X(旧Twitter)の認証バッジとは?取得の要件と、無償で認証バッジを取得する方法を紹介

X(旧Twitter)の認証バッジとは?取得の要件と、無償で認証バッジを取得する方法を紹介

2023年4月にTwitterがX社に買収されて以降、X(旧Twitter)広告では配信ルールが大幅に変わり、広告配信をするためには認証バッジの取得が必須になりました。さらにその後認証バッジの取得ルールも変更され、認証バッジを取得するには基本的にXのサブスクリプションサービスの登録が必要となっています。

今回は、X(旧Twitter)の認証バッジの取得方法について解説し、記事の後半では、広告主向けに無償で認証バッジを取得する方法もご紹介いたします。

ぜひ最後までご覧いただき、Xの認証バッジを取得する際のご参考としていただければと存じます。

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X(旧Twitter)の認証バッジとは

「認証バッジ」はX社が公式に認定したアカウントだということを証明するための証です。

これまでは、著名で信頼に値するアクティブアカウントに対し、一定の条件を満たした場合にX社が付与していましたが、2023年4月以降は基本的に、対象アカウントがXのサブスクリプションサービスに登録しており、かつ所定の要件を満たした場合のみ認証バッジが付与されるようになりました。

X(旧Twitter)の認証バッジを取得するメリット

Xの認証バッジを取得するメリットは、大きく分けて以下の3点です。

1.広告を配信できる

Xの認証バッジを取得することで、Xで広告を配信することができます。アクティブユーザー数が多く、リアルタイム・拡散性の高いXのプラットフォーム上で自社の商品やサービスについて広告配信することで、認知獲得や見込み顧客の流入が期待できます。

X広告の詳細については以下の記事をご覧ください。

2.アカウントの信頼性が増す

Xの認証バッジを取得すると、アカウントのプロフィール上に認証バッジのマークが表示されます。

アカウントがXから認証されていることを示すことができるため、ユーザーからの信頼性が特に重要な企業・団体の場合は取得するメリットがあると言えるでしょう。

3.アカウントのなりすましを防げる

Xの認証バッジを取得すると、なりすましアカウントと区別がつきやすく、ユーザーへの誤解を生むリスクを減少させることができます。認証バッジがあるアカウントはXから公式に認証された証明になるため、なりすまし被害の事前・事後対策として有効です。

(自分のアカウントのなりすまし被害を受けた場合は、こちらからX社に報告しましょう)

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X(旧Twitter)の「認証バッジ」の種類

2024年4月現在、Xの認証バッジは「ブルーバッジ」「ゴールドバッジ」「グレーバッジ」の3種類が存在しています。個人・法人を問わず基本はブルーバッジの認証となりますが、企業や組織の場合はゴールドバッジ、政府機関や多国籍期間の場合はグレーバッジを取得することもできます。

1.ブルーバッジ(個人・組織を問わず取得可能)

有償のサブスクリプションサービスである「X Premium」の加入者に付与される認証バッジです。X Premiumに加入し、且つ資格基準を満たしている個人または組織に対して付与がされます。

なお、X Premiumには以下3種類のサービスプランがあり、2024年4月時点では「プレミアム」または「プレミアムプラス」に加入している場合に、資格基準を満たせばバッジ取得ができるようになっています。Xで広告配信を行いたい場合は、プレミアムかプレミアムプラスの加入が必要になりますのでご注意ください。

X Premiumとは

X Premiumとは、Xの有償サブスクリプションプランです。X Premiumに加入することで、無料版では利用できない追加機能を利用することができるようになります。

※金額は2024年4月時点でのレート換算です。目安としてください。

1.ベーシック(月額368円)

過去の投稿を編集したり、長文投稿が可能になる等、Xの追加機能が利用できるX Premiumの基本プランです。

2.プレミアム(月額980円)

ベーシックで使える追加機能に加えて、認証バッジの取得や、表示される広告数が削減されたり、X投稿で広告収益の分配を受けられるプランです。

3.プレミアムプラス(月額1,960円)

プレミアムで使える追加機能に加えて、タイムライン上で表示される広告数の削減や、記事投稿が可能になるプランです。

参考:X公式ヘルプ「Xプレミアムについて」

2.ゴールドバッジ(法人・非営利団体等の組織向け)

企業または組織、非営利団体のアカウントが「Verified Organizations」の登録申請をおこない、審査後により承認を受けた場合に付与されます。

Verified Organizationsについて

企業など団体向けの有料サブスクリプションプランです。

Verified Organizationsには以下2種類のプランがあり、フルアクセスプランを利用すると、主アカウントに組織のメンバーのアカウントなど、関連アカウントを紐づけることが出来ます。

※金額は2024年4月時点でのレート換算です。目安としてください。

1.ベーシック(月額30,000円)

企業向けの有償サブスクリプションの基本プランです。

2.フルアクセス(月額135,000円)

ベーシックで使える機能に加えて、組織のメンバーや子会社のアカウントなど、関連するアカウントを紐づけることが可能です。

3.グレーバッジ(政府機関や多国籍期間向け)

政府機関や多国間機関及び関係者のアカウントに付与されます。基本的な付与までの流れはゴールドバッジど同様で、政府機関や多国間機関のアカウントにてVerified Organizationsの登録申請をおこない、承認を受けるとバッジが付与されます。

審査条件はゴールドと同様ですが、対象アカウントが政府機関のものである場合、申請の際に政府機関のメールアドレス(ドメイン「.gov」などのメールアドレス)が必要です。

X(旧Twitter)の認証バッジを取得する方法

上述した通り、Xの認証バッジを取得する場合、認証バッジの種類によって求められる取得要件が異なります。

1.ブルーバッジを取得する方法

ブルーバッジを取得するためには、X Premiumの「プレミアム」または「プレミアムプラス」のいずれかのプランへの加入に加えて、以下の取得条件を満たす必要があります。

  • ブルーバッジの取得条件
    • 作成後30日以上経過したアカウントを保有している
    • プロフィール画像、表示名またはユーザー名が設定されている
    • アカウントに媒体社に認証された電話番号が登録されている
    • 欺瞞的行為に加担していないこと

参考:X公式ヘルプ「Xで青いチェックマークを獲得する方法」

上記の取得要件を満たしたうえで、X社による審査が完了次第ブルーバッジが付与されます。

2.ゴールドバッジを取得する方法

ゴールドバッジを取得するためには、Verified Organizationへの加入に加えて、以下の取得条件を満たす必要があります。

  • ゴールドバッジの取得条件
    • 登録可能なアクティブな組織のXアカウント、組織のメールアドレス、ウエブサイトドメインを保有している(個人アカウントは不可)
    • 組織のプロフィール項目が全て設定され、正しいプロフィール画像、自己紹介、表記名が掲載されていること
    • 政府機関の場合、政府機関の公式メールアドレスが必要(ドメイン「.gov」などのメールアドレス)

参考:X公式ヘルプ「X認証済み組織とは」

上記の取得要件を満たしたうえで、X社による審査が完了次第ゴールドバッジが付与されます。また、Verified Organizationに加入している場合、広告配信に利用できるクレジットが貰えます。

  • 広告クレジットについて
    • 以下の会員は「広告クレジット」という、広告配信に利用できるクレジットが付与されます。期間限定のため、未使用分は30日後に失効します。
      • フルアクセス :期間限定で30日毎に1,000ドル(年額:期間限定で1回限り2,000ドル)
      • ベーシック  :期間限定で30日毎に200ドル

参考:X公式ヘルプ「X 確認済み組織の広告クレジット条件」

3.グレーバッジを取得する方法

グレーバッジの取得は基本的にゴールドバッジと同じ流れですが、が、対象アカウントが政府機関のものである場合、政府機関のメールアドレスでの申請が必要になります。

また、以下の対象アカウントである場合は別途申請をすることでグレーバッジが無償で付与される可能性があります。

  • 対象アカウント
    • 国政レベル
      • 行政府の代表、特定分野の政策を統括する行政機関、大使館及び領事館の代表、国会または相当する組織や委員会のアカウント

    • 地方自治体
      • 緊急時対応・公共の安全・法執行・規制問題を統括する行政府や行政機関の代表

    • 政府機関関係者
      • 国家元首(大統領、君主、首相)、副元首(副大統領、副首相) 、閣僚またはそれらに相当する人物、行政機関またはそれに相当する機関の首席報道官、国際会議もしくは国内会議、議会またはそれらに相当する機関の構成員

    • 多国間機関
      • その機関の本部レベル、地域レベル、国レベルの代表


参考:X公式ヘルプ「Xプロフィールのラベルとチェックマークについて」

X(旧Twitter)の認証バッジを無料で取得する方法(広告主向け)

上述の通り、Xの認証バッジを取得するには、基本的に有償のサブスクリプションサービスへの加入が必要ですが、以下の特別条件を満たしている場合、X社から無償で認証バッジが付与されることがあります。

特別条件(認証バッジの無償付与)について

以下のいずれかの条件を満たした場合、X社から連絡を受けて無償バッジを付与してもらえる可能性があります。

2024年7月に、ブルーバッジの取得に課せられていた広告額の制限がなくなり、現時点で認証バッジを保有していない広告主もX広告を開始することができるようになりました。

ただし、X社からの連絡タイミングは状況によって異なることに注意が必要です。

また、条件によって無償で付与されるバッジの色が変わります。(ゴールドバッジを付与された場合はX Premiun機能の利用も可能になります。)

特別条件

  1. 媒体社と年間契約締結済みの広告主(指定条件あり)【ゴールドバッジ】
  2. 過去1年間の配信売上上位500社【ゴールドバッジ】
  3. 過去1年間でTop Agencyに認定企業の広告アカウントで配信実績がある【ゴールドバッジ】
  4. 広告キャンペーン・広告グループ・広告を入稿の上、配信ステータスをONにしている【ブルーバッジ】

バッジの失効条件

ただし、無償バッジを付与いただいていたにも関わらず上記4つの条件が達成できなくなった場合は残念ながら認証マークは失効となります。また、仮にバッジ失効の対象となったとしてもいきなり翌月からバッジが剥奪されるわけではなく、失効までに一定時間があるため、広告の配信量が減ってしまう月が続く場合は事前にX社へ相談することをおすすめします。

まとめ

X広告は2023年にX社に変更されて以降、頻繁にサービスやルール改定がおこなわれています。

今後もサービスのルールや方針の変更が入る可能性がありますので、最新情報を常にチェックして広告配信をすることをおすすめいたします。

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この記事を書いた人

株式会社オーリーズ

アドオペレーションズ・ストラテジスト

川村 菜奈

新卒から大手プロダクションデジタル印刷機器の販売会社にて、マーケティング部で海外製品担当として商品/営業企画、商品開発などを担う。製品ライフサイクルの全対応経験を経て、データ分析を活用したデジタルマーケティング領域の重要性を感じるなかオーリーズに出会う。顧客に徹底して向き合い、本質的なマーケティング課題の解決に向け戦略立案から実行を一貫してアジャイルにおこなう支援スタイルに共感し入社を決意。

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