デマンドジェネレーションを商談単価で評価し直し、配信を継続

前提情報

項目内容
業種BtoB
獲得の流れ広告で資料請求を集め、商談につなげる
見ていた指標リード単価

問題

デマンドジェネレーションは、YouTube、Discover、Gmailなどに広告を配信できるGoogle広告のキャンペーンタイプである。検索広告中心のリード獲得が頭打ちになり、デマンドジェネレーションの配信を始めた。

デマンドジェネレーションのリード単価は約39,000円で、リターゲティングの約13,000円の約3倍だった。リード単価だけで判断すると、費用に見合わない数字だった。

打ち手

この事業では、リードの獲得ではなく、その先の商談化が広告の目的だった。そこで撤退はせず、リードから商談に進む割合と商談単価まで追って評価した。

配信の調整もあわせて行った。スマホのYouTube面に配信すると転換率が落ちる傾向があった。デマンドジェネレーションにはデバイス単位の入札調整がないため、キャンペーンを分けてスマホ面への配信を抑えた。

  • 評価の軸:リード単価に、商談転換率と商談単価を加えた
  • 配信面:キャンペーンを分けて、スマホのYouTube面への配信を抑えた
  • 動画の構成:冒頭の1〜5秒でターゲットの課題やベネフィットを伝え、スキップを防ぐ構成にした
  • サムネイル:YouTube Studioで個別に設定し、フィード上で目に留まりやすくした

結果

指標結果
リード単価リターゲティング約13,000円/デマンドジェネレーション約39,000円
商談転換率リターゲティング約2.5%/デマンドジェネレーション約6%
商談単価リターゲティング約52万円/デマンドジェネレーション約63万円
リターゲティングとの差約3倍(リード単価) → 約1.2倍(商談単価)

商談転換率は、デマンドジェネレーションが約6%、リターゲティングが約2.5%で、約2.4倍あった。リード1件にかかる費用は高くても、商談単価はデマンドジェネレーションが約63万円、リターゲティングが約52万円で、差は約1.2倍に縮んだ。

リード単価だけで見れば撤退する水準だったが、商談単価まで追ったことで、配信を続ける根拠が得られた。

考察

成果につながった要因

商談転換率が高かった要因は、動画の情報量にあると考えている。動画はバナーより多くの情報を伝えられ、動画を見たユーザーはサービスの内容をある程度理解しやすい。動画による事前の情報提供が、確度の高いリードを集めやすくしていると捉えている。スマホのYouTube面への配信を抑えたことや、動画の冒頭とサムネイルの調整も、転換率の維持に寄与していると考えている。

この打ち手が合う状況

リード獲得の先にある商談化を広告の目的にしていて、リード単価だけを見ると費用が合わない媒体がある場合に合う。この事例では、デマンドジェネレーションの役割を新規リードの獲得と決め、それに沿って商談単価を評価軸に選んだ。リードが商談に進んだかどうかを、媒体ごとに追えることが前提になる。

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