申込後の離脱をEFOで防ぎ、許容CPAを約1.5倍に拡大

前提情報

項目内容
業種スクール事業
獲得の流れ広告で体験レッスンの申込を集め、体験への参加を経て入会につなげる
見ていた指標申込CPA
オーリーズの担当広告運用と、申込導線の変更の進行管理

問題

申込CPAは目標を達成しており、広告の数字だけを見れば順調だった。一方で、申込者の約半数が体験レッスンに来ておらず、入会数が伸びていなかった。

離脱の場所を追うと、申込の前ではなく、申込の後に集中していた。従来のフォームは連絡先だけを受け取り、申込の後にメールで体験日程を調整する形だった。顧客の多くは忙しいビジネスパーソンのため、申込の手間を最小限にする狙いだった。

しかし、メールを確認して返信し、日程をすり合わせるやり取りが負担になり、そのあいだに体験への関心も薄れて、離脱につながっていたと考えた。

打ち手

申込と同時に、空き枠から体験日程を確定する形式に変えた。

日程の確定まで求めると、希望の枠がない人は申込を完了できず、申込数が減って申込CPAが上がるおそれがあった。それでも、入口で減りうる分より、申込の後で失っている約半数のほうが大きいと判断した。

この変更は、クライアントの業務、制作会社の実装、広告の計測にまたがる。予約枠の確保はクライアント、フォームと予約管理ツールの改修は制作会社が担い、オーリーズは全体の進行を管理した。

  • 予約枠:運営状況を聞き取って論点を整理し、クライアントが検討する場をつくった
  • 申込後の業務:導線を変えることで影響する業務を洗い出した
  • フォームと予約管理ツール:連携の要件をまとめ、制作会社が実装できる形にした
  • 広告の計測:導線を変えたあとも計測を残せる範囲を確認した

結果

指標結果
体験参加率約50% → 約80%
許容CPA約1.5倍
申込数・申込CPAほぼ横ばい

予約枠は講師を増やせる時期と重なって確保でき、フォームは空き枠の確認から予約の確定までを一度で終えられる形になった。心配していた申込数の減少は起きなかった。

この支援では、申込CPAが許容範囲に収まる限り予算を増やす方針だったため、広がった許容CPAはそのまま広告費の増加につながった。

考察

成果につながった要因

離脱が申込の後に集中していたため、申込後のやり取りをなくすことで、入口の申込数を保ったまま、体験参加までの歩留まりを上げられた。歩留まりが上がると申込1件に払える広告費が上がり、許容CPAが広がる。広告のオークションでは、1件に払える額が高いほど表示の機会を取りやすくなる。

この打ち手が合う状況

広告の成果を申込で測っていて、申込の後に日程調整などのやり取りが残っている事業に合う。申込CPAが目標どおりでも、申込から先の歩留まりが低い場合に当てはまる。申込数が減るかどうかは、予約枠を増やせるかどうかで変わる。

関連記事 CPAの達成で満足しない。「許容CPA」を1.5倍に広げるためにやったこと allis-co.com