「ビジネスの特性と社内での運用を意識したGA4導入支援」土屋鞄製造所がオーリーズを選んだ理由。

「ビジネスの特性と社内での運用を意識したGA4導入支援」土屋鞄製造所がオーリーズを選んだ理由。

株式会社土屋鞄製造所

持村 加奈子様
西村 史子様
引地 和久様

株式会社土屋鞄製造所は、オリジナルブランドでの皮革製品を中心にランドセル、鞄、小物の企画・製作、及び販売を行っている老舗の皮革製品ブランドです。技術と遊び心にあふれた製品が魅力的であり、使うほどに愛着が湧く革製品を幅広い年齢層向けに製造しています。
「土屋鞄のランドセル」「grirose」「土屋鞄製造所」「objcts.io」 などのブランドを展開しており、その高い品質と耐久性、優れたデザイン性は顧客から高い信頼と評価を得ています。

ECサイト:https://tsuchiya-kaban.jp/

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運用まで意識した上で数字が正しく取れているかまで見てくれた

まずは自己紹介をお願いします。

持丸: 私は土屋鞄の大人カバンのサイトのディレクターで、主に機能開発、各種プロジェクトのPMを担っています。

引地: 私は土屋鞄のクリエイティブセンターという部署の中でウェブサイト全般を扱うデザイン3課に所属しております。その中でコードを書いたり、ディレクションなどの担当をしています。

西村: 私は土屋鞄のランドセルと、グリローズというブランドのランドセル、その2つのブランドのECサイ トの管理者で、プロデューサーおよびディレクターといった部分を担当しております。

どのような課題があったのでしょうか?

持丸:現在活用しているGoogleアナリティクスのUAが2023年の6月末で終了してしまうので、昨対での数値を見るためには今年の7月からGA4での集計ができるようにしておかなければならない状況にありました。社内でも早めに取り組まなければ、と対応を検討していましたが、情報が少なく社内での対応が難しい状況でした。

左から西村様、持丸様、引地様

想像以上に難しかったGA4の導入

外部に依頼することを決めた経緯を詳しく教えてください

持丸:弊社ではShopifyをカートシステムとして使っているのですが、Shopifyを使っている中でGA4をどう設定するかという事例が少なく、どのように対応すべきかが見えない状況でした。

当初は社内でやらなければと考えていたものの、社内で対応するにはハードルが高く、外部の方に依頼しようという話になりました。

今振り返ってみても自力でできる気がしないです。

引地:対応を検討している時は、この状態で「期限までに対応できるかな?」という不安もありましたね。

調べてみてもネットにある情報があまりにも少なすぎて、「みんなどうやっているんだろう?」と不思議でした。

持丸:Shopify公式のGA4導入動画も英語だったりしましたしね。

実装当時、Shopify側でGA4に対応する機能拡充の予定もないようだったので、自社での対応は難しそうだということになりました。

オーリーズ北原:GA4の実装については、Googleが実装パターンを何種類か用意してくれていて、簡単なボタンひとつ押すだけで終わるようなパターン、GTMで管理するパターン、直接サイトにタグを埋め込むパターンと様々な実装方法があります。

土屋鞄さんの場合は、Shopifyを使っているということと、直張りで設置しているUAタグに対してGTMのGA4タグを設置する形だったため、タグの発火順による調整なども深く理解して行う必要がありましたし、設置の方法としては情報も少なく難しいパターンでした。

ネット上の情報も様々な実装方法のものがあるので、なかなか情報を集めることも難しいですよね。

オーリーズにお声掛けいただいたきっかけを教えてください

持丸:情報が少なく、社内で対応するにはハードルが高い状況でしたので、それであれば外注を使った方が早いし、期限までに確実に終わらせることが大事なので、外注して対応することになりました。

その中でオーリーズさんには元々広告支援をお願いしていて、GTMも活用いただいているので、そのままGA4の導入も頼むのがスムーズだと思い、お声掛けしました。

オーリーズに決定いただいた背景を教えてください

持丸:オーリーズさんを含めて2社検討していて、見積もりは実は他社さんの方が安かったのです。

それでも最終的にオーリーズさんに依頼した決め手は、実際の中身の部分で何をしてくれるか、どこまで責任を取ってくれるかでした。

もう1社の方は、スクリプトの設定をしてくれて「タグまでやります、だけど数値が正しいかは自分たちで判断してください」というスタイルでした。

オーリーズさんは逆で、スクリプトの設定は弊社が担当し、「そのあとのことはやります、数字も正しく取れているかまで見ます」という内容でした。我々としては数値をしっかり取れるようにすることが大事だったので、オーリーズさんに依頼することにしました。

オーリーズ北原:GA4はタグが発火したらOKではなく、既存のタグと干渉して二重発火を起こすケースや、参照元が上手く取れない等の理由によって数値がずれることがあります。

正しく数値が取れるようにするためには、既存のUAタグと比べたり、Big Queryにエクスポートされた内容を見て確認することが重要になります。

専門性の高い内容も相手に合わせて分かりやすく伝えてくれた

実際に支援が始まってからはいかがでしたか

持丸:まずは共通言語を見つけるという作業で、専門性が高い内容なので、我々の中でも理解に差がありました。私はGTMがそこまで詳しくなく、最初は分からない部分もあったのですが、西村がGTMに詳しかったので、翻訳してもらいながら3人の中で言葉を理解していきました。

スクリプトを設定する面では、引地が頑張ってくれました。

引地:Shopifyで使っているテーマがブランドごとに違うので、テーマによって埋め込む場所が違うなど難しい部分がありました。また、商品ページの中のカートを押した場合を取ってもテーマによって違う実装をしていたので、ランドセルのサイトでは上手くいくけど、鞄のサイトではうまくいかないといったことがあり、そのような問題の対応が大変でした。

オーリーズ北原:今回はUAのタグが直貼りでGA4はGTMで実装するというややこしいパターンだったので、どう干渉しないようにしていこうかというのも大変なところでしたね。

そのような専門性の高い部分ではGTMを見せながらのお話をしたりしましたね。

西村:それが非常にわかりやすくて、「この状況でここが発火しています」と画面を共有しながら話してくださったので非常に助かりましたね。「このタイミングでそうなるのか」と理解しやすかったです。

ランドセルの繁忙期が被っていて、我々としてもそちらに関連するタスクが多くてバタバタしている中で、我々の対応領域のフォローもしていただきました。

最終的には数値がしっかり取れるようになりましたし、途中で上手くいかない時も画面を共有しながら説明いただいたので腹落ちしました。

持丸:視覚で分かることによって、何を妥協しなきゃいけないなどの判断がしやすかったですよね。

西村:概ね実装が終わってから自分でGTMのイベントなどの設定をやり始めた時に、北原さんは本当にすごいことをしていたのだなと思いました。後から見ると絶対に自分ではできなかったと思うので本当に助かりました。

専門性が高いですし、理解の範疇を超えていました。一連の内容が終わった時はほっとしました。

持丸:専門性に長けている方とやりとりしたからスムーズだったのだと思います。

その辺りは北原さんがお互いの知識レベルを合わせてくれたのだと思いますね。

引地: そうですね、それぞれの分野で詳しい人へ合わせてくれたと思います。

計測できるまでがゴールではなく、ビジネスで使えるまでがゴール

支援を進めていく上で意識したことはありますか

インタビュアー:北原さんが進めていく中で、意識していたことはありますか?

オーリーズ北原:計測することが目的ではなくビジネスで使うことが目的だということを意識して取り組みました。

GA4でとるべきイベントは、お客様にとってビジネスモデルに密接に関わってくる部分なので、例えば通常のEコマースのイベントだけではなくて、売り切れた商品はどうするかなど、踏み込んだ部分まで話をして、実際にどのように使われるかを意識していました。

西村:その姿勢は非常に感じました。計測できるまでがゴールと考える企業様が多いのかなと思うのですが、最後まで伴走していただけたので本当にオーリーズさんにお願いしてよかったです。

オーリーズ北原:Slackなどでお互いがカジュアルにやりとりが出来るようになった点も良かったです。

形式張ったコミュニケーションが続くと辛いようなプロジェクトだと思うので、いい関係性を築けていたのかなと思います。いい関係性が築けないと細かい点なども聞きづらいと思いますし。

持丸:関係性ができていないと「この人ならこれくらいでいいか」とざっくりしたような依頼が発生してしまうかもしれないですよね。

オーリーズ北原:そうですよね。僕も絵文字を交えたりしながらコミュニケーションのしやすさを意識してやりとりをさせていただきました。

インタビュアー:今日ここで対面してからの雰囲気を見ても、いい空気感が伝わってきました。

持丸:お互いが少し図々しいくらいでいいと思うんですよね。

西村:確かに踏み込まないと思った通りの成果物があがってこないというのは過去の経験でもあるので、私もそこは意識していました。我々も忙しい時期だったので北原さんにはお手数をおかけしましたが、無事予定通りに実装が完了できて良かったです。

今後オーリーズに期待することを教えてください

持丸:GA4に絞ってお話しします。今は標準機能を搭載していただいた状況ですが、今後、例えば売り切れが起きた場合に、「この数値をとって活用していきたい」と考えた時にご相談させていただくこともあると思いますし、導入していただいたオーリーズさんであれば設計もしやすいかと思うので、その辺りは落ち着いたらご相談させていただければと思います。

西村:GA4に慣れてくれば、GA4の方が見やすいのかなとは思うのですが、イベントなど様々なことをGTMで管理しなければならないのが難しく、イベントを入れる時に調べながら作業するということが続いているので、GTMを開く度に北原さんを思い出します。

きちんと追加しないとこれまでの様に数値が正確に見られないですし、複雑な変数を取り出してセグメントとして利用したいとなった時も自力で出来るかが少し危ういので、将来的に相談させていただくこともあると思います。

今後もお手伝いが必要なことがあればぜひお声がけください。本日は貴重なお話、ありがとうございました

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