Criteo広告とは?基本情報と配信までの流れを解説

Criteo広告とは?基本情報と配信までの流れを解説

多くのメディアや広告プラットフォームと連携し、大量のユーザーデータを保有しているCriteo。

Web広告界のパイオニアとも呼べる存在で、多くの広告主のパフォーマンス向上に貢献してきたため、Web広告担当者ならば一度は聞いたことがある名前でしょう。

しかし、名前を聞いたことはあったり、ユーザーとして広告を目にしたことがあっても、実際にどのような広告配信ネットワークなのか具体的にはわからない、という方も多いと思われます。

そこで本記事では、以下のような内容についてわかりやすく解説していきます。

  • Criteo広告の特徴
  • Criteo広告の配信先や課金方式
  • Criteo広告と相性のよい業界
  • Criteo広告を配信するまでの流れ
  • 広告運用のコツ
  • Criteo広告を利用する際の注意点
  • プロダクトの種類

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Criteo広告とは?

Criteo広告とは、フランスで誕生した、ダイナミック(動的)なリターゲティング広告を配信できるサービスです。

■リターゲティング広告

1回以上自社のサイトを訪問したユーザーに対して、再度自社サイトへの訪問を促すためのクリエイティブを表示する広告。

Criteo広告は、日本におけるECサイト売上トップ100社のうち、85%以上(※)が利用しているほど多くの企業の広告施策に用いられるアドネットワークとなっています。

※日経新聞ネット通販売上高ランキング2020年度調査(数値は過去導入実績分も含む)

【Criteoを導入している代表的な企業】

  • Amazon(日本事業)
  • アスクル
  • ジャパネットたかた
  • ベネッセコーポレーション
  • 大塚商会
  • ビックカメラ

Criteoが保有している膨大な量の消費者行動データをもとに、AIによる高いレベルの機械学習によって「どのユーザーにどのクリエイティブを表示すべきか」などを適切に判断し、ダイナミックな広告表示を実現しています。

※Criteo媒体資料2021年11月版

ユーザーが一度興味を持った商品やサービスが表示されるため、「そういえばこの商品は以前から欲しかったものだ」と思い出してもらえるようなリマインドの役割も果たすため、Webマーケティング手法として非常に有効です。

Criteo広告の特徴

精度の高いダイナミックリターゲティング広告を配信できるCriteoですが、その他にも以下のような特徴が存在します。

  • 豊富な配信面
  • バナーの自動生成
  • 豊富なデータと優秀なアルゴリズム
  • ワンクリックで商品詳細ページへ誘導

豊富な配信面

LINEやFacebook、Instagramといった特定のプラットフォームに依存した広告配信の場合、基本的にはリーチできるユーザーはそれらのアプリを利用しているユーザーに限られます。

しかしCriteoは、Google面の最大の外部バイヤーであり、他にもYahooや主要SNSサイト、その他19,000以上のパブリッシャーと提携しているため、Criteo広告を利用するだけで数々の配信面をフォローできます。

国内で圧倒的なPV数を誇る「Yahoo! Japan」の広告枠も配信面に含まれているため、Yahoo!ニュースページやトップページへの露出も可能となります。

バナーの自動生成

広告バナー(クリエイティブ)は、広告主が用意しなければならないことが多いです。

しかしCriteoの場合は、広告主側が「フィード」という商品情報一覧のデータを用意すれば、あとはCriteo側のシステムがフィードの情報から広告バナーを自動生成してくれるためバナー作成の手間が省けます。

自動生成されるバナーはただのバナーではなく、膨大な量のユーザーデータをもとにAIが機械学習を行い、「どんなバナーがクリックされやすいか」・「どのユーザーにどのバナーを表示すれば購入されやすいか」を考慮されたバナーとなっています。

生成されるバナーの種類も非常に豊富で、レイアウトや配信サイズ、配信フォーマットなどのパターンを組み合わせることで、約17兆通りにも及びます。

手間いらずで、コンバージョンに繋がりやすい最適化されたバナーが表示されるという点も、Criteo広告の大きな魅力です。

豊富なデータと優秀なアルゴリズム

Criteoは、あらゆる配信面への広告配信が可能なアドネットワークであるため、その分収集できるユーザーデータも非常に多くなります。

そして収集したビッグデータを使い、AIによる機械学習によって対象ユーザーを分析していきます。

【ユーザー分析】

  • どのページをよく閲覧するのか
  • どんな広告をクリックしやすいか
  • カートに入れたままの商品は何か
  • 購入した商品は何か
  • 閲覧しているデバイスの種類は何か …など

これらの項目に対して、Criteo独自のアルゴリズムを用いて「どのシーンでどんなクリエイティブを表示すべきか」という分析を行い、最適な広告配信を実現しています。

参考:Criteo AIエンジン | JP – Criteo.com

ワンクリックで商品詳細ページへ誘導

Criteo広告は、商品単位でのリターゲティングが行われているため、ユーザーが広告をクリックすると直接商品詳細ページへ遷移する仕様となっています。

広告クリック後にECのトップページや商品検索ページなどへ遷移してしまうと、ユーザー側に「目的の商品を自分で探す」という手間が発生してしまいます。

こうした手間やページ遷移回数が増えるほど、離脱の可能性が高くなってしまうため、ワンクリックで商品詳細ページへ辿り着けるという仕様はコンバージョンアップに有効です。

Criteo広告の導入がおすすめの業界

Criteo広告は、豊富な配信面によるリーチの広さや、各ユーザーの特性に合わせたコンバージョンしやすいバナーの自動生成機能などを備えているため、基本的にはどんな業種・業界でも利用価値の高いアドネットワークです。

特に商品数の多い業界と相性が良く、下記のような業界でよく使われています。

  • EC
  • 人材
  • 不動産
  • 旅行(航空券、宿泊施設など)

商品数が多くても、Criteoならではの「豊富な買い物客データ」と「Criteo AIエンジン」により、個々の買い物客とコンテキストごとに最適な広告コンテンツ、クリエイティブが表示されます。

Criteo広告の配信面

Criteo広告の配信面は多岐に渡り、日本のインターネットユーザーへのリーチ率は92.6%(※)を誇ります。※Criteo媒体資料2021年11月版の数値

Criteo広告が掲載される主要なメディアやアプリには、以下のようなものがあります。

  • Yahoo! Japan
  • Google
  • NTT docomo
  • Ameba
  • 朝日新聞DIGITAL
  • 東洋経済ONLINE
  • FNNプライムオンライン
  • ジモティー
  • 食べログ
  • goo
  • @nifty

上記以外にも、実に多くのメディアやネットワークと提携しています。

Criteoが提携している業者の詳細については、以下のリンクをご参考ください。

参考:当社の提携業者 | JP – Criteo.com

Criteo広告の課金方式

Criteo広告の課金方式は、基本的に広告がクリックされるごとに費用が発生する「CPC課金」となります。

CriteoのようなDSPの媒体においては、インプレッション毎に課金されるCPM課金のことが多いですが、Criteoはトラフィックジェネレーションのように一部CPM課金のメニューもありますが、基本的にはCPC課金であり、クリックされなければ費用が発生しないため、広告出稿側としては成果に繋がりづらいインプレッションには費用が発生しないというメリットがあります。

1クリックあたりの単価は、業種や配信設定、配信量によるクリック率の違いにより異なりますが、クリック率の高い業種であれば20~30円程度に収まることが多いです。

配信メニューによってはCriteoの資料にどのような業種でどの程度のCTR、CPCで配信されているかが記載されていることもあるので、調べてみるとよいでしょう。

Criteo広告の配信条件

良心的な課金方式や高いコンバージョンに期待が持てるCriteo広告に対し、魅力を感じる方も多いと思われますが、Criteo広告への配信は誰でもできるわけではなく、以下の2つの条件を満たす必要があります。

最低実施予算

Criteo広告の最低実施予算は、「50万円(広告代理店への手数料は除外)」に設定されています。

これは毎月最低50万円必要になるということではなく、一度Criteo広告をスタートすると広告費用が50万円になるまでは配信しなければならない、ということです。

サイト訪問者数

Criteo広告を利用するためには、最低実施予算の他に「直近1ヶ月間の月間UU(ユニークユーザー)が4万人以上」という条件もあります。

そのため、Criteoへ広告出稿を申し込む際には、月間UUを確認できる解析ツールを使用してキャプチャー画像を送付する必要があります。

【解析ツール】

  • Google analytics
  • Similar web
  • Website Informer(Website Informerに限り1日1,500UUでも可)

ただし、月間UUが4万人未満でも、広告代理店を通すことでCriteo広告を利用できます。

Criteo広告を始める前の準備

広告配信前に、自前でクリエイティブを用意しなくてもよいというメリットのあるCriteo広告ですが、もちろん広告主側で事前に準備しなければならないこともあります。

それは、「データフィードの準備」と「タグの設置」です。

データフィードの準備

Criteo広告配信前には、データフィードへ「自社の商品に関する情報」を入力しなければなりません。

形式としてはExcelのような表となっており、そこに以下のような情報を入れていきます。

  • 商品名
  • 商品概要
  • リンク先URL
  • 画像URL
  • 定価
  • 割引率
  • 実際の価格
  • 在庫の有無

データフィードに入力された情報をもとに広告バナーが自動生成されるため、できるだけ正確に、かつ自社商品を訴求できるような内容を入力するようにしてください。

フィードの作成や管理については、もちろん自社で行うこともできますが、dfplusやDFOマネージャー、DFOプレミアムといったデータフィードに関連したサービスを提供している会社もあるので、フィード管理や最適化に課題を感じている場合はそれらのサービスを活用するとよいでしょう。

参考:商品カタログの仕様について | Criteo ヘルプ

タグの設置

Criteo広告で設定できるタグは、全部で6つです。

タグ役割
トップページタグトップページに埋め込むタグで、離脱ユーザーの追跡が可能。
一覧ページタグ検索結果一覧ページやカテゴリページに埋め込むタグで、ユーザーがどんな商品やカテゴリに関心があるかを調べられる。
商品詳細ページタグ商品詳細ページに埋め込むタグで、その商品に興味を持っているユーザーを追跡できる。
カート・申し込みページタグ買い物かごページに埋め込むタグで、購入意欲の高いユーザーを追跡できる。
コンバージョンタグ購入完了ページに埋め込むタグで、ユーザーがどんな商品を購入したかを識別できる。そのユーザーに同じ商品の広告を表示しないように設定することも可能。
訪問タグECサイト内ではなく、会社情報やブログといった副次的なページに対して実装するタグ。

この6つのタグを適切に設置することによって効率的にユーザーデータを収集でき、広告効果を高めることが可能となります。

なお、商品詳細ページタグとコンバージョンタグについては設置が必須で、その他のタグは任意タグとなっています。

Criteo広告配信までの流れ

Criteo広告の配信に至るまでには、広告主側とCriteo側で何度もやりとりする必要があるため、申し込みから広告配信まで約2週間ほどかかります。

Criteo広告配信までの詳細な流れは以下の通りです。

  1. 【広告主側】1ヶ月分のUU数がわかる解析ツールのキャプチャー画像や、CVR、KPI、平均購入単価などの各種数値をCriteoへ送付
  2. 【Criteo側】掲載可否を審査
  3. 【広告主側】掲載可となった場合、Criteoへ申し込みメールを送付
  4. 【Criteo側】申込書を発行
  5. 【広告主側】申込書へ電子署名を実施
  6. 【Criteo側】電子署名確認後、アカウント発行
  7. 【広告主側】データフィード作成
  8. 【Criteo側】データフィードの確認
  9. 【広告主側】ロゴデータを添付してデモバナーの作成をCriteoに依頼
  10. 【Criteo側】デモバナー作成
  11. 【広告主側】デモバナーに問題がないか確認してから承認
  12. 【広告主側】タグの実装後、Criteoへタグ確認依頼を出す
  13. 【Criteo側】タグが正しく実装されているか確認
  14. 【広告主側】管理画面からロゴやパラメータの設定
  15. 【広告主側】準備がすべて整ったことを再確認した後、Criteoへ広告配信依頼を出す
  16. 【Criteo側】広告配信準備に問題がないか最終確認を行い、問題がなければ配信開始

上記の通り、手続きの一つ一つにCriteo側の確認が必要となるため、他の広告プラットフォームと比べると配信準備に手間と時間がかかってしまいます。

途中で修正などが発生すれば、その分準備期間も延びてしまいますので、余裕を持ったスケジューリングを心がけるべきでしょう。

Criteo広告の配信方法

Criteo広告の配信方法には、メインとなる「リターゲティング配信」と、新規ユーザーへリーチするための「類似配信」の2つがあります。

「リターゲティング配信」と「類似配信」の中にも複数のメニューがあるため、目的に合わせて最適なメニューを選択しましょう。

リターゲティング配信

Criteo広告最大の強みと言えるのが、リターゲティング配信です。

一度でも自社サイトへ訪問したユーザーに対して、同じ商品やサービスを訴求する広告を表示し購入を促します。

訪問済みのユーザーであるため、少なからず自社商品に興味を持っている可能性が高く、コンバージョンしやすいという特徴があります。

類似配信

類似配信は、まだ自社サイトを訪れたことのない新規ユーザー向けの配信方式となります。

Criteoが保有する膨大なユーザーデータをAI分析し、自社商品に興味を持ちそうなユーザーに対して広告を配信します。

類似配信の具体的な成功事例として、以下のようなケースがあります。

参考:【Success Story】DHOLIC ~「Criteo類似オーディエンス」で、売り上げ30% 増とCPC50%低減に成功 | JP – Criteo.com

Criteo広告運用のコツ

どの広告プラットフォームに対しても当てはまることですが、Criteo広告の場合も運用方法によって広告の成果が大きく変わってきます。

以下のような点を意識することで、高パフォーマンスな広告運用が可能となるでしょう。

データフィードを最新の状態にする

データフィードに入力された商品情報は、常に最新の状態にしておくべきです。

【データフィードに関する注意点】

  • 新商品発売の際には情報を新規追加する
  • 発売を中止した商品を削除する
  • 価格変更を反映させる
  • 在庫状況を最新の状態にする
  • 商品画像を最新のものに差し替える

新商品が発売されても、データフィードへ追加されていなければ、訴求の機会損失となってしまいます。

また既存商品についても、データフィードの情報と実際の商品情報との間に乖離があると、ユーザーの混乱を招きますし、在庫状況が更新されていないと在庫がない商品の広告が配信されてしまい、広告効果が落ちてしまいます。

こういった事態を避けるために、データフィードの情報が最新になっているか常に把握しておくようにしてください。

複数の商品カラーを登録する

Criteoではカラーバリエーションがある商品も、同一商品のカラーバリエーションであることをエンジンに認識させるよう設定が可能です。

全てのカラーを登録しておけば、いろいろなカラーが配信される中でどの広告のクリック率が高いのかをCriteoのAIエンジンが判定できたり、一部のカラーが在庫切れとなっても、在庫のあるカラーを広告でレコメンドすることができます。

学習期間中は細かい調整を行わない

Criteo広告では、広告配信後に溜まっていくデータをもとにAIが学習を重ねていくことで、効果的な広告を表示できるようになっていきます。

広告配信の最適化を行うための期間が短すぎると、学習に悪影響を及ぼす可能性があるため、少なくとも配信後1〜2週間、できれば1か月間は細かい調整を行わないようにすべきです。

学習期間後に広告パフォーマンスに納得がいかない場合は、入札条件や目標数値などを調整し、最適なパフォーマンスを狙っていくこととなりますが、配信開始時に限らず、目標数値の変更後は再度新たな目標数値に合わせて学習が行われるため、高頻度の変更や、大きな数値の変更はなるべく避けましょう。

参考:マーケターのための機械学習ガイド

オプション機能を使用する

Criteo広告には、クリエイティブ上に情報を付け足すことができる「バッジ」というオプション機能があります。

  • ディスカウントバッジ(割引率を表示)
  • スターレイティングバッジ(商品の評価を表示)
  • エクストラバッジ(追加の画像素材を表示)

例えばディスカウントバッジを使用すると、クリエイティブ上に「20% OFF」といった文字を表示させることが可能になります。

また、クーポン機能を利用することで、通常のバナーとクーポンバナーをローテーション表示することも可能です。

期間限定セールなど、販促の実施を訴求したい場合はクーポン機能を活用しましょう。

【Criteo】簡単!クーポンバナーの導入(新管理画面) >>

任意タグも設定する

Criteoに実装できるタグは6つありますが、必須となっているのは「商品詳細ページタグ」と「コンバージョンタグ」の2つです。

そのため、手間を惜しんで必須タグしか登録しないという広告主もいます。

しかし、広告効果を高めるためにはできるだけ多くの情報を得る必要があるため、任意である他の4つのタグについても必ず設定するようにしましょう。

また、以下の記事ではユーザーユニークでコンバージョン計測する方法について解説していますのであわせてご確認ください。

Criteo配信の注意点

Criteo広告を利用するメリットはいくつもありますが、以下のようなデメリットもあることを把握しておきましょう。

タグの設置が難しい

Criteo広告を配信する際に最も高いハードルとなってしまうのが、タグの設置です。

広告配信のためには、自社サイトにタグを設置しなければなりません。

しかしタグの設置は決して容易な作業ではなく、HTMLやJavaScriptのスキルが必要となります。

Criteoのタグを実装できるスキルを持つエンジニアがいれば問題ありませんが、そうした人材が社内にいないというケースもあるでしょう。

その場合は、Criteoを扱っている広告代理店へ運用を依頼するのも有効です。

機械学習による最適化に時間がかかる

Criteo広告は、配信が始まった当初はパフォーマンスが悪いということが多々あります。

広告配信から間もない頃は、AIによる機械学習が不十分であるために起こってしまう現象です。

ただ、日数が経過するにつれてデータも溜まっていき、AIによる機械学習も進むので、広告効果はどんどん高まっていく傾向にあります。

配信開始時は開始直後のパフォーマンスで評価するのではなく、ある程度長い目で学習が進むのを待ってからパフォーマンス評価をするようにしましょう。

また、Criteo広告はGoogle広告などの主要媒体と比較して独自の仕様があるため注意が必要です。

詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

Criteo広告のプロダクト

Criteo広告は、ただリターゲティングできるというだけの広告配信プラットフォームではなく、以下のような豊富なプロダクトが存在します。

Criteoダイナミックリターゲティング

Criteoが得意とするダイナミックリターゲティングを活かしたプロダクトで、国内のリーチ率が92.6%の「国内最大級の配信ネットワーク」となっています。

目標KPIに合わせた適切なエンジン選択や、個々のユーザーにパーソナライズされた広告をリアルタイムに生成するDCO+によって、関連性の高い広告が表示でき、パフォーマンスの向上が期待できます。

参考:Criteo ダイナミックリターゲティング | JP – Criteo.com

Criteoトラフィックジェネレーション

Criteoトラフィックジェネレーションは、リターゲティングではなく、新規顧客獲得のためのプロダクトです。

AIテクノロジーを活用した最適化エンジンにより、見込み客となりそうなユーザーに対して自社商品・サービスに興味を持ちそうなタイミングを予測して広告を表示します。

クリエイティブとしても、「360°画像」・「スライダー」・「3D表示」といったインタラクティブなフォーマットでユーザーのエンゲージを高めることができます。

参考:Criteo トラフィックジェネレーション | JP – Criteo.com

Criteoコンテクスチュアル広告

コンテクスチュアル広告は、Cookieに依存しないコンテンツ解析によるターゲティング配信が可能な広告となっています。

昨今、AppleのITP機能によってCookieがブロックされたり、ユーザによってCookieをオフにしたり、Cookieを削除したりといった行動も見られますが、コンテクスチュアル広告はファーストパーティのコマースデータを使って、文脈的に関連性が高い商品レコメンドを掲載した広告表示を行います。

参考:コンテクスチュアル広告 | JP – Criteo.com

Criteoのコンテクスチュアル広告の運用方法や注意点の詳細については、以下の記事をご参照ください。

Criteo「コンテクスチュアルターゲティング」の利用方法と注意点 >>

Criteoアプリ広告

Criteoアプリ広告は、ゲームやショッピングや便利ツールといったあらゆる業種に対応している、アプリのインストール促進に特化したクリエイティブを表示する広告となっています。

似たようなアプリをインストールしたことのある見込みユーザーに対してアプローチするため、高いコンバージョンが期待できます。

例えば、ゲームアプリを多くインストールしているユーザーには、属性の近いゲームアプリのクリエイティブを表示する、といった形です。

参考:Criteo アプリ広告 | JP – Criteo.com

Criteoオーディエンスマッチ

Criteoオーディエンスマッチは、長期離脱ユーザーへの再訪問を促したり、特定のターゲットへリーチするためのプロダクトです。

業界トップレベルの機械学習テクノロジーによるターゲティングにより、高いマッチ率を実現しています。

既存のリターゲティングキャンペーンとの相乗効果が高いことも特徴です。

参考:Criteo オーディエンスマッチ | JP – Criteo.com

Criteoカスタマーアクイジション

Criteoカスタマーアクイジションは、主に新規ユーザー獲得のためのプロダクトです。

見込み客の中から類似ユーザーを見つけ出し、さらに独自のスコアリングにより優良な新規ユーザーに絞り込んでからリーチします。

こういった配信手法は、長期休眠ユーザーへのアプローチにも適しています。

参考:新規顧客の獲得 | JP – Criteo.com

Criteo動画広告

動画広告市場が伸び続けているという背景を鑑み、2022年5月、Criteoでも動画広告がプロダクトとしてサービスインしました。

【Criteo動画広告の特徴】

  • 世界最大級のリーチを誇るコマースデータセット「Criteo ショッパーグラフ」を活用
  • 訴求商品に対して、より一層高い興味や関心を持つユーザーへのターゲティング設定
  • 様々なデバイスやチャネルを通じた広範囲なアクセスとスケール
  • 動画広告とディスプレイ広告を同時に展開するフルファネル戦略

静止画のクリエイティブよりも訴求力の高い動画広告は、コンバージョンアップの可能性を高めてくれるでしょう。

参考:動画広告   | JP – Criteo.com

Cookie規制と今後について

インターネットの世界は、昨今の各国の法規制やブラウザの自主規制によって、サードパーティCookieの利用が制限されていく流れにあります。

リターゲティングに関しては、AppleのITPなど、脱Cookieの流れの中で、有効性が下がっていく可能性もありますが、Criteoにはコンテクスチュアル広告のようにCookieに依存しないメニューもありますし、新たなメニューが開発される可能性もあります。

既存のCookieを利用したリターゲティングは精度の高いレコメンドができ成果も出しやすいので、活用できる間は活用しながら動向を注視していくとよいでしょう。

まとめ:Criteo広告を始めるなら代理店への依頼がおすすめ

以上、Criteo広告についての解説記事でした。

  • 強力なリターゲティング機能
  • 機械学習による最適化
  • 自動生成される質の高いクリエイティブ

こういった強みを持つCriteo広告は、販促において非常に魅力的です。

しかしCriteo広告は、出稿までの手順が煩雑であったり、専門知識を要する作業が発生したりする上、広告出稿完了後も「クーポン機能」を利用してのセールやポイントキャンペーンを実施するなど、成果を出すための運用には専門的なスキルや知識が必要となります。

【Criteo】クーポンを設定する際の注意点 >>

そのため、申し込みから運用までを弊社のような広告代理店に依頼する企業も多いです。

人的リソースを割くのが難しかったり、広告運用の専門家がいない場合には、広告代理店を利用するのがおすすめです。

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