YouTube広告のビュースルーCVを最大限に評価するTips

YouTube広告のビュースルーCVを最大限に評価するTips

動画広告は、ラストクリックコンバージョンだけではなく、エンゲージメントコンバージョンビュースルーコンバージョンを評価するケースが多いと思います。

今回は、「YouTube広告専用のアカウントをつくることで、ビュースルーCVを評価しやすくした話」についてシェアします。

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背景

YouTube広告を本格的に開始するにあたり、ビュースルーコンバージョンも評価に組み込むことにしました。

しかし、検索広告と同じGoogle広告アカウントでYouTube広告を運用をすると、検索広告やディスプレイ広告にラストタッチのコンバージョンを奪われることがあります。

クロスネットワークレポート」というアトリビューション分析ができるツールがありますが、この機能が対象にしているのはクリックCVとエンゲージメントCVのみで、ビュースルーCVは含まれていません(21年5月現在)。よって、検索広告と動画広告のアカウントを一緒にすると、どうしてもビュースルーCVが隠れやすくなってしまいます。

取り組んだこと

上記の課題に対して、動画広告専用のアカウントをつくってYouTube広告を配信することで、動画広告のビュースルーコンバージョンをすべて把握できるようにしました。

ただしこの方法には、検索広告、ディスプレイ広告、動画広告をひとつのアカウントで運用することで得られるマルタッチアトリビューションの利点を失うことになるので注意が必要です。動画広告単体ではっきりとした目標を置いている場合などは、アカウントを分けて運用してもいいかもしれません。

得た知識や学び

ちなみに、試しに「どれくらい検索やディスプレイ広告に、動画広告の最終接触コンバージョンが奪われるのか」を調べるために、1ヵ月間だけ検索広告と「同じアカウント」で動画広告を運用しました。

すると、動画広告キャンペーンの管理画面上のコンバージョンは、アカウントを分けて運用したときと比較して44%まで減少しました。そのうち、コンバージョン(クリック+視聴)は38%、ビュースルーコンバージョンは47%まで減少しました。短い期間での検証なので、このデータで全体の傾向を語ることはできませんが、参考にはなりそうです。

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この記事を書いた人

株式会社オーリーズ

取締役副社長

足立 誠愛

在学時に現代広告の研究室に所属。実践主導の研究活動を通じて広告コミュニケーションを学ぶ。その後にワークスアプリケーションズのインターンシップに参加し、最高ランクの評価を獲得し、同社に入社。ERPパッケージ「COMPANY」導入・保守運用部門のコンサルタントを経て、アカウントマネージャーとして顧客の最終責任を担い、クライアントと組織のROI向上に邁進。2013年より株式会社オーリーズ取締役副社長に就任、事業開発を担う。

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