- ナレッジ・ノウハウ
- 進藤 瑠美
トラブルやアイディアの「種」を拾うために、私がチームで取り組んでいること
過去に、私の担当する支援で広告配信に関するミスが発生しました。作業者は別のメンバーだったため、私はそれに気づくことができず、クライアントへの報告が遅れてしまいました。
作業にあたったメンバーに、ミスがチーム内で共有されなかった背景を聞くと、
😓 明確なミスとして認識できていたわけではないが、頭の片隅でぼんやりと気になっていたことではあった。特に報告しづらかったという訳ではないけれど、デイリーMTGの際に言う機会がなく、伝えそびれることを繰り返すうちに、そのこと自体を忘れてしまった。
とのことでした。
この経験から、私が学んだことをシェアします!
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取り組んだこと
この経験から、自分自身の振る舞いとチームの運営方法について、以下の課題があると考えました。
- 報告をためらってしまうような関係性を築いていたこと
- 言いにくいことを口に出せる仕組みがなかったこと
- トラブルを検知した際の行動ルールを周知できていなかったこと
これを解決するために、毎日開催しているショートMTGで、私からメンバーに投げかける質問を「心に引っかかっていることはないですか?」というもの変えてみました。
すると、これまで検知できていなかったトラブルの種だけでなく、ポジティブな情報やアイディアも出てくるようになり、さらには「メンバーがいま考えていること(仮説だったり、悩みだったり)」という、主観的な情報が共有されるようになりました。
これまで私がメンバーからうまく情報を引き出すことができなかったのは、相手に「私(=筆者)にとって必要な情報は何か?」という客観的な視点を持たせてしまっていたからだと思います。
主観的な情報を共有してもらうことは、トラブルの検知といった合理的な効果だけでなく、プロジェクトを一緒に進めていくメンバーが、どんなことに楽しさを感じ、何をモチベーションとしているのか、といったことを知ることのできる効果もあります。
これ以来、私は、良かったことや課題、困っていること、自分のコンディションなどの情報を共有してもらうために、相手が「話をしたくなる言葉」をMTGに盛り込むようにしました。
具体的には、以下のような言葉がけを心がけています。
- なにか面白かったことはありますか?
- 難しいと感じたことはありますか?
- 上手くできたから思わず人に共有したくなることはありますか?
- 心に引っかかっていることはありますか?
- (相手のコンディションを見ながら) ダメそう?できなさそう?
質問の言葉を少し変えただけですが、チームメンバーでたくさんの情報が共有されるようになった実感があります。
この経験がみなさんのチームビルディングの参考になればい幸いです!
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