オーリーズ、Qeticを子会社化しクリエイティブ領域を強化

オーリーズ、Qeticを子会社化しクリエイティブ領域を強化

株式会社オーリーズ(本社:東京都中央区、代表取締役:鈴木 多聞、以下「オーリーズ」)はクリエイティブ領域の強化を目的に、Qetic株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:宍戸 麻美、以下「ケティック」)の株式を取得し、子会社化したことをお知らせします。なお、子会社化後もケティックの経営陣は引き続き同社の経営を推進してまいります。

子会社化の背景

オーリーズは、「アジャイルマーケティング・エージェンシー」のビジョンのもと、運用型広告の専門性を強みとして、アジャイルなマーケティング施策の実行とその環境づくりを支援することで、クライアントの事業成長に貢献してまいりました。

近年のマーケティング環境は大きな変化にさらされています。とりわけオンライン広告の領域では、個人データ保護に伴うトラッキング規制の拡大や、プラットフォームの機械学習・自動化の発展、「ウォールドガーデン」と総称されるデジタルメディアの断片化など、広告エコシステムのあり方に影響を与える変化が起きています。

これらの変化は広告運用におけるクリエイティブの重要性を高め、より一層、私たちの仕事を「人々の心を動かすこと」に向き合わせるきっかけとなりました。トラッキング規制の拡大は、ターゲティング技術に依存した1to1マーケティングに限界をもたらし、機械学習・自動化の発展は、管理可能な運用変数の中でクリエイティブの影響度を高めます。また、閉じたエコシステムの拡大は、ターゲティングの最適化から「チャネル・コンテンツの最適化」のトレンドをもたらします。

これまで、オンライン広告の運用業務では、アルゴリズムハックやメディアターゲティングの最適化にたくさんの時間を費やしてきました。これからは、それぞれのチャネルやコンテンツの文脈を理解し、チャネルの持つユニークなデータを活用し、それらにふさわしいメッセージを作り出すことに、より多くの時間を使うことが求められます。

ケティックについて

ケティックは2010年に創業したクリエイティブブティックです。エンタメ・カルチャー情報発信メディア「Qetic」を株式会社として独立させたことからはじまり、理念に「次世代の表現者が、自らの価値を創出し、ビジネスを生みだせる新たな基盤をつくる。」ことを掲げ、一貫して「伝える」ことを提供価値としています。

エンタメ・カルチャーという変化の激しい、多種多様な嗜好をもつ人々とのコミュニケーションを事業の起原に持つ同社は、消費者の欲求を深く理解し、心を動かし、行動へとつなげる高いコンテンツ制作力を有しています。また、ナショナルクライアントから地方自治体まで幅広いクライアントを支援し、「作って終わり」にしないリテーナーモデル契約や、下請をせずに直取引に限定するといった、中長期でクライアントの事業成長にコミットする取引スタイルを特徴としています。

現在は、「プロモーション+プロデュース事業」、「ウェブマーケティング+クリエイティブ事業」、「クリエーション事業」の領域で、メディア・ウェブサイトの構築、編集ライティング、ムービー制作、アートディレクション、イベント企画・プロダクション等のサービスを提供しています。

▼ニュースメディア「Qetic」
https://qetic.jp/

▼ケティックのクリエイティブポートフォリオ
https://qetic.co.jp/works

今後の取り組み

当社はケティックの子会社化により、マーケティング支援事業におけるクリエイティブへの投資を強化します。具体的には、以下のクリエイティブ機能をグループ内で内製化します。

  • オンライン広告クリエイティブ制作
  • 高品質な動画クリエイティブ制作
  • ウェブサイト・キャンペーンサイト制作
  • オウンドメディア構築・コンテンツマーケティング支援

また、当社は業界では例の少ない「NPS®(ネット・プロモーター・スコア)」を導入しており、徹底した顧客志向の組織づくりをしています。この仕組みによって、当社の支援ではクライアントの経営層やマーケティング責任者と定期的なビジネスレビューを行い、オンライン広告等の特定領域に留まらない、より川上の課題に踏み込んだ提案を行っています。

この当社の強みと、ケティックとの協業によって強化されたクリエイティブ機能によって、今後はクライアントの商品・サービスの「コンセプト」領域に提供サービスを広げ、事業成長により大きなインパクトを与えるマーケティング支援の実現を目指します。

注:NPS®は、ベイン・アンド・カンパニー、フレッド・ライクヘルド、サトメトリックス・システムズの登録商標です。

Qetic株式会社 概要

Qetic株式会社は、エンタメ・カルチャー情報を発信するニュースメディア「Qetic」から始まりました。自社メディアでの経験を活かし、現在は最先端のメディア・ウェブサイト構築、アートディレクション、ウェブマーケティング、イベント・プロダクションなどの事業を展開しています。ナショナルクライアントから地方自治体まで幅広いクライアントを支援し、時代に応じた表現手法の提案や、「作って終わり」でなく、ユーザーが「情報を受け取ったあとに、次の行動が生まれる」ようなデジタル体験の実装にこだわっています。

  • 会社名:Qetic株式会社
  • 所在地:東京都中央区築地1-5-11 ACN築地ビル3F(旧AS ONE Ginza East)
  • 代表者:代表取締役 宍戸 麻美
  • ウェブサイト:https://qetic.co.jp/