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広告運用歴14年の僕が、オーリーズに入社した理由
オーリーズの個性あふれるメンバーにスポットライトを当てる社員インタビューシリーズ。
今回は、ストラテジストの藤野さん。広告運用コンサルタントとして14年間のキャリアを積まれている”運用型広告のプロ”である藤野さんに、これまでのキャリアやオーリーズの魅力についてお話を聞きました。
デジタルマーケティングの可能性に惹かれ、2005年、在学中からネット専業代理店にて運用型広告のキャリアをスタート。その後検索広告を中心に複数の広告代理店を経て、広告運用スペシャリストとして第一線で活躍。航空業界、人材業界、ECサイトや旅行代理店を始めとして豊富な支援経験を持つ。 2019年、オーリーズの掲げるアジャイルマーケティングに共感し、入社。最前線で顧客支援を行いつつ、「広告代理店のサービスの根幹は人」を信念にメンバー育成にも力を注いでいる。
広告運用コンサルタント、15年目のキャリア
— これまでのキャリアについて教えてもらえますか?
広告運用のコンサルタントとして、今年で15年目になります。オーリーズは4社目です。
まず、大学卒業後にGMO NIKKOに入社しました。運用型広告が勢いづき始めたころに、大学4年の頃からアルバイトで働きはじめ、そのまま正社員として入社しました。その次は、当時主流だったフィーチャーフォン系の広告をメインで扱っていたインターライドという会社で3年半ほど働き、その後はアイレップで7年半ほど広告運用コンサルタントとして働きました。
— 広告運用に夢中になったきっかけと当時のお仕事内容を教えてください。
1社目のGMO NIKKOでは、アルバイトとして広告のコスト管理を補助する業務から始まり、正社員になってから本格的に広告運用を始めました。
広告運用にハマった最初のきっかけは、オークションの入札業務です。当時運用していたOverture(Yahoo!広告の前身)では、競合の入札額を見ることができて、そのうえ「広告の品質」という概念もなかったんですね。検索広告で一位表示させるためにはいくらの入札が必要なのか?が分かる状態だったので、競合の動きを見ながらデイトレーダーのように入札をするのが楽しくて、夢中になりました。
2社目は、営業を経験したくて転職をしました。その頃、インターネット広告は立ち上がりの時期だったので、今で言うところの純広告に近い営業が主流で、広告運用コンサルタントという職種もほとんどありませんでした。そんな中、たまたま営業と運用を兼務できる代理店を紹介してもらい、そこで経験を積みました。当時はフューチャーフォンが主流で、mixiやモバゲーがシェアを広げていた時代。業界の成長を感じながら、業務の幅も視野も広げていくことのできる、とても面白い時代でした。
教育プロジェクト『藤野塾』の立ち上げ
3社目のアイレップに転職をしたのは、「大企業では、どのようにして高い品質の広告運用を実現しているのか?」「どんな組織や体制を作っているのか?」を知りたいと思ったからです。
そこで分かったことは、メンバーが与えられたミッションを果たしながら、自発的なチャレンジを後押しする文化があったことです。現場のコンサルタント全員が広告プラットフォームを使い倒して研究し、そこからアイディアを出して、クライアントと一緒にそのアイディアを実行し、繰り返す。そして、その成功や失敗をチームや組織に共有する。アイレップにはそんなカルチャーがあって、それが強さの秘訣だと気づきました。
そういうカルチャーの中で、私は『藤野塾』という教育プロジェクトをはじめました。あるとき、入社後1ヶ月もたたないうちに辞めてしまう人がいるのを見て、「辞めるにしても、もうちょっと広告運用の楽しさを知ってほしかったな…」という気持ちになり、広告運用の楽しさに触れる機会を増やしたいと思ったんです。
初めは個人的な取り組みだったんですが、気づけば会社のプロジェクトになり、教育チームが立ち上がり、7年後には数十人規模のチームにまでなりました。この『藤野塾』と教育チームからの輩出者は約600人にのぼります。
そこで気づいたことは、自分は人に教えることが好きなんだな、ということと、広告運用の楽しさと奥深さを感じてほしい、という思いでした。
1日で入社を決めた、オーリーズとの出会い
— オーリーズへの転職の経緯を教えてください。
10年以上、広告代理店で運用型広告に携ってきたので、次はGoogleなどのプラットフォーム側で運用型広告を極めていきたいなと考えていました。その前提で転職エージェントと話をしていたのですが、紹介された会社の中で、唯一の広告代理店にオーリーズがありました。代理店への転職はまったく考えていなかったのですが、掲げているメッセージやミッションが面白かったので、話を聞きに行ったのがきっかけです。
多聞さん(社長)と会って話をしたとき、オーリーズの文化は、アイレップ時代にわたしが好きだった”チャレンジを後押しする文化”に似ているなと感じました。ここなら自分の強みを発揮できそうだ、やりたいことが実現できそうだというイメージが湧いて、最初のカジュアル面談の段階で「この会社で働きたい」と思いました。
特に魅力的だったのは、教育に対してみんな熱心だったことです。経営陣もメンバーも、知っていることをシェアすることと自分で情報を取りに行くこと、両方の文化があることが素晴らしいなと感じました。
— 入ってみて、オーリーズの印象はいかがでしたか?
入社して社内の情報に触れたとき、メンバーが共有する情報の質の高さに驚きました。社内ツールで共有された情報を見ると、客観的な事実が記載されているのに加えて、自分なりの考察や意見、今後の活用方法がほとんど全ての記事に記載されていました。そのうえ、業務に必要な情報も綺麗に整理されています。
メンバーの印象は、意見がしっかりしていて、自分なりのロジックを持っているメンバーが集まっていると感じました。教えてもらったことを何も考えずにその通りにやる、みたいな人はいなくて、学んだことを自分なりに整理して理解を深め、ノウハウを溜めることのできるメンバーが多いと感じます。
アジャイルと経験主義の組織観
— オーリーズの良いところを教えてください。
一番は、「経験主義」の組織観ですね。この世界で成果を上げる秘訣は、広告運用に面白さを見出すことだと思うんです。
面白さは誰かに与えられるものではなく、自ら実践することで初めて感じることのできるものだと思うので、「経験から学ぶ」ことが文化になっていることが、オーリーズの良さだと思います。学びをシェアする文化や、ラボ会(社内勉強会)から気づきを得る機会も多いので、運用力や考える力を高めることのできる環境があると感じます。
また、「アジャイル」のコンセプトで組織づくりをしていることで、トップダウンの指示が少ないこともポイントかなと。主体的にものごとに取り込む文化があるのは、このコンセプトがあるからできることだと感じます。自分で課題を見つけることのできる人にとってはすごく面白い環境だと思います。
オーリーズのメンバーはアウトプットが早くて、アジャイルな仕事の仕方を実践しているなと感じますね。「この部分をもう少し具体的に教えてほしい」とか「こういうケースだとうまくいかないんじゃないか」といった踏み込んだ質問を、チームでクイックに、双方向にコミュニケーションできています。これは社内だけでなく、お客さんとのコミュニケーションにも活きていると思います。
運用型広告の面白さを伝え続ける
— 働いていて楽しい瞬間はどういうときですか?
自分の持っているノウハウや、広告運用への思いをメンバーに共有できた瞬間が楽しいですね。施策がうまくいかないときもあるけれど、良い結果も悪い結果も想定しているからこそ、うまくいったときに喜べる。これをチームで共有できるのは、すごく楽しいです。
アイディアに対して、メリット・デメリット、うまくいくケース・いかないケースを想定していないと、「なんとなくうまくいった」で終わってしまって、面白さを感じることができないと思うんです。でも、それらを想定して臨むと、「こっちにハマった!」と喜べる。アイディアの結果を振り返るとき、「やっぱりそうなったでしょ!」って会話できるのはとても楽しいですし、メンバーから出たアイディアが想定通りになったときはもっと嬉しいです。この経験が、広告運用の面白さにつながっていくと思います。
周りのメンバーや、特に広告運用が未経験の人には、とにかく広告運用の楽しさの触れてほしいので、日々のコミュニケーションでは、みんなが「面白いと感じることができているか」を常に意識しています。
さいごに
— オーリーズをおすすめしたい人はどういう人ですか?
“ゲーム好きな人”です。仕事ではあるものの、楽しみながらやる感覚がある人ですね。
- コントロールできるものとできないものを理解し、ルールを学ぶのが好きな人
- 自分で情報を集めてノウハウを溜めて、目標を決めてレベルアップするのが好きな人
こういう人には、オーリーズでの仕事は面白いんじゃないかなと思います。
— 今後オーリーズで実現したいことを教えてください。
広告運用に長く携わってきたキャリアを生かして、メンバーがプラットフォームやメディアのことを深く学ぶことのできるような仕組みを作りたいです。
例えば、何か新しい機能や仕組みに触れたとき、その機能の「意味」とか「重み」を感じることができるようなってほしいなと思います。引き続き、広告運用者の育成面にも力を入れていきたいです。
— 社内で質問をしに行くと、いつも丁寧に教えて下さる藤野さん。運用型広告のプロとして、メンバーに広告運用の楽しさを伝えたい、そして楽しさをともに共有したいという熱い思いが印象的でした。お話を聞かせてくださりありがとうございました!