インハウス支援に切り替える際に抑えておきたいアカウント移管の手順とスケジュール

インハウス支援に切り替える際に抑えておきたいアカウント移管の手順とスケジュール

今回は、広告運用を広告代理店など外部パートナーへの委託から、インハウス運用に切り替えようと考えた際に抑えておきたい、インハウス体制とインハウス運用の移管スケジュールのイメージを解説します。

前回の記事はこちらをご覧ください。

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インハウス体制の3つの形態

具体的なアカウント移管の手順と移管スケジュールについてお話する前に、インハウス体制について触れたいと思います。

インハウス体制にはヘビー型、ミドル型、ライト型の3つの形態があり、体制によってアカウント移管の手順やスケジュールが異なります。

  • ヘビー型インハウス(自社完結型):戦略から運用まですべて自社で行う
  • ミドル型インハウス(パートナー併用型):戦略・戦術領域は外部パートナー、運用は自社で行う
  • ライト型インハウス(パートナー協働型):アカウントの所有者は自社、運用はすべて外部パートナー

※補足:インハウス体制では、アカウントの所有者は必ず自社であることが前提となります

インハウス体制では、下の図のようにライトからヘビーを行ったり来たり変化しながら体制維持をしていくことが多いです。

インハウスと聞くと、「ヘビー型インハウス」をイメージしがちですが、実際は一つの体制を維持し続けて運用することは稀です。

インハウスの体制についてより詳細に知りたい方は「インハウス広告運用におけるチーム組成のコツ」をご確認ください。

こちらの記事では、インハウス体制以外にも、インハウス体制下における人員や役割についてもまとめています。

アカウント移管の手順

ここからは、インハウス運用に切り替える場合に生じるアカウント移管の手順について説明していきます。

アカウント移管の可否を確認する

自社運用が前提となるヘビー、ミドルインハウスの体制のインハウス化を検討しているかたに「アカウント移管」の手順を解説します。

まず重要なポイントとなるのは、媒体ごとにアカウント移管ができる/できないがあることです。

たとえば、Google広告はアカウント移管することができます。

しかし、Facebook広告はアカウントの所有権を変更できないため、インハウス運用をする際に新しくアカウントを作成する必要があります。インハウス運用を検討する際には、まずは媒体移管ができるかを確認しましょう。

⚠️ アカウント移管に関して
アカウント移管ができる媒体であっても、外部パートナーとの契約上アカウント移管ができない場合があります。移管前に一度契約内容を確認することをおすすめします。

広告運用インハウス化の前に! アカウント移管でやるべきことと注意点」では、Google広告、Yahoo!広告、LINE広告、Facebook広告、Criteo、Twitter広告の6媒体に関する移管方法などをまとめています。

アカウント移管の具体的な方法はこちらをご覧ください。

移管方法を検討する

移管の仕方として、主に3つのケースがあります。

  • 全てのアカウントを1度で移管するケース
  • 全アカウントのうち特定のアカウントをまずは移管するケース
  • 広告キャンペーンを1つ試験的に移管。その後アカウント移管するケース
    (移管というよりもキャンペーンの主体者の切り替え)

どの手順で移管するかは

  • インハウス運用の実現までの期間
  • インハウス運用の実現に向けて確保できる予算
  • インハウス運用をするメンバー数
  • インハウス運用をするメンバーの広告運用業務経験の有無
  • 1日にあたりインハウス運用にかけられる工数

などの要素を考慮し決定します。

状況によって変わりますが、具体的なケースの例を3つ記載しました。

ケースケース例
全アカウントを1度で移管・インハウス化がの期限が決まっており期間も短い(トップダウンでインハウス化が決定した場合に多い)
・アカウント数が少ない
・運用経験(あるいは知識がある)メンバーが複数人いる
など
全アカウントのうち特定のアカウントをまずは移管・インハウス化までの期間に余裕がある
・媒体数が多いが、インハウス運用メンバーが少ない
・テスト的にインハウス化したい(インハウス運用ができるか見極めたい)
など
広告キャンペーンを1つ試験的に移管し、その後アカウント移管・インハウス化までの期間に余裕がある
・チームメンバーが全員、広告運用未経験者
・最小のリスクでテスト的にインハウス化したい
など

インハウス広告運用におけるチーム組成のコツ」では、より詳しく人員や役割について解説しています。あわせてご覧ください。

また、インハウス運用の実現に向けた具体的な進め方や体制面など気になることがあれば、いつでもお気軽にお問い合わせください。

弊社では、将来的なインハウス運用の実現に向けた運用代行支援を行っております。

このサービスでは、貴社のインハウス体制を構築できるまで間、弊社にて広告運用を行います。体制が整い次第、ハンズオン研修、アカウント移管、移管後の運用コンサルティングまで、貴社が自走できるようサポートいたします。

貴社のインハウス体制に変化があった際には、貴社の広告アカウントを熟知したコンサルタントをはじめとした弊社スタッフが、すぐに運用代行支援に切り替えます(※ただし、弊社のリソース状況によってはすぐの切り替えが困難な場合がございます)。移管期間における成果悪化を防ぐことができます。

移管の流れとスケジュール

アカウント移管を行い実際にインハウス運用を開始するまでの期間については、インハウス化までにかけられる工数や経験の有無によって異なります。ここでは、座学・トレーニング+アカウント移管を行うケースと、広告運用代行からインハウス運用(トレーニング含む)に切り替えるケースをご紹介します。

💡 座学・トレーニングとは?
座学:運用型広告の基本的な内容から、GoolgeやFacebookの広告の仕組みとベストプラクティスなど幅広く多彩な研修を行います
トレーニング:広告アカウントの設計から入稿作業まで、実際に行っていただくハンズオン型の研修です

下記の記事にて座学・トレーニングのカリキュラム例を紹介しています。ご興味がある方は、ご覧ください。

参考記事:インハウス化に向けて初期段階(準備期)でやるべきこと

ケース1:座学・トレーニング後にアカウント移管

人員:5名以上

媒体数:10媒体以上

  • サービスが5つあり全てインハウス運用を目指している
  • 初のインハウス運用だったため1サービスごとに段階的に移管することに
  • 各サービスごとにそれぞれ媒体が重複していたため、まずは1サービスを手始めにインハウス化

▼各サービスの移管イメージ

▼1サービス移管した際の支援スケジュール

ケース2:座学・トレーニング+運用代行→インハウス運用に切り替え

人員:5名以上

媒体数:10媒体以上

  • 1年以上かけてのインハウス化実現が希望

※組織事情(人員、予算、経験の有無など)によって、すぐにインハウス化に踏み切れない場合など中長期的にインハウス化の実現していく際の参考にしてください。

▼広告運用から切り替えてインハウス支援する際の想定スケジュール

インハウス体制からインハウス体制の実現に向けた想定スケジュールまでご紹介しましたが、インハウス化までのスケジュールは、人員数、予算、掛けられる工数などいくつかの要素をもとに適切なスケジュールで進めていく必要があります。アカウント移管においてもアカウント単位、キャンペーン単位など状況に応じて移管する手順も変わってきます。

本記事をお読みいただき、インハウス化の実現に向けたスケジュールについて、より詳しく知りたい方はお気軽にお問い合わせください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

(その他インハウス関連の記事はこちらをご覧ください)

オーリーズでは、広告運用のインハウス支援を行っています。

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この記事を書いた人

株式会社オーリーズ

アドオペレーションズ・ストラテジスト

漏田 翔秀

新卒でWebマーケティング支援会社に入社し、広告運用やSEO業務を担当。その後、シンガポールの現地企業でマーケティングマネージャーを経験し、2018年にオーリーズに入社。人材、金融、不動産など多業種で広告主の事情に合わせた幅広い支援を提供。顧客に寄り添った支援を信条に、インハウス運用やクリエイティブ領域の支援も行っている。

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