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- 肥田 悟志
Web広告コンサルティング支援会社おすすめ7選 | 費用や選定ポイントもあわせて解説

Web広告は配信期間や方法を柔軟に設定することが可能で、見込み顧客に対してピンポイントでアプローチできる施策であるため、近年Web広告を配信する事業者が増加しています。
一方、Web広告は関連知識も多く、自社のアカウントにどれくらい改善幅が残されているのか判断しづらいため、コンサルティングサービスの活用を検討する広告主も多いです。
本記事では、
- Web広告のコンサルティングサービスを比較したいが、候補が沢山あるため選定が難しい
- コンサルティングサービスの選定を行う際に、どのようなポイントを押さえるべきか知りたい
- 運用代行、インハウス支援など、コンサルティング支援以外の選択肢との違いが知りたい
といった疑問を抱えている方に向けて、コンサルティングサービスを選定する際のポイントを、業界経験10年以上の筆者の視点でご紹介します。
GoogleやYahoo!などの媒体社との協業、自社での新規提案など、数多くの広告アカウントを扱ってきた経験をもとに、「プロが選ぶおすすめのWeb広告支援会社」や「効果的な会社の選び方」など、Web広告のコンサルティングサービスを選定するコツをご紹介します。
前半はWeb広告コンサルティングの概要や、依頼先の会社をどのように決めるべきかなど、その判断軸を紹介しておりますので、先に具体的なおすすめ企業を知りたいという方は「広告運用のプロが選ぶWeb広告支援会社7選」からご覧ください。
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目次
Web広告コンサルティングの詳細
Web広告のコンサルティングサービスは、ターゲティング・クリエイティブ戦略の設計、メディアプランの策定、社内の運用体制の構築など、主にWeb広告の戦略設計についてアドバイスをしてくれるサービスです。
近年のWeb広告では、市場環境の変動、広告プラットフォームの機能刷新などにより、運用で成果を出す難易度が上がってきています。
自社の商材やターゲット、予算などの諸々の変数を考慮して戦略設計をおこなう重要性が増してきているために、広告運用の専門知見を保有する外部パートナーに相談する広告主が増加傾向にあります。
また、一般的には、Web広告の運用代行をおこなっている広告代理店がコンサルティングサービスも提供していることが多いため、相談する際は代理店などのマーケティング支援会社に相談するケースが一般的です。
依頼できる内容
Web広告のコンサルティングサービスでは「アカウント診断」を始め、「広告戦略の策定」や「アカウント構築」「組織体制の構築」なども相談することができます。
アカウント診断
Web広告のコンサルティング支援では、広告アカウントの状態を客観的に分析し、課題抽出やボトルネックの提案をもらうことができます。
- 広告アカウントの構成や設定が適切なものになっているのか
- 想定している施策は目標達成の手段としてどの程度妥当性があるのか
- そもそものターゲティングやクリエイティブに改善余地があるか
など、自社が抱える疑問に対して、外部の専門家から客観的に意見をもらうことが出来るため、不安な場合は相談してみましょう。
なお、アカウント診断の際は、相談先の代理店に広告アカウントの閲覧権限を付与してアカウント状態を確認してもらう流れが一般的です。
広告アカウントが代理店保有の場合は、代理店の担当者に依頼してアカウントの閲覧権限を付与してもらう必要がありますが、一部の代理店では、ノウハウの流出防止などを理由としてアカウント開示に消極的な姿勢を取ることがあります。
アカウント開示が難しい場合は、代理店から共有されている数値レポートや提案資料などを共有することで簡易的な診断を受けることが出来るケースもありますが、実際のアカウント状況を確認できないため汎用的な指摘に留まってしまう可能性があります。
広告戦略の策定
Web広告のコンサルティング支援では、メディア戦略やクリエイティブ戦略など、広告運用の成果を最大化するための戦略策定のサポートをしてもらえます。
広告運用の経験が豊富なコンサルタントが伴走し、自社の事業戦略や目標、ターゲットなどの情報を考慮してヒアリングや示唆を行ってくれるので、現在の体制で納得のいくプランを描くことが難しい場合は相談してみると良いでしょう。
アカウント構築のサポート
はじめてWeb広告を配信する場合や、広告運用の委託先を変更する場合などは、広告アカウントの立ち上げや移管作業が発生します。
あくまで実行は自社が主体となりますが、コンサルティング支援を受けることで関連作業をサポートしてもらえるので、自社で対応するのが難しい場合は専門の会社に相談するのがおすすめです。
■サポートしてもらえる作業例
- 配信媒体のキャンペーン構成案の作成
- レポート環境の構築
- 効果計測環境の整備(媒体/GTMなどのタグ発行・設置作業)
- クリエイティブ制作体制の構築
組織体制の構築
広告運用の最適な運用体制は、自社の目的や課題に応じて変化します。
広告運用の体制は、自社で運用する「インハウス運用」、代理店や業務委託パートナーに運用委託する「運用代行」、それらを組み合わせた「ハイブリッド運用」などがあります。
各体制でメリット・デメリットがあり、商材や予算などの個別事情を無視して一概にどの体制がおすすめと断定することは難しいため、運用体制の判断がむずかしい場合はWeb広告のコンサルティング会社に相談してみましょう。
特に広告運用のインハウス化を実現したい場合は、運用代行とインハウスでは勝手が異なるため、できるだけインハウス支援サービスを提供している会社に相談するのがおすすめです。
料金形態
Web広告のコンサルティングサービスの料金は、依頼する会社や支援内容、期間など、依頼元のニーズに応じて可変するため、一概に費用相場を示すことは難しいです。
一般的には月30万〜100万円ほどが目安となりますが、各社によって費用感も異なるため、依頼する際は複数社に見積もりを取って比較検討するのがおすすめです。
また、Google広告などの主要なWeb広告の設定・運用に関しては、媒体の無料相談や少額予算向けのコンサルティングサービスもあります。
広告の基本設定などの簡易的な相談をしたい場合や、予算を十分に確保できない場合はこれらの手段に相談する選択肢もあります。
一方、相談できる範囲や支援内容は必要最低限にとどまることが一般的であるため、継続的に成果改善をはかりたい場合などはコンサルティング会社への相談を推奨します。
運用代行との違い
Web広告に関する課題を外部パートナーに相談する場合、コンサルティング以外の主要な選択肢として「広告運用代行サービス」というものがあります。
広告運用代行とは、文字通りWeb広告の運用を外部パートナーが代行してくれるサービスで、主に以下のような課題を抱えている場合に選択されることが一般的です。
- 広告運用のプロに運用を任せることで、無駄なく最短距離で成果を実現したい
- 広告運用のリソースを拡充して、施策の実行スピードを早めたり、社内人材の工数を削減したい
- 広告運用のリソースを拡充して、施策の実行スピードを早めたり、社内人材の工数を削減したい
通常、広告運用代行サービスを提供している事業者では、運用代行とあわせて戦略面のアドバイスや提案を受けられることも多いので、既に広告代理店に運用委託している場合は、あわせて相談してみても良いでしょう。
一方、既存の代理店のパフォーマンスに不満があり、別の代理店への切り替えを想定している場合は、以下の記事もあわせてご覧ください。
コンサル活用5つのメリット
ここからは、Web広告のコンサルティングサービスを活用する代表的なメリットを5つご紹介します。
プロの客観的な視点でより良い広告運用を実現
1つ目のメリットは、プロの客観的な視点でより良い広告手法を採用できるため、ムダなく最短距離で成果へと繋げられることです。
自社運用や代理店への運用委託などいずれの運用形態に関わらず、自社の広告アカウントが適切な状態にあるのか、改善余地が残されているのか判断するのは容易ではありません。
そのため、より良い広告配信を行いたい、広告のポテンシャルを認識して適切なリソース配分を行いたいと考えている場合は、専門知見をもった企業に相談するほうが良いでしょう。
ただし、支援会社によって、コンサルティング能力の差や得意不得意は千差万別です。
詳しくはコンサル選定4つのポイントで解説しますが、支援会社に相談する場合は、「運用のノウハウがちゃんとある会社なのか」「改善サイクルはちゃんと回せるのか」「自社の事業や戦略理解をちゃんとしてくれるか」など、正しい視点で吟味する必要があります。
広告運用業務の効率化・リソース不足の解消
2つ目のメリットは、経験豊富なプロの力を借りることで、業務の効率化や、施策への選択と集中を図ることができます。
業務効率の観点では、コンサルティング支援会社は広告運用を効率化するための専門ツールやシステムを活用していたり、業務遂行に慣れているため、彼らの方法を踏襲することで業務効率を改善することができます。
施策内容の選択と集中については、そもそも「広告運用」と一口に言っても、設定する課題に応じてやるべきことは様々です。
以下は広告運用でよく発生する作業の一例を並べたものですが、広告効果を最大化するためには、これらの施策がどんな課題に効くものなのか正しく理解した上で、適切なタイミングで実行する必要があります。
広告アカウントの最適化のみで満足いく効果が期待できる場合もあれば、新規顧客発掘やLPOによるCVR改善の必要があったりと、自社の課題と目標数値に応じて実行すべき施策は変わります。
そうした柔軟な状況変化に応じて適切に課題設定・施策選定を行うには、広告運用のプロの知見が有用です。
コンサルティングサービスを利用することで、何を今すべきか明らかになるとともに、施策への迷いや説明責任が緩和され、結果的に実行スピードを早めることもできます。
一方で外部のプロがアカウント状況やマーケティング体制を確認した結果、広告運用の実行そのものに課題が見つかることも少なくありません。
具体的には、コンサルティングとしてスポット的な助言で終わるのではなく、広告運用経験の多いものがPDCAを着実に実行することそのものが、最も売上増加に貢献できる可能性が高いとなるケースです。
このような場合は、目的達成のために代理店に運用実務を担ってもらうことも選択肢の1つです。
最新情報のキャッチアップ
最新情報のキャッチアップのメリットもあります。
コンサルティングサービスを提供している代理店では、通常、広告運用に特化した専門チームを抱えており、各媒体のアップデート情報や最新の広告手法など、広告に関するあらゆる情報を継続的に情報収集しています。
Web広告は日進月歩で発展しているため、情報の移り変わりが激しく、媒体のアップデート情報を網羅的に収集するには相当の工数負荷がかかります。
また、支援会社では複数の案件を支援しているため、過去の成功・失敗事例、競合の動向などの情報をもとに、自社でやるべきことを提案してくれます。
さらに、広告運用の実績が豊富な会社の場合、媒体社との関係値が深いことも多く、新機能のリリース等の情報をいちはやく入手することが出来ることもあります。
専門知見をもった人材を豊富に抱えている支援会社と繋がっておくことで、広告に関する情報収集や取捨選択がしやすくなるため、常に最新の情報を参考にしながら広告運用に活かすことが出来るようになります。
運用代行と比較してコスト負担が少ない
コンサルティングサービスは料金形態で先述したように、一般的に定額または工数ベースのため、広告費の増加に伴う支払額に変動がありません。
またその費用も月30万〜100万円ほどのケースが多いため、同一アカウントを運用代行でお願いする場合と比較すると負担が少なくなることが多いです。
一方で運用代行は一般的に広告費に対して手数料がかかるため、広告予算が大きいほど金額も大きくなります。
手数料は20%が平均のため、例えば広告費が月額500万円であれば100万円、月額1,000万円であれば200万円が必要です。
もし実行面に不安がないけども、プロの力で成長ポテンシャルを図りたい場合はコンサルティングサービスはおすすめです。
中長期的な戦略パートナーとしての役割
コンサルティングサービスの内容によりますが、短期的なコンサル提案で終わるのではなく、パートナーとして数ヶ月や数年単位でパートナーとして伴走を期待することもできます。
特にWeb広告は初期の戦略設計は重要ですが、それと同じくらい配信結果に応じたPDCAサイクルが重要です。
短期的なコンサル提案だけでは、初期設定はできても、その後の変化やデータに基づいた戦略修正が難しくなってしまい、結果的に当初期待されるほどの改善を果たせなかったケースも多いです。
Web広告は配信結果がデータとして確認しやすい分、実行結果に応じて戦略を変え続けることが重要です。
コンサルティングパートナーが常に隣りにいて、継続的に支援してもらえることはWeb広告の成功に大きくつながります。
コンサル選定4つの選定ポイント
ここからは、Web広告のコンサルティングサービスを選定する際に重視すべきポイントを解説します。
ここで注意すべきは、支援会社の選定は選ぶことをゴールとするのではなく、その後の支援によって成果を継続的に上げられそうかまで確認することが重要です。
そのため、支援会社の選定をする際は選定時のポイントだけでなく「支援開始後もうまくいきそうか?」という視点もあわせて確認することが重要です。
以下は支援会社選定の確認事項をまとめたチェックリストです。(画像をクリックするとテンプレートを閲覧できます)
自社の目的や課題に応じて代理店への期待事項は変わるため、「ここは100点を求めたいけどこれは70点くらいで良い」など、優先順位をつけながら確認するようにしましょう。
以下よりチェックリストの中で、支援会社選定の際に特に重要となるポイントを5つご説明します。
運用実績が豊富にあるか
広告成果を最大化する上では、運用実績が豊富な会社に相談するのが一番です。
しかし、支援会社のHPに掲載されている情報や提案資料の実績記載だけだと、どの会社が本当に実力のある会社なのか判断するのが難しいこともあります。
その場合は、以下のような観点で支援会社から情報を引き出し、どの程度実力がある会社なのか判断すると良いでしょう。
- 自社と近しい商材での運用経験がどれくらいあるか
- 自社と近しい予算帯での運用経験がどれくらいあるか
- 類似の課題感を持ったクライアントで成果改善した事例がどれぐらいあるか
- クライアントの満足度/平均継続期間/解約率がどれくらいかetc.
提案内容が自社にマッチしているか
はじめてWeb広告を出稿する場合など、基本的なアカウント改善が求められる場合は事業や商材による個別性はそこまで出ませんが、広告運用で成果を最大化する上では、必ず自社の個別事情を踏まえた運用改善が必要になってきます。
そのため、支援会社からの改善プランの提案を受ける際は、
- 課題や商材特性など、提案の前提理解がズレていないか
- 成果実現までの道筋や期間が妥当で、納得できる改善プランを描けているか
- 自社の予算や人員など社内事情を踏まえた上で実現可能なプランとなっているか
といった観点で判断すると良いでしょう。
また少し意地悪な質問かもしれませんが、効果があまり期待できない広告手法について、あえて意見を聞いてみるのも良い方法です。
支援会社が安易に賛成せず、「あまりおすすめはできない…」とはっきり言えるかどうかを確認できれば、その会社があなたの会社の成長に真剣に向き合ってくれるかどうかまで見極めることができます。
担当者との相性
意外と忘れがちな視点として、担当者との相性も重要なポイントです。
広告運用の力量や経験値だけでなく、
- 担当者のリテラシーに合わせて伝え方を調整してくれそうか
- 自社の事業や戦略に対して深く理解をしてくれそうか
- 一緒にプロジェクトを進める仲間として、背中を預けて良さそうか
など、定性面での相性が良いか、検討の際に確認しておくことをおすすめします。
支援会社によっては、営業担当者とコンサルタントが別である場合もあるため、可能であれば、支援開始前にコンサルタントとコミュニケーションする機会を設けてもらえるか交渉してみましょう。
コンサル1人あたりの平均担当社数
支援会社選定の際は、コンサルタント1人あたりの平均担当社数もあわせて確認するようにしましょう。
たとえばコンサルタント1人で多くの顧客を担当している場合は、物理的な工数の制約から、1社のアカウントに時間をかけて分析することが難しい場合があります。
支援会社に期待する成果や支援内容にもよりますが、アカウントの個別課題に向き合って改善活動を続けるには、コンサルタント1人あたりの担当社数は10社程度が上限だと思います。
1人当たりの担当顧客数が極端に多い支援会社の場合、基本的なアカウント診断、月1のレポート送付など、簡易的な分析・提案が中心となる場合が多いです。
自社の課題にしっかり向き合って、パートナーとして伴走してくれる会社にお願いしたいと考えている場合は、コンサルタント1人当たりの平均担当社数が少ない支援会社を探すと良いでしょう。
効果的な支援会社の探し方
支援会社の候補を探す方法としては、社内外の知人に相談する、検索して探すなど様々な方法があります。
出典:【調査報告】Web広告運用に関する広告代理店の利用状況、ビジネスマッチング利用状況などを調査(ADHOOP)
ADHOOPの調査では、広告代理店をはじめとするWebマーケティング支援会社を探す方法として、①社内外の知人に聞く②ネット記事や比較メディアで探す③展示会などイベントで探すが回答多数でした。
上記の回答以外の手段も含めて、支援会社の情報をリサーチする際のポイントや注意点を解説します。
知人・社内への紹介依頼
広告運用に詳しい知人が身近にいる場合は、「広告運用でおすすめの支援会社知らない?」と聞いてみましょう。
特に紹介者が過去に支援を受けていた場合などは、支援開始後の品質について実体験をもとに聞けるので、あわせて聞いてみると良いでしょう。
支援会社の選定は重要な意思決定にもなるので、可能な限り2~5人程度の複数人にヒアリングし、複数の視点で意思決定するのがおすすめです。
パートナーへの相談
Webマーケティング領域ですでにつながりのある企業や業務委託パートナーに聞くのも有効です。
Webマーケティング領域は業界内で繋がりのある会社が多く、良い評判も悪い評判も流れやすいため、HPには載っていない内部事情や裏話を聞ける可能性があります。
一方で注意点として、Webマーケティングのプロがおすすめする支援会社だからこそ信頼性が高いと言えますが、ときには自社のグループ会社など特定の会社を優先的に紹介するケースもあるかもしれません。
そのため、紹介者に感謝を伝えつつも、プロだからと盲目的に信頼せず、改めて紹介先が自社のニーズや課題と照らし合わせて最適か判断するのが良いでしょう。
認定代理店一覧からの検索
Google/Yahoo!/Metaなど主要な広告媒体には「認定代理店制度」というものがあります。
認定代理店制度(パートナー制度とも呼ばれます)とは、媒体が定義する特定条件をクリアした代理店を公式パートナーとして認定する制度です。
認定のロジックは媒体社によって多少の差異はあるものの、基本は広告の取り扱い金額や資格保有者数をベースに決められるので、実績のある会社を見つけたい場合は認定代理店一覧から探すのがおすすめです。
参考:
ただし、必ずしも出稿金額が多い=実力のある支援会社というわけでは無いので、代理店選定のチェックリストもあわせて活用し、自社にマッチする会社を選定しましょう。
検索や代理店紹介メディアで探す
「Web広告 コンサル おすすめ」「Web広告支援会社 東京」などのワードで検索して探す、ADHOOPなどの比較メディアで候補を探す方法もあります。
上記のようなワードで検索して探すのも有効ですが、たとえば「BtoB 広告代理店」など業種で絞って検索をかけたり、「Google広告 改善事例」「リスティング広告 ベストプラクティス」など、より具体的なキーワードで検索してみて、よく上位に出てくる会社を候補に入れるのも有効です。
また、支援会社のブログ記事などを閲覧する場合は、プロの目線からのアドバイスや考察、運用現場の事例やノウハウなど、一次情報がどれぐらい含まれているか見るようにしましょう。
こうした具体性の高い情報は、本当に実力のある会社でないと記事化できないことも多いので、支援会社を見極める際の参考材料になります。
広告運用のプロが選ぶWeb広告支援会社7選
ここまでの話を踏まえつつ、弊社の社員60名にアンケートを実施し「広告運用を主業務とする私たちがおすすめしたいと思える企業」を選びました。広告運用の経験者が思う「魅力的なポイント」もまとめています。
プロの目から見ておすすめしたい会社となっていますので、気になる会社があればまずは問い合わせてみましょう。(問い合わせFMTはこちら)
紹介先をあげる前に恐縮ながら、まずは弊社からご紹介させてください。
弊社は運用型広告が強みのマーケティング支援会社です。顧客志向を重んじる「NPS経営」によって、多くのクライアントから高い評価をいただいています。
本記事をご覧の皆さまにも、弊社を一つの選択肢としてご検討いただければと思い、手前味噌ながらおすすめ企業に加えさせていただきました。
オーリーズ
出典:株式会社オーリーズ
株式会社オーリーズは、運用型広告の戦略設計・運用・効果計測に強みを持つWebマーケティング支援会社です。
「まるで内製のような外部支援」をコンセプトとしており、顧客志向を徹底するために以下のような仕組みを持っている点が大きな特徴です。
- 担当者のKPIは売上ではなくNPS(推奨意向)に設定
- 業界経験10年以上の広告運用者が戦略提案をおこなう
- BtoB、Eコマースなど業種特化の専属チームがある
上記のような仕組みをとっているがゆえに、顧客の推奨意向を示すNPS調査では、平均30pt、24年度は50ptと業界平均を大きく超える水準を保っています。
「自社の事業を深く理解したコンサルタントに支援をしてもらいたい」
「広告運用経験が豊富なコンサルタントに戦略面の助言をしてもらいたい」
「スピード感がありコミットメントの高い担当者に支援をしてもらいたい」
と考えている方にはおすすめの支援会社です。
<著者の推しポイント>
いかに目の前の顧客の課題解決に貢献できるか、同じマーケティングチームの一員として活躍できるか、を中心に経営している組織です。自社の社内メンバーと同じ目線での活躍を期待する方に特におすすめです。
企業名 | 株式会社オーリーズ |
支援メニュー | 広告運用支援/インハウス支援/クリエイティブ制作/分析環境の整備etc. |
最低出稿金額 | 月広告費250万円〜(満たない場合でも支援可能な場合あり) |
初期費用 | なし |
アナグラム
出典:アナグラム株式会社
アナグラム株式会社は、Shopify構築や運用支援をおこなうフィードフォースグループ株式会社の子会社であるWeb広告支援会社です。
アナグラム株式会社は、広告アカウントの分析サービスやインハウス支援サービスなど、スポット~中長期まで、自社のニーズに応じたコンサルティング支援を受けることが可能です。
「いちばんやさしいリスティング広告の教本」などの書籍出版や、「アナグラムのブログ」を通じた運用型広告に関する最新情報のリリースなど、社内外の情報発信を盛んにおこなっている代理店です。
また、営業組織を設けておらず、情報発信を中心としたマーケティングによってお客様からの問い合わせを獲得している点が特徴的です。その結果、営業ではなくクライアントの支援に力を入れることが出来るため、質の高い広告支援が期待できます。
「自社の課題に応じて柔軟なコンサル支援を受けたい」
「一気通貫の専任担当制で、透明性と機動力の高い支援をしてもらいたい」
「豊富な知見をもとに、自社の事業に寄り添った運用プランを提案してもらいたい」
と考えている方にはおすすめの支援会社です。
<著者の推しポイント>
アナグラムさんのブログは、運用担当者なら誰もが目を通していると言っても過言ではないほど有名です。豊富な知識と実績に基づく支援を提供されていて、経験豊富で誠実なコンサルタントが数多く在籍している印象です。幅広い広告主におすすめです。
企業名 | アナグラム株式会社 |
支援メニュー | 広告運用支援/インハウス支援/クリエイティブ制作etc. |
最低出稿金額 | なし(月広告費が50万円以下の場合、月額10万円が最低手数料) |
初期費用 | 要問い合わせ |
博報堂グループ(博報堂・アイレップ)
出典:株式会社博報堂
株式会社博報堂は、東京都赤坂に本社を置く大手広告代理店です。
グループ会社である株式会社アイレップは、国内初のGoogle認定代理店であり、Google広告やYahoo!広告をはじめとして、豊富な支援実績を持つ広告代理店です。
ターゲティングやクリエイティブ制作、広告配信設計などあらゆる領域でデータ活用を推進しており博報堂は「AaaS(Advertising as a Service)」という独自のコンセプトによりメディアを統合した運用を実現し、メディア効果の最大化をサポートします。
豊富なデータ活用基盤をもとに広告の成果を最大化したい事業者におすすめです。
「戦略立案からクリエイティブ制作、運用、分析、改善提案までワンストップで任せたい」
「Google広告やYahoo!広告に精通したスペシャリストの知見を借りたい」
「幅広い規模・業種の成功事例を参考にしたい」
と考えている方にはおすすめの代理店です。
<著者の推しポイント>
元代表の紺野さんを筆頭にWeb広告の黎明期で培った運用経験が強みの印象です。広告アカウントを拝見しても媒体の推奨設定を踏襲しつつ、さらに一歩踏み込んだ独自の工夫を随所に感じます。広告運用のなかで、今よりも高いレベルを求められている方におすすめです。
企業名 | 株式会社アイレップ |
支援メニュー | デジタル広告支援/クリエイティブ制作/データ活用支援/マーケティングコンサルティングetc. |
最低出稿金額 | 要問い合わせ |
初期費用 | 要問い合わせ |
オプト
出典:株式会社オプト
株式会社オプトは、顧客の事業に寄り添い、LTVを向上させることに重きを置いているWeb広告代理店です。
金融、人材、旅行など、業界特化型の広告運用チームを社内に抱えており、業種の特性に応じたコミュニケーションプランの策定や運用の最適化を強みとしています。
大手代理店のため、広告運用以外にも、ECモール支援/CRO・SEO支援/CRM支援など、デジタルマーケティング領域を横断した事業支援が可能です。
広告運用をはじめとして、周辺領域の課題もあわせて相談したい事業者におすすめできます。
「業界に精通したスペシャリストによるマーケティング支援を受けたい」
「広告だけではなく、CRO・SEO・CRMなどの幅広い領域で支援をしてほしい」
「SNS広告の専門性とノウハウで獲得型広告のパフォーマンスを上げてほしい」
と考えている方にはおすすめの代理店です。
<著者の推しポイント>
デジタルマーケティングの戦略立案から実行まで、一気通貫でサポートできる総合力に加え、各領域における専門性の高さも魅力です。24年6月に立ち上げたMeta パフォーマンス室がMetaのアワードを多く獲得するなど、媒体社からの評価が高い点もおすすめです。
企業名 | 株式会社オプト |
支援メニュー | 広告運用代行/インハウス支援/マーケティングコンサルティングetc. |
最低出稿金額 | 要問い合わせ |
初期費用 | 要問い合わせ |
JADE

出典:株式会社JADE
株式会社JADEは「インターネットを良くする」を理念として掲げているWebマーケティング支援会社です。
Web広告のコンサルティングの場合、支援手数料が広告費によらず固定料金となっています。(運用代行のみ:月60万円~/運用代行+データ分析・改善提案:月100万円~)
広告運用以外のサービスとして、SEO支援やコンテンツマーケティング支援メニューも持っているため、広告を主軸としつつ、周辺領域も同時に強化してマーケティング全体の成果を最大化することが出来ます。
そのため、Web広告だけでなく、周辺領域にも課題を抱えており、Webマーケティング施策全般を包括的に支援してもらいたい方におすすめできます。
「リスティング広告とSEOの両面からSEMの成果を最大化させたい」
「信頼できるSEOのエキスパートによるコンサルティングを受けたい」
「SEOやコンテンツ施策とも連携した一貫性のあるデジタルマーケ戦略を作りたい」
と考えている方にはおすすめの代理店です。
<著者の推しポイント>
JADE社のコラム記事は業界内でも必ず話題になるほど知見に溢れています。広告運用への深い造詣と愛情を感じる素晴らしい内容なので、ぜひあわせてご確認ください。そのような深い理解に基づいた運用で、広告効果の改善を果たしてくれる点がおすすめです。
企業名 | 株式会社JADE |
支援メニュー | 広告運用代行/SEO支援/コンテンツマーケティング支援etc. |
最低出稿金額 | 要問い合わせ |
初期費用 | 要問い合わせ |
キーワードマーケティング
株式会社キーワードマーケティングは、PR代理店の株式会社ベクトルを親会社に持つWeb広告代理店です。
Google/Yahoo!/Meta広告などの主要な運用型広告の運用代行をはじめとして、YouTube広告やTverなどの認知獲得広告のプランニングや運用も強みとしています。
運用型広告の黎明期から事業運営を行っており、これまで150以上の業種/1500社弱の広告運用支援をおこなってきた実績豊富な代理店です。(※2024年7月時点のデータ)
また、社内でのノウハウ共有も盛んな代理店であり、広告運用者が自ら執筆する「キーマケのブログ」は、月間10万PV超えと広告運用業界でも閲覧している人が多い著名なメディアです。
リスティング広告などの獲得型広告だけでなく、認知獲得広告についても実績豊富な代理店に相談委託したいと考えている事業者におすすめできます。
「リスティング広告だけでなくPRと連携したSEM戦略を立てたい」
「豊富な知見をもとに、自社の事業に寄り添った運用プランを提案してもらいたい」
「幅広い規模・業種の成功事例を参考にしたい」
と考えている方にはおすすめの代理店です。
<著者の推しポイント>
PRとWeb広告を絡めた支援やXを中心とした最新の媒体トレンドなど、常に最新のトレンドや情報をキャッチアップされています。みなさんの自己紹介もユニークで人となりを感じやすく、専門性の高さだけでなく、安心して相談できる点がおすすめです。
企業名 | 株式会社キーワードマーケティング |
支援メニュー | 広告運用代行/広告運用コンサルティング/インハウス支援etc. |
最低出稿金額 | 要問い合わせ |
初期費用 | 初月のみアカウント構築費10万円が別途発生/媒体追加の場合5万円 |
アユダンテ
出典:アユダンテ株式会社
アユダンテ株式会社は、広告運用やSEOを中心として、Webマーケティングのコンサルティング・実行支援を行っている支援会社です。
広告運用だけでなく、SEOコンサルティングやGoogle Analytics4の導入・活用支援など、豊富な支援メニューを提供しているため、多様なニーズに応えられる体制を持っています。
コンサルタントが自発的に社内勉強会を開催するなど、変化の激しいデジタルマーケティング業界において最新の知見や事例を豊富にキャッチアップしており、直近は書籍出版なども行っています。(参考:「いちばんやさしいはじめてのGoogle広告の教本」)
「1stPartyデータを活かしたデジタルマーケティングを実現したい」
「リスティング広告だけでなくデジタルでの顧客接点の最適化に取り組みたい」
「信頼できるSEOのエキスパートによるコンサルティングを受けたい」
と考えている方にはおすすめの代理店です。
<著者の推しポイント>
アユダンテさんは、SEOやGAなど幅広いデジタルマーケティング支援で実績豊富です。特に、GAやGTMなどWeb広告で重要なデータマネジメントに専門性が高く、1stPartyデータを活かした広告改善を期待したい方におすすめです。
企業名 | アユダンテ株式会社 |
支援メニュー | 広告運用代行・コンサルティング/SEO支援/GA4導入・活用支援etc. |
最低出稿金額 | 月100万円以上 |
初期費用 | 初期設定30万円~ |
支援会社を選定する流れ
ここからは、実際にWeb広告の支援会社を選定する流れをお伝えします。
あくまで一般的な流れではありますが、支援会社の選定がはじめての方もいらっしゃるかと思いますので、参考としてご一読ください。
与件整理(RFPの作成)
支援会社に相談する前に、まずは自社の課題と支援会社への期待事項を整理しましょう。
はじめて支援会社に相談する場合など、事前に何を整理すれば良いのか分からない方は、以下のURLからダウンロードできるRFP(提案依頼書)のテンプレートを参考にしてください。
支援会社のヒアリング力や要件定義力をはかるために、あえてざっくりとした情報しか伝えないやり方もありますが、支援会社から有効な提案を受けたいなら事前に必要情報をしっかり伝えておいたほうが良いです。
後で「あれ伝えとけば良かった…」と後悔しないように、支援会社へ相談する前にRFPを用意しておきましょう。
支援会社へ相談
与件の整理が完了したら、候補となる支援会社のHPから問い合わせ→打ち合わせをします。(問い合わせのテンプレートはこちらを参考にしてください)
現状の運用体制によって、相談の流れは以下のように分かれることが多いですが、初回面談で与件を伝えて、複数社でコンペを行って比較検討→依頼する会社を決定する流れが多いです。
はじめてWeb広告を配信する場合
一般的には、初回面談時に与件を伝えて、2回目の面談で支援会社から支援プランの提案をもらう流れが多いです。
はじめて広告を配信する場合は色々と不安になることもあると思いますが、代理店選定のチェックリストを活用すれば、視点のズレや確認モレを防ぐことが出来ます。
支援会社の話で理解できない部分などあれば、遠慮せずに積極的に質問をするようにしましょう。
既に広告を配信している場合
すでにWeb広告を運用している場合、支援会社からの提案を受けるにあたって自社の広告アカウントの情報開示を求められることがあります。
支援会社に正しく現状把握・課題認識をしてもらうためには、現在運用しているアカウントがどのような設計・運用をされているのか、詳細まで把握してもらったほうが効果的な提案をもらいやすくなります。
機密情報などの関係ですべて開示するのは難しい場合もありますが、基本的には、NDAを締結した上、出来る範囲で情報開示したほうが良いでしょう。
一方で、広告主の方からよく頂く質問として「代理店が広告アカウントを保有している場合どうしたら良いですか?」と相談されることがあります。
相談の背景には、取引先に代理店の変更を検討していることが察知された場合、意図的に支援の質や対応速度が低下することを懸念していると思われます。
もちろん一部の代理店は、競争上の優位性や機密情報の流出を懸念し、情報開示に慎重な姿勢を取ることがありますが、多くの代理店は、顧客との信頼関係を重視し、透明性の高いサービスを提供しています。
そのため、既存の代理店との関係性にもよりますが、新規で相談している支援会社からアカウント情報の開示を求められた場合は、正直に既存取引先に説明し、可能な範囲で情報連携をしてもらえるように交渉するのがおすすめです。
比較検討
コンペが終わったら、代理店選定のチェックリストで示した選定ポイントを踏まえて依頼する会社を決めます。
時間の制約上、いつまでに決めないといけないといった事情もあるかもしれませんが、関係者全員が納得する意思決定をするために、不足する情報があれば追加提案の相談をしても良いでしょう。
ただし、人気のある会社は案件が埋まって支援できなくなる可能性も考えられるので、追加提案を希望する場合は、できるだけ情報をまとめて少ない回数で判断できるようにしましょう。
契約開始
支援をお願いする会社が決まったら、契約書を締結して初回MTGを行い、支援スケジュールや、アカウント作成or移管の流れなどをすり合わせします。
先述したように支援会社は選ぶことがゴールでは無く、支援開始後に求める成果を生み出せるかが重要です。
そのため、求める成果を生み出すためには、依頼したら丸投げではなく、担当コンサルタントと密に連携を取りながら対話を重ねることが重要です。
また、広告運用では事業や商材特性の理解が重要なので、特に契約初期のタイミングで担当のコンサルタント向けにオリエンテーションとして自社の商材勉強会をするのもおすすめです。
実行スピードを早めたい場合は運用代行も活用する
Web広告のコンサルティングサービスは、広告の戦略策定や体制構築などの戦略設計においては有効なサービスです。
一方、筋の良い戦略を描けても、戦術面への落とし込みや実行ができなければ、期待する成果を得られない可能性もあります。
そのため、自社にノウハウ・リソースが不足しており、運用業務についても外部パートナーに代行してほしい場合などは、コンサルティングとあわせて運用代行を依頼することも有効です。
参考情報として、運用代行サービスの活用によって、広告の成果が改善した事例をご紹介します。
新規で広告配信して早期に目標達成した事例
月間売上が1年で約20倍に増加
商材 | 自動車の修理・整備出張サービス |
施策 | Google広告の配信 |
結果 | 月間売上が1年で20倍に増加 |
自動車の整備・出張サービスを提供する株式会社Seibii様では、自動車の修理・整備出張サービス「Seibii」のサービスローンチのタイミングから、オーリーズで広告運用支援を行っています。
売上を伸ばしてプロダクトの仮説検証を進める必要があった中で、社内に専任のマーケティング担当者はおらず、代表がマーケティング施策を直接見ている状態。
マーケティングの実行部分に強く、一緒に事業を成長させてくれるパートナーを探していた中で、オーリーズと出会い、Web広告の運用代行を含めたマーケティング支援をご相談いただきました。
代表から、月次の損益やオペレーション情報、プロダクトのイシュー、資金調達のスケジュールまで、事業状況についてリアルタイムに連携を受けながら、Seibiiの事業を成長させるための広告運用支援をカスタマイズで構築。
深い事業理解をもとにした広告運用支援によって、月間の売上を1年で約20倍まで伸長させることが出来ました。
配信中の広告パフォーマンスを改善した事例
前年比で140.2%のCVを獲得
商材 | ビジネスコミュニケーションツール |
施策 | ・Google/Yahoo!/Microsoft/Meta広告の配信 ・広告訴求開発のワークショップによるクリエイティブの品質改善 ・BIでリード獲得以降のROIを可視化し、予算配分を最適化 |
結果 | ・前年比140.2%のCVを獲得 ・CVの増加に伴い有効リード/商談数も増加 |
ビジネスコミュニケーションツールを提供している株式会社ネオジャパン様では、主力製品であるdesknet`s NEO(デスクネッツ ネオ)をはじめとして、自社製品の認知向上・ホットリード獲得のため広告運用を代理店に委託していました。
長く付き合いのある代理店でしたが、
- 営業担当と運用担当が分かれており、依頼事項の反映スピードが期待通りでなかった
- 担当者の異動が多いことから自社商材への理解も低く、自社にマッチした提案が少ない
- 毎年売上目標が高まっていく中で、リード獲得数が目標を割っており改善提案も少ない
といったお悩みを抱えており、オーリーズへ運用委託を切り替えることを決定。
代理店の切り替え後は、NotionやSlackを活用して高頻度でコミュニケーションを行いながら、広告訴求開発のワークショップや、BIを活用して広告成果を可視化するなど、お互いの目線を合わせるための取り組みを積極的に実施。
結果として、広告品質が大幅に改善し、対前年比で140.2%のCVを獲得することに成功。広告のリード件数が大幅増加しただけでなく、有効リードも増加したことで商談件数も増加させることが出来ました。
広告経由の売上が大きく伸長
商材 | 化粧品EC |
施策 | ・Google/Yahoo!/Meta/TikTok広告の配信 ・事業理解の深いEC専任チームが広告運用を支援 |
結果 | 広告経由の売上が大きく伸長し、毎月の売上目標を達成できるように |
株式会社三越伊勢丹HD様では、化粧品ECサイト「ISETAN BEAUTY online」を運営しており、Web広告やTVCM、アフィリエイトなど様々なマーケティング施策を組み合わせて売上拡大を行っていました。
Web広告の運用は当初別の代理店に任せていましたが、社内の広告運用の知見が少ない中で始まった新規事業だったこともあり、よりフレキシブルかつスピーディーにPDCAを回せる代理店を探していました。
Web広告の勉強会がきっかけでオーリーズを信頼いただき、広告運用の代理店をオーリーズに切り替え。
EC事業に特化した専任チームが運用支援をおこなった結果、広告経由の売上が大きく伸長。不安定だった広告運用がマーケティング施策の柱となり、毎月目標を達成できる状態になりました。
広告成果を改善しながらインハウス化も実現
商材 | 高速バス |
施策 | ・Google/Yahoo!広告の配信 ・インハウスと運用代行のハイブリッド体制 |
結果 | ・CPA10%減少、CV数は1.3倍に増加 ・広告運用業務のインハウス化を実現 |
WILLERグループ内で高速バス事業を営むWILLER EXPRESS株式会社様では、広告運用の内製化を目指し、オーリーズでインハウス支援をさせていただきました。
広告運用のスペシャリストによる座学研修とOJT支援によって、社内のマーケティング体制の構築と運用ノウハウの蓄積をサポート。
自社のみで広告運用を自走できる状態にはなったものの、その後、事業拡大に伴い社内リソースが不足し、オーリーズに広告運用代行を依頼。
Web広告の運用代行支援によって主力商品の成果改善を実現しつつ、再度インハウス化を見据え、成約率を加味した広告レポートの構築、社内メンバー向けのGA4勉強会などを実施。
社内リソースの調達や組織体制の整備完了にあわせて再度インハウス運用に切り替え、現在は自社のみで広告運用業務を内製することが出来ています。
よくある質問
最後に、Web広告のコンサルティングサービスの選定でよくある質問をまとめました。
以下は支援会社の選定をおこなっている広告主の方からよくいただく質問ですが、その他お困りごとがありましたらお気軽にオーリーズにご相談ください。(オーリーズへの問い合わせはこちら)
問い合わせフォームには何を記載するべきか?
ほとんどの会社はHP内に問い合わせフォームを設置していますので、基本的には問い合わせフォームの項目に沿って情報記入すれば問題ありません。
ただし、問い合わせフォームに指定の項目が少なく、自由記述欄で何を書いたらよいのか判断に迷う場合もあると思います。
その場合は、以下の問い合わせテンプレートを参考にしてください。
<問い合わせフォーム投稿テンプレート>
Web広告の新規配信or成果改善のご相談をしたいです。
貴社サービスの詳細について伺いたく、一度お打ち合わせの時間を頂戴できますでしょうか。
以下に弊社の状況をまとめております。
■対象サービス
・人材紹介サービス(対象サービスのURL、広告のLPを添付)
■配信媒体
・Google/Yahoo!/Microsoft/Meta/TikTok/LINE/Criteo/その他
■広告予算
・月間〇万円~〇万円ほど配信予定
■CVポイント
・対象LPにおける求職者の会員登録完了
■目標
・CPA〇万円以内で月間CV〇件以上
・現行はCPA〇万円で月間CV〇件
■現在の運用体制
・インハウス/代理店/フリーランス
■課題感と期待事項
・代理店に広告運用を委託していますが、直近半年間でCPAが高騰しており改善の兆しが見えません。コミュニケーションの頻度や質にも不満を抱えています。
・一番の期待事項は、広告成果の改善。広告の戦略や体制面でのアドバイスをお願いしたいです
広告運用の体制の選び方は?
上述のように、広告運用の最適な体制は自社の目的や課題、予算などの個別事情によって理想の在り方が異なります。
そのため、一概にこの体制がおすすめといった一律の基準を示すことは難しいですが、以下に各体制ごとの特徴を記載していますので、自社の運用体制を判断する参考材料としてご覧ください。
運用体制 | メリット | デメリット |
インハウス運用 | ・PDCAサイクルを高速化しやすく、運用ナレッジを蓄積できる ・外注費用を削減できる | ・体制構築と維持の難易度が高い ・評価・育成の仕組みが無いと急な離職やパフォーマンス悪化に対応できない |
代理店に運用委託 | ・プロが運用するため広告の成果改善を期待しやすい ・リソースを拡充できる | ・広告費と別で代理店への支払いが生じる ・担当者の質に左右されやすい |
個人に運用委託 | ・代理店より安価に運用をお願いできる ・リソースを拡充できる | ・広告費と別で委託先への支払いが生じる ・担当者の変更が難しい |
ハイブリッド運用 | ・各領域ごとで適任者をアサインできるため、運用効率を向上させやすい | ・体制構築と維持の難易度が高い |
広告運用の体制の選び方については、以下の記事で解説していますのであわせてご覧ください。
運用代行とコンサルティングを併用することは可能?
結論は可能ですが、メリットもデメリットもそれぞれあるため、併用することで達成したい状態を改めてイメージしましょう。
大きなメリットは、コンサルタントの戦略面での知見と運用代行会社の実行力を組み合わせることで、戦略・戦術両面でのより効率的な広告配信が可能になる点です。
また、コンサルティングによる第三者視点での定期評価により、自社や既存支援先では気づきにくい課題や機会を発見することができます。
あわせて、支援会社には短期的な成果を確保してもらいつつ、コンサルティングサービスでは社内ナレッジを蓄積し、段階的な内製化への道筋を立てられるなど支援内容を使い分ける場合もあります。
複数領域の支援を通じて、自社のマーケティングを強化しているケースもあります。
一方で、デメリットは両サービスの利用による総コスト増加、運用代行会社とコンサルタント間の調整に伴うコミュニケーションコストの上昇、そして成果不振時の責任所在が不明確になるリスクなどがあります。
これらのデメリットを認識したうえで、自社でメリットを享受できるかどうかでご検討ください。
まとめ:コンサル活用でWeb広告のパフォーマンスを改善しよう
Web広告のコンサルティングサービスは、自社の戦略や体制を見直す上で有効な手段です。
一方、コンサルティングサービスは選ぶことがゴールではなく、描いた戦略を戦術に落とし込み、実行できるかが重要なポイントです。
支援会社の選定に迷う場合は、ぜひ本記事でご紹介した選定ポイントを参考にしながら、自社の課題を解決してくれる会社を選定してみてください。
なお、弊社オーリーズではWeb広告のコンサルティング支援を行っており、業種や予算を問わず、これまで数多くの事業者の広告成果を改善してきました。
この記事をご一読いただいた上でWeb広告運用に関するお悩みがある場合は、ぜひお気軽にご相談ください。
1人最大4社だから実現できる
まるで内製のようなWeb広告運用代行は「オーリーズ」
「コミュニケーションがスムーズで対応がスピーディー」「事業を理解して提案してくれる」といった
お声をいただいているオーリーズは、Web広告を起点に顧客の本質的な課題に向き合います。
【広告成果を最大化するオーリーズの特徴】
- 顧客の課題にコミットするため、担当社数は最大4社
- 運用者=顧客窓口だからスピーディーな仮説検証が可能
- 顧客の半数以上が「強く」おすすめしたいと評価