X広告が配信されない!よくある原因と対処方法まとめ

X広告が配信されない!よくある原因と対処方法まとめ

X広告(旧:Twitter広告)を活用することで、多くのターゲットユーザーに効率的にリーチできることは魅力的です。しかし、X広告の配信設定をしたのに広告が配信されなかったり、予算に対して配信量が少なかったりというトラブルを経験したことはありませんか?

ここでは、X広告が配信されないときに考えられる原因とその対処法を解説します。もし問題が発生した際は、正しい広告配信設定のチェックリストとしてご活用ください。

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X広告(旧:Twitter広告)が配信されない原因と対処法

X広告の配信が十分でない場合に考えられる、よくある原因と対処法をご紹介します。

1. アカウントと支払い設定が有効かを確認する

X広告の配信がうまくいかない場合、最初に確認すべき項目はアカウントと支払い設定です。これらが正しくないと、広告は配信されません。

  • 有効なクレジットカードが登録されているか確認しましょう。クレジットカード情報が正確で、期限が切れていないことを確かめましょう。
  • クレジット限度額に達していないか確認しましょう。限度額を超えてしまうと、広告の支払いができなくなります。

クレジットカードの確認画面

  • また、広告アカウントが審査中でないか確認してください。新規アカウントや変更があった場合、審査が完了するまで広告が配信されないことがあります[1]

2. 予算と入札設定が適切かを確認する

次に確認するべき箇所は、予算と入札設定です。これらの設定が不適切だと、広告は十分に配信されません。

  • 予算が低すぎないか確認してください。広告配信に必要な最低予算を確保することが重要です。予算が少なすぎると、広告が表示される頻度が下がる可能性があります[1]

キャンペーン予算はキャンペーン詳細、広告グループ予算は広告グループ詳細より確認、設定が可能です

  • また、入札額が低すぎないかも確認が必要です。他の広告と競合している場合、入札額が低いと配信の優先度が下がってしまいます[1]

予算と同様に、キャンペーンや広告グループの詳細画面から確認が可能です。手動入札を利用する場合は、推奨入札額の間に設定するとよいでしょう。

3. ターゲティング設定が適切かを確認する

広告が配信されない場合、ターゲティング設定に問題があるかもしれません。ターゲティングの設定が適切でないと、ターゲット層に届かず広告が配信されないことがあります。

  • ターゲティングの範囲が広すぎたり狭すぎたりしていないか確認しましょう。
    ターゲット層が広いとリーチは増えますが、無駄なインプレッションが発生する可能性があります。一方で、範囲が狭いと十分な配信が得られないことがあります[1]
  • さらに、ターゲティング条件に矛盾がないか確認することも重要です。例えば、選択した地域と言語が適切に一致していない場合、広告が正しく表示されないことがあります[1]

オーディエンスサイズは、予算などと同様にキャンペーン詳細や広告グループ詳細画面から「推定オーディエンス数」として確認することができます。

ターゲティングの設定画面はキャンペーン詳細を下にスクロールしたところにあります。年齢、エリア、フォロワー、キーワードターゲティングなどが選択できます。

4. 配信スケジュールの設定が正しいかを確認する

次に確認すべきは、広告マネージャーの日付範囲の設定です。配信期間が正しく設定されていないと、広告が希望の期間内に配信されません。

  • 広告マネージャーの日付範囲が正しく設定されているか確認することで、広告が適切なタイミングで配信されるようになります[1]

配信スケジュールは予算と同様に、キャンペーンや広告グループの詳細画面から確認可能です。

5. ポストの設定に問題がないかを確認する

上記のいずれにも問題がない場合、ポスト自体に問題がある可能性があります。

ポストの設定が原因で配信されないケースでよくあるものが、「ポストがキャンペーンや広告グループに紐づいていない」です。

X広告はキャンペーンに広告グループが結びつき、広告グループにポストが結びつくという仕組みになっています。配信しているはずのポストが広告マネージャーに表示されていないときは、当該ポストが配信されていない可能性があります。

以下の手順にしたがって、広告を配信したいキャンペーンや広告グループにポストが紐づいているかどうか確認しましょう。

1.広告エディターを起動します。

2.広告ポストを紐づけたいキャンペーンをエクスポートします。

3.エクスポートしたファイルを開くと、キャンペーン情報(青背景)、広告グループ情報(緑背景)、広告ポスト情報(黄背景)が表示されているので、広告ポスト情報の「ツイートID」まで画面を右にスクロールしてください。

4.ツイートID列に「i1234567890」(数字は任意)のようにポストIDが記載されていれば、広告グループにポストが紐づいていることが確認できます。ポストIDが記載されていなければ、紐づけたいポストIDの冒頭に「i」を付けて当該の広告グループのセルに入力しましょう。

5.変更したファイルを広告エディターのインポートからアップロードしましょう。「ファイルを選択」より、アップロードできます。

6.「アップロードとプレビュー」を押下し、アップロードする内容に問題がないかを最終確認しましょう。問題がなければ、そのまま「変更を適用」を押下し、ポストと広告グループの紐づけは完了です。

まとめ

X広告が配信されない理由にはさまざまな要因がありますが、この記事で挙げたチェックポイントを確認して、問題解決につなげてください。また、アカウントの設定予算と入札設定ターゲティングの設定を慎重に検討することで、広告配信のパフォーマンスも大きく向上する可能性があります。

広告配信が滞った際は、焦らずに一つひとつ確認し、適切な設定に修正しましょう。

 


 参考: [1] Xビジネス「広告に対するインプレッションがないのはなぜですか?」

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この記事を書いた人

株式会社オーリーズ

アドオペレーションズ・ストラテジスト

落合 一輝

新卒でSalesforce関連事業をおこなうIT企業に入社し、自社開発アプリの法人営業に従事。カスタマーサクセス部門の立ち上げ、新サービスの開発を担い、史上最速で社内MVPを獲得。自社製品の販売に携わる中で「製品をより多くの顧客に認知してほしい」という思いからWebマーケティング領域に興味を抱く。オーリーズの「顧客と真摯に向き合い、戦略立案から実行まで一貫しておこなうスタイル」に共感し、入社を決意。