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- 肥田 悟志
Web広告運用代行おすすめ10社|プロが厳選!理想の1社発見ナビ

広告運用代行サービスを提供する企業は多数あり、選択肢が多いがゆえに、代理店の選定にあたって以下のような悩みを抱える方は少なくありません。
- 広告運用を外部委託したいが、どの会社に依頼すべきか?
- どの会社も同じように見えてしまい、最適な1社が選びづらい
- そもそもどのような判断基準で代理店を選ぶべき?
そこで本記事では、Web広告の運用代行会社を選ぶ際のポイントを、業界経験10年以上の著者の視点で紹介します。
Googleなど媒体社との協業、自社での新規提案など、数多くの広告アカウントを扱ってきた経験をもとに、「プロが選ぶおすすめの運用代行会社」「代理店選定のポイント」などを解説しています。
成果につながる代理店、どこで違いが出る?
口コミが生まれる「オーリーズの広告運用支援」とは
代理店を選ぶなら、「どんな成果を出してきたか」と「なぜ選ばれ続けているか」を知ることが大切です。
オーリーズは、積極的な新規営業はせず、顧客からの紹介で成長する代理店です。
【広告成果を最大化するオーリーズの特徴】
- 担当者の評価は売上ではなく「紹介したくなる支援かどうか」
- 業種特化の専門チームが深いビジネス理解に基づいて支援
- 非分業・少数精鋭のチーム体制で迅速な成果改善につなげる
目次
【早見表】Web広告運用代行のおすすめ企業一覧
Web広告を外注したいと考えたとき、真っ先に悩むのが「どの会社に頼むべきか?」ではないでしょうか。
ここでは、弊社内の現役運用者60名にアンケートした結果を参考に、「広告運用を生業とする私達がおすすめする、Web広告運用代行企業10社」の特徴をまとめました。
代理店 | 特徴 | おすすめポイント |
---|---|---|
オーリーズ | ・営業組織を持たず口コミで案件獲得 ・運用者と直接話せる非分業制 ・BtoB・ECなど業種特化の専属チーム |
営業組織を持たず、顧客の口コミで成長する代理店 |
アナグラム | ・専任担当制で透明性の高い運用体制 ・運用者が直接クライアント対応 ・ブログや書籍など豊富な情報発信 |
広告運用ブログで有名な、非分業型の代理店 |
サイバーエース | ・Web広告代理店最大手 ・「極予測AI」等のツールを活用 ・小規模案件やスタートアップにも対応 |
最新AIツール×クリエイティブ運用に強み |
Hakuhodo DY ONE | ・国内初のGoogle認定代理店 ・データドリブンな改善提案が得意 ・緻密な戦略設計と社内連携力に強み |
博報堂グループのデジタル広告支援会社 |
電通デジタル | ・運用型広告/SNS/デジタル全体戦略まで幅広い支援に対応 ・自社DMPやAIを活用した高精度分析 ・大規模プロモーションとの連携も可能 |
電通グループの膨大なデータを活用した広告支援 |
セプテーニ | ・認知〜獲得までフルファネルで支援 ・電通グループとの連携による総合力 ・SNS広告に特化したクリエイティブ制作も可能 |
認知~顧客育成を一気通貫支援する対応範囲の広さ |
オプト | ・業界特化チームが商材理解をサポート ・EC・人材・金融など領域特化に強み ・LTVや事業KPIに基づいた運用提案 |
業界特化の広告運用支援で深い事業理解に強み |
JADE | ・固定報酬制で広告費に左右されない支援 ・SEO・コンテンツ支援との連携も可能 ・アクセス解析・インハウス支援も提供 |
固定料金×少数精鋭チームで本質的な広告運用を実現 |
キーワードマーケティング | ・PR×広告を組み合わせた提案が可能 ・150業種・1500社以上の支援実績 ・自社メディアでの発信も活発 |
PR×広告運用で1500社以上の支援実績 |
アユダンテ | ・GA4・GTMなどの技術支援に強み ・1stパーティーデータ活用に精通 ・SEOやタグ実装など横断支援も可能 |
広告運用×アクセス解析に強いデータ活用のプロ集団 |
なお、どの代理店が自社に合っているのか判断に迷っている場合は、生成AIを活用するのもひとつの方法です。
たとえば、ChatGPTなどの生成AIを使えば、
- 自社にとって重視すべき比較ポイントの整理
- 自社の業種や目的に合った選び方のアドバイス
- 代理店選びで起きがちな失敗への備え
など”対話”によって考えを深めることができ、「自社に最適な1社」を選びやすくなります。
「情報はあるけど選べない…」という状況を解消したい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
この後は、代理店を選定する際のポイントや各企業の詳細などを解説していますので、気になる章からご覧ください。
👉Web広告のプロ直伝!代理店選定6つのポイント
👉現役運用者がおすすめするWeb広告運用代行会社10選
👉広告運用代行を活用するメリットと活用シーン
Web広告のプロ直伝!代理店選定6つのポイント
広告運用を外部に委託するうえで、最も重要なのが「誰に任せるか?」という点です。
実際、多くの企業が代理店とのミスマッチに悩んでおり、広告主の約8割が3年以内に代理店を変更しているというデータもあります。
こうした失敗を防ぐためには、「どんな支援を求めているのか」を明確にしたうえで、選定の判断軸を持つことが重要です。
以下は代理店選定のチェックポイントを全17項目にわたって一覧化したものです。
すべての項目について網羅的かつ詳細に言及するとかえって読者の理解を損ねてしまう恐れがあるため、この記事では代理店選定において特に重要度の高い判断軸を6つ解説します。
1.運用実績の豊富さ
広告成果を最大化する上では、運用実績が豊富な会社に委託するのが一番です。
しかし、代理店のHPに掲載されている情報や提案資料の実績記載だけだと、どの代理店が本当に実力のある会社なのか判断するのが難しいこともあります。
その場合は、以下のような観点で代理店から情報を引き出し、どの程度実力がある会社なのか判断すると良いでしょう。
- 自社と近しい商材での運用経験がどれくらいあるか
- 自社と近しい予算帯での運用経験がどれくらいあるか
- 類似の課題感を持ったクライアントで成果改善した事例がどれぐらいあるか
- クライアントの満足度/平均継続期間/解約率がどれくらいかetc.
2.提案内容の妥当性
はじめてWeb広告を出稿する場合など、基本的なアカウント改善が求められる場合は事業や商材による個別性はそこまで出ませんが、広告運用で成果を最大化する上では、必ず自社の個別事情を踏まえた運用改善が必要になってきます。
そのため、代理店からの改善プランの提案を受ける際は、
- 課題や商材特性など、提案の前提理解がズレていないか
- 成果実現までの道筋や期間が妥当で、納得できる改善プランを描けているか
- 自社の予算や人員など社内事情を踏まえた上で実現可能なプランとなっているか
といった観点で判断すると良いでしょう。
また少し意地悪な質問かもしれませんが、効果があまり期待できない広告手法について、あえて意見を聞いてみるのも良い方法です。
広告代理店が安易に賛成せず、「あまりおすすめはできない…」とはっきり言えるかどうかを確認できれば、その代理店があなたの会社の成長に真剣に向き合ってくれるかどうかまで見極めることができます。
3.担当者との相性
意外と忘れがちな視点として、担当者との相性も重要なポイントです。
広告運用支援で重要なことは仕事の丁寧さや広告に詳しいことだけではありません。
- 担当者のリテラシーに合わせて伝え方を調整してくれそうか
- 自社の事業や戦略に対して深く理解をしてくれそうか
- 一緒にプロジェクトを進める仲間として、背中を預けて良さそうか
- 相手にとって心地よいコミュニケーションができるかどうか
など、同じ目標を追求するパートナーとして好ましいかを考える必要があります。
支援のやりとりのなかで、会話のテンションをあわせられたり、共感したりして、双方が「楽しい、心地よい、気分が良い、前向きな気持ちになれる」と感じあえる状況になれそうかも、定性的ですが一緒に働くうえでの重要な判断基準になります。
代理店によっては、営業担当者と運用者が別である場合もあるため、支援開始前に運用者との相性を確認する機会を相談するのも良いかもしれません。
4.支援に必要な費用
代理店選定時に多くの方が気にするのが「手数料」です。一般的には広告費の20%前後が相場ですが、重要なのは金額の高低ではなく、支援内容とのバランスで判断することです。
たとえば、手数料が安くても、支援工数が削られたり、経験の浅い担当者がアサインされたりすれば、期待する成果は得られにくくなります。一人の担当者が多数の案件を兼務している場合、改善提案や柔軟な対応も限定的になりがちです。
そのため、費用だけに注目するのではなく、「その価格に見合った価値が提供されているか?」を基準に判断しましょう。支援範囲、担当者のスキル、改善の伴走体制など、総合的な費用対効果で見ることが重要です。
5.運用者1人あたりの担当社数
代理店選定の際は、運用者1人あたりの担当社数もあわせて確認するようにしましょう。
たとえば運用者1人で多くの顧客を担当している場合は、物理的な工数の制約から、1社のアカウントに時間をかけて分析・運用することが難しい場合があります。
代理店に期待する成果や支援内容にもよりますが、アカウントの個別課題に向き合って改善活動を続けるには、運用者1人あたりの担当社数は10社程度が上限だと思います。
1人当たりの担当顧客数が極端に多い代理店の場合、基本的なアカウント設定と入札調整、月1のレポート送付など、簡易的な運用・分析が中心となる場合が多いです。
自社の課題にしっかり向き合って、パートナーとして伴走してくれる代理店にお願いしたいと考えている場合は、運用者1人当たりの平均担当社数が少ない代理店を探すと良いでしょう。
6.広告アカウントの保有権
代理店に広告運用を委託する際、アカウントの保有者が「自社か代理店か」は必ず事前に確認すべきポイントです。
Web広告では、アカウント内に蓄積される配信データが、広告の成果改善に直結します。特に昨今は、機械学習による最適化が成果を左右するため、どのようなユーザーに、どんな訴求が刺さるかという“学習データ”をアカウント内に持ち続けることが重要です。
実際、あるクライアントでは、過去の配信データを活かしてユーザーニーズを分類し、それに合わせてアカウント構成を見直すことで、CV数を約1.5倍、CPAを約30%改善できました。
この成果は、アカウント内に蓄積されたデータが継続的に使えたからこそ実現できたものです。仮に代理店保有アカウントで運用していた場合、代理店を切り替える際にこのデータを引き継げず、機械学習もゼロからやり直しとなっていたでしょう。
代理店の中には、自社への乗り換えを防ぐために、アカウント保有を自社に限定するケースもありますが、長期的に見て自社にとって柔軟な選択肢を持っておくためにも、広告アカウントは可能な限り“自社保有”とすることを強くおすすめします。
現役運用者がおすすめするWeb広告運用代行会社10選
弊社の社員60名にアンケートを実施し「広告運用を主業務とする私たちがおすすめしたいと思える企業」を選びました。広告運用の経験者が思う「魅力的なポイント」もまとめています。
紹介先をあげる前に恐縮ながら、まずは弊社からご紹介させてください。
弊社は運用型広告が強みのマーケティング支援会社です。顧客志向を重んじる「NPS経営」によって、多くのクライアントから高い評価をいただいています。
本記事をご覧の皆さまにも、弊社を一つの選択肢としてご検討いただければと思い、手前味噌ながらおすすめ企業に加えさせていただきました。
オーリーズ|営業組織を持たず、顧客の口コミで成長する代理店

株式会社オーリーズは、運用型広告の戦略設計・運用・効果計測に強みを持つWeb広告代理店です。
「まるで内製のような外部支援」をコンセプトとしており、顧客志向を徹底するために以下のような仕組みを持っている点が大きな特徴です。
- 担当者のKPIは売上ではなくNPS(推奨意向)に設定
- 非分業制で担当者が運用から提案を一気通貫で担う
- BtoB、Eコマースなど業種特化の専属チームがある
上記のような仕組みをとっているがゆえに、顧客の推奨意向を示すNPS調査では、平均30pt、24年度は50ptと業界平均を大きく超える水準を保っています。
「自社の事業を深く理解したコンサルタントに支援をしてもらいたい」
「運用担当者と直接話せる広告代理店に支援してもらいたい」
「スピード感がありコミットメントの高い担当者に支援をしてもらいたい」
と考えている方にはおすすめの代理店です。
<著者の推しポイント>
いかに目の前の顧客の課題解決に貢献できるか、同じマーケティングチームの一員として活躍できるか、を中心に経営している組織です。自社の社内メンバーと同じ目線での活躍を期待する方に特におすすめです。
企業名 | 株式会社オーリーズ |
支援メニュー | 広告運用代行/インハウス支援/クリエイティブ制作/分析環境の整備etc. |
最低出稿金額 | 月広告費250万円〜(満たない場合でも支援可能な場合あり) |
初期費用 | なし |
アナグラム|広告運用ブログで有名な、非分業型の代理店

アナグラム株式会社は、Shopify構築や運用支援をおこなうフィードフォースグループ株式会社の子会社であるWeb広告代理店です。
アナグラム株式会社は、非分業制の支援形態をとっており、運用担当者と直接コミュニケーションを取ることが出来るため、透明性の高い運用が期待できます。
「いちばんやさしいリスティング広告の教本」などの書籍出版や、「アナグラムのブログ」を通じた運用型広告に関する最新情報のリリースなど、社内外の情報発信を盛んにおこなっている代理店です。
また、営業組織を設けておらず、情報発信を中心としたマーケティングによってお客様からの問い合わせを獲得している点が特徴的です。その結果、営業ではなくクライアントの支援に力を入れることが出来るため、質の高い広告運用支援が期待できます。
「運用担当者と直接話せる広告代理店に支援してもらいたい」
「一気通貫の専任担当制で、透明性と機動力の高い運用をしてもらいたい」
「豊富な知見をもとに、自社の事業に寄り添った運用プランを提案してもらいたい」
と考えている方にはおすすめの代理店です。
<著者の推しポイント>
アナグラムさんのブログは、運用担当者なら誰もが目を通していると言っても過言ではないほど有名です。豊富な知識と実績に基づく支援を提供されていて、経験豊富で誠実なコンサルタントが数多く在籍している印象です。幅広い広告主におすすめです。
企業名 | アナグラム株式会社 |
支援メニュー | 広告運用代行/インハウス支援/クリエイティブ制作etc. |
最低出稿金額 | なし(月広告費が50万円以下の場合、月額10万円が最低手数料) |
初期費用 | 要問い合わせ |
サイバーエース|最新AIツール×クリエイティブ運用に強み
株式会社サイバーエースは、サイバーエージェントの子会社で、スタートアップ企業を含めた幅広い事業者の広告運用支援を行っています。
グループ内に広告関連会社を複数抱えており、クリエイティブ制作のAIサービスである「極予測AI」など、豊富なグループアセットを活かした包括的なデジタルマーケティング支援を得意としています。
サイバーエースでは、大手企業から中小企業まで多様なニーズにあわせて広告運用支援を提供しているため、幅広い事業者におすすめできます。
「幅広い規模・業種の成功事例を参考にしたい」
「テクノロジーを用いた最先端の手法を積極的に取り入れたい」
「最新のAIツールを活用して広告クリエイティブの改善に取り組みたい」
と考えている方にはおすすめの代理店です。
<著者の推しポイント>
極みシリーズなど独自のツールも駆使した支援で、運用実績は国内トップクラス。以前に広告アカウントを拝見する機会がありましたが、日々の細かな調整や改善も徹底されており、そのような堅実な運用体制も兼ね備えているのがおすすめポイントです。
企業名 | 株式会社サイバーエース |
支援メニュー | デジタル広告支援/クリエイティブ制作/データ活用支援etc. |
最低出稿金額 | 月広告費100万円~(満たない場合でも支援可能な場合あり) |
初期費用 | 要問い合わせ |
Hakuhodo DY ONE|博報堂グループのデジタル広告支援会社
株式会社Hakuhodo DY ONEは、大手広告代理店であるデジタル・アドバタイジング・コンソーシアムとアイレップが経営統合して出来た代理店です。
前身企業のひとつである旧アイレップは国内初のGoogle認定代理店であり、Google広告やYahoo!広告をはじめとして、豊富な支援実績を持つ広告代理店です。
ターゲティングやクリエイティブ制作、広告配信設計などあらゆる領域でデータ活用を推進しており博報堂は「AaaS(Advertising as a Service)」という独自のコンセプトによりメディアを統合した運用を実現し、メディア効果の最大化をサポートします。
豊富なデータ活用基盤をもとに広告の成果を最大化したい事業者におすすめです。
「戦略立案からクリエイティブ制作、運用、分析、改善提案までワンストップで任せたい」
「Google広告やYahoo!広告に精通したスペシャリストの知見を借りたい」
「幅広い規模・業種の成功事例を参考にしたい」
と考えている方にはおすすめの代理店です。
<著者の推しポイント>
元代表の紺野さん筆頭にWeb広告の黎明期で培った運用経験が強みの印象です。広告アカウントを拝見しても媒体の推奨設定を踏襲しつつ、さらに一歩踏み込んだ独自の工夫を随所に感じます。広告運用のなかで、今よりも高いレベルを求められている方におすすめです。
企業名 | 株式会社アイレップ |
支援メニュー | デジタル広告支援/クリエイティブ制作/データ活用支援/マーケティングコンサルティングetc. |
最低出稿金額 | 要問い合わせ |
初期費用 | 要問い合わせ |
電通デジタル|電通グループの膨大なデータを活用した広告支援
株式会社電通デジタルは、電通グループのデジタル広告代理店です。
同社の強みは、電通グループのグループアセットを活用できる点にあり、広告運用以外にも、オウンドメディアやソーシャルメディアなど、デジタルマーケティング領域のコンサルティング・開発・運用までを一気通貫で支援できる点を強みとしています。
電通独自のデータを活用した消費者インサイトの分析や、AIを用いたクリエイティブ生成ツールの開発など、業界でも先進的な取り組みをおこなっている会社なので、広告の成果に頭打ちを感じている方や、豊富なデータを活用して新訴求の開発などを行いたい方におすすめできます。
「幅広い規模・業種の成功事例を参考にしたい」
「AIやスペシャリストの力を借りてインサイト発掘やクリエイティブ開発に取り組みたい」
「テレビCMやリアルイベントとデジタル施策を組み合わせた施策に取り組みたい」
と考えている方にはおすすめの代理店です。
<著者の推しポイント>
業界最大手としての豊富な実績や独自のマーケティングフレームワークはいうまでもありません。そしてなにより、実際に支援をご一緒すると、いつも社員さんの方々のレベルの高さを実感します。Web広告支援でも頼りになるおすすめのパートナー企業です。
企業名 | 株式会社電通デジタル |
支援メニュー | デジタル広告支援/オウンドメディア支援/SNS支援/データ活用支援etc. |
最低出稿金額 | 要問い合わせ |
初期費用 | 要問い合わせ |
セプテーニ|認知~顧客育成を一気通貫支援する対応範囲の広さ

株式会社セプテーニは、電通グループのWeb広告代理店です。
セプテーニでは、直接的な顧客獲得を目的とするダイレクトレスポンス広告だけでなく、新規顧客向けのブランド認知施策や既存顧客向けのリテンション施策など、認知~顧客育成までをワンストップで提供する「フルファネルマーケティング」支援を強みとしています。
データ活用基盤の構築やダッシュボード構築などのインプリメントも支援してもらえるため、自社データの利活用によって広告の費用対効果を高めていきたい事業者におすすめできます。
「獲得型の広告だけでなくブランド認知向上も総合的に支援してほしい」
「SNSに特化した効果的なクリエイティブづくりに挑戦したい」
「SNSアカウントの運用までサポートしてほしい」
と考えている方にはおすすめの代理店です。
<著者の推しポイント>
LINEやMetaなど、各SNSの特性に最適化されたクリエイティブ制作に強みを持つ印象です。同社の「ひねらんかい」という社是が好きで、この言葉が示す細部へのこだわりが、高い成果に繋がっているのだと感じています。電通グループとの提携により、支援範囲も質も今まで以上に強固になった点も魅力的です。
企業名 | 株式会社セプテーニ |
支援メニュー | デジタル広告支援/データ活用支援etc. |
最低出稿金額 | 要問い合わせ |
初期費用 | 要問い合わせ |
オプト|業界特化の広告運用支援で深い事業理解に強み

株式会社オプトは、顧客の事業に寄り添い、LTVを向上させることに重きを置いているWeb広告代理店です。
金融、人材、旅行など、業界特化型の広告運用チームを社内に抱えており、業種の特性に応じたコミュニケーションプランの策定や運用の最適化を強みとしています。
大手代理店のため、広告運用以外にも、ECモール支援/CRO・SEO支援/CRM支援など、デジタルマーケティング領域を横断した事業支援が可能です。
広告運用をはじめとして、周辺領域の課題もあわせて相談したい事業者おすすめできます。
「業界に精通したスペシャリストによるマーケティング支援を受けたい」
「広告だけではなく、CRO・SEO・CRMなどの幅広い領域で支援をしてほしい」
「SNS広告の専門性とノウハウで獲得型広告のパフォーマンスを上げてほしい」
と考えている方にはおすすめの代理店です。
<著者の推しポイント>
デジタルマーケティングの戦略立案から実行まで、一気通貫でサポートできる総合力に加え、各領域における専門性の高さも魅力です。24年6月に立ち上げたMeta パフォーマンス室がMetaのアワードを多く獲得するなど、媒体社からの評価が高い点もおすすめです。
企業名 | 株式会社オプト |
支援メニュー | 広告運用代行/インハウス支援/マーケティングコンサルティングetc. |
最低出稿金額 | 要問い合わせ |
初期費用 | 要問い合わせ |
JADE|固定料金×少数精鋭チームで本質的な広告運用を実現

株式会社JADEは「インターネットを良くする」を理念として掲げているWebマーケティング支援会社です。
広告運用代行の場合、支援手数料が広告費によらず固定料金となっています。(運用代行のみ:月60万円~/運用代行+データ分析・改善提案:月100万円~)
広告運用以外のサービスとして、SEO支援やコンテンツマーケティング支援メニューも持っているため、広告を主軸としつつ、周辺領域も同時に強化してマーケティング全体の成果を最大化することが出来ます。
そのため、Web広告だけでなく、周辺領域にも課題を抱えており、Webマーケティング施策全般を包括的に支援してもらいたい方におすすめできます。
「リスティング広告とSEOの両面からSEMの成果を最大化させたい」
「信頼できるSEOのエキスパートによるコンサルティングを受けたい」
「SEOやコンテンツ施策とも連携した一貫性のあるデジタルマーケ戦略を作りたい」
と考えている方にはおすすめの代理店です。
<著者の推しポイント>
JADE社のコラム記事は業界内でも必ず話題になるほど知見に溢れています。広告運用への深い造詣と愛情を感じる素晴らしい内容なので、ぜひあわせてご確認ください。そのような深い理解に基づいた運用で、広告効果の改善を果たしてくれる点がおすすめです。
企業名 | 株式会社JADE |
支援メニュー | 広告運用代行/SEO支援/コンテンツマーケティング支援etc. |
最低出稿金額 | 要問い合わせ |
初期費用 | 要問い合わせ |
キーワードマーケティング|PR×広告運用で1500社以上の支援実績
株式会社キーワードマーケティングは、PR代理店の株式会社ベクトルを親会社に持つWeb広告代理店です。
Google/Yahoo!/Meta広告などの主要な運用型広告の運用代行をはじめとして、YouTube広告やTverなどの認知獲得広告のプランニングや運用も強みとしています。
運用型広告の黎明期から事業運営を行っており、これまで150以上の業種/1500社弱の広告運用支援をおこなってきた実績豊富な代理店です。(※2024年7月時点のデータ)
また、社内でのノウハウ共有も盛んな代理店であり、広告運用者が自ら執筆する「キーマケのブログ」は、月間10万PV超えと広告運用業界でも閲覧している人が多い著名なメディアです。
リスティング広告などの獲得型広告だけでなく、認知獲得広告についても実績豊富な代理店に委託したいと考えている事業者におすすめできます。
「リスティング広告だけでなくPRと連携したSEM戦略を立てたい」
「豊富な知見をもとに、自社の事業に寄り添った運用プランを提案してもらいたい」
「幅広い規模・業種の成功事例を参考にしたい」
と考えている方にはおすすめの代理店です。
<著者の推しポイント>
PRとWeb広告を絡めた支援やXを中心とした最新の媒体トレンドなど、常に最新のトレンドや情報をキャッチアップされています。みなさんの自己紹介もユニークで人となりを感じやすく、専門性の高さだけでなく、安心して相談できる点がおすすめです。
企業名 | 株式会社キーワードマーケティング |
支援メニュー | 広告運用代行/広告運用コンサルティング/インハウス支援etc. |
最低出稿金額 | 要問い合わせ |
初期費用 | 初月のみアカウント構築費10万円が別途発生/媒体追加の場合5万円 |
アユダンテ|広告運用×アクセス解析に強いデータ活用のプロ集団

アユダンテ株式会社は、広告運用やSEOを中心として、Webマーケティングのコンサルティング・実行支援を行っている支援会社です。
広告運用だけでなく、SEOコンサルティングやGoogle Analytics4の導入・活用支援など、豊富な支援メニューを提供しているため、多様なニーズに応えられる体制を持っています。
コンサルタントが自発的に社内勉強会を開催するなど、変化の激しいデジタルマーケティング業界において最新の知見や事例を豊富にキャッチアップしており、直近は書籍出版なども行っています。(参考:「いちばんやさしいはじめてのGoogle広告の教本」)
「1stPartyデータを活かしたデジタルマーケティングを実現したい」
「リスティング広告だけでなくデジタルでの顧客接点の最適化に取り組みたい」
「信頼できるSEOのエキスパートによるコンサルティングを受けたい」
と考えている方にはおすすめの代理店です。
<著者の推しポイント>
アユダンテさんは、SEOやGAなど幅広いデジタルマーケティング支援で実績豊富です。特に、GAやGTMなどWeb広告で重要なデータマネジメントに専門性が高く、1stPartyデータを活かした広告改善を期待したい方におすすめです。
企業名 | アユダンテ株式会社 |
支援メニュー | 広告運用代行・コンサルティング/SEO支援/GA4導入・活用支援etc. |
最低出稿金額 | 月100万円以上 |
初期費用 | 初期設定30万円~ |
運用代行のメリット・活用シーン
自社で運用するという選択肢もある中で、広告運用代行に依頼するメリットはどのような部分にあるのでしょうか?
ここでは、広告運用代行を依頼するメリットと活用シーンをご紹介します。
3つのメリット
広告運用を外部に委託することで、自社だけでは実現が難しい成果やスピードを実現できるケースがあります。
ここでは、運用代行を活用する主なメリットを3つに絞ってご紹介します。
1. 成果につながる運用を最短距離で実現できる
広告運用代行会社にはさまざまな業界・媒体での運用実績があり、成果につながるパターンや成功事例を豊富に蓄積しています。
代行会社のノウハウを活用することで、自社で0から試行錯誤をするよりも早く成果を得やすいというメリットがあります。
2. PDCAサイクルが高速で回る
広告の改善にはスピードが求められますが、社内に十分なリソースやノウハウが無い場合は、戦略を実行して振り返るまでに時間がかかってしまうケースもあります。
運用代行では専任担当者が施策を継続的に実行・検証し、短期間での改善を可能にします。
3. 最新の広告トレンドや媒体情報に強い
媒体ごとのアップデートや新機能への対応も、代理店であればタイムリーに把握・反映可能です。
最新情報に基づいた提案を受けられるため、業界のトレンドや媒体アップデートを踏まえた運用が可能です。
4つの活用シーン
広告運用代行は、どんな企業でも常に必要というわけではありません。しかし、特定の状況下では非常に効果的な手段となります。
ここでは、実際に運用代行が依頼される4つの代表シーンを紹介します。
1. 社内の広告運用リソースが不足している
専任担当者がいない、または他業務と兼務していて十分に運用に手が回らないケースでは、運用代行によって専門リソースを補うことが有効です。
2. 自社運用で成果が頭打ちになっている
「CPAが高騰している」「改善の打ち手が思いつかない」など、自社運用の限界を感じているタイミングは、外部の知見を取り入れる好機です。
3. 新規事業や複数媒体の運用で体制を強化したい
広告配信の対象が拡張されたり、新規事業で戦略設計から支援が必要になった場合など、複雑な設計や横断的な管理をプロに任せることで成果を最大化できます。
4. 既存代理店への不満がある
提案内容の薄さや対応スピードの遅さ、担当者の頻繁な変更など、現在の支援体制に課題を感じている場合は、乗り換えの選択肢として運用代行の再選定が行われています。
なぜ運用代行会社の選定が重要なのか?
運用代行会社の選定は多くの企業が時間をかけて行いますが、なぜそれほど多くの時間をかけるのでしょうか?
それは、運用代行に多くの選択肢があり選定が難しいからという理由もありますが、主に3つの理由から代行会社の選定が重要なためです。
理由①|運用者で広告成果は大きく変わる
Web広告は運用者の実力によって、その成果に顕著な差が生じます。特にCPAは、運用代行会社の知識やノウハウ、経験によって大きく変動します。
実際アカウントリプレイス後にCPAが2倍以上改善したケースもあるくらい、どの代行会社に任せるかで大きく成果が変わります。
同じ広告費を投じていても、運用の質によって獲得できる顧客数が異なる可能性があることが、代理店選定が重要な理由の1つです。
理由②|頻繁な代理店変更が望ましくない
少し専門的な話になりますが、昨今のWeb広告では過去の運用データをもとに最適化を行うため、運用代行会社を変更し、アカウントを作り直すなどの大きな変更を行うと、それまでの学習データがリセットされてしまいます。
学習データがリセットされてしまうと、広告のターゲティング精度の低下につながり、一時的に広告効果が落ち込んでしまいます。
その結果、元の成果レベルに戻るまでに数ヶ月、場合によっては半年程度の時間を要することがあります。
また、運用代行会社を変更することで、前の代行会社が蓄積していた自社の顧客特性や効果的な訴求ポイントなどの理解が失われてしまい、自社の戦略に沿った踏み込んだ提案を受けられるまでに時間がかかることも考慮すべき点です。
このように直接的・間接的に広告効果に影響が出てしまうため、とりあえずで代行会社を選ぶのではなく、自社にとって適切な会社を吟味して選ぶ必要があります。
理由③|広告予算は各企業で相対的に大きな投資
広告費は多くの企業において、相対的に大きな投資項目となります。
下記はWeb広告以外も含む広告費が売上に占める割合ですが、多くの業界・業種で売上の一定割合を広告費に投資しています。
業界によっては設備投資や人件費に比べて広告費は小規模な投資に見えるかもしれません。
しかし、広告費は「売上を伸ばすための直接的な投資」であり、販促活動の中では最も影響が大きい項目です。
特に広告代理店に委託する場合、そのパフォーマンス次第で投資回収率が大きく変わるため、委託先の選定は極めて重要な意思決定だといえるでしょう。
Web広告代理店の探し方4選
広告代理店の候補を探す方法としては、社内外の知人に相談する、検索して探すなど様々な方法があります。
ここでは、広告代理店の候補をリサーチする方法として代表的なものを4つご紹介します。
1.知人経由で探す
広告運用に詳しい知人がいれば、まず相談してみるのが有効です。特に、過去に代理店支援を受けたことのある人からの紹介は、支援内容の実態や担当者の質などを把握しやすいため信頼度が高まります。
「知人が使っていた代理店なら安心」と考える企業も多く、いわば口コミに近い選定手段です。
ただし、紹介されたからといって無条件に依頼するのではなく、自社との相性や支援内容を改めて確認することが大切です。
2.検索して探す
「広告運用代行 おすすめ」「BtoB Web広告代理店」などのワードで検索すると紹介記事や比較メディアが多数ヒットします。
上記で紹介される代理店は、実績や知名度などを総合的に考慮して紹介されているケースが多いため、一般的なおすすめの代理店を探す方法としては有効です。
また、特定の媒体や領域に強い代理店を探す場合などは、たとえば「リスティング広告 運用改善」「Web広告 認知施策 KPI」など、より具体性のあるワードで検索するのもおすすめです。
こうした具体性のある情報は、その領域で実績のある会社でないとコンテンツ化することが難しく、有益な一次情報を多く提供している会社は信頼性の高い会社と判断できます。
3.生成AIを活用して探す
最近では、ChatGPTなどの生成AIを活用して代理店探しの整理を行うケースも増えています。
たとえば「自社に合った広告代理店の選び方を教えて」「BtoBに強い広告代理店を紹介して」などと聞くことで、自分の考えを整理したり、判断軸を明確にしたりするのに役立ちます。
検索は「多くの人にとっての一般的な正解」を示しやすいのに対し、生成AIでは自社の目的や戦略、予算などの個別事情を加味した生成が可能です。
代理店選定の考え方やプロセスを整理しながら、「自社にとっての理想の1社を発見するチャネル」として非常に有効です。
4.認定代理店一覧から探す
Google/Yahoo!/Metaなど主要な広告媒体には「認定代理店制度」というものがあります。
認定代理店制度(パートナー制度とも呼ばれます)とは、媒体が定義する特定条件をクリアした代理店を公式パートナーとして認定する制度です。
認定のロジックは媒体社によって多少の差異はあるものの、基本は広告の取り扱い金額や資格保有者数をベースに決められるので、運用実績のある代理店を見つけたい場合は認定代理店一覧から探すのがおすすめです。
ただし、必ずしも出稿金額が多い=実力のある代理店というわけでは無いので、のちほどご紹介する代理店選定のチェックリストもあわせて活用し、自社にマッチする代理店を選定しましょう。
4ステップで理解!代理店選定の流れ
ここからは、実際に代理店を選定する流れをお伝えします。
あくまで一般的な流れではありますが、代理店選定がはじめての方もいらっしゃるかと思いますので、参考としてご一読ください。
1.与件の整理(RFPの作成)
広告代理店に相談する前に、まずは自社の課題と代理店への期待事項を整理しましょう。
はじめて代理店に相談する場合など、事前に何を整理すれば良いのか分からない方は、以下のRFP(提案依頼書)のテンプレートを参考にしてください。
代理店のヒアリング力や要件定義力をはかるために、あえてざっくりとした情報しか伝えないやり方もありますが、代理店から有効な提案を受けたいなら事前に必要情報をしっかり伝えておいたほうが良いです。
後で「あれ伝えとけば良かった…」と後悔しないように、代理店へ相談する前にRFPを用意しておきましょう。
2.代理店への相談
与件の整理が完了したら、候補となる代理店のHPから問い合わせ→打ち合わせをします。
現状の運用体制によって、相談の流れは以下のように分かれることが多いですが、初回面談で与件を伝えて、複数社でコンペを行って比較検討→依頼する代理店を決定する流れが多いです。

はじめてWeb広告を配信する場合
一般的には、初回面談時に与件を伝えて、2回目の面談で代理店から支援プランの提案をもらう流れが多いです。
はじめて広告を配信する場合は色々と不安になることもあると思いますが、代理店選定のチェックリストを活用すれば、視点のズレや確認モレを防ぐことが出来ます。
代理店の話で理解できない部分などあれば、遠慮せずに積極的に質問をするようにしましょう。
既に広告を配信している場合
すでにWeb広告を運用している場合、代理店からの提案を受けるにあたって自社の広告アカウントの情報開示を求められることがあります。
代理店に正しく現状把握・課題認識をしてもらうためには、現在運用しているアカウントがどのような設計・運用をされているのか、詳細まで把握してもらったほうが効果的な提案をもらいやすくなります。
機密情報などの関係ですべて開示するのは難しい場合もありますが、基本的には、NDAを締結した上、出来る範囲で情報開示したほうが良いでしょう。
一方で、広告主の方からよく頂く質問として「代理店が広告アカウントを保有している場合どうしたら良いですか?」と相談されることがあります。
相談の背景には、取引先に代理店の変更を検討していることが察知された場合、意図的に支援の質や対応速度が低下することを懸念していると思われます。
一部の代理店は、競争上の優位性や機密情報の流出を懸念し、情報開示に慎重な姿勢を取ることがありますが、多くの代理店は、顧客との信頼関係を重視し透明性の高いサービスを提供しています。
そのため、既存の代理店との関係性にもよりますが、新規で相談している代理店からアカウント情報の開示を求められた場合は、正直に既存取引先に説明し、可能な範囲で情報連携をしてもらえるように交渉するのがおすすめです。
3.代理店の比較検討
コンペが終わったら、代理店選定のチェックリストで示した選定ポイントを踏まえて依頼する会社を決めます。
時間の制約上、いつまでに決めないといけないといった事情もあるかもしれませんが、関係者全員が納得する意思決定をするために、不足する情報があれば追加提案の相談をしても良いでしょう。
ただし、人気のある代理店は案件が埋まって支援できなくなる可能性も考えられるので、追加提案を希望する場合は、できるだけ情報をまとめて少ない回数で判断できるようにしましょう。
4.契約開始
支援をお願いする代理店が決まったら、契約書を締結して初回MTGを行い、支援スケジュールや、アカウント作成or移管の流れなどをすり合わせします。
先述したように代理店は選ぶことがゴールでは無く、支援開始後に求める成果を生み出せるかが重要です。
そのため、求める成果を生み出すためには、依頼したら丸投げではなく、代理店の担当者と密に連携を取りながら対話を重ねることが重要です。
また、広告運用では事業や商材特性の理解が重要なので、特に契約初期のタイミングで代理店の担当者向けにオリエンテーションとして自社の商材勉強会をするのもおすすめです。
運用代行の活用事例
参考情報として、運用代行会社の支援によって、広告の成果が改善した事例をご紹介します。
新規で広告配信して早期に目標達成した事例
Seibii様|ローンチ初期から伴走し、1年で売上20倍を実現
自動車の整備・出張サービスを提供する株式会社Seibii様では、自動車の修理・整備出張サービス「Seibii」のサービスローンチのタイミングから、オーリーズで広告運用支援を行っています。
売上を伸ばしてプロダクトの仮説検証を進める必要があった中で、社内に専任のマーケティング担当者はおらず、代表がマーケティング施策を直接見ている状態。
マーケティングの実行部分に強く、一緒に事業を成長させてくれるパートナーを探していた中で、オーリーズと出会い、Web広告の運用代行を含めたマーケティング支援をご相談いただきました。
代表から、月次の損益やオペレーション情報、プロダクトのイシュー、資金調達のスケジュールまで、事業状況についてリアルタイムに連携を受けながら、Seibiiの事業を成長させるための広告運用支援をカスタマイズで構築。
深い事業理解をもとにした広告運用支援によって、月間の売上を1年で約20倍まで伸長させることが出来ました。
配信中の広告成果を改善した事例
ネオジャパン様|代理店変更で前年比140.2%のCVを獲得
ビジネスコミュニケーションツールを提供している株式会社ネオジャパン様では、主力製品であるdesknet`s NEO(デスクネッツ ネオ)をはじめとして、自社製品の認知向上・ホットリード獲得のため広告運用を代理店に委託していました。
長く付き合いのある代理店でしたが、
- 営業担当と運用担当が分かれており、依頼事項の反映スピードが期待通りでなかった
- 担当者の異動が多いことから自社商材への理解も低く、自社にマッチした提案が少ない
- 毎年売上目標が高まっていく中で、リード獲得数が目標を割っており改善提案も少ない
といったお悩みを抱えており、オーリーズへ運用委託を切り替えることを決定。
代理店の切り替え後は、NotionやSlackを活用して高頻度でコミュニケーションを行いながら、広告訴求開発のワークショップや、BIを活用して広告成果を可視化するなど、お互いの目線を合わせるための取り組みを積極的に実施。
結果として、広告品質が大幅に改善し、対前年比で140.2%のCVを獲得することに成功。広告のリード件数が大幅増加しただけでなく、有効リードも増加したことで商談件数も増加させることが出来ました。
三越伊勢丹HD様|専任チームの支援で、不安定だった広告運用が売上の柱に
株式会社三越伊勢丹HD様では、化粧品ECサイト「ISETAN BEAUTY online」を運営しており、Web広告やTVCM、アフィリエイトなど様々なマーケティング施策を組み合わせて売上拡大を行っていました。
Web広告の運用は当初別の代理店に任せていましたが、社内の広告運用の知見が少ない中で始まった新規事業だったこともあり、よりフレキシブルかつスピーディーにPDCAを回せる代理店を探していました。
Web広告の勉強会がきっかけでオーリーズを信頼いただき、広告運用の代理店をオーリーズに切り替え。
EC事業に特化した専任チームが運用支援をおこなった結果、広告経由の売上が大きく伸長。不安定だった広告運用がマーケティング施策の柱となり、毎月目標を達成できる状態になりました。
WILLER様|インハウス化と成果改善を両立し、自走型の広告体制を構築
WILLERグループ内で高速バス事業を営むWILLER EXPRESS株式会社様では、広告運用の内製化を目指し、オーリーズでインハウス支援をさせていただきました。
広告運用のスペシャリストによる座学研修とOJT支援によって、社内のマーケティング体制の構築と運用ノウハウの蓄積をサポート。
自社のみで広告運用を自走できる状態にはなったものの、その後、事業拡大に伴い社内リソースが不足し、オーリーズに広告運用代行を依頼。
Web広告の運用代行支援によって主力商品の成果改善を実現しつつ、再度インハウス化を見据え、成約率を加味した広告レポートの構築、社内メンバー向けのGA4勉強会などを実施。
社内リソースの調達や組織体制の整備完了にあわせて再度インハウス運用に切り替え、現在は自社のみで広告運用業務を内製することが出来ています。
オーリーズが広告運用支援で大切にしていること
広告代理店を選ぶ際、体制や費用感など条件面での比較検討以外に、実はもう一つ、見落とされがちな視点があります。
それは、「どのような思想や価値観で顧客と向き合っているか」という代理店のスタンスです。
同じ広告運用を手がける代理店であっても、その考え方にはさまざまな違いがあります。たとえば、媒体アルゴリズムの最適化に特化した代理店もあれば、広告の数値改善を入口にしつつ、その先の事業成果までを見据えて支援する代理店もあります。
支援体制や料金体系が似ている会社同士で「どちらに相談すべきか」悩む場面では、こうした思想やスタンスの違いこそが大きな判断材料になります。
実際、どんな代理店と組むかによって、進め方やKPIの置き方、成果改善のアプローチも大きく変わってくるからです。
オーリーズは、「あなたを、叶える。」という理念のもと、Web広告の運用を通じて、クライアントの本質的な事業成長に貢献することを大切にしています。
代理店に対して、「自社で運用する場合と同じ水準のコミットメントを求めたい」というお声をいただくケースは多いですが、私達はそうした広告主のニーズを実現するために、以下のような体制を取っています。
- 担当者1人あたりの担当社数を最大4社に制限し、1社に向き合える時間を増やす
- 非分業×少数精鋭のチーム体制により、意思決定から実行までのリードタイムを最小化
- 広告アカウントは広告主保有を推奨し、データ資産を中長期的に活用できる環境を整備
また、私たちは一律の施策提案や型通りの運用は行いません。顧客の目的、リソース状況、フェーズを踏まえたうえで「事業成長に対して最もインパクトのある打ち手は何か」を共に考え、実行計画に落とし込みます。
たとえば、広告の成果が伸び悩んでいる企業に対しては、媒体ごとの細かい調整だけでなく、広告コミュニケーション設計や、商談数・LTVといった媒体外指標を含めたBI構築、さらには営業フローのオペレーション改善まで踏み込んでご提案することもあります。
オーリーズと長期的にお取引しているクライアントでは、たとえば以下のような思いからご相談いただくケースも多いです。
「広告媒体の数値改善だけでなく、事業成長に本質的につながり得る提案がほしい」
「”広告主”と”代理店”という受発注の関係を超えて、長期的な事業パートナーとして付き合える代理店を探している」
「広告運用の枠に縛られず、ビジネス全体の改善につながる打ち手を柔軟に提案してくれる存在が欲しい」
私たちは、クライアントの一員として、社内チームのような距離感で広告運用をご支援します。もし共感いただける点があれば、ぜひお気軽にご相談ください。
よくある質問
最後に、代理店の選定でよくある質問をまとめました。
以下は代理店選定をおこなっている広告主の方からよくいただく質問ですが、その他お困りごとがありましたらお気軽にオーリーズにご相談ください。(オーリーズへの問い合わせはこちら)
広告運用代行とは何ですか?
広告運用代行とは、Google広告・Yahoo!広告・Meta広告などの運用を、外部の専門会社やフリーランスに代行してもらうサービスです。
広告アカウントの設計からキーワード選定、入札調整、クリエイティブの改善、レポーティングまでを一括で支援してくれるため、自社に専門人材がいない場合でも効果的な広告配信が可能になります。
主な活用シーンとしては、
- リソース不足で広告運用に時間をかけられない場合
- 社内運用しているが成果が伸び悩んでおり改善の兆しが見えない場合
- 新規事業立ち上げや複数媒体の同時運用が必要になった場合
などが挙げられます。また、既存代理店に対する不満(成果が出ない、改善提案がない、担当変更が多いなど)から乗り換えるケースも少なくありません。
費用相場としては、「広告費の20%前後を手数料として支払う料率型」が一般的です。たとえば広告費が100万円であれば、月20万円前後が代理店手数料となります。
また、広告運用の委託先は「代理店」と「個人(フリーランス)」や、「総合支援型」「媒体特化型」などの種類があります。
広告運用代行の詳細については、以下の記事で解説しているため気になる方はあわせてご覧ください。
参考記事:5分で分かる広告運用代行
参考記事:広告代理店の費用相場と手数料体系
各媒体別の運用代行会社については以下の記事をご覧ください。
参考記事:リスティング広告運用代行おすすめ10社
参考記事:Google広告運用代行おすすめ10社
参考記事:SNS広告運用代行おすすめ10社
参考記事:Facebook広告運用代行おすすめ10社
参考記事:インスタ広告運用代行おすすめ10社
問い合わせは何社くらいしたら良い?
あまり代理店情報に詳しくない場合は、複数の代理店から話を聞いたほうが良いです。
ただ、5社以上になると比較検討やディレクションが難しくなるので、問い合わせの段階である程度絞りをかけて3社~5社に問い合わせするのがおすすめです。
既に特定代理店の支援内容にイメージが湧いているなら特定企業のみの問い合わせでも問題ありません。
問い合わせフォームには何を記載するべき?
基本的にはフォームの項目に沿って記入すれば問題ありませんが、自由記述欄に悩む場合は、以下のような情報を簡潔に伝えるとスムーズです。
- 対象サービス(LPも添付すると尚良い)
- 配信中または配信予定の媒体
- 月間の広告予算
- 広告配信の目的(CV獲得や認知向上など)
- 現在の運用体制(自社/代理店/フリーランスなど)
- 配信開始時期(配信中の場合、契約開始希望時期)
- 現状抱えている課題と代理店への期待事項
代理店切り替え後にはどれくらいから成果が期待できる?
目指す成果や商材などによりますが、一般的には3か月~6か月程度です。
アカウント新設時は機械学習が最適化されるまで2~4週間ほどかかり、初期はCPAが高騰するケースもあります。これは広告配信データを蓄積・学習する過程であり、急な改善を期待しすぎないことが大切です。
【参考記事】広告運用における機械学習の基本
代理店選定はいつ頃から動き出したらいい?
実務経験からお伝えすると、広告運用代行を検討している場合、配信開始の「2~3ヶ月前」から準備を始めることが理想的です。
具体的には、準備段階である広告代理店の選定や契約手続きに1~2週間、その後、代理店へ今回の運用与件の目的や課題背景を伝えるのに1~2週間かかります。
続いての支援内容の提案フェーズでは、代理店が支援開始時の戦略立案を考える期間が2~4週間あり、代行先の選定で1~2週間かかります。
最後の広告戦略の設計や媒体準備、ターゲティング設定などに2~4週間が必要になるため、2~3ヶ月前から始動できると余裕を持って相談ができます。
代理店の動きが悪いときはどうする?
思い切って代理店を切り替えるのも手ではありますが、再度代理店を選定するコストやアカウント移管の工数などを踏まえると、必ずしも代理店切り替えが正解ではない場合もあります。
そのため、代理店のパフォーマンスに不満を感じている場合、まずはどういう部分に不満を感じているのか、なぜそれが起きているのか原因を究明しましょう。
無形サービスは事業主と支援会社が協働し、目標達成に向けて同じ目線で走ることが重要です。コミュニケーションの頻度や方法を改善することで、自社と代理店間の目線のズレを改善できる可能性も考えられます。
何をどこまで期待しているのか、両者の責任範囲はどこかなど、あらためて代理店と議論する場を設けた上で、しばらくしてもパフォーマンスの改善が見込めない場合に、代理店切り替えなど他の選択肢を検討したほうが良いでしょう。
運用代行以外で広告の成果を改善する方法は?
広告運用代行は一定以上の広告費と体制がある企業には有効ですが、すべての企業に最適とは限りません。
少額予算や人材確保を優先したい企業では、「インハウス運用」や「外部コンサルの活用」「自動化ツールの導入」なども選択肢となります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、自社の体制や目的に応じて判断することが大切です。
選択肢 | メリット | デメリット |
---|---|---|
インハウス |
・社内でノウハウが蓄積できる ・事業理解が深い |
・人材確保・育成に時間がかかる ・退職リスクがある |
コンサルティング |
・外部コンサルの知見を活かしながらノウハウを蓄積可能 ・時間単価やスポットアドバイザリーなど少額予算でも活用しやすい |
・実行は自社でおこなう必要がある ・事業や組織特性の理解が低いコンサルだと給料帳消しで終わるケースもある |
自動ツール |
・運用が効率化される ・低コストでスタート可能 |
・導入してもすぐに活用しきれないケースがある |
また、ハイブリッド型(代理店+インハウス)や、将来的な内製化を見据えたインハウス支援を活用することで、柔軟な運用体制を築くことも可能です。
まとめ|運用代行で広告パフォーマンスを改善しよう
運用代行会社は選ぶことが目的なのではなく、その後の広告成果を最大化することが目的です。
代行会社によって得意・不得意もありますので、本記事でご紹介した代行会社の比較表・選定のチェックポイントを活用しながら、自社の目的・課題にフィットした代行会社を選定してみてください。
なお、弊社オーリーズではWeb広告の運用代行支援を行っており、業種や予算を問わず、これまで100社以上の広告成果を改善してきました。
この記事をご一読いただいた上でWeb広告運用に関するお悩みがある場合は、ぜひお気軽にご相談ください。
口コミが生まれる「オーリーズの広告運用支援」
まずは資料で他社との違いをご覧ください
広告運用代行なら、NPS平均30pt超の代理店オーリーズへ
オーリーズは、積極的な新規営業はせず、顧客からの紹介で成長する代理店です。

【広告成果を最大化するオーリーズの特徴】
- 担当者の評価は売上ではなく「紹介したくなる支援かどうか」
- 業種特化の専門チームが深いビジネス理解に基づいて支援
- 非分業・少数精鋭のチーム体制で迅速な成果改善につなげる