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- 頼富 穰
5分で分かるMicrosoft広告|独自の特徴と配信メリット

Web広告といえばGoogle広告を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、最近はMicrosoft広告(マイクロソフト広告)への関心が高まっています。
一方で、
- Microsoft広告を配信するか迷っているけど、実際に効果あるの?
- Google広告やYahoo!広告とは何が違うの?
- Microsoft広告を配信する際に気をつけるポイントは?
など、疑問を抱える方もいらっしゃると思います。
この記事では、Microsoft広告を検討中の方に向けて、「Microsoft広告のメリット・デメリット」「Google広告やYahoo!広告との違い」「配信時の注意点」などを解説します。
気になる章からぜひご覧ください。
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目次
【30秒で全体像を理解】Microsoft広告の概要まとめ
Microsoft広告は、Microsoftの検索エンジン「Bing」や「Microsoft Edge」など、Microsoftのプラットフォームに広告配信できるサービスです。
GoogleやYahoo!広告と比べて後発の媒体ですが、BingはPCにおける検索エンジンシェアが増加傾向にあり、PC面への配信を中心とする商材とは特に相性が良いです。
✅ Microsoft広告がおすすめなケース
- PC面でコンバージョン獲得比率が高い商材(ex.BtoB/シニア向け商材など)
- Google広告やYahoo!広告以外に配信を拡大したい
- 低単価でコンバージョン獲得を進めたい
後発媒体のため比較的競合が少なく、GoogleやYahoo!と比べて低CPCでCV獲得を狙える媒体ですが、AIによる自動化はまだ発展途上で、ボリュームを拡大させづらい傾向にあります。
そのため、基本はGoogle広告やYahoo!広告の運用改善にリソースを充て、さらなるCV獲得を狙いたい場合に配信するのがおすすめです。
Microsoft広告とは

Microsoft広告は、Microsoft社が提供する広告配信サービスです。日本では2022年5月31日からサービス提供を開始しました。
Microsoft広告の主な配信先としては、以下があります。
- Microsoft社独自の検索エンジン「Bing」
- Microsoft社が提供するブラウザ「Microsoft Edge」
- ニュースポータルサイト「MSN」
- Office製品「Outlook」
参考:Microsoft Advertising による広告の表示場所
Google広告やYahoo!広告と比べるとまだ利用者は少ないですが、
- 主要な配信先であるBingは特にPC面での検索エンジンシェアが伸長傾向にある
- Microsoft製品のユーザーは平均年齢が44歳で、年収レンジが高い
などの特性から、特にBtoB事業者のなかでは話題に上がっています。
一方で、Microsoft製品は一般消費者の利用も多く、年収レンジが高いという特徴から、不動産・自動車・ラグジュアリーなどが特に相性が良いとされています。
参考:日本市場で急成長!Microsoft 広告のCPAが低い理由は何ですか? 日本マイクロソフト 有園雄一氏に聞いた(Web担当者Forum)
Google広告やYahoo!広告との違い
Microsoft広告と、Google広告やYahoo!広告の違いは以下の通りです。
媒体 | Microsoft広告 | Google広告 | Yahoo!広告 |
配信先 | ・Bing ・Microsoft Edge ・MSN ・Outlook など | ・GoogleChrome ・YouTube ・Gmail ・Google Map など | ・Yahoo! JAPAN ・LINEアプリ ・Bing など |
特徴 | ・クリック単価が安い ・BtoB、ミドルシニア向け商材と相性が良い | ・広告枠が豊富 ・機械学習の精度が高い | ・広告枠が豊富 ・LINEにも広告を出せる |
Microsoft広告はクリック単価が安く、Edgeをメインブラウザとして利用していると予想されるエンタープライズ企業や、ミドルシニア層へリーチしやすい媒体です。
一方、Google広告やYahoo!広告は自社サービス内で豊富な広告枠を抱えており、Microsoft広告と比べてリーチできるユーザー数が多いです。
実際に、日本における検索エンジンシェア(2025年時点)はGoogleが8割以上を占めており、Microsoft広告で配信できるBingとは大きな開きがあります。

機械学習の精度や管理画面の扱いやすさの観点などでも、GoogleやYahoo!広告に分があるため、Google広告やYahoo!広告の改善を進めた上で、さらに獲得を伸ばしていきたい場合に配信を検討するのがおすすめです。
配信できるキャンペーン5種
Microsoft広告では、配信面や目的に応じて5つのキャンペーンタイプが用意されています。
- 検索キャンペーン(Bing検索結果)
- オーディエンスキャンペーン(MSN・Outlookなど)
- ショッピングキャンペーン(商品検索枠)
- アプリキャンペーン(アプリインストール特化)
- パフォーマンス最大化(複数面への統合配信)
各キャンペーンの基本機能はGoogle広告に近く、Googleからのインポート機能も整備されているため、配信経験がある方なら導入難易度は高くありません。
以下では、Microsoft広告ならではの特徴や、他媒体と異なるポイントに絞って紹介します。
検索
Microsoft広告の検索キャンペーンでは、テキストに加えて画像を表示できる「マルチメディア広告」という機能があります。
ブランドや製品のイメージを画像を使って視覚的に伝えることが出来るため、ユーザーの理解促進やクリック率向上が期待できます。
オーディエンス
Microsoft広告のオーディエンスキャンペーンは、GoogleやYahoo!で成果が出なかった広告主にとって“思わぬ活路”になることがあるフォーマットです。
主にBtoB商材が中心ですが、実際に弊社で運用していたアカウントでも、検索広告や他媒体よりも効率的にコンバージョン獲得できた実績が散見されています。
- SaaS商材A社:Google/Yahoo!ではリターゲティング効率が合わなかったが、Microsoftでは検索広告よりも低単価でリード獲得に成功
- SaaS商材B社:リターゲティング+予測ターゲティング(類似配信の一種)により、Meta広告のCV類似よりもCPAが安く、その後の商談化率も高い傾向
この背景には、以下のようなMicrosoft特有の配信面とユーザー特性が影響していると考えられます。
- Outlook・MSN・Edgeなど、日常的に使われるPCベースの面に配信される
- Google/Metaとは異なるデータソースによるターゲティングロジックを使っている
- 特にビジネスユーザー/ミドルシニア層のWeb利用シーンとの親和性が高い
ショッピング
Microsoft広告のショッピングキャンペーンは、Bing検索面のショッピング枠に直接広告を出稿する唯一の手段です。
Yahoo!広告では検索広告のBing面配信は可能ですが、ショッピング広告に関してはMicrosoft広告からの配信に限られます。
Microsoft広告でショッピングキャンペーンを配信する際は、以下のようなポイントを押さえて運用すると安定したパフォーマンスが得やすいです。
- 検索結果上で綺麗に表示される高品質の商品画像を用意する
- サイズは220×220ピクセル以上
- 透かしやプロモーションテキストは画像内に入れない
- 画像の余白は10%~60%の範囲にとどめる
- まずは手動入札(拡張クリック単価)で運用する
- Google広告と比べてユーザー数が少なく学習の最適化が進まないケースもあるため、最初は自動入札ではなく手動入札がおすすめ
- 商品フィードにはできるだけ多くの属性を登録しておく
- カスタムラベルやBingカテゴリ、マーチャントカテゴリを適切に設定する
アプリ
アプリインストールを目的とした広告は、GoogleやMetaのようなマルチチャネル型とは異なり、Microsoft広告では基本的に検索結果ベースの配信になります。
また、配信面は限定的で、アプリインストール広告 or Microsoft Store広告という形で完結しています。
他媒体の補完、あるいはWindowsOSユーザー特化というニッチ戦略としての活用が現実的で、大規模な広告配信や汎用的なアプリ獲得施策としてはおすすめしません。
パフォーマンス最大化
GoogleのP-MAXと同様、Microsoftの「パフォーマンス最大化」キャンペーンも検索・ディスプレイなどを統合して配信する全自動型フォーマットです。
ただし、Googleに比べて配信ボリュームや学習スピードは限定的で、フル活用というよりも補完施策として捉えるのが妥当です。
P-MAXと同様に、キーワードやユーザー属性の設定はできず、アセットとシグナル情報を元に配信対象が決定されます。
したがって、完全な運用コントロールを望む場合には向いていません。
Microsoft広告5つの独自機能
Microsoft広告には、Google広告やYahoo!広告には無い独自の機能がいくつか存在します。
この章では、Microsoft広告の独自機能として代表的なものを5つピックアップしました。
1.マルチメディア広告
Microsoft広告では、検索キャンペーンの機能として「マルチメディア広告」というものがあります。
マルチメディア広告では、Bingの検索結果に画像を表示することができ、ビジュアルを用いた訴求によって、ブランドの理解促進やクリック率向上が期待できます。

マルチメディア広告は検索広告とは異なる独自のオークションで掲載判断され、検索結果の右側の広告枠に配信されます。
検索広告と比べてCPCが低い傾向にありますが、弊社で運用しているアカウントでは、全体的に配信ボリュームが少ない傾向です。
2.広告表示オプション(行動喚起/フィルタリング/動画表示)
Google広告やYahoo!広告と同様に、Microsoft広告では広告表示オプションの機能を備えています。
Microsoft広告独自の広告表示オプション機能としては、「行動喚起(CTA)表示オプション」「フィルタリング表示オプション」「動画表示オプション」の3つがあります。
行動喚起(CTA)表示オプション
検索広告にCTAボタンを追加できるオプション機能です。
CTAボタンの遷移先には任意のURLを設定することができ、商品注文、お問い合わせ、メッセージの送信などのアクションを促すことが出来ます。
ビジネスモデルなどの事情で相性が合わない場合を除き、サイトリンク表示オプションなどと組み合わせて設定するのがおすすめです。

参考:行動喚起(CTA)表示オプション(Microsoft広告ヘルプ)
フィルタリング表示オプション
提供している商品やサービス、機能などのカテゴリー(フィルター)を提示し、クリックすることでユーザー自身が探している情報に直接アクセスできるように誘導する機能です。

複数の商品ページがあるサイトや、フィルター機能があるサイトなどでは活用しやすい機能です。
参考:フィルタリング表示オプション(Microsoft広告ヘルプ)
動画表示オプション
画像表示オプションの動画版です。
PCでは、ユーザーがサムネイル画像をクリックすると、動画がディスプレイテキストとアクションテキストの上にフルスクリーン オーバーレイで再生されます。

動画視聴完了後に行動を促すフレーズやボタンを挿入することが出来るため、動画で商品・サービスの理解を深めてからLPに流入という行動導線も期待できます。
3.予測ターゲティング
Microsoft広告の「予測ターゲティング」は、オーディエンスキャンペーンにおいて配信規模を拡大したい場合に有効な機能です。
これはGoogle広告の「最適化されたターゲティング」と似た仕組みで、設定したオーディエンスに加え、類似性の高いユーザーへ自動的に配信対象を拡張してくれます。
特に自動入札と組み合わせることで、拡張の精度が高まりCPAを悪化させることなくCV増加を期待できます。
一方で、予測ターゲティングをオンにすると、想定以上に拡張先のオーディエンスへの配信比率が高まるケースがあるため、例えばリターゲティングなど特定のオーディエンスに対して確実に配信したい場合は、広告グループを分けて運用するのが適切です。
また、現在の仕様では、自動入札で予測ターゲティングをオンにした後、オフにするには一度手動入札に戻す必要があり、運用の柔軟性に若干の制約があります。
こうした特性を踏まえると、予測ターゲティングは、オーディエンスキャンペーンでCV獲得効率が良いものの、オーディエンスサイズが限られており配信ボリュームに課題を感じている場面で特に有効です。
適切に使い分けることで、限られたオーディエンスサイズの中でも成果拡大を目指すことができます。
4.マルチフォーマットキャンペーン
2025年2月にオーディエンス広告にて「マルチフォーマットキャンペーン」がリリースされました。
従来はRDA(レスポンシブディスプレイ広告)のみが利用可能だったキャンペーンでも、新たにイメージ広告や動画広告の入稿が可能となり、より多様なクリエイティブ形式での訴求が実現できるようになりました。

現在、イメージ広告や動画広告は主にパートナーサイトでの配信が中心となっていますが、将来的にはMSN面での露出拡大も期待されています。
特に直近では、イメージ広告のMSN面への掲載が確認されており、配信面の選択肢が徐々に広がっている状況です。
そのため、Google広告などでイメージ広告や動画広告を配信している場合は、媒体間でのクリエイティブ資産の再利用も視野に入れつつ、Microsoft広告での活用幅を広げていくことが可能です。
5.LinkedInプロフィールターゲティング
Microsoft広告では、LinkedInのプロフィール情報を活用した入札単価調整やターゲット設定が可能です。
会社名や業界、職種などの情報をもとにターゲティングすることが出来るためBtoB企業の広告配信などでは活用しやすい機能ではありますが、日本ではLinkedInユーザーが少ないため、配信ボリュームを拡張させづらい傾向にあります。
Microsoft広告3つのメリット
Microsoft広告は、他媒体に無い特徴を持っています。
まずは、他媒体と比べた際のMicrosoft広告のメリットについて解説します。
Googleではリーチしきれない層にもアプローチできる
Microsoft広告は、マイクロソフト社が提供する検索エンジンである「Bing(ビング)」に広告を出稿することが出来ます。
BingはWindows標準ブラウザのEdgeと連携されているため、主にPCでの利用比率が高く、国内のデスクトップにおける検索エンジンシェアでは、Googleに次いで第2位となっています。

日本におけるBingのシェアはここ数年増加傾向にあり、2020年代はデスクトップで8%程度のシェアでしたが、2025年現在は16%と約2倍まで伸長しています。
Bingの利用者は今後も増加していく可能性があるため、さらなるCV獲得を狙っていきたい場合はMicrosoft広告の配信を検討してみましょう。
参考:Desktop Search Engine Market Share Japan
なお、Yahoo!のパートナーサイトにBingがあるため、「わざわざMicrosoftでアカウント開設をしなくてもYahoo!経由で広告を出稿すれば良いのでは?」と疑問を持つ方もいらっしゃるかと思います。
結論からお伝えすると、配信プラットフォームが異なれば広告配信の最適化に使われるユーザーのシグナルが変わるため、Microsoftならではのシグナルが作用することにより、Yahoo!広告から配信するよりも低単価でCV獲得できる可能性があります。
また、「Yahoo!とMicrosoftの両方で広告を出すと競合するのでは?」と言った指摘もありますが、配信ネットワークが別であるため、両者がオークションで競合することはありません。
低単価でCV獲得を狙いやすい
あくまで一般的な傾向ですが、Microsoft広告はCPC(クリック単価)がGoogleやYahoo!広告より低い傾向にあります。
これは、GoogleやYahoo!と比べてまだ広告を出稿する企業が少ないため競合性が低いことが影響していると考えられます。
詳しくは「配信ボリュームが少ない」で説明しますが、Microsoft広告は低単価でCV獲得が期待できる一方で、配信ボリュームも少ない傾向にあります。
そのため、基本はGoogle広告などボリュームの大きい媒体の改善に注力しつつ、さらにCV獲得を増やしたい場合にMicrosoft広告を配信することをおすすめします。
大企業のキーパーソンに接触しやすい
BtoB企業の場合は、Microsoft広告の配信によって、エンタープライズ企業からのリード増加が期待できます。
あくまで一般的な傾向ではありますが、大企業や官公庁では、セキュリティの兼ね合いから社用PCへのアプリのインストールに制限がかかることが多いです。
そのため、Google Chromeをはじめとする主要なブラウザを導入できず、WindowsのデフォルトブラウザであるEdgeを利用するケースが一般的です。
あくまでBtoB商材での一般的な傾向であり、すべてのケースで当てはまるわけではありませんが、エンタープライズ企業のリード獲得を狙っている場合は、Microsoft広告の配信をおすすめします。
Microsoft広告3つのデメリット
ここまでMicrosoft広告のメリットについて見てきましたが、デメリットもいくつか存在します。
今後の機能開発によって軽減される可能性はありますが、参考としてご覧ください。
Googleと比べると機械学習が未発達で、運用に工夫が必要
Googleはユーザーニーズに合致する広告を表示するため、自社の機械学習アルゴリズムに膨大な投資を行い、これまで数多くの改良を重ねて、その質を向上させてきました。
一方、Microsoft広告は後発の広告媒体であることから、Googleと比べるとアルゴリズムへの投資やアップデートの回数も少ないため、機械学習の質は発展途上と言えます。
実際、Google広告では自動入札によって高いパフォーマンスを期待できる場合でも、Microsoft広告ではパフォーマンスが停滞するケースが散見されます。
Google広告と同じ設定・運用では効果が出づらいケースもあるため、可能な範囲でMicrosoft広告の挙動にあわせたカスタマイズを行うことを推奨します。
配信ボリュームが限定的で、スケールアップしづらい
Microsoft広告は、Google広告をはじめとする他媒体より配信ボリュームが少なめです。
これは、Googleと比べてサービスの利用者数が少ないため、そもそもの広告在庫が限られることが影響していると考えられます。
実際、当社の運用実績から言える傾向としては、Microsoft広告は、Google広告の約1/3~1/10程度の配信ボリュームにとどまる傾向が見受けられます。
そのため、基本はGoogleの改善を最優先にした上で、さらにCV獲得を増やしていきたい場合にMicrosoft広告の配信にチャレンジするのがおすすめです。
ノウハウや事例が少なく、運用のヒントを集めづらい
Microsoft広告は、日本では2022年5月にリリースされた、比較的新しい広告媒体です。
そのため、Microsoft広告の情報を発信しているメディアや企業は限定的で、運用ノウハウや事例を収集するのが難しいです。
また、公式サイトのヘルプ情報やサポート担当の対応も発展段階と言えるため、自社に広告運用ノウハウが無いと、期待するパフォーマンスを得ることが難しい場合があります。
効率的に成果改善につなげたい場合は、Microsoft広告の運用実績が豊富な代理店やパートナーに相談するのも良いでしょう。
この条件に当てはまったらMicrosoft広告がおすすめ
ここまでMicrosoft広告のメリット・デメリットについて見てきましたが、Microsoft広告は具体的にどのような場合におすすめできる媒体なのか解説します。
以下に示す内容はあくまで目安なので、条件に当てはまっていないからといってMicrosoft広告を配信すべきではない、というわけではありません。
予算と期間を決めて、まずは検証目的で配信してみるというやり方もありますので、自社で配信すべきか判断する参考材料としてご覧ください。
Google/Yahoo!ユーザー以外にリーチを広げたい
GoogleやYahoo!で一定の成果が出ている場合、Microsoft広告を追加チャネルとして活用することでCV数を伸ばせる可能性があります。
CPC(クリック単価)がGoogleやYahoo!よりも低くなることが多く、費用対効果の改善や新たなユーザー層の開拓が見込めます。
BtoB商材のリード獲得を目的としている
Microsoft広告は、PCユーザー比率が高く、業務利用シーンとの接点が多いため、BtoB領域と特に相性が良い傾向にあります。
実際に、Google広告やYahoo!広告と比べて高単価リードの獲得効率が良かったという事例も報告されています。
アウトルックやMSNなどの業務接点を活用した配信ができるため、ビジネス文脈での接触機会を増やしたい場合には検討価値があります。
ミドル〜シニア層をターゲットとしている
Windows PCではデフォルトブラウザがEdgeに設定されているため、Microsoft広告の配信によってWindowsユーザーにリーチを広げることが出来ます。
実際に、「保険」「分譲マンション」「健康食品」など、ミドル〜シニア層がメインターゲットとなる商材では、ユーザーがデフォルトブラウザを変更せずにEdgeを使い続けるケースも多いため、BtoBに次いで相性が良い傾向があります。
一方、Microsoft広告は以下のようなケースでは向いていない可能性があります。
- 広告運用の経験が全くない場合
→ Microsoft広告はGoogle広告ほど学習最適化が進んでおらず、媒体特有の挙動もあるため、運用ノウハウが一定必要です。 - 管理画面の操作に慣れていない場合
→ 日本語訳が不自然な箇所や設定項目の構造がやや複雑で、広告運用に不慣れだと扱いにくいと感じることがあります。 - 完全な自動運用を期待している場合
→ Microsoft広告は一部自動化されていますが、GoogleのP-MAXのように「出せば勝手に最適化される」レベルではないため、自走前提だと失敗リスクも。
GoogleやYahoo!広告と比べると機械学習が発展途上で自動化によるパフォーマンスが期待しづらい部分もあるため、予算に余裕がある場合は運用代行を検討するのも選択肢のひとつです。
Microsoft広告の配信事例
Microsoft広告の配信によって、具体的にどのような成果が得られたのか、事例を通してお伝えします。
事例の詳細について知りたい場合は、この記事の下部にあるお問い合わせからご連絡ください。
Google広告より多くのリードを獲得できるチャネルに成長
商材 | 製造業 |
施策 | 検索/オーディエンスキャンペーンの新規配信 |
結果 | Google広告より多くのリード獲得が期待できるチャネルに成長 |
メーカーの生産現場向けの機械部品を提供しているA社では、Microsoft広告が日本にリリースされたと同時に配信を開始しました。
配信を開始して1年程度は配信ボリュームが伸びづらいというイメージもありましたが、2024年以降に配信量が徐々に拡大し始めました。
リリース当初からMicrosoft広告の配信を続け、Microsoft広告の機械学習アルゴリズム特性や機能の活用余地について検証を続けたことで、現在ではGoogle広告より多くのリード獲得数が期待できる媒体へと成長しました。
社員1000名以上のエンプラリード数が1.3倍に増加
商材 | BtoB SaaS |
施策 | 検索/オーディエンスキャンペーンの新規配信 |
結果 | 社員数1000名以上のエンタープライズ企業のリード数が1.3倍に増加 |
BtoB企業向けに業務用アプリケーションの提供をおこなっているB社では、Google、Yahoo!広告に次ぐ新たな広告施策として、Microsoft広告の配信を開始しました。
最初は月数十万円~のスモールスタートでの配信でしたが、成果が軌道に乗ってきたタイミングで予算を追加。
その後、GoogleやYahoo!と比較して、エンタープライズ企業からのリード獲得比率が高いことに着目し、広告全体の収益性を高めるため、徐々に他媒体の予算をMicrosoft広告にアロケーションしました。

結果として、社員1000名以上のエンタープライズ企業からのリード数が約1.3倍に伸長し、広告経由での売上を大きく伸ばすことが出来ました。
予測ターゲティングの配信で低CPAでCV獲得に成功
商材 | BtoB SaaS |
施策 | オーディエンスキャンペーンの新規配信(リタゲ+予測ターゲ) |
結果 | 他媒体より低CPAでコンバージョン獲得につなげることに成功 |
BtoB企業にSaaSプロダクトを提供しているC社では、Microsoft広告でリターゲティング&予測ターゲティングを配信したところ、低単価でCV獲得につなげることができました。
当初、Microsoft広告はリターゲティングのみ配信しており、他媒体と比べて効率よくCV獲得が出来ていたのですが、オーディエンスサイズが限定的でCV数を伸ばすことが難しい状況にありました。
そこで、オーディエンスサイズを広げることでCV数を拡大できるのではないかと考え予測ターゲティングの配信も行った結果、配信前後で広告費は約2倍に増加し、CV数も220%に増加。

CVから遠いユーザーへ配信拡張されることでCVRが低下する可能性を想定していましたが、低CPCで配信出来たことでCPAの上昇を抑えることが出来ました。
運用する際に知っておきたい8つのポイント
Microsoft広告は比較的新しい広告媒体のため、まだまだ未発達な部分があります。
他の広告媒体と同じ感覚で運用すると、無駄なコストが発生したり効果が見込めなかったりするリスクも考えられます。事前に注意点を確認しておきましょう。
1.オーディエンス広告は自動配信される
オーディエンス広告はMicrosoft Audience Networkに配信される広告で、配信先のページにあわせて広告が自動で調整されます。
オーディエンスキャンペーンを配信していない場合でも、オーディエンス広告は検索/ショッピングキャンペーンの設定内容を参照して自動で配信がされる仕様となっているため注意しましょう。
これを認識せずに検索/ショッピングキャンペーンでインプレッションの増減を議論すると誤った打ち手を講じてしまう恐れもあるため、課題分析や打ち手の検討を行う際は、必ずオーディエンス広告へ配信されている分は除外して考えるようにしましょう。
オーディエンス広告が配信されているかどうかは、キャンペーンの「セグメント」>「ネットワーク」で確認することができます。

急激にインプレッションが伸びることもあるので、週次や隔週などで確認することをおすすめします。
現時点ではオーディエンス広告の自動配信を停止する方法は無いのですが、除外するWebサイトにMicrosoft Audience Networkのサイトを追加することで実質的にオーディエンス広告を停止することができます。
また、検索キャンペーンではBing以外の検索ネットワークにも配信される仕様となっているため、配信したくない場合は除外リストを活用するか、キャンペーン/広告グループ単位で除外設定をしておきましょう。
2.デフォルトのタイムゾーンがヤクーツクになる
Microsoft広告アカウントに紐づくタイムゾーンが、ヤクーツクに設定される不具合が確認されています。
タイムゾーンが変わると広告のパフォーマンスデータが正しく集計できなかったり、配信開始日や終了日にずれが生じたりする可能性が考えられます。
配信時のトラブルを避けるためにも、広告配信をする前に、アカウントのタイムゾーンが日本であるかどうか確認しましょう。
参考:アカウントのタイム ゾーンを変更(Microsoft広告ヘルプ)
3.他媒体からインポートできない設定項目もある
Microsoft広告は、Google広告やMeta広告のキャンペーン設定をインポートすることが可能です。
ただし、インポートを行うと意図せず広告が自動配信されたり、パラメータの設定が予期しない内容になったりする不具合が確認されています。
インポート機能により他媒体の広告設定を引き継ぐ場合、意図した設定となっているか、広告配信前に必ず確認しましょう。
4.プレースメント除外は広告グループ設定が優先される
ディスプレイ広告を配信する際、費用対効果の向上やブランド保護の観点から、特定のWebサイトやアプリへの広告配信を除外(プレースメント除外)するのが一般的かと思います。
Microsoft広告では、広告グループでプレースメント除外の設定をしていると、キャンペーンに設定しているプレースメント除外が無視されるため注意しましょう。
たとえば、以下のようにキャンペーン/広告グループでプレースメント除外の設定をしたとします。

これを見ると、広告グループでは「tenki.jp」を除外していて、キャンペーンでは「nifty.com」「tenki.jp」「livedoor.jp」・・・などの複数サイトを除外できているように見えます。
しかし、Microsoft広告では広告グループの除外設定とキャンペーンの除外設定が同時に効力を発揮することは無く、上記の設定ではtenki.jpのみが除外されることになります。
Microsoft広告のヘルプページにも以下のように記載されており、広告グループでプレースメント除外の設定が行われている場合はキャンペーンのプレースメント除外設定は反映されません。
広告グループレベルのWebサイトの除外により、キャンペーンレベルのWebサイトの除外がオーバーライドされます。
出典:広告が特定のユーザーに表示されないようにする方法
5.自動入札でも入札単価調整が機能する
Google広告やYahoo!高おっくでは、自動入札(クリック数の最大化を除く)を活用している場合は入札単価調整は無効となり、デバイス調整も100%引き下げのみ機能します。
一方、Microsoft広告では自動入札を活用している場合でも、地域・オーディエンス・スケジュールなどの入札単価調整がシグナルとして機能します。

6.検索語句の取得率がGoogle/Yahoo!よりも高い
Microsoft広告では、検索語句の約9割を取得することができ、GoogleやYahoo!の6〜7割に比べて高い取得率を誇ります。
これは、Googleがプライバシー保護の観点から一部の検索語句を非開示としていることや、検索ボリュームの違いによって、Googleでは除外される語句もMicrosoftでは表示されやすくなるためです。
このような特性を活かすことで、コンバージョンに至った検索語句やCVRの低い語句の分析がしやすくなり、Google広告では把握しきれない運用改善のヒントを得ることができます。
7.広告ローテーションの最適化が働きづらい
Microsoft広告では、GoogleやYahoo!と異なり、広告表示の最適化ロジックが働きづらく、特にディスプレイ広告において複数の広告が均等に配信される傾向があります。

そのため、CVRの高い広告に配信を集中させるために、広告本数を意図的に絞るといった対応が有効な場合があります。
実際に弊社で運用していたアカウントでは、Google広告で媒体評価が高い広告以外を削除し本数を絞ったことで、配信量が増加しながらもCPA維持でCV数が約1.2倍に増加した事例があります。

一方、CVRの低い広告を停止するケースもあれば、逆に均等な配信を活かして複数の広告を組み合わせ、フリークエンシー対策として活用するなどの対応もあるため、目的に応じた判断が重要です。
8.RDAでは短い見出しよりも長い見出しが好まれやすい
Microsoft広告のRDA(ネイティブ広告)は主にMSN面に表示され、ニュース記事の中に自然に溶け込む形で掲載されます。
この特性から、「短い見出し」よりも「長い見出し」の方がコンテンツに馴染みやすく、クリック率(CTR)が高まるのではないかという仮説を検証したところ、実際に成果の良い広告ほど長い見出しの表示機会が多いことが分かりました。
Google広告では長い見出しは1本のみですが、Microsoft広告では最大5本まで設定できるため、すべて追加するのがおすすめです。
ただし、広告コミュニケーションの原則として、ユーザーに「続きを見たい」と感じてもらえるかどうかが重要なので、短い見出しで十分にメッセージが届けられているのであれば無理に追加する必要はありません。
Microsoft広告の始め方
ここからは、Microsoft広告の配信の流れについて説明します。
アカウント作成から配信開始までの流れは、おおむねGoogle広告やYahoo!広告と同様です。
Google広告/Meta広告を配信している場合は、キャンペーンの内容をMicrosoft広告にインポートして自動設定をおこなうことも出来るため、既に配信済の場合は活用を検討しましょう。
1.アカウント作成
⑴Microsoftアカウントの作成
まずは、Microsoft公式サイトにアクセスし、Microsoftのアカウントを作成します。
画面の指示に沿って、メールアドレス・パスワード・名前を入力しましょう。
メールアドレスに本人確認メールが届き、認証が完了すればアカウント作成は完了です。
⑵広告アカウントの作成
Microsoftのアカウントを作成したら、Microsoft広告の公式サイトにアクセスして、広告アカウントの作成をおこないます。
画面の指示に沿って、ビジネス情報の登録や支払い設定をおこないます。「エキスパートモードで最初のキャンペーンを作成する」を選択し、「キャンペーンを作成せずにアカウントを作成」をクリックしましょう。
なお、広告の目標や予算などは後から変更することも可能なので、仮で設定する形で問題ありません。
2.アカウント設定
広告アカウントの作成が完了したら、キャンペーンや広告グループ、広告の設定を行っていきます。
- キャンペーン設定
- キャンペーン名
- キャンペーン予算(1日当たり)
- 広告表示地域
- 言語
- 対象者
- 広告グループ設定
- 広告グループ名
- 広告に関連するキーワード(「完全一致」「語句一致」「広範一致」から選択)
- ターゲット(「地域」「デバイス」「性別」「年齢」などを選択)
- 広告スケジュール(「広告開始日」「終了日」を選択)
- 広告設定
- 広告タイプ
- 最終的なURL
- ヘッドライン(広告見出し)
- パス
- 説明文
- 画像
- 広告表示オプション
また、Google広告やFacebook広告のアカウントを持っていれば、キャンペーン設定をインポートしてMicrosoft広告に自動設定することが可能です。
一部自動で引き継がれない設定もありますので、インポートする際は以下の公式ヘルプページをあわせてご覧ください。
参考:Google広告からインポートされるもの(Microsoft広告ヘルプ)
3.タグ設置
Google広告やYahoo!広告と同様に、広告のコンバージョンなどWebサイト訪問後のユーザー行動データを計測するには、タグの設置が必要です。
Microsoft広告では「UETタグ」と呼ばれるコードをWebサイトに設置する必要があります。
タグの設置方法は、
1.WebサイトのHTMLコードに直接埋め込む方法
2.Googleタグマネージャー経由で設置する方法
の2通りがありますが、設置の簡便さやメンテナンスのしやすさの観点から、基本はGoogleタグマネージャーで設置をすることをおすすめします。
参考:GTMを使用してMicrosoft広告でタグを設置する方法
4.配信開始
すべての設定が完了したら、広告を配信します。配信直後は、インプレッションが出ているか、クリックが発生しているかなど、配信実績を確認しながら意図通りの挙動をしているかチェックします。
Google広告などと同様に、配信開始から2週間~3週間程度は学習期間になることが一般的なため、過度な入札調整や設定変更は避け、明らかに挙動が意図通りでない場合に調整するようにしましょう。
自社での運用が難しい場合は「運用代行」を活用する
自社の運用体制が心もとない場合や、より効率的に成果を上げていきたい場合は、広告運用代行サービスを提供している代理店/個人事業主に運用を委託するのも有効な手段です。
特に、はじめて広告配信をする場合や、自社に広告運用の経験者がいない場合などは、インハウス運用から運用代行に切り替えることで成果改善するケースが多くあります。
媒体への広告費の支払いに加えて、初期費用や手数料が発生しますが、広告運用経験の豊富なプロに運用を任せることが出来るため、無駄なく最短距離で成果を実現することが出来ます。
Microsoft広告は認定代理店制度などを公にしていないため、候補となる代理店の選定が難しい可能性がありますが、その際は、「Microsoft広告 運用」「BtoB Microsoft広告 事例」などのキーワードで検索して、検索上位に出てくる会社に問い合わせしてみるのも有効です。
GoogleやYahoo!と比べて、Microsoft広告はまだ公開情報が少ない媒体ではありますが、Microsoft広告の配信や運用に強い代理店では、運用ナレッジや事例など、支援経験をもとにした具体的なナレッジを情報発信していることが多いです。
よくある質問
Microsoft広告に関するよくある質問をまとめました。Microsoft広告を導入してから困らないよう、事前に確認しておきましょう。
Microsoft広告の費用相場は?
適正予算は目標や商材、ターゲットなどによって変動するものであり、一概に「これぐらい予算をかけるべき」といった基準を示すことは難しいですが、Microsoft広告は最低出稿金額が無いため、まずは数十万円~など、スモールスタートで始めるのが良いでしょう。
あくまで当社の運用経験を踏まえた所感ですが、Microsoft広告は後発の広告媒体であり、GoogleやYahoo!と比べるとユーザー数が少ないことから、費用はGoogle広告の同一キャンペーンの約1/3~1/10程度におさまるケースが一般的です。
なお、以下は弊社で運用している一部のアカウントの平均CPCをGoogle広告・Microsoft広告で比較したデータです。
Google広告 | Microsoft広告 | |
製造業A社 | 300円 | 115円 |
小売業B社 | 150円 | 90円 |
通信業C社 | 280円 | 60円 |
あくまで目安ではありますが、Microsoft広告の平均CPCはGoogle広告の平均CPCの約1/2~1/5程度におさまることが多い傾向にあります。
また、CVRについてもあくまで参考値ではありますが、おおよそGoogle広告のCVRの約1/2~1/3程度で推移するケースが多い傾向です。
そのため、こららの中間指標の数値も考慮した上で事前に予算シミュレーションを行い、自社が求める費用対効果が期待できそうかで出稿すべきか判断することを推奨します。
インハウス運用と運用代行はどちらがおすすめ?
以下はおおよその目安ですが、
- 社内に運用経験者がおり、広告運用の体制が整備されている場合
- 自社内に広告運用のノウハウを蓄積したい場合
- 月の広告予算が少額(100万円以下)である場合
などはインハウス運用を推奨します。
一方、運用代行を活用すると、広告運用の専門スキルを保有する人材にサポートしてもらうことが出来るため、インハウス運用よりも早期に成果に結びつく可能性があります。
運用業務をパートナーに委託することで、工数を確保することも出来るので、マーケティング戦略の立案や、他施策の遂行などに時間を充てることも可能になります。
インハウスか運用代行か迷っている方は、以下の比較表も参考にしてください。
インハウス運用 | 運用代行 | |
---|---|---|
体制 | 自社で広告運用を内製する | 代理店や個人に運用を委託する |
メリット | ・意思決定と実行を社内でおこなうためPDCAを高速化しやすい ・自社の運用経験をもとにナレッジを蓄積しやすい | ・プロが運用するため無駄なく最短距離で成果を実現しやすい ・外部リソースの活用によって施策の実行スピードを早めることが出来る |
デメリット | ・体制構築と維持の難易度が高い ・運用経験者がいないと誤った設定・運用により成果が停滞する可能性がある | ・担当者によってパフォーマンスにムラがある ・広告費と別で初期費用や手数料が発生する |
コスト | 体制構築や維持が出来れば、中長期的には運用代行よりコストメリットが生まれるケースが多い | 支援が継続する場合は、手数料が発生し続ける |
なお、施策や媒体領域で実行者を棲み分け併用する「ハイブリッド運用」という運用形態もあり、インハウス運用で中長期的に成果を上げ続けている事業主では、ハイブリッド運用をおこなっているケースも多いです。
まとめ:Microsoft広告を配信して広告パフォーマンスを向上させよう
Microsoft広告は、日本でサービスリリースしてから日が浅い媒体であり、GoogleやYahoo!広告と比べるとその効果はまだ限定的です。
しかし、競合が少ないため低単価でCV獲得ができる点や、エンタープライズ企業のリード獲得が期待できる点など、他媒体には無い独自の強みも存在します。
機械学習の精度についてはまだ発展途上と言えますが、今後Bingのシェアが拡大し、アルゴリズムアップデートが進んでいけば、Google同様に自動化を前提とした高いパフォーマンスが期待できるかもしれません。
なお、当社オーリーズでは、業種や予算規模を問わず、これまで数多くの企業の広告運用支援をおこなってきました。
Microsoft広告に関しても、日本でリリースされた直後から運用支援をおこなっており、アカウントの設計や運用、タグマネジメントなどを一気通貫で支援することが可能です。
本記事をご覧いただいた上で、Microsoft広告の運用についてご相談がある場合は、以下のお問い合わせよりご連絡ください。
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