LINE広告とは?基本情報と配信までの流れを解説

LINE広告とは?基本情報と配信までの流れを解説

膨大なユーザーを抱えるLINE関連サービスに、様々な形で広告を出稿することができる「LINE広告」。

今後のプロモーションのために是非活用したいと考えている方も多いでしょう。

この記事では、LINE広告での広告配信を検討している方や、LINE広告を使い始めたばかりという方に向けて、LINE広告の特徴や効果的な利用方法について詳しく解説していきます。

【この記事で分かること】

  • LINE広告の特徴
  • LINE広告の配信面
  • LINE広告のターゲティング
  • LINE広告のクリエイティブ
  • LINE広告の運用方法

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LINE広告の特徴

LINE広告とは、LINE関連のアプリやサービス内に広告を配信することが可能な、月間利用者数が9,300万人(※2022年9月末時点)という国内最大級の巨大な広告配信プラットフォームです。

LINE広告には以下のような特徴があるため、多くの法人・個人が広告出稿を行っています。

  • リーチの広さ
  • アクティブユーザーの多さ
  • 豊富なターゲティング
  • 配信面の多さ

LINE広告の特徴や強みについて、1つずつ詳しく解説していきます。

リーチの広さ

LINE関連のサービスは、もはや我々の生活に欠かせないほど浸透しています。

LINEをまったく使っていないという人は少ないでしょう。

参考:LINE広告-9,300万人に届く|LINE for Business

上記の通り、SNS利用者中、83.2%もの人がLINEを使っています。

注目すべき点は、LINEのみを利用しているというユーザーが4割弱もいることです。

このユーザーたちには、LINE広告を利用しなければリーチできません。

このように、LINE広告を利用することで年代や性別を問わずあらゆる層にリーチできる上、LINE広告でなければ見てもらえないクリエイティブも配信できることで、新規顧客開拓の可能性が高まります。

他媒体にはないこの圧倒的な利用者数こそ、LINE広告最大の強みです。

アクティブユーザーの多さ

利用者数が多いだけでなく「アクティブ率の高さ」も大きな特徴となります。

LINEユーザーの86%は「毎日LINEを使う」というデータがあるため、繰り返し広告に触れる機会が多く、ザイオンス効果が期待できます。

ザイオンス効果とは、「接触回数が多いほど良い印象を得られる」という心理的な効果で、マーケティングの世界でも活用されています。

代表的なものとしては、「テレビCM」です。

繰り返し同じCMを何度も流すことで、商品やサービスに親しみを感じてもらおうとするのもザイオンス効果を狙ったものとなります。

LINEの場合も、アクティブユーザーが多いため同様の効果が期待できます。

豊富なターゲティング

LINEは、圧倒的なユーザー数を背景に膨大な行動データを有しており、このデータを活用して細かくセグメント化し、ターゲットを絞ってから広告を配信することができます。

ターゲティングの種類としては、主に以下のようなものがあります。

  • 年齢
  • 性別
  • 地域
  • 興味や関心
  • 配偶者の有無
  • 子供の有無
  • 推定収入
  • テレビの視聴頻度
  • 高級品の購買意欲

参考:LINE広告のターゲティングの種類|特徴や活用方法を解説

それぞれのセグメントを掛け合わせることで、「20代で関東に住んでいる女性のみ」に広告配信を行うといったターゲティングが可能となります。

配信面の多さ

LINEが多くのサービスを提供していることもあり、LINE広告には14種類もの配信面があります。

LINE広告の配信面と主な特徴は以下の通りです。

配信面特徴
トークリストLINEアプリ内のトークリスト最上部に広告が配信される。配信面として最も露出が多い。
LINE NEWSLINEアプリ内のニュースページに広告が配信される。アクティブユーザーが多いのが特徴。
LINE VOOM「おすすめ動画」や「フォロー中のコンテンツ」を閲覧する際に広告が配信される。動画広告に最適。
ウォレットLINEが提供する金融関連サービスの入り口。代表的な金融サービスは「LINE Pay」。
LINE BLOGユーザーが書いたブログ記事内に広告表示が行われる。女性ユーザーが多い。
LINEポイントクラブ指定された条件をクリアすればポイント獲得となるサービス。ユーザーの年齢層が高めという特徴あり。
LINEショッピング様々な商品をLINEアプリ上で購入できるショッピングサービス。約7割が女性ユーザー。
LINEチラシ各地域の店舗のセール情報を閲覧できるチラシメディア。購入意欲の高いユーザーが多いので、セグメント配信の効果が高い。
LINEクーポンLINE公式アカウントのクーポン機能で、全国の店舗で利用できるクーポンを配信できる。
LINEマイカード店舗の会員証やポイントカードなどをLINEアプリでまとめて管理できるサービス。ユーザーの年代・性別が幅広い。
ホーム「友だち」や「ファミリーサービス」など、LINEの各種サービスの入り口。ユーザーの年代・性別が幅広い。
LINE Monary節約・保険・投資といったお金に関するテーマや、お得情報などを扱うコンテンツを提供するサービス。金融関連の広告配信が効果的。
LINEファミリーアプリLINEマンガ・LINE占いなど、LINEの冠がつく各種アプリに広告が配信される。
LINE広告ネットワーク10,000以上ものアプリにリーチできるモバイルアドネットワーク。

参考:LINEビジネスガイド

配信面によって特徴が異なるため、「大々的な告知を行いたいのでトークリストに配信する」「ターゲットの年齢層が高いのでLINEポイントクラブに配信する」といったように、目的に合わせて配信面を調整するとよいでしょう。

LINE広告キャンペーンの目的

LINE広告をキャンペーンとして利用する際には、何を目的にするのかを明確にすべきです。

  • 友だち追加
  • 商品・サービスのコンバージョン
  • 自社運営サイトへの集客
  • 動画再生数の増加
  • アプリのインストール

LINE広告は、主にこのような目的で利用される場合が多いですが、目的に応じて、使用する配信面や広告フォーマット、予算の使い方、配信のタイミング、最適化機能の活用方法などが異なります。

例えば、低予算で自社商品のコンバージョンを実現したいのならば、ターゲティング設定をしっかりと行い、手動入札で購入見込みの高いユーザーにのみリーチする、といったような方法です。

広告配信の目的を明確にし、目的達成に適した方法へとカスタマイズしていくことが重要です。

参考:LINE広告(LINE Ads) キャンペーン目的別設定ガイドマニュアル|LINE for Business

LINE広告の配信面

LINE広告の配信面は非常に豊富で、全部で14種類存在します。

以下では、LINE広告の配信面の中で主要なものについて解説していきます。

LINE NEWS

LINE NEWSは、全国の報道機関やスポーツ紙、雑誌などがLINE利用者にニュースを配信できるプラットフォームです。

2021年11月時点で、370もの媒体が参画しています。

下記を合計したLINE NEWS全体の月間アクティブユーザー数は、約7,700万人(2021年8月時点)と非常に高い数字になっています。

  • LINEアプリ内のニュースページ
  • LINE NEWSアプリ
  • LINE NEWS WEBページ

なおLINE NEWSユーザーには、「購入意欲が高く、自分の好きなものは他人にも薦めたい」という方が多いという特徴があります。

そのため、新商品発売情報や即時性のあるコンテンツとの相性が良いです。広告配信の際は「新商品発売時」や「需要が大きく盛り上がる時期」などに利用するのがおすすめです。

参考:LINE NEWS|LINE for Business

LINEマンガ

LINEファミリーアプリの配信面の一つとして人気なのが、日本最大の電子コミックサービスであるLINEマンガです。

LINEマンガは、2019年8月時点で2,300万ダウンロードを突破しており、スマホマンガアプリダウンロード数ランキングにて国内1位を記録しています。

配信面としてのLINEマンガは、今まで「LINE広告ネットワーク」の中に属していましたが、2022年10月のアップデートによって「LINEファミリーアプリ」という新たな配信面が追加され、LINEマンガもこの配信面に加わりました。

LINEマンガのユーザー属性としては、性別に偏りがなく、男性・女性ともにほぼ同じ利用割合となっていることが特徴です。

また年代においては、15~19歳の利用割合が27%、20代が35%、30代が25%と、10代~30代のユーザーにおいてあまりばらつきがありません。

40代以下の層へリーチしたい時には最適な配信面と言えるでしょう。

参考:LINEマンガ|LINE for Business

LINE VOOM

LINE VOOMは動画コンテンツの投稿がメインとなっているサービスであるため、動画広告を自然な形で配信しやすいという強みがあります。

また、友だち登録済みのユーザーからLINE公式アカウントをブロックされている場合でも広告を表示させられるため、LINE VOOMを利用するすべてのユーザーへの広告配信が可能です。

特に、以下の用途での広告配信に向いています。

  • 自社運営サイトやLPへの送客
  • ダイレクトレスポンス
  • アプリのダウンロード促進

LINE VOOMのユーザー比率は、若干女性が多いものの、その割合は女性54.4%・男性45.6%とあまり変わりません。

年齢層にもほとんど偏りがなく、10代〜60代まで幅広く利用されているのが特徴です。

参考:LINE VOOM|LINE for Business

LINE BLOG

LINE BLOGは、総勢2,500組以上の芸能人や著名人が公式ブロガーとして参加しているブログサービスです。

※2:2019年2月時点

2016年11月から一般ユーザーにも開放され、LINEユーザーなら誰でも無料でブログ開設が可能となりました。

LINE BLOGのユーザー属性は以下の通りです。

特徴的なのは、ブログユーザーの66%が女性であるという点です。

年代としては、87%が20〜40代のユーザーとなるため、20〜40代の女性に訴求したい広告を配信すると効果的でしょう。

参考:LINE BLOG|LINE for Business

LINEショッピング

スポーツ・ファッション・インテリア・コスメ・雑貨などのジャンルで、1億点以上の商品を購入することができるLINEショッピング。

スタートしたのが2017年と比較的新しいサービスですが、取り扱うアイテム数の増加や機能改善などにより、2019年9月時点で3,000万人以上の会員数となっています。

LINEショッピングのユーザー層には、以下のような大きな特徴があります。

  • ユーザーの74%が女性
  • ユーザー全体の78%が25歳から44歳

20代中盤から40代中盤の女性をターゲットにした広告としては、これ以上ない配信面です。

参考:LINEショッピング|LINE for Business

LINEポイントクラブ

LINEポイントとは、友だち追加や動画の視聴、ミッションクリアといったLINEのサービスを使うことで貯まっていくポイントのことです。

貯まったポイントは、スタンプや着せ替えの購入、LINEショッピングといったLINE内のサービスで利用できることはもちろん、1ポイント=1円でAmazonギフト券やPontaポイントなどへ交換することもできます。

LINEポイントクラブの最大の特徴は、「ユーザーの年齢層が高い」という点です。

利用者全体の53%以上が40~50代となっているため、40代以上への訴求を強めたい商品やサービスの広告が有効です。

参考:LINEポイント|LINE for Business

トークリスト

トークリストは、LINE関連のサービスのメインである「LINEアプリ」の最上部に表示される広告配信面です。

もはや生活インフラのレベルで浸透したLINEだけあり、国内の月間アクティブユーザー数は9,300万人以上となっているため、メッセージや通話や友だち追加といった、LINEの軸となる機能を使う際には多く人の目に触れる部分です。

LINE関連のサービスの中でも、露出としては最も強いと言えるでしょう。

※1:2022年9月時点

性別や年代を問わず、大規模に告知したい商品やサービスの認知獲得に向いている配信面です。

参考:トークリスト|LINE for Business

LINE広告ネットワーク

LINE広告ネットワークは、10,000以上(2022年8月時点)のアプリへリーチできる大規模なネットワーク広告となっています。

広告配信先のアプリは、以下のように多岐に渡ります。

  • ニュース
  • ゲーム
  • 電子書籍
  • 天気
  • 金融
  • 便利ツール

膨大なユーザー数に対して、細かくセグメント化したターゲティング配信を行うことで、LINE広告ネットワークを最大限に活用できます。

ユーザー属性としては、女性ユーザーが多く、年代は比較的偏りがないという特徴があります。

参考:LINE広告ネットワーク|LINE for Business

LINE広告のターゲティング

LINE広告のターゲティング方法は、以下の3つとなります。

  • オーディエンスセグメント
  • オーディエンス
  • 類似オーディエンス

オーディエンスセグメント

オーディエンスセグメントを活用したターゲティングを行うことで、リーチする層を詳細に設定することができます。

特定のユーザーのみに絞って配信したい場合に、有効なターゲティング方法となります。

ターゲティングに用いることができるセグメントやターゲティング内容は以下の通りです。

セグメントターゲティング内容
地域都道府県や市区町村を指定して配信したり、逆に特定の地域には配信しないといった設定が可能。さらに、居住地や勤務地といった指定配信もできる。
年齢「14歳以下」・「15~19歳」・「20~24歳」・「25~29歳」・「30~34歳」・「35~39歳」・「40~44歳」・「45~49歳」・「50~54歳」・「55~59歳」・「60~64歳」・「65歳以上」という12区分のうち、どの年代に配信するかを設定できる。区分は複数選択可能。
性別男性か女性かを指定できる。
OS「iOS」・「Android OS」など、ユーザーの端末に使用されているOS別の指定配信ができる。
趣味・関心詳細ターゲティングの1つ。ゲームや家電、スポーツ、ファッション、インテリア、旅行、ビジネス、音楽、資格、金融など、子カテゴリも含めると、100以上のターゲティング項目が存在する。
行動詳細ターゲティングの1つ。「テレビ視聴頻度」・「過去2年間でキャリアや端末を変更したか」・「コンバージョンしやすいユーザーか」・「どんなゲームが好みか」・「転居の可能性はあるか」などの項目からターゲティング可能。
属性詳細ターゲティングの1つ。「配偶者の有無」・「子供の有無」・「携帯キャリア」・「推定年収」・「職業」・「誕生日」という項目でターゲティング可能。
購買意向詳細ターゲティングの1つ。どういったジャンルのどのような商品・サービスに対して購買意向が高いかでターゲティング可能。

オーディエンスセグメントは、ピンポイントで訴求したい層にリーチできるというのが最大の特徴です。

参考:LINE広告(LINE Ads) オーディエンスセグメントを利用して配信するマニュアル|LINE for Busines

オーディエンス

オーディエンスは、ユーザーデータを活用することで効率よく広告を配信するためのターゲティング方法です。

ユーザーデータについては、主に以下のような情報を利用します。

  • サイト訪問者やアプリ利用者のアクションデータ
  • LINE公式アカウントの友だち情報
  • 保有しているカスタマーデータ

こういった情報を利用することで、「食料品や化粧品といった繰り返し購入される可能性の高い商品を、初回購入したユーザーのみ識別して再度の購入を促す」といった広告配信が可能となります。

逆に、すでに購入したユーザーに対しては広告を表示しない、ということもできます。

例えば家電や家具などは、一度購入した後にすぐ同じ商品を購入するという可能性は低いので、広告表示対象から除外した方がロスを減らせるため効率的です。

参考:LINE Business Guide(LINE Business Guide 2022年10月-2023年3月期)

類似オーディエンス

類似オーディエンスとは、作成済みのオーディエンスと似ているユーザーもターゲットに含めて広告を配信する、というターゲティング方法です。

類似度は、1~15%の範囲、もしくは自動での設定が可能となっています。

類似度が上がるほど広告効果の期待度も比例して上がるものの、その分ターゲットは狭くなってしまうため、どの程度の類似度にするのかというバランスが重要となります。

※類似度のイメージ図

参考:LINE広告(LINE Ads) 類似オーディエンスマニュアル|LINE for Business

LINE広告の課金方式

LINE広告の課金方式は、大きく分けると以下の3種類になります。

  • クリック課金
  • インプレッション課金
  • 友だち追加課金

クリック課金

クリック課金は、広告をクリックされた時のみ課金される方式です。

どれだけ多く広告が表示されても、クリックされなければ一切費用はかかりません。

自社運営媒体やLPへの誘導にコストをかけたい場合に向いている課金方式です。

インプレッション課金

インプレッション課金は、広告の表示回数に応じて課金される方式です。

広告が1,000回表示されるごとに費用が発生します。

できるだけ多くのユーザーへ広告表示したい場合に適しているため、直接的なコンバージョンではなく、長期的なブランディングに向いている課金方式だと言えるでしょう。

友だち追加課金

友だち追加課金は、LINE公式アカウントの友だちが追加されるごとに課金される方式です。

クリックされただけで課金される「クリック課金」や、広告が表示されただけで課金される「インプレッション課金」と比べ、友だちが追加されるというはっきりとした成果があった時のみ課金される方式であるため、費用対効果が良くなりやすいです。

LINE広告のクリエイティブ

LINE広告には、配信面に応じて6つのクリエイティブがあります。

  • Card
  • Square
  • Vertical
  • カルーセル
  • Small Image(画像小)
  • 画像(アニメーション)

配信面によっては使用できないクリエイティブもあるため、要注意です。

参考:【事例付き】LINE広告の効果を高めるクリエイティブ&運用のコツ

Card

Cardは、静止画(1200 x 628px)と動画(画面比率16:9)のフォーマットとなっています。

ほとんどの配信面(掲載面)で利用できる、というのがCardの特徴です。

Square

Squareは、静止画(1080 x 1080px)と動画(画面比率1:1)のフォーマットとなっています。

Cardには劣るものの、多くの配信面に対応しています。

Vertical

Verticalは、静止画には対応していない、動画専用(画面比率9:16)のフォーマットとなっています。

動画専用なので、対応している配信面は「LINE VOOM」・「LINEファミリーアプリ」・「LINE広告ネットワーク」の3つのみとなります。

カルーセル

カルーセルは、Verticalとは逆で、静止画(1080 x 1080px)専用のフォーマットです。

1つの広告枠に対して、最大10点の静止画を掲載することが可能です。

なお、画像はスライド式で表示されます。

Small Image(画像小)

Small Image(画像小)は、カルーセル同様に静止画(600 x 400px)専用のフォーマットです。

違いは静止画のサイズで、コンパクトかつシンプルにまとめられているのが特徴です。

このクリエイティブは、トークリストやLINE NEWSといった、ユーザーのアクティブ率が高い配信面で表示されます。

画像(アニメーション)

画像(アニメーション)は、静止画(600 x 400px)でイラストやテキストを用いたモーション再生ができるフォーマットです。

画像(アニメーション)が表示される配信面は、トークリストのみとなっています。

LINE広告の入札方法

LINE広告の入札方法には、「自動入札」と「手動入札」という2つの方法があります。

どちらを選ぶべきかは、どのような広告運用スキームにするかによって変わってきます。

それぞれの運用方法の特徴を考慮し、最適な方を選択してください。

また、どちらの入札方法を選ぶかによって最低入札単価が異なるので注意が必要です。

自動入札

自動入札を選択すると、事前に設定しておいたイベント単価や予算の中で、広告の入札額が自動で調整されて金額が決定します。

自動調整については、イベント数が多いほど機械学習精度が高くなり、適切な入札が行われやすくなります。

LINE側の発表では、学習完了に必要なイベント数は、広告グループ単位で「30日間に約40のコンバージョン」とされています。

機械学習に必要なデータが溜まるまでにある程度の日数が必要だったり、データが溜まっても手動入札に比べると単価が高めだったりというデメリットもありますが、データが溜まり挙動が安定すれば、広告表示最適化のための工数を削減できるのが強みです。

【2022年9月時点での自動入札の最低入札単価】

■Webサイトへのアクセス:36円以上

■友だち追加:75円以上

手動入札

広告の運用状況を見ながら、担当者が手動で入札金額を自在に調整できるのが手動入札です。

CPM単価やCPC単価をもとに、都度細かく設定することが可能です。

予算が多くない場合や成果のぶれが大きい場合は自動入札より手動入札の方がより適した配信ができる可能性が高いです。

【2022年9月時点での手動入札の最低入札単価】

■Webサイトへのアクセス:24円以上

■友だち追加:50円以上

LINE広告配信までの流れ

この項目では、LINE広告を配信するまでの具体的な手順について解説していきます。

LINE広告が実際に配信されるまでは、アカウントの作成や広告設定、審査といった期間を含めると約10営業日かかるため、早めに申し込みを行うことをおすすめします。

LINEビジネスIDの作成

LINE広告を始めるには、まずLINEビジネスIDを作成する必要があります。

ID取得後は、LINE関連の各種管理画面へログインできるようになります。

LINEビジネスID作成手順は以下の通りです。

👉 【LINEビジネスID作成手順】
1.LINE Busines ID作成画面を開く
2.「アカウントを作成」をクリック
3.「メールアドレスで登録」をクリック
4.ログイン用のメールアドレスを入力した後に「登録用のリンクを送信」をクリック
5.登録したメールアドレスに確認メールが届くので、本文にある確認用リンクをクリック
6.本登録画面が開くので、「名前」と「パスワード」を入力して登録ボタンをクリック
7.「登録が完了しました」というメッセージが表示されたら、「サービスに移動」をクリック
8.利用規約とプライバシーポリシーを読み、問題なければ「同意して次へ」をクリック

これでLINEビジネスID取得完了となります。

参考:LINE広告(LINE Ads) LINEビジネスIDの作成マニュアル|LINE for Business

広告アカウントの作成

LINEビジネスIDを作成したら、次はLINE広告の配信を管理するための「広告アカウント」を作成します。

広告アカウントは、商材ごとに作成しなければならないので注意が必要です。

広告アカウントの作成手順は以下の通りです。

👉 【広告アカウントの作成手順】
1.広告アカウントと紐づけたいグループを表示させる
2.「広告アカウント」タブにある「+新しい広告アカウントを作成」をクリックする
3.入力フォームが開くので、必要情報を入力していく。ビジネスマネージャーと連携させたい場合は「組織ID」を入力する
4.最後に入力内容を確認し、問題なければ「作成」をクリック

広告アカウント作成後は、LINE広告アカウントの管理者が広告アカウントの利用について承認する必要があります。

広告掲載を開始できるようになるためのフローは以下の通りです。

👉 【広告掲載開始の手順】
1.広告アカウント管理画面から広告マネージャーを使い、「承認してもらいたい広告URL」をコピーしてLINE公式アカウント管理者へ送付(広告アカウント側の作業)
2.送付されたURLへLINE公式アカウント管理者がアクセスする(LINE公式アカウント側の作業)
3.LINE公式アカウントに紐づいている広告アカウントの一覧から、広告掲載を開始したい広告アカウントを探して「承認」を選択(LINE公式アカウント側の作業)
4.広告アカウント管理画面の広告マネージャーから、広告が未承認であるというメッセージが消えたか確認(広告アカウント側の作業)

これで、広告が配信できる状態となります。

なお、LINE広告の利用にはクレジットカードの登録が必須となりますので、請求先情報入力時には、カードの登録を忘れないように注意してください。

参考:LINE広告(LINE Ads) 広告アカウントを作成するマニュアル|LINE for Business

広告の設定

広告アカウントを作成し、広告配信が可能な状態となったら、次はキャンペーンと広告グループを作成して、「どこにどんな広告を出すか」といった詳細な設定を行っていきます。

主な作業としては以下のようなものです。

  • 広告の配信先
  • ターゲティング
  • 広告のフォーマット
  • 予算の設定

参考:LINE広告(LINE Ads) 広告グループを作成するマニュアル|LINE for Business

審査・配信

広告アカウントを作成し、広告グループの設定が完了しても、まだ終わりではありません。

LINE側による審査を通過することで、はじめて広告配信が行われます。

なお、審査の結果が「否認」となってしまう主な理由は主に以下の6つです。

  • 広告主の正式名称の不備
  • 広告主とウェブサイトの関係が不明
  • 広告主の詳細情報が不明
  • 商材正式名称の不備
  • 商材URLの不備
  • LINE ID設定の不備

正式名称で入力すべきところを略称で入力してしまったり、リンク先が間違っていたり、リンク先の詳細情報と登録情報とが一致しなかったり、といった不備が多いようです。

スムーズな広告配信のために、こういった点に気を配りながら申し込みや設定を進めていくようにしましょう。

参考:【公式】広告アカウント審査|よくある6つの否認理由と、入力における注意点|LINE for Business

LINE広告運用のコツ

LINE広告を利用する際は、ただ適当に広告を配信するのではなく、広告効果を最大化するための施策を意識すべきです。

できるだけ費用をかけずに高い効果を得るために、以下を参考に配信を行いましょう。

配信先は自動配置にする

広告グループ作成時の「広告の配信」という設定項目に、「自動配置(推奨)」・「配信先を編集」という2つの選択肢があります。

ここでは、「自動配置(推奨)」を選ぶのがおすすめです。

LINEが保有する膨大なデータを活用して自動で最適化が行われ、その結果に基づいた広告配信が行われるため、手軽かつ高い効果が見込めます。

さらに効率的な広告配信を実現する場合は、しばらく自動配置での配信を行ってデータを溜めた後に、広告マネージャーの「パフォーマンスレポート」を確認してください。

👉 【パフォーマンスレポートの確認】
1.広告マネージャーの「パフォーマンスレポート」をクリック
2.レポート作成画面が開くので、「集計期間」をできるだけ広く設定した後、「集計対象」の項目で「配信先別」を選択
3.「作成する」ボタンをクリック

これで、配信先別のパフォーマンスレポートが確認できるので、結果に応じて配信先の調整を行っていきましょう。

例えば、効果が低い配信面を、広告マネージャーの「ブロックリスト」機能を使って配信しないようにする、といったような方法です。

適切なターゲティングを選ぶ

誰彼構わず広告を配信してしまうと、どうしても無駄な費用がかかってしまいます。

男性用の電動髭剃りの広告を女性に向けて配信しても、ほとんど効果は得られないでしょう。

こういったミスマッチを防ぐためには、商品やサービスの特徴に合わせてターゲティングを明確にし、オーディエンスセグメントや類似オーディエンスをカスタマイズしていく必要があります。

性別や年齢といった大きなセグメントのみでターゲティングを行うだけでも、広告効果は大きく変化します。

可能ならば、具体的なペルソナを作り、そのペルソナに沿った細かなターゲティング設定を行うのが理想です。

適切な配信面を選ぶ

配信面によってユーザー層が異なるため、訴求する商品やサービスの種類ごとにどの配信面と相性が良いのかは異なります。

特にLINE広告は14種類もの配信面があるため、より広告効果の高い配信面のみを選んで広告配信を行うことを意識すべきです。

管理画面のレポート機能を使うことで、各配信面の費用対効果の良し悪しを確認することができるので、ある程度データが溜まってきたら、効果の低い配信面をブロックしていくとよいでしょう。

クリックされるクリエイティブを作る

せっかく広告を配信しても、ユーザーに広告を見つけてもらい、さらにクリックしてもらえなければコンバージョンへは繋げられません。

ユーザーがクリックしたくなるような広告を作成するには、以下の3つの要素を意識すべきです。

  • クリエイティブ
  • タイトル
  • ディスクリプション

特にクリエイティブの視認性は重要で、モバイルサイズで表示された時に見つけやすく、思わずユーザーの手が止まるようなデザイン・レイアウトに仕上げる必要があります。

コツとしては、クリエイティブに情報を詰め込みすぎないことです。

広告を配信する側としては、売り込みたい商品・サービスについていろいろと訴求したくなってしまうところでしょう。

しかし、クリエイティブに長々とテキストを掲載してしまうと視認性が落ち、ユーザーの目に留まりにくくなってしまいます。

従って、あえて訴求ポイントを絞り、印象的かつ短いキャッチフレーズを埋め込むようなクリエティブを作るように心掛けるべきです。

参考:【LINE広告】クリエイティブの基本│静止画と動画について|LINE for Business

LINE広告の運用に向いているシーン

LINE広告を運用することで大きな成果に期待できるシーンは、主に以下のようなものとなります。

  • 低単価商材のコンバージョン
  • 大々的な告知
  • 実店舗への集客

低単価商材のコンバージョン

LINE広告は、比較的低単価な商材の販売促進で効果が出やすいです。

実際に公式の事例集を見ても、「飲食」と「EC小売」の割合が高くなっています。

参考:事例記事一覧|LINE for Business

低単価な商材は、ユーザーがなんとなく広告を目にした時の購入ハードルが低い(≒購入検討期間が短い)からだと予想されます。

大々的な告知

LINE広告最大の特徴は、2022年9月時点での月間利用者数が9,300万人という、圧倒的なアクティブユーザー数を抱えるLINE関連のサービスに広告を配信できることです。

従って、「サービスの知名度を一気に上げたい」「新商品発売をできるだけ広く周知したい」といった目的にもマッチしています。

実店舗への集客

LINE広告は、オーディエンスセグメントを利用することで細かなターゲティングが可能です。

地域や年代といったセグメントで適切にターゲティング設定を行うことで、予算を抑えつつ狙った層だけにリーチできます。

例えば、「●●県■■市に若い女性向けのアパレルショップを開店する」という時に、その地域に住む10~20代の女性だけに広告を配信することで、予算をあまり使うことなく効率的に店舗へ集客できるでしょう。

LINE広告に掲載できない業種・商材

LINE広告では、以下のような業種・商材の掲載は不可となります。

・宗教関連

・アダルト関連

・連鎖販売取引 ※3

・たばこ、電子タバコ

・政党

・生体販売

・未承認医薬品⋅医療機器等

・ネット関連ビジネス(情報商材、自己啓発セミナー等)※4

・その他弊社が不適合と判断した業種⋅業態、商品⋅サービス

参考:【LINE広告】出稿対象外となる業種・サービスについて|LINE for Business


  • ※1:「ギャンブル関連」には特に厳しく、パチンコ・パチスロメーカーや店舗の宣伝はもちろん、パチンコ事業に関わる求人すらも掲載できません。公営ギャンブル以外は、少しでもギャンブル要素がある業界・商材は不可と考えておいた方がよいでしょう。
  • ※2:「出会い系/マッチングサイト」に対しても比較的厳しく、相席居酒屋や出会いのためのパーティーなど、「出会い」を目的としたものはすべて不可となります。LINE側が認める一部の業種・商材については掲載可能となりますが、LINEから承認を得るための明確な基準は示されていません。
  • ※3:「連鎖販売取引」は、ねずみ講・マルチ・ネットワークビジネスの勧誘や紹介に関わるすべてを指します。
  • ※4:「ネット関連ビジネス」は、科学的根拠がないのに「絶対に成功する」などと謳っている商材全般がNGとなります。

LINE広告に関するよくある質問

ここでは、LINE広告についてのFAQについて紹介していきます。

  • Q. LINE広告の審査には何日かかりますか?
    • A. LINE広告の審査は、広告アカウント作成後、約10営業日で完了します。
  • Q. LINE広告の平均クリック単価はいくら?

    • A. クリック単価は、下記のような要素で大きく変動するため、平均クリック単価がいくらくらいなのかは一概に算出できません。

      • 競合の広告出稿状況
      • ターゲティングの内容
      • クリエイティブの種類

      ただ、クリック課金における1クリックあたりの相場は、大体20~200円の範囲となっています。

まとめ:LINE広告は商材や目的によっては利用価値が高い

以上、LINE広告におけるターゲティングや広告運用方法、利用開始フローなどについて解説しました。

国内最大規模の月間利用者数を誇る「LINE関連サービス」へ広告を出稿できるLINE広告は、主要な広告プラットフォームの1つであり、商材や目的によっては集客の中心的役割を果たしうる媒体と言えるでしょう。

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