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- 志村 一太
Meta認定資格とは?合格までのロードマップを解説!
Meta広告を運用していて、媒体理解をどのようにすればいいか悩んだことがある方もいるのではないでしょうか?
「もっとMeta広告について詳しくなりたい!」という場合におすすめなのが「Meta認定資格」です。
ここでは、Meta認定資格とはなにか、どのように対策をすればいいのかなど、Meta認定資格取得までのロードマップを解説します。
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目次
Meta認定資格とは
Meta認定資格とは、Meta(旧Facebook)の広告プラットフォームに関する知識とスキルを認定する資格であり、「Meta Blueprint」のコンテンツの1つです。
学習プログラムはMeta社が無料で公開しており、Facebook、Messenger、Instagram、WhatsAppを活用したマーケティングのスキルを高めることができ、難易度別に9つのプログラムが用意されています。
Meta認定資格のおすすめプログラム
Web広告に携わっている方におすすめなのは、「メディアプランニングエキスパート」と「メディアバイイングエキスパート」の2つです。
この2つのプログラムを推奨している理由としては、広告運用者としてより実務で活用できる内容を体系的に学ぶことができるからです。
「メディアプランニングエキスパート」はアカウントプランナー向け、「メディアバイイングエキスパート」は営業向けの内容になっていますので、自分の職種にあったプログラムを受講することをお勧めします。
参考:Meta認定メディアプランニングエキスパート試験コース(公式サイト)、Meta認定メディアバイイングエキスパート試験用コース(公式サイト)
- 100-101: Meta認定デジタルマーケティングアソシエイト(Meta広告を初めて学ぶ入門者向け)
- 200-101: Meta認定マーケティングサイエンスエキスパート(統計解析のためにデータを取り扱うデータサイエンティスト向け)
- 300-101: Meta認定クリエイティブ戦略エキスパート(クリエイティブを用いた広告戦略を策定するストラテジスト向け)
- 400-101: Meta認定メディアプランニングエキスパート(広告戦略全体を設計するアカウントプランナー向け)
- 410-101: Meta認定メディアバイイングエキスパート(広告キャンペーンを実施する上で必要なスキルを身に付けたい営業担当向け)
- 600-101: Meta認定コミュニティマネージャ(経営戦略を立案するブランドマネージャ向け)
- 700-101: Meta認定Meta Sparkクリエイター(3D、2D、アニメーション、コーディングなどポータタブルスキルを持つクリエイティブ担当者向け)
Meta認定資格を取得するメリット
Meta認定資格を取得することで、デジタル広告業界で活かせるMeta広告のアカウント設計・運用能力を有していることを示し、求人市場でアピールできます。
Meta認定エキスパートのデジタルバッジをオンラインでシェアすると、Metaプラットフォームに関する知識を活かして広告キャンペーンを改善できる能力があることを示せます。
自身の市場価値を上げるだけでなく、Meta広告の戦略設計や予算策定、運用改善に関する基本知識を身に付けることができ、運用型広告やSNS活用の仕事をするうえで役立ちます。
Meta認定資格の試験概要
受験方法
①Meta公式サイト記載のTOPページの「今すぐ登録」をクリック
メディアプランニング(https://www.facebook.com/business/learn/certification/exams/400-101-exam)
メディアバイイング(https://www.facebook.com/business/learn/certification/exams/410-101-exam)
②Pearson VUEのサイトに遷移し、個人情報の登録
Meta認定試験を受験するには、Meta BlueprintアカウントとCertMetricsアカウントの登録が必要です。
アカウント登録が未登録の場合は、下記登録画面に遷移するので必要事項を入力してアカウント登録をしてください。
③テストセンターorオンラインの選択(オンラインはソフトのインストールが必須)
オンラインorオフラインどちらかで申し込みをする形になりますが、オンラインは日本語対応していない場合があるので試験会場での受験を推奨します。
また、試験会場で受験する場合も試験監督は英語での対応となる場合があるようです。
- オンライン:専用ソフトのダウンロードや環境テストなど事前準備が必要。試験中は他のアプリやブラウザを使用できません。
- オフライン:関東圏内には有楽町・新宿に試験会場があります。2023年10月時点では日本国内の試験会場は多くないので、試験会場が近くにない場合はオンラインを選択してください。
④その後、言語選択、試験、日程など選択して予約
Meta認定資格:受験費用
Meta認定試験の受験料は、試験内容によって違うこと、公式サイトでは米ドルでの表記なので注意が必要です。
- エキスパート試験は最大150米ドル相当。
- アソシエイト試験は最大99米ドル相当です。
Meta認定資格:試験時間
試験時間は試験内容によって変わりますが、試験開始前に本人確認や受験環境チェックが15分~30分ほどかかります。
- エキスパート試験:105分
- アソシエイト試験:90分
- Sparkクリエイター:105分
Meta認定資格:合格点と難易度
試験は選択式で全部で60問出題されます。試験に合格するには最低700点/1000点が必要です。
結果に関しては試験終了後すぐに開示され、合格の場合については後日メールが送付されるのでそちらで確認することができます。
Meta認定資格:有効期限
- エキスパート認定資格:1年
- アソシエイト認定資格:2年
- Meta Sparkクリエイター:1年
Meta認定資格:再認定方法
- エキスパート認定資格
- 下記のいずれかの対応が必要
- 本試験を受け直す
- オンラインコースと判定試験を受けて認定資格を更新する
※認定資格の有効期限が切れた場合には受講ができなくなるので注意が必要
- 下記のいずれかの対応が必要
- アソシエイト認定資格
- 100-101 Meta認定デジタルマーケティングアソシエイト試験を受け直す
- Meta Sparkクリエイター
- 下記のいずれかの対応が必要
- 本試験を受け直す
- エフェクトを3つ公開する
- 下記のいずれかの対応が必要
参考:再認定を受けるにはどうすればよいですか。(公式サイト)
Meta認定資格:出題範囲
- 100-101: Meta認定デジタルマーケティングアソシエイト
- Metaのテクノロジーの価値(8%)
- ビジネスプレゼンスの確立(15%)
- 広告の基本(21%)
- 広告の作成と管理(46%)
- レポート作成(10%)
- 200-101: Meta認定マーケティングサイエンスエキスパート
- 評価(20%)
- 仮説の設定(13%)
- 効果測定ソリューションの提案(18%)
- 分析の実行(20%)
- インサイトの獲得(16%)
- データに基づいた提案(13%)
- 300-101: Meta認定クリエイティブ戦略エキスパート
- モバイルファーストの基本(31%)
- リサーチとインサイト(31%)
- ブリーフの作成(15%)
- 評価と効果測定(20%)
- 400-101: Meta認定メディアプランニングエキスパート
- ビジネスゴールの評価(22%)
- キャンペーンのプランニング(29%)
- レポートの分析と成功の測定(31%)
- 安全性、保全性、プライバシーに関する理解(18%)
- 410-101: Meta認定メディアバイイングエキスパート
- キャンペーンの準備と実施(31%)
- レポート作成(15%)
- クリエイティブ戦略(13%)
- キャンペーンの最適化(22%)
- メディアバイイングツール(20%)
- 600-101: Meta認定コミュニティマネージャ
- コミュニティの定義と確立(8%)
- コミュニティ戦略とプロセスの策定(27%)
- 戦略的なコンテンツ決定(16%)
- ミュニティのエンゲージメント構築と管理(29%)
- コミュニティの効果の測定と分析(20%)
- 700-101: Meta認定Meta Sparkクリエイター
- 評価、範囲、デザイン(16%)
- シーンの構築(29%)
- シーンのインタラクティビティの追加(31%)
- シーンの最適化(9%)
- エフェクトの公開と管理(15%)
合格者が語る、Meta認定資格のおすすめ勉強方法
現状、Meta認定資格に関しては書籍や教材が存在するわけではないため、Meta社が提供しているe-ラーニングコンテンツで勉強するのがおすすめです。
私がMeta認定資格に合格した際は、以下のような流れで勉強を進めていました。
1. 下記リンク「Meta Blueprint」を一通り勉強する
まずはe-ラーニングのコンテンツで試験範囲の基本知識を習得しましょう。
個人的なおすすめとしては、1回で全てを覚えきろうと順番にじっくり読み進めていくのではなく、まずは全体像を理解するためにさらっと流し読みをし、自分の理解が足りない点がどこか抑えましょう。
理解が曖昧になっている部分があれば、そこを重点的に勉強すると効率的に知識習得できます。
2. その後、模擬試験をやり苦手な箇所を復習する
また、当日の試験では具体的なケーススタディが中心に出題される傾向にあるため、模擬試験で出題されたケース問題に対しては、答えを丸暗記するのではなく答えに至るまでのロジックをしっかり押さえるようにしましょう。
3. 1と2を繰り返す
※模擬試験は同じ問題が出題され答えを暗記してしまうので、最終チェックに使用することをおすすめします。
メディアプランニングエキスパート学習ガイド
メディアバイイングエキスパート学習ガイド
模擬試験対策
勉強時間
あくまで目安ですが、「Meta Blueprint」のプログラムを一通り勉強するのに5~15時間程度かかります。
普段Meta広告を運用している方であれば、既知の問題は飛ばして理解が曖昧になっている部分を重点的に学習することをおすすめします。
Meta認定資格を取得した感想
私がMeta認定資格の取得をしようと思った経緯は、社内のMeta広告担当者になるうえで媒体知識をより深めたいと思い受験しました。
普段Metaの運用をしていて広告マネージャーを触っている方であれば一発合格も十分狙える可能性はありますが、試験料がかかるため対策は必須です。
アカウントの設計や運用に役立つMeta広告の体系的な知識を身に着けることができるので、ぜひ受験してみてください。
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オーリーズは、「代理店はマーケティング戦略の立案から実行までを一貫して担うことで、はじめて価値を発揮できる」と考えています。
そのため、オーリーズでは非分業の支援体制をとっており、運用者1人あたりの担当社数を4社までに制限することで、 運用者が作業のみに追われるのではなく、よりマーケティング戦略の立案を行える仕組みを取っています。
また、広告運用という手段に縛られずにクライアントの目的を実現するため、クリエイティブ制作ブティックのQeticやインハウス支援に強いアタラ、 BtoB向けインサイドセールス支援を得意とするセールスリクエストなど、豊富なグループアセットも抱えています。
広告運用の代行やインハウス体制の整備、自社サイトやLPの制作・運用などの課題感は、お気軽にオーリーズにご相談ください。
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