【Criteo広告】Criteo配信時に注意すべき独自の仕様

【Criteo広告】Criteo配信時に注意すべき独自の仕様

皆さんはCriteo(クリテオ)広告を運用した経験はありますか?Google/Yahoo!広告、Facebook広告と比較すると使用することが少ない媒体なので、管理画面も見たことがないという方も多いのではないでしょうか。

Criteo広告は管理画面の見方や操作方法に独特なものがあるため、運用する際は注意が必要な媒体です。

今回は私の経験をもとに、皆さんが同じ轍を踏まないように「Criteo広告の配信時に注意すべき独自の仕様」について解説します。

参考:

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意外に知らない「Criteo」独自の仕様とは

1.時間表記がUTC時間(協定世界時)

Criteoでは、日時表記は全てUTC基準です。UTC基準とは世界標準時で、日本時間より9時間遅い時刻で表示されます

例えばレポート一覧に記載されている日時も、全てUTC基準です。ご注意ください。

参考:[表示された配信面の数] ダッシュボード(公式ヘルプページ)

上記の場合、Criteoでの表示時刻は、「2023年7月12日 08:17」ですが、日本時間になおすと「2023年07月12日(水) 17:17」となります。

2.予算の切り替わり時刻は、午前9時

UTC時間を基準としている影響で、日予算もUTC時間の0時~24時で計測されています。よって、日本時間の午前9時が1日の終わりとして換算されています。

特に予算コントロールにシビアになりがちな月末は気をつけてください!

参考:広告セットの予算(公式ヘルプページ)

3.日予算設定だけでなく月単位・週単位の予算設定がある

キャンペーンには月予算、広告セットでは週予算が設定できます。日予算を変更しても月予算もしくは週予算の限度まで配信してしまっている場合、それ以上は配信されません

予算変更時は、必ず「月」「週」単位の変更も確認をしましょう。

参考:支出の管理(公式ヘルプページ)

4.週予算は開始曜日を指定する必要がある

週予算は、指定した曜日でカウントされます。例えば下記のキャプチャのように「木曜日~水曜日」で設定すると、水曜日が週の最終日として指定されます。

週の前半で週予算を消化してしまった場合は、後半で配信が出なくなる可能性があるので注意してください。

日予算を変更する際は、週の開始曜日を、その変更を行った曜日に指定することがオススメです。(その日から新たに1周間がスタートしたと認識されます)

5.最低出稿金額(50万円)が決まっている

Criteoは最低でも50万円を出稿しなければ配信することができません。消化するまでの期間は定められていないので少しずつでも問題ありませんが、必ず50万円までは配信しなくてはいけないのでご注意ください。

6.Criteo媒体社に依頼しなければ、配信できない広告が存在する

使用されることが多い「フィード広告」とは別で、「アダプティブ広告」という配信手法が存在します。「アダプティブ広告」とは、商品カタログフィードを設定しなくてもクリエイティブを作成できる広告機能です。

ロゴや見出し、イメージ画像など、必要最低限の素材を入稿するだけで配信が可能です。

「アダプティブ広告」には4種類の広告フォーマットが存在するのですが、このうち「Montage2」は現在は管理画面上での設定が不可能となっており、媒体社へ入稿依頼しなければ配信できません。

「Montage1」との違いは、「Montage2」はクリエイティブを13種類設定できること加え、画像ごとに小見出しを設定できます。

「Montage1」では画像上にCTAボタンが表示されてしまうため、画像の一部が表示されなくなってしまうデメリットがあります。このデメリットを避けるために「Montage2」での配信を行いたい場合があると思います。管理画面上設定ができないため、媒体社に依頼して3~5営業日を要する点にご注意ください。

参考:アダプティブ広告(公式ヘルプページ)

まとめ

Criteo広告は、普段扱うことが少ない媒体ということもあり慣れないことも多いと思います。他の媒体での感覚を鵜呑みにせずに、疑問点は解消しながら管理画面操作を行うようにしてみてください。

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この記事を書いた人

株式会社オーリーズ

アドオペレーションズ・ストラテジスト/チーフ

深堀 智広

新卒で株式会社ジェーシービーに入社し、海外旅行者のJCBカード利用促進に寄与する施策の立案、およびそのWEBマーケティング業務に従事。 WEBマーケティングに関する専門性の高いスキルを身に着け、顧客の課題解決ができる人材へ成長したいという想いから転職を決意。 数ある広告代理店の中でも「マーケティング戦略の立案から実行までを一貫して担うことで、はじめて価値を発揮できる」という考えに共感し、オーリーズへ入社。

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