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- 肥田 悟志
広告運用代行の成功事例5選|活用価値と選定のコツも解説

Web広告の成果を最大化するため、広告運用代行の利用を検討する企業が増えています。
しかしながら、多くの広告主に検討されやすい一方で、
- どの代理店を選べば良いのか分からない
- 代理店に依頼して本当に成果が出るのか不安
- 代理店をうまく活用する方法が知りたい
など、広告運用代行に関して悩みを抱える方が多いことも事実です。
この記事では、広告運用代行会社を活用した成功事例を交えながら、代理店の選び方や活用のコツを解説します。
代理店の利用を検討している方に向けて、重要なポイントに絞って解説しますので、ぜひ参考にしてください。
成果につながる代理店、どこで違いが出る?
口コミが生まれる「オーリーズの広告運用支援」とは
代理店を選ぶなら、「どんな成果を出してきたか」と「なぜ選ばれ続けているか」を知ることが大切です。
オーリーズは、積極的な新規営業はせず、顧客からの紹介で成長する代理店です。

【広告成果を最大化するオーリーズの特徴】
- 担当者の評価は売上ではなく「紹介したくなる支援かどうか」
- 業種特化の専門チームが深いビジネス理解に基づいて支援
- 非分業・少数精鋭のチーム体制で迅速な成果改善につなげる
5分でおさらい!広告運用代行とは?
広告運用代行とは、GoogleやYahoo!、MetaなどのWeb広告の配信業務を、専門知識を持つ代理店やフリーランスに委託できるサービス です。
広告の運用改善や戦略設計、クリエイティブ改善などをプロに代行してもらうことで、早期に成果実現を期待しやすいというメリットがあります。
依頼できる業務内容
依頼できる業務は代理店によって差がありますが、一般的には以下のような業務を委託することが出来ます。

広告戦略の策定からアカウント構築・運用、分析・改善など、Web広告の配信に関わる関連業務をプロに任せることが出来るため、
広告運用代行3つの活用メリット
広告運用代行を活用する代表的なメリットは以下の3点です。
コストをかけてでも早期に成果を実現したい企業や、外部の専門会社からノウハウを仕入れたい企業で多く活用されています。
- 成功確率を高めやすい プロによる最適な手法を活用することで、試行錯誤を減らし、早期に成果につなげられます
- PDCAサイクルを短縮できる 運用経験とノウハウを活かした施策提案と実行により、改善のスピードが加速します
- 最新情報を入手しやすい 媒体のアップデートやアルゴリズム変更に精通しており、最新トレンドを反映した最適化が期待できる点も強みです
広告運用代行の成功事例5選
広告運用代行をうまく活用すると、どのような成果が得られるのでしょうか?
ここでは、代理店の専門性を活かして事業成長に繋がった成功事例をご紹介します。
なお、事例の骨子を把握いただく上では、前提にあった課題感や実施した施策、得られた成果をお伝えする必要があるため、弊社オーリーズで運用代行支援に入った事例をもとに解説しています。
運用代行を新規活用して成果実現した事例3つ
ここでは、広告運用代行をはじめて活用して早期に成果実現した事例をご紹介します。
アーラリンク様|自社運用と同額の広告費でCV数3.8倍を実現

株式会社アーラリンク様が展開する「誰でもスマホ」は、生活困窮者など、通常のスマートフォンを使えない方に通信インフラを提供しています。
サービスリリース当初から、認知拡大と新規申込獲得の両立が求められていましたが、広告運用においては次のような課題を抱えていました。
- 限られた広告予算の中でCV数が頭打ちとなり、伸び悩んでいた
- 自社運用の工数負荷が大きく、日々の運用調整やレポート作成に負担を感じていた
こうした状況を受け、オーリーズはアカウント構成をゼロベースで見直し、媒体の機械学習が最大限に活かせる設計に刷新。
また、広告コミュニケーション開発のワークショップを計2回実施し、サービスの社会的意義とユーザー便益が直感的に伝わるクリエイティブを開発しました。
その結果、支援開始4か月目時点で、広告費を据え置いたままCV数は前年比で 3.8倍に改善。
これまで不安定だった配信状況が安定し、広告施策が新規利用者獲得の柱として機能するようになりました。
Seibii様|ローンチ初期から伴走し、1年で売上20倍を実現

自動車の整備・出張サービスを提供する株式会社Seibii様では、自動車の修理・整備出張サービス「Seibii」のサービスローンチのタイミングから、オーリーズで広告運用支援を行っています。
売上を伸ばしてプロダクトの仮説検証を進める必要があった中で、社内に専任のマーケティング担当者はおらず、代表がマーケティング施策を直接見ている状態。
マーケティングの実行部分に強く、一緒に事業を成長させてくれるパートナーを探していた中で、オーリーズと出会い、Web広告の運用代行を含めたマーケティング支援をご相談いただきました。
代表から、月次の損益やオペレーション情報、プロダクトのイシュー、資金調達のスケジュールまで、事業状況についてリアルタイムに連携を受けながら、Seibiiの事業を成長させるための広告運用支援をカスタマイズで構築。
深い事業理解をもとにした広告運用支援によって、月間の売上を1年で約20倍まで伸長させることが出来ました。
WILLER様|インハウス化と成果改善を両立し、自走型の広告体制を構築

WILLERグループ内で高速バス事業を営むWILLER EXPRESS株式会社様では、広告運用の内製化を目指し、オーリーズでインハウス支援をさせていただきました。
広告運用のスペシャリストによる座学研修とOJT支援によって、社内のマーケティング体制の構築と運用ノウハウの蓄積をサポート。
自社のみで広告運用を自走できる状態にはなったものの、その後、事業拡大に伴い社内リソースが不足し、オーリーズに広告運用代行を依頼。
Web広告の運用代行支援によって主力商品の成果改善を実現しつつ、再度インハウス化を見据え、成約率を加味した広告レポートの構築、社内メンバー向けのGA4勉強会などを実施。
社内リソースの調達や組織体制の整備完了にあわせて再度インハウス運用に切り替え、現在は自社のみで広告運用業務を内製することが出来ています。
運用代行会社を切り替えて成果改善した事例2つ
ここからは、広告運用代行会社を切り替えて成果改善した事例を2つご紹介します。
ネオジャパン様|代理店変更で前年比140.2%のCVを獲得

ビジネスコミュニケーションツールを提供している株式会社ネオジャパン様では、主力製品であるdesknet`s NEO(デスクネッツ ネオ)をはじめとして、自社製品の認知向上・ホットリード獲得のため広告運用を代理店に委託していました。
長く付き合いのある代理店でしたが、
- 営業担当と運用担当が分かれており、依頼事項の反映スピードが期待通りでなかった
- 担当者の異動が多いことから自社商材への理解も低く、自社にマッチした提案が少ない
- 毎年売上目標が高まっていく中で、リード獲得数が目標を割っており改善提案も少ない
といったお悩みを抱えており、オーリーズへ運用委託を切り替えることを決定。
代理店の切り替え後は、NotionやSlackを活用して高頻度でコミュニケーションを行いながら、広告訴求開発のワークショップや、BIを活用して広告成果を可視化するなど、お互いの目線を合わせるための取り組みを積極的に実施。
結果として、広告品質が大幅に改善し、対前年比で140.2%のCVを獲得することに成功。広告のリード件数が大幅増加しただけでなく、有効リードも増加したことで商談件数も増加させることが出来ました。
三越伊勢丹HD様|専任チームの支援で、不安定だった広告運用が売上の柱に

株式会社三越伊勢丹HD様では、化粧品ECサイト「ISETAN BEAUTY online」を運営しており、Web広告やTVCM、アフィリエイトなど様々なマーケティング施策を組み合わせて売上拡大を行っていました。
Web広告の運用は当初別の代理店に任せていましたが、社内の広告運用の知見が少ない中で始まった新規事業だったこともあり、よりフレキシブルかつスピーディーにPDCAを回せる代理店を探していました。
Web広告の勉強会がきっかけでオーリーズを信頼いただき、広告運用の代理店をオーリーズに切り替え。
EC事業に特化した専任チームが運用支援をおこなった結果、広告経由の売上が大きく伸長。不安定だった広告運用がマーケティング施策の柱となり、毎月目標を達成できる状態になりました。
成果につながる広告運用代行会社の共通点3つ
ご紹介した成功事例には、成果を出す代理店に共通する重要なポイントが隠されています。それは次の3つです。
1. 広告媒体の仕様に詳しく、専門性がある
「広告運用代行」と聞くと、どの会社でも媒体の運用が得意だと感じるかもしれません。しかし実際は、代理店や担当者によって経験値やノウハウに差があります。
成果を出す代理店は、媒体アルゴリズムの仕組みや最適化のプロセスを理解し、日々のアップデート情報を収集・活用しています。
そのうえで「このケースならこうした方がよい」というプロとしての私見を持ち、依頼主に提案できる点が強みです。
2. 正しい量と質で打ち手を積み重ねられる

広告アカウントは、媒体のベストプラクティスに沿って改善していくと、一般的に3〜6か月ほどで効果が低減していくケースが多いです。
だからこそ短期的な運用改善にとどまらず、先々の課題を見据えて新たな打ち手を継続的に積み重ねていけるかどうかが重要です。
成果を出す代理店は、量と質を兼ね備えた施策実行力によって、中長期的に成果を伸ばし続けます。
3. 広告アカウントの改善に閉じず、事業全体に踏み込む
広告運用の成果は、①顧客・プロダクト・競合の理解②広告コミュニケーションの設計③アカウント運用改善という3層構造で成り立っています。

もし①や②に課題が残ったままアカウント改善だけを強化しても、効果は限定的となるケースが多いです。
成果を出す代理店は、広告アカウントの調整にとどまらず、顧客理解や広告コミュニケーションの改善にも踏み込み、事業全体の成長に寄与します。
広告運用代行6つの選定ポイント
実際に成果を出せる代理店はどのように選べば良いのでしょうか?ここでは、代理店選びで失敗しないための6つの選定ポイントを解説します。
1. 運用実績の豊富さ
まず確認すべきは、自社の業界や商材に近い運用実績が豊富にあるかどうかです。
実績が豊富であれば、業界特有の市場環境やユーザー行動を理解しており、成果を出すためのノウハウを蓄積している可能性が高いと言えます。
具体的な成功事例や、どのような課題をどう解決してきたのかを詳しくヒアリングしましょう。
2. 提案内容のマッチ度
複数の代理店から提案を受ける際には、その内容が自社の課題や目的に合っているかを慎重に見極める必要があります。
「最新のトレンドだから」といった理由で施策を提案してくるのではなく、自社の課題を正確に分析し、その解決に繋がる具体的な戦略を提示してくれる代理店を選びましょう。
提案の根拠となるデータやロジックが明確かどうかも重要な判断基準です。
3. 担当者との相性
広告運用は代理店に任せきりにするのではなく、担当者と二人三脚で進めていくものです。
そのため、担当者との相性やコミュニケーションのしやすさは非常に重要です。
質問に対して的確に回答してくれるか、専門用語を分かりやすく説明してくれるか、事業への理解を深めようと努力してくれるかなど、打ち合わせの場などを通じて見極めましょう。
4. 支援にかかる費用
代理店の料金体系は、主に「広告費の〇%」という手数料モデルが一般的ですが、その料率や最低手数料は会社によって様々です。
また、初期費用やコンサルティング費用が別途発生する場合もあります。料金体系が明確で、提供されるサービスの価値に見合っているかをしっかり確認しましょう。
安易に手数料の安さだけで選ぶと、サービスの質が低かったり、担当者のサポートが手薄な可能性もあるため注意が必要です。
5. 運用者1人あたりの担当社数
意外と見落としがちですが、運用者1人あたりの担当社数も重要なチェックポイントです。
担当社数が多すぎると、1社1社のアカウントにかけられる時間が少なくなり、きめ細やかな対応が期待できません。
多くても5〜6社程度が、質の高いサービスを提供できる目安と言われています。契約前に、自社の運用にどれくらいの時間をかけてもらえるのかを確認しておくと良いでしょう。
6. 広告アカウントの保有権
広告アカウントの所有権がどちらにあるのかも事前に確認しておくべき重要な項目です。
代理店によっては、アカウントの所有権を自社で保持し、契約終了後はデータを引き渡してくれないケースがあります。
過去の配信データや学習データという貴重な資産を失うことになりますので、広告主のアカウントで運用してくれる代理店を選ぶようにしましょう。
まとめ|成功事例を参考に、代行会社選定を成功させよう
本記事では、広告運用代行を活用した成功事例と、失敗しない代理店の選び方について解説しました。
良い代理店は、単なる作業代行者ではなく、事業成長を共に目指すパートナーとなり得ます。
今回ご紹介した事例や選定ポイントを参考に、ぜひ自社に最適なパートナーを見つけて、広告成果の最大化を実現してください。
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【広告成果を最大化するオーリーズの特徴】
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