- ナレッジ・ノウハウ
- 池本 湧太
フィード登録を手軽に!Shopifyから広告にフィード連携する方法
Eコマースの広告においては、商品の情報を基に広告を配信する「ショッピング広告」や「動的リマーケティング広告」は選択肢から外すことのできないメジャーな手法です。掲載するには商品の情報をフィードにまとめて、広告媒体に連携させる必要がありますが、各広告媒体のフィードの仕様(規定)は様々で、もとの商品データを一部調整が必要なケースもあります。
Shopifyを利用している場合、一部の媒体ではShopifyアプリを使うことによって、Shopifyで登録している商品情報を広告用のフィードに変換することができます。本記事では、連携方法と連携できない媒体ではどのように広告用のフィードを用意するかをまとめました。
目次
Shopifyと広告フィードを連携するメリット
Eコマースでは多数の商品を販売しているケースも多いと思われます。「ショッピング広告」や「動的リマーケティング広告」を配信するためには、商品情報をフィードに登録する必要がありますが、多くの商品を取り扱っている場合は、工数が大きくなり現実的ではありません。また、手動での登録は在庫の管理にも手間がかかる上、情報の入力ミスにもつながりがちです。
Shopifyを利用している場合、Shopifyと広告のフィードを連携することで、Shopifyの登録データをそのまま広告のフィードに流用でき双方のデータを一元管理することができます。大幅な工数削減・リアルタイムな在庫管理ができるという大きなメリットが生まれます。
Shopifyから広告にフィードを連携できる4つの媒体
以下の広告媒体はShopifyからフィードを連携させることが可能なので、Shopifyアプリを利用して手軽に設定を完了させましょう。
- Google広告
- Yahoo!広告
- Meta広告
- TikTok広告
Google広告とShopifyの連携方法
1. 「Google&Youtube」のShopifyアプリをインストール
2. その後、案内に従って設定を進めます
💡 Shopifyのフィードにない情報を追加したい、変更したい場合はGoogle Merchant Centerの補助フィード
という機能を使います。
(例)
・ Shopifyの商品ページに表示している商品説明とショッピング広告に表示する商品説明を変えたい場合
なお、「Google&Youtube」を使用するにはいくつかの要件を満たしている必要があります。
要件の詳細については「Google & YouTubeチャネルの要件」をご確認ください。
参考:Google & YouTubeチャネルを設定する(公式ヘルプページ)
Yahoo!広告とShopifyの連携方法
Yahoo!広告では、Shopifyとの連携を行うことによって、商品フィードの連携だけではなく、タグ設置も不要で広告配信を行うことが可能です。
1. 「Yahoo広告連携」のShopifyアプリをインストール
2. 「Yahoo!広告連携」アプリ上で広告配信を申し込む
⚠️ 既存のYahoo!広告アカウントをShopifyと連携させることはできないため、新規作成のタイミングで連携
させる必要があります。
Meta広告とShopifyの連携方法
1. 「Facebook&Instagram」のShopifyアプリをインストール
2. アプリから「アカウントに連携する」を選択
3. その後、案内に従って設定を進める。
「Facebook&Instagram」を使用するには、広告アカウントと連携したFacebookページとビジネスマネージャーの管理権限が必要です。
💡 「Facebook&Instagram」で自動連携できるフィードは必須フィードが中心となる。
任意フィードはMeta コマースマネージャの補足フィードから追加可能。
参考:コマースマネージャのカタログのデータフィードのフィールドと仕様(Meta広告公式ヘルプページ)
Metaコマースマネージャのカタログに補足フィードを追加する方法
参考:MetaのFacebookとInstagramをインストールして設定する(公式ヘルプページ)
TikTok広告とShopifyの連携方法
TikTok広告とShopifyを連携することで、タグの設定もワンクリックで簡単に設定でき、Shopifyに登録している商品素材を使用してTikTok用の動画を作成することも可能です。
- 「TikTok」のShopifyアプリをインストール
- ShopifyアカウントからTikTok For Business広告アカウントを登録し連携
- ShopifyアカウントからTikTokキャンペーンを作成し、広告の詳細を設定
Shopifyと連携できない広告の場合
Shopifyとフィードの連携ができない広告媒体では、当然ですが自力で広告媒体の要項に応じたフィードを用意する必要があります。それらの媒体では自社サーバーにて、要項に合わせたフィードを更新するか、フィード生成ツールを使う必要があります。
「dfplus」などのフィード生成ツールでは、基となる商品データをアップロードすることで、サーバーを用意することなく、各媒体の仕様に合わせたフィードが簡単に作成できます。
まとめ
Eコマースの広告においては、フィード広告は広告の要になると思うので、連携機能を使ってスムーズに配信準備を進めましょう。
- Google、Yahoo!、Metaなど主要な媒体ではShopifyアプリを使うことによって簡単に連携が可能
- 連携により掲載における工数を大幅に削減でき、在庫管理も容易になる
- DSPなど、Shopifyとの連携ができない広告媒体についてはフィード生成ツールを使うことで簡単にフィード管理することができる
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