- ナレッジ・ノウハウ
- 池本 湧太
【GA4】データ反映遅延の確認・対処法

GA4で計測したデータを基に広告効果を分析するケースは多いと思いますが、GA4のレポートとデータ探索ツールでは、多くの場合、ウェブサイトまたはアプリのデータの処理に24~48時間かかるとされています。(Google公式ヘルプ)
私のこれまでの運用経験でも、午前中に前日の数値を確認するタイミングでは全体・チャネル別の数値が想定値よりも少なく、午後もしくは翌日になって数値が出揃うということが発生しています。頻度は週1~3回程度です。
日々の運用・改善において、データの正確性は非常に重要です。
本記事では、GA4のデータの反映が遅れている状態なのか否かを確認する方法と対策についてご説明します。
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GA4のデータ反映遅延を確認する方法
下記2点が確認できると、GAのデータ反映が未だであり、数値が出揃っていない可能性が高いです。
とくに「1」は簡単に確認ができるため、常に1だけでも確認する習慣をつけておくと良いでしょう。
1. GA4のセッション数(ユーザー数)
これはセッションのようにデータ数の多い指標の数や効率の変化を確認することで、ぱっと見で判断できる簡単な方法です。
例としてGA4での検索広告のセッション数の推移の調べ方についてご紹介します。
- GA4の左メニューのレポートを選択し、集客メニュー内の「トラフィック獲得」をクリック
- 次の画面で下記のようなレポートが表示されるので「Paid Search」の推移を確認する

前日と比べてセッション(ユーザー)数が極端に少ないときは、数時間後になって全体・各チャネルの数字が更新されるケースが多いです。
※前日からコストや入札額に変化があった場合は、その点を考慮するようにしましょう。
2. GA4のデフォルトチャネルグループ「Unassigned」を確認する
前述した「1」と同じ画面上で「Unassigned」が多いと、数時間後になって全体・各チャネルの数字が更新されるケースが多いです。

GA4のデータ反映遅延の事例
私が関わっている案件では、毎朝9時に前日の数値確認と運用調整を行うのですが、週1~3回の頻度でGA4の各数値が前日までの65%~80%ほどになっていることがあります。
また、チャネル別に遅延が少ないチャネルと多いチャネルの傾向もあります。とくにGoogleのP-MAXキャンペーンが特に遅延が発生しやすい印象です。
概ね午後になると、数値が出揃うことが多いです。
GA4のデータ反映遅延のための対策
もっとも確実なのは、データが一部遅延している可能性を考慮した上で、数時間おきに確認し、データを更新を行うようにすることです。対症療法的な方法にはなりますが、誤った数値で意思決定をしないことがもっとも大切です。
Google Apps Script(GAS)等でスプレッドシートにデータを自動エクスポートしている場合は、レポートの更新頻度を数時間おきにするとよいでしょう。
GA4のデータ反映遅延は仕方がないものではありますが、案件独自の遅延傾向などを把握した上で、データを取り扱うようにしましょう。
まとめ
GA4の計測データを活用して広告効果を分析する場合には、GA4の仕様を正しく理解したうえで活用することをおすすめします。
その他、GA4の仕様やデータ活用の方法に関しては関連記事がありますのであわせてご確認ください。
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