【P-MAX】管理画面から配信面の割合を確認する方法

【P-MAX】管理画面から配信面の割合を確認する方法

Google広告のP-MAXキャンペーンといえば、複雑な設定やターゲティング、運用調整の必要がないにもかかわらず、Googleが保有するすべての広告枠(検索、ショッピング、ディスプレイ、YouTube、Discover、Gmail、Mapなど)に配信できることが大きな特徴の配信メニューです。

テキストや画像、動画といったクリエイティブさえ用意すれば、予算とコンバージョン目標の設定だけで配信を開始することができます。最近、自動化が進んでいるGoogle広告のプロダクトの中でも、最も機械学習による自動最適化が進んでいる広告メニューと言っても過言ではないでしょう。

一方で、人為的に設定できる項目が少なく、管理画面で確認できる項目も多くないためパフォーマンスが低下した際にその要因が把握しづらく具体的なアクションを取りにくいといったデメリットもあります。

今回はP-MAXで配信している広告をGoogle広告の管理画面で、ざっくり数値と共に確認する方法を紹介します。

参考:P-MAXキャンペーンについて(公式ヘルプページ)

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P-MAXキャンペーン配信面で確認できる数値の種類

Google広告の管理画面から確認できるのは大きく下記の3つです。

  • ファインド&YouTube面への表示回数
  • ディスプレイ面への表示回数
  • 検索面への表示回数

P-MAXキャンペーン配信面の数値確認方法

①まずGoogle広告の管理画面にログインし、ページ左メニュー「分析情報とレポート」内の「レポートエディタ」をクリックし、「事前定義レポート(ディメンション)」内にある「P-MAXキャンペーンのプレースメント」を開きます。

参考:P-MAXキャンペーンのプレースメントレポートを確認または作成する(公式ヘルプページ)

②次にこのレポートから確認できるディスプレイ面の表示総数を見ていきます。

この画面では

  • ファインド・ディスプレイ、YouTube面への配信総数
  • そのうちの、
    • ディスプレイ面への表示回数
    • ファインド&YouTube面への表示回数

の3つを確認できます。

まず、一番下の「Total」がファインド・ディスプレイ、YouTube面への配信総数です(下記図であれば1,768,082回)

次にレポート上にある「Googleにより所有および運営」が、ファインドとYouTubeへの表示総数です。(下記図であれば1,304,112回がファインドとYouTubeへの表示回数)

最後に、「Total」から「ファインドとYouTubeへの表示回数」を引くことでディスプレイ面への表示回数を算出することができます

【下記のケースでの計算法】

Total(1,768,082) – Googleにより所有および運営(1,304,112) = ディスプレイ面への表示回数 (463,970)

③最後にキャンペーンの総表示回数から検索面への表示回数を算出します。

①で作成したレポート画面で行から「P-MAXキャンペーンのプレースメント」を削除。フィルタをクリックし、「キャンペーンタイプ」メニュー内の「P-MAX」にチェックを入れて適用。

表示される表示回数はすべての配信面の合計なので、その数字から先ほどのTotalの表示回数を引くことで検索面への表示回数が算出できます。

総表示回数(4,927,949) – Total(1,768,082) = 検索面への表示回数(3,159,867)

まとめ

今回は、なかなか成果分析をしにくいP-MAXのおおまかな配信面毎の表示回数を確認する方法を紹介しました。

直近でCPCは下がっているがそれに伴ってCVRも下がっている→動画面への配信が増えたのではないか、など配信面の割合の変化だけからでも読み取れることはあるのでこれを機に分析に役立てていただけると幸いです。

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この記事を書いた人

株式会社オーリーズ

アドオペレーションズ・ストラテジスト

富山 涼太

新卒で精密測定機械の専門商社の営業としてキャリアをスタート。 その後、自社集客メディアの企画コンサル営業として多くの企業を支援していく中で、デジタルマーケティングの知見を深めたいという想いを持つ。 そして、より深くクライアントに向き合えるオーリーズのビジネスモデルと経営理念に惹かれ、入社を決意。

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