)とアイレップが経営統合して誕生した、統合型のデジタル広告代理店です。
前身である旧アイレップは国内初のGoogle認定代理店であり、長年にわたり培ってきたGoogle広告やYahoo!広告など、幅広いメディアにおける豊富な運用実績を強みとしています。
旧DACと旧アイレップの経営統合により、メディアプランニングから運用、クリエイティブまで、幅広いデジタル広告領域の専門性と豊富な実績が統合され、包括的な支援を提供します。
2. データ活用と「AaaS」コンセプト
ターゲティング、クリエイティブ制作、広告配信設計など、あらゆる領域でデータ活用を推進。「AaaS(Advertising as a Service)」という独自のコンセプトにより、多様なメディアを統合した運用を実現し、メディア効果の最大化をサポートします。
3. 多様なメディアへの深い知見
国内初のGoogle認定代理店としての経験をはじめ、Google広告、Yahoo!広告、SNS広告など、主要な広告メディアに精通したスペシャリストが在籍し、各メディアの特性を最大限に活かした運用を行います。

元代表の紺野さん筆頭にWeb広告の黎明期で培った運用経験が強みの印象です。広告アカウントを拝見しても媒体の推奨設定を踏襲しつつ、さらに一歩踏み込んだ独自の工夫を随所に感じます。広告運用のなかで、今よりも高いレベルを求められている方におすすめです。
企業名 | 株式会社Hakuhodo DY ONE |
支援メニュー | デジタル広告支援/クリエイティブ制作/データ活用支援/マーケティングコンサルティングetc. |
最低出稿金額 | 要問い合わせ |
初期費用 | 要問い合わせ |
電通デジタル|電通グループの豊富なデータを活用した広告支援
- 豊富なデータを活用した消費者インサイトの深掘りや、新訴求の開発に取り組みたい方
- AIやスペシャリストの力を借りて、クリエイティブ開発や戦略立案を強化したい方
- テレビCMなどオフライン施策と連携した、統合的なデジタルマーケティング戦略を検討している方
株式会社電通デジタルは、日本最大級の広告グループである電通グループのデジタル広告代理店です。
電通グループが持つ膨大なデータとテクノロジー、そして専門性の高い人材といった豊富なグループアセットを最大限に活用し、広告運用に留まらない包括的なデジタルマーケティング支援を提供しています。
電通グループの持つ多岐にわたる専門知識、ツール、データを活用し、広告運用にとどまらず、オウンドメディアやソーシャルメディアなど、デジタルマーケティング全般を一気通貫で支援します。
2. データとAIによる先進的な取り組み
電通独自の消費者インサイト分析データや、AIを用いたクリエイティブ生成ツールの開発など、業界でも先進的な技術と手法を取り入れ、効果の最大化を図ります。
3. 統合的なマーケティング支援
テレビCMやリアルイベントといったオフライン施策とデジタル施策を組み合わせた、クロスメディアでの統合的なマーケティング戦略の立案から実行までをサポートします。

業界最大手としての豊富な実績や独自のマーケティングフレームワークはいうまでもありません。そしてなにより、実際に支援をご一緒すると、いつも社員さんの方々のレベルの高さを実感します。Web広告支援でも頼りになるおすすめのパートナー企業です。
企業名 | 株式会社電通デジタル |
支援メニュー | デジタル広告支援/オウンドメディア支援/SNS支援/データ活用支援etc. |
最低出稿金額 | 要問い合わせ |
初期費用 | 要問い合わせ |
セプテーニ|認知~顧客育成までを一気通貫支援
- 獲得型の広告だけでなく、ブランド認知向上から顧客育成まで総合的なマーケティング支援を求めている方
- SNSに特化したクリエイティブ制作や、SNSアカウント運用まで含めた支援を希望する方
- 自社データの利活用を推進し、広告の費用対効果を最大化したい方
株式会社セプテーニは、電通グループに属するWeb広告代理店です。
直接的な顧客獲得を目的とするダイレクトレスポンス広告にとどまらず、新規顧客向けのブランド認知施策から既存顧客向けのリテンション施策まで、ワンストップで支援する「フルファネルマーケティング」を強みとしています。
ダイレクトレスポンス広告に加え、ブランド認知向上や既存顧客のリテンション施策まで、顧客獲得の全フェーズを統合的に支援し、事業成長に貢献します。
2. データ活用基盤の構築支援
データ活用基盤の構築やダッシュボード構築などのインプリメント(実装支援)も提供。お客様自身でのデータ利活用を促進し、広告の費用対効果向上をサポートします。
3. SNSに強みを持つクリエイティブ力
特にSNS広告における効果的なクリエイティブづくりに定評があり、単なる広告制作に留まらず、SNSアカウントの運用まで含めた総合的な支援が可能です。

LINEやMetaなど、各SNSの特性に最適化されたクリエイティブ制作に強みを持つ印象です。同社の「ひねらんかい」という社是が好きで、この言葉が示す細部へのこだわりが、高い成果に繋がっているのだと感じています。電通グループとの提携により、支援範囲も質も今まで以上に強固になった点も魅力的です。
企業名 | 株式会社セプテーニ |
支援メニュー | デジタル広告支援/データ活用支援etc. |
最低出稿金額 | 要問い合わせ |
初期費用 | 要問い合わせ |
オプト|業界特化の運用チームがLTVを最大化
- 特定の業界に精通したスペシャリストによるマーケティング支援を受けたい方
- 広告運用だけでなく、CRO・SEO・CRMなど周辺領域の課題も相談したい方
- SNS広告の専門性とノウハウを活用し、獲得型広告のパフォーマンスを高めたい方
株式会社オプトは、お客様の事業に深く寄り添い、LTV(顧客生涯価値)向上を重視したWeb広告代理店です。
金融、人材、旅行といった特定の業界に特化した広告運用チームを社内に擁しており、それぞれの業界特性に応じた最適なコミュニケーションプランの策定や運用最適化を強みとしています。
金融、人材、旅行など、特定の業界に深い知見を持つ専門チームが、業種固有の課題や市場動向を踏まえた効果的な広告運用とコミュニケーション戦略を提供します。
2. LTV向上を重視した本質的マーケティング
単なる広告効果の最大化に留まらず、顧客生涯価値(LTV)向上に重きを置いた戦略立案と実行を通じて、お客様の持続的な事業成長をサポートします。
3. デジタルマーケティングの幅広い領域を支援
広告運用にとどまらず、ECモール支援、CRO(コンバージョン率最適化)・SEO支援、CRM(顧客関係管理)支援など、デジタルマーケティング領域を横断した包括的なサポートが可能です。

デジタルマーケティングの戦略立案から実行まで、一気通貫でサポートできる総合力に加え、各領域における専門性の高さも魅力です。24年6月に立ち上げたMeta パフォーマンス室がMetaのアワードを多く獲得するなど、媒体社からの評価が高い点もおすすめです。
企業名 | 株式会社オプト |
支援メニュー | 広告運用代行/インハウス支援/マーケティングコンサルティングetc. |
最低出稿金額 | 要問い合わせ |
初期費用 | 要問い合わせ |
JADE|少数精鋭チームで本質的な広告運用を実現
- Web広告だけでなく、SEOやコンテンツマーケティングなど周辺領域も合わせて強化したい方
- リスティング広告とSEOの両面からSEMの成果を最大化したい方
- 広告のエキスパートによるコンサルティングを受け、一貫性のあるデジタルマーケティング戦略を構築したい方
株式会社JADEは「インターネットを良くする」という明確な理念を掲げるWebマーケティング支援会社です。
広告運用代行においては、広告費に依存しない固定料金制を採用しており、透明性の高い料金体系が特徴です。
広告運用を主軸としつつ、SEO支援やコンテンツマーケティング支援も提供することで、Webマーケティング施策全体の成果最大化を支援します。
広告運用代行の手数料は、運用代行のみであれば月60万円〜、データ分析・改善提案を含めると月100万円〜と、広告費に左右されない固定料金制を採用しており、予算管理がしやすい透明性の高い料金体系です。
2. 広告とSEOの相乗効果
リスティング広告運用代行に加え、SEO支援やコンテンツマーケティング支援も提供。Web広告と周辺領域を同時に強化することで、SEM(検索エンジンマーケティング)全体の成果を最大化できます。
3. 包括的なWebマーケティング支援
Web広告だけでなく、サイト改善、コンテンツ施策など、Webマーケティング施策全般にわたる課題解決を包括的に支援し、一貫性のあるデジタルマーケティング戦略の立案・実行をサポートします。

JADE社のコラム記事は業界内でも必ず話題になるほど知見に溢れています。広告運用への深い造詣と愛情を感じる素晴らしい内容なので、ぜひあわせてご確認ください。そのような深い理解に基づいた運用で、広告効果の改善を果たしてくれる点がおすすめです。
企業名 | 株式会社JADE |
支援メニュー | 広告運用代行/SEO支援/コンテンツマーケティング支援etc. |
最低出稿金額 | 要問い合わせ |
初期費用 | 要問い合わせ |
キーワードマーケティング|PR×広告運用で1500社以上の支援実績
- リスティング広告などの獲得型広告だけでなく、認知獲得広告についても実績豊富な代理店に委託したい方
- PRと連携したより広範なSEM戦略を検討しており、相乗効果を最大化したい方
- 豊富な知見と幅広い業種での成功事例を参考に、自社の事業に寄り添った最適な運用プランを提案してもらいたい方
株式会社キーワードマーケティングは、PR代理店の株式会社ベクトルを親会社に持つWeb広告代理店です。
運用型広告の黎明期から事業を運営しており、これまで150以上の業種、1500社弱(※2024年7月時点)の広告運用支援を行ってきた豊富な実績を誇ります。
Google/Yahoo!/Meta広告などの主要な運用型広告だけでなく、YouTube広告やTVer広告といった認知獲得広告のプランニング・運用にも強みを持っています。
運用型広告の黎明期から培ってきた確かなノウハウと、150以上の業種、1500社弱に及ぶ豊富な支援実績(※2024年7月時点)により、多様な業界・課題に対応可能です。
2. 業界を牽引する質の高い情報発信
広告運用者が自ら執筆する「キーマケのブログ」は月間10万PVを超える著名なメディアであり、社内外への積極的な情報発信を通じて得た豊富な知見を、お客様の広告運用に還元します。
3. PR連携による相乗効果
PR代理店であるベクトルを親会社に持つため、広告運用とPRを連携させた、より戦略的なSEM(検索エンジンマーケティング)施策の提案も期待できます。

PRとWeb広告を絡めた支援やXを中心とした最新の媒体トレンドなど、常に最新のトレンドや情報をキャッチアップされています。みなさんの自己紹介もユニークで人となりを感じやすく、専門性の高さだけでなく、安心して相談できる点がおすすめです。
企業名 | 株式会社キーワードマーケティング |
支援メニュー | 広告運用代行/広告運用コンサルティング/インハウス支援etc. |
最低出稿金額 | 要問い合わせ |
初期費用 | 初月のみアカウント構築費10万円が別途発生/媒体追加の場合5万円 |
アユダンテ|広告×アクセス解析に強いデータ活用のプロ集団
- 自社の1st Partyデータを最大限に活用し、よりパーソナライズされたデジタルマーケティングを実現したい方
- リスティング広告だけでなく、サイト全体の顧客接点最適化に取り組みたい方
- 信頼できるSEOのエキスパートによるコンサルティングを受け、Webサイトの潜在能力を引き出したい方
アユダンテ株式会社は、広告運用やSEOを主軸に、Webマーケティングのコンサルティングから実行支援までを一貫して行う支援会社です。
変化の激しいデジタルマーケティング業界において、コンサルタントによる社内勉強会の開催や書籍出版などを通じて、常に最新の知見と事例をキャッチアップしています。
広告運用だけでなく、SEOコンサルティング、Google Analytics 4の導入・活用支援、サイト改善など、幅広い支援メニューを提供しており、多様なデジタルマーケティングニーズに応えられます。
2. 最新の知見と高い専門性
社内での自発的な勉強会開催や書籍出版(「いちばんやさしいはじめてのGoogle広告の教本」など)を通じて、デジタルマーケティングの最前線にある知見や成功事例を豊富に蓄積・提供しています。
3. 1st Partyデータ活用に強み
Google Analytics 4の導入・活用支援を通じて、お客様が持つ1st Partyデータの利活用を促進。データに基づいた、より精度の高いデジタルマーケティング戦略の実現をサポートします。

アユダンテさんは、SEOやGAなど幅広いデジタルマーケティング支援で実績豊富です。特に、GAやGTMなどWeb広告で重要なデータマネジメントに専門性が高く、1stPartyデータを活かした広告改善を期待したい方におすすめです。
企業名 | アユダンテ株式会社 |
支援メニュー | 広告運用代行・コンサルティング/SEO支援/GA4導入・活用支援etc. |
最低出稿金額 | 月100万円以上 |
初期費用 | 初期設定30万円~ |
Google広告運用代行4つのメリット
自社で運用するという選択肢もある中で、広告運用代行に依頼するメリットはどのような部分にあるのでしょうか?
ここでは、Google広告の運用代行を活用する主なメリットを4つに絞ってご紹介します。
1. 成果につながる運用を最短距離で実現できる
広告運用代行会社にはさまざまな業界・媒体での運用実績があり、成果につながるパターンや成功事例を豊富に蓄積しています。
代行会社のノウハウを活用することで、自社で0から試行錯誤するよりも手早く成果を得やすいというメリットがあります。
2. PDCAサイクルが高速で回る
広告の改善にはスピードが求められますが、社内に十分なリソースやノウハウが無い場合は、戦略を実行に落とすまでに時間がかかってしまうケースもあります。
運用代行では専任担当者が施策を継続的に実行・検証し、短期間での改善を可能にします。
3. 最新の広告トレンドや媒体情報に強い
媒体ごとのアップデートや新機能への対応も、代理店であればタイムリーに把握・反映可能です。
最新情報に基づいた提案を受けられるため、業界のトレンドや媒体アップデートを踏まえた運用が可能です。
4.競争優位性の向上につながる
Google広告は広告主数が多く、他媒体と比べて競合性が高く、媒体特性を踏まえた差別化戦略がないと成果が悪化しやすい構造です。
代行会社は競合分析や過去の成功パターンをもとに、個社の戦略に合わせた戦い方を設計できるため、激しい競争環境でも成果を維持・改善しやすくなります。
広告運用代行4つの活用ケース
広告運用代行は、どんな企業でも常に必要というわけではありません。しかし、特定の状況下では非常に効果的な手段となります。
ここでは、実際にGoogle広告の運用代行が依頼される4つの代表ケースを紹介します。
1. 社内の広告運用リソースが不足している
専任担当者がいない、または他業務と兼務していて十分に運用に手が回らないケースでは、運用代行によって専門リソースを補うことが有効です。
2. 自社運用で成果が頭打ちになっている
「CPAが高騰している」「改善の打ち手が思いつかない」など、自社運用の限界を感じているタイミングは、外部の知見を取り入れる好機です。
3. 新規事業や複数媒体の運用で体制を強化したい
広告配信の対象媒体が増えたり、新規事業で戦略設計から支援が必要になった場合など、複雑な設計や横断的な管理をプロに任せることで成果を最大化できます。
4. 既存代理店への不満がある
提案内容の薄さや対応スピードの遅さ、担当者の頻繁な変更など、現在の支援体制に課題を感じている場合は、乗り換えの選択肢として運用代行の再選定が行われています。
なぜ運用代行会社の選定が重要なのか?
運用代行会社の選定は多くの企業が時間をかけて行いますが、なぜそれほど多くの時間をかけるのでしょうか?
それは、運用代行に多くの選択肢があり選定が難しいからという理由もありますが、主に3つの理由から代行会社の選定が重要なためです。
理由①|運用者で広告成果は大きく変わる
Web広告は運用者の実力によって、その成果に顕著な差が生じます。特にCPAは、運用代行会社の知識やノウハウ、経験によって大きく変動します。
実際アカウントリプレイス後にCPAが2倍以上改善したケースもあるくらい、どの代行会社に任せるかで大きく成果が変わります。
同じ広告費を投じていても、運用の質によって獲得できる顧客数が異なる可能性があることが、代理店選定が重要な理由の1つです。
理由②|頻繁な代理店変更が望ましくない
少し専門的な話になりますが、昨今のWeb広告では過去の運用データをもとに最適化を行うため、運用代行会社を変更し、アカウントを作り直すなどの大きな変更を行うと、それまでの学習データがリセットされてしまいます。
学習データがリセットされてしまうと、広告のターゲティング精度の低下につながり、一時的に広告効果が落ち込んでしまいます。
その結果、元の成果レベルに戻るまでに数ヶ月、場合によっては半年程度の時間を要することがあります。
また、運用代行会社を変更することで、前の代行会社が蓄積していた自社の顧客特性や効果的な訴求ポイントなどの理解が失われてしまい、自社の戦略に沿った踏み込んだ提案を受けられるまでに時間がかかることも考慮すべき点です。
このように直接的・間接的に広告効果に影響が出てしまうため、とりあえずで代行会社を選ぶのではなく、自社にとって適切な会社を吟味して選ぶ必要があります。
理由③|広告予算は各企業で相対的に大きな投資
広告費は多くの企業において、相対的に大きな投資項目となります。
下記はWeb広告以外も含む広告費が売上に占める割合ですが、多くの業界・業種で売上の一定割合を広告費に投資しています。
業界によっては設備投資や人件費に比べて広告費は小規模な投資に見えるかもしれません。
しかし、広告費は「売上を伸ばすための直接的な投資」であり、販促活動の中では最も影響が大きい項目です。
特に広告代理店に委託する場合、そのパフォーマンス次第で投資回収率が大きく変わるため、委託先の選定は極めて重要な意思決定だといえるでしょう。
Google広告代理店の探し方4選
広告代理店の候補を探す方法としては、社内外の知人に相談する、検索して探すなど様々な方法があります。
ここでは、広告代理店の候補をリサーチする方法として代表的なものを4つご紹介します。
1.認定代理店一覧から探す

Google広告には、Googleが公式に認定する「認定代理店制度(パートナープログラム)」が用意されています。
この制度では、一定の運用実績や資格保有者数などの基準を満たした代理店のみが認定されており、一定の運用力が担保された代理店を見つけやすいため、まずはこの一覧から探すのが無難な方法と言えるでしょう。
2.社内外の知人からの紹介
広告運用の経験がある知人や、過去に代理店を利用したことのある関係者から紹介を受ける方法です。
支援内容のリアルな評価を聞ける点が強みで、支援開始後のミスマッチが起きにくいのが特徴です。
代理店選定は重要な意思決定にもなるので、可能な限り2~5人程度の複数人にヒアリングし、複数の視点で意思決定するのがおすすめです。
3.検索や比較メディアを活用
「Google広告 代理店」などで検索したり、比較メディアを活用すると、専門領域に強い代理店を効率よくリストアップできます。
また、代理店のブログ記事などを参考にする場合は、プロの目線からのアドバイスや考察、運用現場の事例やノウハウなど、一次情報がどれぐらい含まれているか見るようにしましょう。
こうした具体性の高い情報は、本当に運用力のある会社でないと記事化できないことも多いので、実力のある代理店を見極める際の参考材料になります。
4.AIを活用して探す
最近では、ChatGPTなどの生成AIを活用して代理店探しの整理を行うケースも増えています。
たとえば「自社に合った広告代理店の選び方を教えて」「BtoBに強い広告代理店を紹介して」などと聞くことで、自分の考えを整理したり、判断軸を明確にしたりするのに役立ちます。
検索は「多くの人にとっての一般的な正解」を示しやすいのに対し、生成AIでは自社の目的や戦略、予算などの個別事情を加味した生成が可能です。
代理店選定の考え方やプロセスを整理しながら、「自社にとっての理想の1社を発見するチャネル」として非常に有効です。
4ステップで理解!代理店選定の流れ
ここからは、実際に代理店を選定する流れをお伝えします。
あくまで一般的な流れではありますが、代理店選定がはじめての方もいらっしゃるかと思いますので、参考としてご一読ください。
1.与件の整理(RFPの作成)
広告代理店に相談する前に、まずは自社の課題と代理店への期待事項を整理しましょう。
はじめて代理店に相談する場合など、事前に何を整理すれば良いのか分からない方は、以下のRFP(提案依頼書)のテンプレートを参考にしてください。
代理店のヒアリング力や要件定義力をはかるために、あえてざっくりとした情報しか伝えないやり方もありますが、代理店から有効な提案を受けたいなら事前に必要情報をしっかり伝えておきましょう。
2.代理店への相談
与件の整理が完了したら、候補となる代理店のHPから問い合わせ→打ち合わせをします。(問い合わせのテンプレートはこちらを参考にしてください)
現状の運用体制によって、相談の流れは以下のように分かれることが多いですが、初回面談で与件を伝えて、複数社でコンペを行って比較検討→依頼する代理店を決定する流れが多いです。
はじめてWeb広告を配信する場合
一般的には、初回面談時に与件を伝えて、2回目の面談で代理店から支援プランの提案をもらう流れが多いです。
はじめて広告を配信する場合は色々と不安になることもあると思いますが、代理店選定のチェックリストを活用すれば、視点のズレや確認モレを防ぐことが出来ます。
代理店の話で理解できない部分などあれば、遠慮せずに積極的に質問をするようにしましょう。
既に広告を配信している場合
すでにGoogle広告を配信している場合は、代理店から提案を受ける際に、現状のアカウント構成やパフォーマンス状況の開示を求められることが多くあります。
Google広告は構造が複雑で、学習データや自動入札の挙動など運用履歴が提案の精度に大きく影響する媒体です。そのため、正確な現状把握なしに最適な改善案を描くのは困難です。
機密情報などの関係ですべて開示するのは難しい場合もありますが、基本的には、NDAを締結した上、出来る範囲で情報開示したほうが良いでしょう。
3.代理店の比較検討
コンペが終わったら、代理店選定のチェックリストで示した選定ポイントを踏まえて依頼する会社を決めます。
時間の制約上、いつまでに決めないといけないといった事情もあるかもしれませんが、関係者全員が納得する意思決定をするために、不足する情報があれば追加提案の相談をしても良いでしょう。
ただし、人気のある代理店は案件が埋まって支援できなくなる可能性も考えられるので、追加提案を希望する場合は、できるだけ情報をまとめて少ない回数で判断できるようにしましょう。
4.契約開始
支援をお願いする代理店が決まったら、契約書を締結して初回MTGを行い、支援スケジュールや、アカウント作成or移管の流れなどをすり合わせします。
先述したように代理店は選ぶことがゴールでは無く、支援開始後に求める成果を生み出せるかが重要です。
そのため、求める成果を生み出すためには、依頼したら丸投げではなく、代理店の担当者と密に連携を取りながら対話を重ねることが重要です。
また、広告運用では事業や商材特性の理解が重要なので、特に契約初期のタイミングで代理店の担当者向けにオリエンテーションとして自社の商材勉強会をするのもおすすめです。
Google広告運用代行の活用事例
参考情報として、運用代行会社の支援によって、広告の成果が改善した事例をご紹介します。
新規で広告配信して早期に目標達成した事例
Seibii様|ローンチ初期から伴走し、1年で売上20倍を実現

自動車の整備・出張サービスを提供する株式会社Seibii様では、自動車の修理・整備出張サービス「Seibii」のサービスローンチのタイミングから、オーリーズで広告運用支援を行っています。
売上を伸ばしてプロダクトの仮説検証を進める必要があった中で、社内に専任のマーケティング担当者はおらず、代表がマーケティング施策を直接見ている状態。
マーケティングの実行部分に強く、一緒に事業を成長させてくれるパートナーを探していた中で、オーリーズと出会い、Web広告の運用代行を含めたマーケティング支援をご相談いただきました。
代表から、月次の損益やオペレーション情報、プロダクトのイシュー、資金調達のスケジュールまで、事業状況についてリアルタイムに連携を受けながら、Seibiiの事業を成長させるための広告運用支援をカスタマイズで構築。
深い事業理解をもとにした広告運用支援によって、月間の売上を1年で約20倍まで伸長させることが出来ました。
配信中の広告パフォーマンスを改善した事例
ネオジャパン様|代理店変更で前年比140.2%のCVを獲得

ビジネスコミュニケーションツールを提供している株式会社ネオジャパン様では、主力製品であるdesknet`s NEO(デスクネッツ ネオ)をはじめとして、自社製品の認知向上・ホットリード獲得のため広告運用を代理店に委託していました。
長く付き合いのある代理店でしたが、
- 営業担当と運用担当が分かれており、依頼事項の反映スピードが期待通りでなかった
- 担当者の異動が多いことから自社商材への理解も低く、自社にマッチした提案が少ない
- 毎年売上目標が高まっていく中で、リード獲得数が目標を割っており改善提案も少ない
といったお悩みを抱えており、オーリーズへ運用委託を切り替えることを決定。
代理店の切り替え後は、NotionやSlackを活用して高頻度でコミュニケーションを行いながら、広告訴求開発のワークショップや、BIを活用して広告成果を可視化するなど、お互いの目線を合わせるための取り組みを積極的に実施。
結果として、広告品質が大幅に改善し、対前年比で140.2%のCVを獲得することに成功。広告のリード件数が大幅増加しただけでなく、有効リードも増加したことで商談件数も増加させることが出来ました。
三越伊勢丹様|専任チームの支援で、不安定だった広告運用が売上の柱に

株式会社三越伊勢丹HD様では、化粧品ECサイト「ISETAN BEAUTY online」を運営しており、Web広告やTVCM、アフィリエイトなど様々なマーケティング施策を組み合わせて売上拡大を行っていました。
Web広告の運用は当初別の代理店に任せていましたが、社内の広告運用の知見が少ない中で始まった新規事業だったこともあり、よりフレキシブルかつスピーディーにPDCAを回せる代理店を探していました。
Web広告の勉強会がきっかけでオーリーズを信頼いただき、広告運用の代理店をオーリーズに切り替え。
EC事業に特化した専任チームが運用支援をおこなった結果、広告経由の売上が大きく伸長。不安定だった広告運用がマーケティング施策の柱となり、毎月目標を達成できる状態になりました。
WILLER様|インハウス化と成果改善を両立し、自走型の広告体制を構築

WILLERグループ内で高速バス事業を営むWILLER EXPRESS株式会社様では、広告運用の内製化を目指し、オーリーズでインハウス支援をさせていただきました。
広告運用のスペシャリストによる座学研修とOJT支援によって、社内のマーケティング体制の構築と運用ノウハウの蓄積をサポート。
自社のみで広告運用を自走できる状態にはなったものの、その後、事業拡大に伴い社内リソースが不足し、オーリーズに広告運用代行を依頼。
Web広告の運用代行支援によって主力商品の成果改善を実現しつつ、再度インハウス化を見据え、成約率を加味した広告レポートの構築、社内メンバー向けのGA4勉強会などを実施。
社内リソースの調達や組織体制の整備完了にあわせて再度インハウス運用に切り替え、現在は自社のみで広告運用業務を内製することが出来ています。
オーリーズが広告運用代行で大切にしていること
広告代理店を選ぶ際、体制や費用感など条件面での比較検討以外に、実はもう一つ、見落とされがちな視点があります。
それは、「どのような思想や価値観で顧客と向き合っているか」という代理店のスタンスです。
同じ広告運用を手がける代理店であっても、その考え方にはさまざまな違いがあります。たとえば、媒体アルゴリズムの最適化に特化した代理店もあれば、広告の数値改善を入口にしつつ、その先の事業成果までを見据えて支援する代理店もあります。
支援体制や料金体系が似ている会社同士で「どちらに相談すべきか」悩む場面では、こうした思想やスタンスの違いこそが大きな判断材料になります。
実際、どんな代理店と組むかによって、進め方やKPIの置き方、成果改善のアプローチも大きく変わってくるからです。
オーリーズは、「あなたを、叶える。」という理念のもと、Web広告の運用を通じて、クライアントの本質的な事業成長に貢献することを大切にしています。
代理店に対して、「自社で運用する場合と同じ水準のコミットメントを求めたい」というお声をいただくケースは多いですが、私達はそうした広告主のニーズを実現するために、以下のような体制を取っています。
- 担当者1人あたりの担当社数を最大4社に制限し、1社に向き合える時間を増やす
- 非分業×少数精鋭のチーム体制により、意思決定から実行までのリードタイムを最小化
- 広告アカウントは広告主保有を推奨し、データ資産を中長期的に活用できる環境を整備
また、私たちは一律の施策提案や型通りの運用は行いません。顧客の目的、リソース状況、フェーズを踏まえたうえで「事業成長に対して最もインパクトのある打ち手は何か」を共に考え、実行計画に落とし込みます。
たとえば、広告の成果が伸び悩んでいる企業に対しては、媒体ごとの細かい調整だけでなく、広告コミュニケーション設計や、商談数・LTVといった媒体外指標を含めたBI構築、さらには営業フローのオペレーション改善まで踏み込んでご提案することもあります。
オーリーズと長期的にお取引しているクライアントでは、たとえば以下のような思いからご相談いただくケースも多いです。
「広告媒体の数値改善だけでなく、事業成長に本質的につながり得る提案がほしい」
「”広告主”と”代理店”という受発注の関係を超えて、長期的な事業パートナーとして付き合える代理店を探している」
「広告運用の枠に縛られず、ビジネス全体の改善につながる打ち手を柔軟に提案してくれる存在が欲しい」
私たちは、クライアントの一員として、社内チームのような距離感で広告運用をご支援します。もし共感いただける点があれば、ぜひお気軽にご相談ください。
よくある質問|Google広告運用代行の疑問に回答
最後に、代理店の選定でよくある質問をまとめました。
以下は代理店選定をおこなっている広告主の方からよくいただく質問ですが、その他お困りごとがありましたらお気軽にオーリーズにご相談ください。(オーリーズへの問い合わせはこちら)
問い合わせは何社くらいしたら良い?
あまり代理店情報に詳しくない場合は、複数の代理店から話を聞いたほうが良いです。
ただ、5社以上になると比較検討やディレクションが難しくなるので、問い合わせの段階である程度絞りをかけて3社~5社に問い合わせするのがおすすめです。
既に特定代理店の支援内容にイメージが湧いているなら特定企業のみの問い合わせでも問題ありません。
問い合わせフォームには何を記載するべき?
基本的にはフォームの項目に沿って記入すれば問題ありませんが、自由記述欄に悩む場合は、以下のような情報を簡潔に伝えるとスムーズです。
- 対象サービス(LPも添付すると尚良い)
- 配信中または配信予定の媒体
- 月間の広告予算
- 広告配信の目的(CV獲得や認知向上など)
- 現在の運用体制(自社/代理店/フリーランスなど)
- 配信開始時期(配信中の場合、契約開始希望時期)
- 現状抱えている課題と代理店への期待事項
代理店切り替え後にはどれくらいから成果が期待できる?
目指す成果や商材などによりますが、一般的には3か月~6か月程度です。
アカウント新設時は機械学習が最適化されるまで2~4週間ほどかかり、初期はCPAが高騰するケースもあります。これは広告配信データを蓄積・学習する過程であり、急な改善を期待しすぎないことが大切です。
【参考記事】広告運用における機械学習の基本
代理店選定はいつ頃から動き出したらいい?
実務経験からお伝えすると、広告運用代行を検討している場合、配信開始の「2~3ヶ月前」から準備を始めることが理想的です。
具体的には、準備段階である広告代理店の選定や契約手続きに1~2週間、その後、代理店へ今回の運用与件の目的や課題背景を伝えるのに1~2週間かかります。
続いての支援内容の提案フェーズでは、代理店が支援開始時の戦略立案を考える期間が2~4週間あり、代行先の選定で1~2週間かかります。
最後の広告戦略の設計や媒体準備、ターゲティング設定などに2~4週間が必要になるため、2~3ヶ月前から始動できると余裕を持って相談ができます。
他媒体と比べたGoogle広告の特徴は?
- ユーザー数の多さ
Google検索、YouTube、Gmailなど、世界中で利用されており、膨大なユーザーにリーチ可能です。 - 豊富な配信面
Googleのサービスやパートナーサイトに広告を配信でき、柔軟なアプローチが可能です。 - 機械学習精度の高さ
長年の運用経験から、Google広告は他媒体と比較して機械学習の精度が高く、自動化機能の活用でパフォーマンス向上が期待できます。
【参考記事】5分で分かるGoogle広告
Google広告はどのキャンペーンがおすすめ?
検索やディスプレイ、P-MAXなど、Google広告には多様なキャンペーンメニューがあるため、はじめて広告配信をする場合はどのキャンペーンから配信すべきか判断に迷うこともあると思います。
前提として、キャンペーンの選択は、自社の目的や商材などの個別事情に応じて選択することが重要ですが、どのキャンペーンから配信すべきか迷う場合は、まず検索キャンペーン(リスティング広告)から配信することをおすすめします。
検索キャンペーンから配信する理由としては、商品やサービスに関連するキーワードで検索している顕在層のユーザーに広告配信することが出来るため、他のキャンペーンと比べて即効性が期待しやすいためです。
一方、そもそも自社の商品やサービスが属するカテゴリ自体の検索ボリュームが少ない場合は、検索キャンペーンを配信しても期待する効果が得られない可能性もあるため注意しましょう。
【参考記事】Google広告のキャンペーンの選び方
Google広告はどの程度予算をかければいい?
N数も少ないためあくまで参考程度にご覧いただければと思いますが、弊社の独自調査の結果では、Web広告を配信している広告主のうち、約7割は月間広告予算が100万円以下というデータが出ています。
Google広告は、はじめてWeb広告を配信する際に選ばれやすい媒体であり、最低出稿金額を設けていないことから、まずは月数十万円~でスモールスタートすることも可能です。
一方、予算が少額すぎると機械学習の促進に必要なCVデータが蓄積できず、かえって費用対効果を低下させてしまう恐れもあります。
目標CV数やCPA、CPC、CVRによっては、期待値以上のパフォーマンスを上げるには予算を増額したほうが良いケースもあるため、Google広告の予算策定をする際は、シミュレーションを参考に予算が本当に妥当なのか慎重に検討することが重要です。
まずどれぐらいの予算でスタートすべきか判断が難しい場合は、その点も含めて代理店に相談してみましょう。
【参考記事】Google広告の予算の決め方
まとめ|広告運用代行でGoogle広告の成果を改善しよう
運用代行会社は選ぶことが目的なのではなく、その後の広告成果を最大化することが目的です。
代行会社によって得意・不得意もありますので、本記事でご紹介した代行会社の比較表・選定のチェックポイントを活用しながら、自社の目的・課題にフィットした代行会社を選定してみてください。
なお、弊社オーリーズではGoogle広告の運用代行支援を行っており、業種や予算を問わず、これまで数多くの事業者の広告成果を改善してきました。
この記事をご一読いただいた上でGoogle広告運用に関するお悩みがある場合は、ぜひお気軽にご相談ください。
Google広告の運用に強い代理店
口コミが生まれる「オーリーズの広告運用支援」とは
Google広告の運用に強い代理店に相談してみませんか?
オーリーズは、事業成長の支援で信頼を築き、顧客紹介が生まれる運用会社です。

【Google広告で成果を出し続けるオーリーズの特徴】
- 運用者の評価は「売上」より「紹介される支援かどうか」
- BtoBやECなど業界ごとの専門チームが設計・改善まで並走
- 積極的な新規営業はせず、顧客からの紹介で成長する代理店