- ナレッジ・ノウハウ
- 藤野 昇
【Google広告】画像表示オプションの推奨設定と注目すべき新仕様とは?

複数あるGoogle広告の表示オプションの中で最も新しい「画像表示オプション」。
画像表示オプションを使用することで、画像により視覚的な引きを作ることができるためクリック率の向上が期待できますが、導入は進んでいますでしょうか?
今回は「画像表示オプション」について、弊社実績を踏まえた推奨設定をご紹介します。
1人最大4社だから実現できる
まるで内製のようなWeb広告運用代行は「オーリーズ」
「コミュニケーションがスムーズで対応がスピーディー」「事業を理解して提案してくれる」といった
お声をいただいているオーリーズは、Web広告を起点に顧客の本質的な課題に向き合います。
【広告成果を最大化するオーリーズの特徴】
- 顧客の課題にコミットするため、担当社数は最大4社
- 運用者=顧客窓口だからスピーディーな仮説検証が可能
- 顧客の半数以上が「強く」おすすめしたいと評価
目次
「画像表示オプション」の基本仕様
「画像表示オプション」は他のオプションと同様、検索連動広告のテキスト広告の横に掲載される画像です。

広告表示オプションの一つなので必ずしも表示されるものではありませんが、関連性の高いリッチなビジュアル、すなわち商品やサービスを視覚に訴えることができる、魅力的なビジュアルイメージを掲載できます。
画像表示オプションではデバイスによらず画像部分がクリッカブルになっており、画像をクリックするとLPに遷移する仕組みになっています。画像には、汎用的なイメージ写真、企業キャラクターなど自由に設定することができます。
Google社の検証結果では、モバイル検索広告で画像表示オプションを使用するとクリック率が平均10%向上することがデータとして出ています。画像表示オプションは、パフォーマンス視点でも有効なオプションと言えるでしょう。
参考:Google広告ヘルプ「画像アセットについて」
参考:Google広告ヘルプ「画像表示オプションで魅力的な検索広告を配信する」
画像表示オプションの実施要件
実施要件が特殊で、新規のアカウントでは利用することができません。一定の掲載期間経過後に設定できます。
<画像表示オプションの実施要件>
- アカウントの開設から 90 日以上が経過している
- アカウントでこれまでポリシーに準拠してきた実績がある
- アカウントに有効なキャンペーンがある
- アカウントに運用中のテキスト広告があり、検索キャンペーンで過去 28 日以上にわたって費用が発生している
画像レギュレーション
画像のレギュレーションはディスプレイ広告の画像要件とほぼ同様です。
- アスペクト比:
アスペクト比 | 必須 |
---|---|
スクエア(1×1) | 必須 |
横向き(1.91×1) | 任意(推奨) |
- 画像解像度:
アスペクト比 | 最小ピクセル数 | 推奨ピクセル数 |
---|---|---|
スクエア(1×1) | 300×300 | 1,200×1,200 |
横向き(1.91×1) | 600×314 | 1200×628 |
- ファイル形式: PNG、JPG、静止 GIF
- ファイルサイズ上限: 5,120 KB
画像制作時の注意点
バナー等と異なり、画像にテキストを乗せられないなど、注意すべき点がいくつかあります。
参考:Google広告ヘルプ「画像アセットのフォーマットの要件」
- 画像内にテキストを含むものは許可されない
ロゴを利用する場合はテキストが含まれていないものを使用してください。

- 空白の多すぎる画像は許可されない
空白部分が過度に多い画像などサービスの内容を識別できない画像は使用できません。

- コラージュ画像は許可されないか制限付きとなる
撮影後の編集でコラージュ化または結合された画像は使用できません。(スクラップブック、絵葉書、印刷カタログ、卒業アルバムなど元からコラージュ状態になっているものは制限付きで許可されます)

- ぼやけた画像や不鮮明な画像
不鮮明な画像など内容が読み取りづらいものは使用できません。

- 乱れた画像
変形な歪みにより画像の主題が分かりづらいものは使用できません。

- 切り抜き方に問題がある画像
サービスの内容を識別できない形で切り抜かれている画像は使用できません。

- 重要なコンテンツは画像の中央80%の範囲内に配置する必要がある
ユーザーに訴求したい内容が画像の端にあると見切れる場合があります
- 業種によっては画像表示オプションを利用することができない
デリケートなカテゴリまたはサブカテゴリ(例: 性的なコンテンツ、ギャンブル)などは画像表示オプション自体が利用できません。
また、画像アセットが表示されると、説明文2が表示されないことがあるため、説明文2が表示されなくても問題のないように広告文を構成する必要があります。
(特に、医療業界など特定のテキストを表示することが法律で定められている場合などは、見出し1.2または説明文1に設定しましょう。)

「画像表示追加オプション」に追加された新表示
ヘルプにはまだ記載がされていませんが、最近、新たな表示ケースが追加されました。さらに画像表示オプションの利用用途、パフォーマンス改善が期待されます。(2023年9月現在)
追加された表示:3-IMAGE COLLAGE
複数の画像が横並びで表示される形式です。画像ではイメージが伝わりづらいですが横にスワイプすることで複数の画像を見ることができます。

仕様要件として3つ以上のユニークな画像を設定する必要があります。
追加された表示:LANDSCAPE FORMAT
こちらは1.91×1サイズの画像が画面全体に拡大される表示形式となる形式です。
テキスト以上に画像が目立つように掲載されるため画像の内容が重要です。

新表示に対応するための、推奨設定
これらの新しい表示形式に対応するため、また媒体側の最適化アルゴリズムのことを考慮した際の推奨設定はこちらです。
- 2サイズ=スクエア(1×1)横向き(1.91×1)それぞれの3種以上の画像を登録する
- 画像はユニークなものが好ましく、同類の画像はなるべく避ける
- 入稿した画像は審査状況を確認して3種を下回らないようにモニタリングする
- 他オプションと同様パフォーマンスを確認して定期的に差し替える
まとめ
Google広告での「広告表示オプション」単独の影響度を測ることは難しいですが、品質への影響、ユーザーに視覚的に商品やサービスをアピールできる施策になります。
未導入のアカウントも、初期段階で実装したまま運用しているアカウントも、これを機に見直しをしてみてはいかがでしょうか。
1人最大4社だから実現できる
まるで内製のようなWeb広告運用代行は「オーリーズ」
「コミュニケーションがスムーズで対応がスピーディー」「事業を理解して提案してくれる」といった
お声をいただいているオーリーズは、Web広告を起点に顧客の本質的な課題に向き合います。
【広告成果を最大化するオーリーズの特徴】
- 顧客の課題にコミットするため、担当社数は最大4社
- 運用者=顧客窓口だからスピーディーな仮説検証が可能
- 顧客の半数以上が「強く」おすすめしたいと評価