【YouTube広告】ブランドリフト/サーチリフト調査に必要な配信金額と設定手続き

【YouTube広告】ブランドリフト/サーチリフト調査に必要な配信金額と設定手続き

本記事では、YouTube広告で「ブランドリフト調査」や「サーチリフト調査」を行うための、

  • 経済的条件(必要する配信金額、期間、アクション数 [コンバージョン等])
  • Google社への依頼内容の具体的なイメージ

についてまとめました。実務でご活用ください!

なお、YouTube広告でブランドリフト調査を行うには、前提として「広告主のアカウント」か「アカウントを運用している広告代理店」のどちらかに、Googleの担当者がついている必要がありますのでご注意ください。

ブランド効果測定は、一部の Google 広告アカウントではご利用いただけません。ブランド効果測定をご利用の場合は、Google のアカウント担当者までお問い合わせください。Google のアカウント担当者をお持ちでない場合、アカウントでブランド効果測定をご利用いただくことはできません。

Google公式ヘルプより抜粋

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諸条件のサマリー

各項目を一覧にまとめました。

調査内容最小予算額配信金額の備考配信期間Google社への連絡設定方法調査結果
ブランドリフト$15,000~60,0001問:$15,000
2問:$30,000
3問:$60,000
10日間ホワイトリスト申請のみ運用者が管理画面にて設定管理画面にて確認
サーチリフト$15,00028日間ホワイトリスト申請+観測したいKWの連絡Google社が設定Google担当のレポート納品
CVリフト$30,000~CV量に応じて変動(min500件以上)7~56日   (30日が一般的)ホワイトリスト申請+観測したいキャンペーンの連絡Google社が設定Google担当のレポート納品
Geo X (Causal Impact)$50,000~CV量に応じて変動5週間~地域区分の設計など複数の連絡Google社が設定Google担当のレポート納品

補足として「配信金額/日数はどちらが優先されるのか」、「Google社への連絡内容の具体イメージ」についても、以下にまとめました。

補足(1):配信金額/日数はどちらが優先されるのか

配信金額が優先され、最低金額を上回った段階でブランドリフト調査は完了します。

例えば、1問のブランドリフト調査では「10日間で$15,000配信」が条件ですが、仮に「5日間で$15,000配信」してもブランドリフト調査は問題なく完了します。

一方で、15日間で$15,000配信した場合は、ブランドリフト調査を正しく行うことができません。Googleは統計的観点で必要なn数を元に効果検証をおこなっているため、「期間内に必要十分なn数が早く貯まることは問題ない」としているためです。

ヘルプページにも記載がありますが、表現は「最小予算額」となっていますので、超過する分には問題なく調査が完了できます。

補足(2):Google社への連絡内容の具体イメージ

「ホワイトリスト申請」や「入稿フォーム」の進め方についても、具体的な方法を補足します。

ブランドリフト調査

  • アカウントIDの連絡&ブランドリフト調査のためのホワイトリスト対応依頼
  • 例:アカウントID「111-222-3333」でブランドリフト調査を行いたく、ホワイトリスト対応をお願いします。

サーチリフト調査

  • 初回連絡の際はブランドリフト調査同様(アカウントID&ホワイトリスト対応依頼)
  • その後、Google社より渡される「サーチリフト入稿フォーム」を記載する

CVリフト調査

  • YouTubeキャンペーンの場合のみ、ホワイトリスト申請が必要
  • CVリフト設定希望のキャンペーンをGoogle社に連絡(アカウント単位ではなくキャンペーン単位の連絡が必要)
  • CVリフト調査のホワイトリスト申請のみ、US時間の毎週月曜締め切りの水曜に適用のためスケジュールは要注意

Geo X

  • Google社に実施意向を伝え、その後面談等で設計条件を議論

以上です。実務の参考になれば幸いです!

オーリーズは、クライアントの「ビジネス目標達成」に伴走するマーケティングエージェンシーです。

「代理店の担当者が自社の業界・戦略に対する理解が不足しており、芯を食った提案が出てこない」
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この記事を書いた人

株式会社オーリーズ

マネージャー

肥田 悟志

新卒にて株式会社ネットマイルに入社。 営業経験を経て、新規事業であるDSP事業の立ち上げや代理販売商材の発掘・販売戦略策定を行い、入社2年目からチームリーダーとして従事。一方で日々広告主に接する中で、マーケターとして中立的な視点のもと、戦略策定から施策の実行まで価値提供を行いたいと思い、オーリーズヘの参画を決意。 マーケターとして、広告主とユーザーに本質的な価値を届けるために、そして広告主の運命共同体となるために、日々邁進している。

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