【Microsoft広告】広告表示オプション (自動)とは?注意点と対処方法を解説

【Microsoft広告】広告表示オプション (自動)とは?注意点と対処方法を解説

この記事では、Microsoft広告の「広告表示オプション(自動)」機能の仕組みと、その「配信時の注意点」について解説します。

検索広告において広告見出しや広告文では伝えきれない情報を追加できる「広告表示オプション」は、多くの方がすでに活用されているか、活用を検討されていると思います。

Microsoft広告には、「広告表示オプション」と「広告表示オプション(自動)」の2つの種類があります。

  • 末尾に「(自動)」と付いている機能は、通常の「広告表示オプション」とどう違うのか?
  • そもそも「広告表示オプション」とは何か?

と疑問に思う方は、ぜひこの記事をお読みください。

「広告表示オプション(自動)」は便利な機能ですが、注意が必要な側面もあります。

たとえば、「キャンペーン期間が終了しているのに、キャンペーン広告が配信される」といった事象が知らぬ間に発生する可能性があります。

「キャンペーン終了日にちゃんと停止しているから問題ない」や「キャンペーン広告を入稿していないから大丈夫」と思っている方こそ注意が必要です。

この記事では、「広告表示オプション(自動)」の便利さと注意点、その対処方法について解説します。現在の広告設定を見直すきっかけになると思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。

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広告表示オプション機能とは

「広告表示オプション」とは、検索広告に表示される「見出し」や「説明文」以外に、広告に追加できる情報のことです。この機能は、主要な検索広告媒体であるGoogle・Yahoo!・Microsoft広告に実装されています。

検索広告では見出しや説明文を設定できますが、文字数制限があります。この制限内で伝えたい情報を収めるのが難しい場合でも、さまざまな切り口で自社の商品やサービスを伝えられる機能です。

「広告表示オプション」の種類は媒体によって異なりますが、行動喚起表示オプション、アプリリンク表示オプション、電話番号表示オプションなどが含まれます。

これらのオプションを設定することで、検索結果ページでの広告の視認性が高くなるほか、広告ランクの向上が期待できるため、積極的に活用するのが一般的です。

実際にMicrosoft広告の検索広告を見てみると、広告表示オプションは検索広告よりもページ内での占有面積が大きく、視覚的な効果もあることがわかります。

  • 広告表示オプションの例

出典:Microsoft Bing

広告表示オプションの概要がつかめたでしょうか。次は、広告表示オプション(自動)の機能について解説します。

広告表示オプション(自動)について

広告表示オプション(自動)の特徴

「広告表示オプション(自動)」は、自動拡張機能を使用し、登録されたサイトページ内のコンテンツや検索クエリをもとに、自動で広告生成し表示する機能です。

このため、設定していないはずの広告が配信されるケースもあるため、「広告表示オプション(自動)」機能を知らなかった方は、現在の設定を確認することをおすすめします。

また、広告表示オプション(自動)を設定しても、必ずしも広告に表示されるわけではありません。2つの広告が競合している場合、広告表示オプションや広告表示オプション(自動)の影響が大きいと判断される広告が、一般的にもう一方の広告よりも高い順位で表示されます。

通常の広告表示オプションとの違い

Microsoft広告の「広告表示オプション」と「広告表示オプション(自動)」の大きな違いは、広告内容を自分で設定するか、自動で生成されるかです。

通常の広告表示オプションは、広告主がテキストや画像を用意し、それを設定します。一方で、「広告表示オプション(自動)」は、Microsoft Advertisingが自動で広告を生成し、最適なタイミングと場所で表示します。

この自動機能は、特に時間やリソースに制約がある広告主にとって非常に便利です。

参照:ヘルプ「広告表示オプション (自動) で広告を強化する」

広告表示オプション設定の確認方法

広告表示オプションは、以下のページから確認できます。配信結果(impやCVなど)も合わせて確認が可能です。

管理画面内の広告表示オプションページ

「広告表示オプション」>「広告表示オプション」または「広告表示オプション(自動)」タブを選択

広告表示オプション(自動)の注意点と対処方法

手動で広告を設定せずとも、効果的な情報を自動で表示する「広告表示オプション(自動)」は便利ですが、注意点もあります。今回は、意図しない形で広告が表示されるケースを紹介します。

意図しない配信の例

「広告表示オプション(自動)」では、サイトページのコンテンツや検索クエリをもとに自動で広告が生成されます。例えば、「キャンペーン期間が過ぎたコンテンツページがサイト内に残っている」場合、期限切れのキャンペーン広告が配信されてしまう可能性があります。

このような状況が発生すると、誤解を招く広告が配信され、ブランドイメージに悪影響を与える可能性があります。

特に注意する箇所

以下のオプションは特に注意が必要です。これらのオプションはサイトのコンテンツに基づいて広告が自動で生成されます。

  • 動的サイトリンク
  • 自動広告表示オプション
  • 動的コールアウト
  • 動的構造化スニペット
  • 拡張広告タイトル – 見出し
  • 動的マルチメディア広告表示オプション

上記オプションの表示が出る箇所はこちらの画像のとおりです。「広告表示オプション(自動)」を設定している間は定期的にこれらの箇所に配信されている情報を確認することをおすすめします。

※表示の場所を示しています。画像内で表示されている内容は必ずしも各オプションの情報とは限りません

出典:Microsoft Bing

出典:Microsoft Bing

参考:ヘルプ「広告表示オプション(自動)の表示箇所」

対処方法(オプトアウト)

配信事故を防ぐためには、サイト内の情報を常に把握しておく必要があります。一方で、サイトの規模や管理方法によってはすべての情報を確認することが難しいケースもあるかもしれません。

「広告表示オプション(自動)」は、必要に応じて停止(オプトアウト)することが可能なため、状況に応じて設定しましょう。

ただし、オプトアウトはアカウントレベルでのみの対応となり、各オプションごとに設定を行う必要があります。

オプトアウトの手順

オプトアウトの方法は以下のとおりです。

  1. 該当キャンペーンを選択>広告と表示オプション>広告表示オプション(自動)>「+広告表示オプション(自動)の管理」ボタンを押下
  2. オプトアウトしたい(停止したい)項目にチェックを入れて保存

参考:ヘルプ「広告表示オプションをオプトアウトする」

オプトアウトを行う前に、管理画面から配信結果や成果を確認し、影響を把握することをおすすめします。

特に、広告のクリック率やコンバージョン率が高いオプションについては、停止することで成果が低下する可能性があります。

オプトアウトする代わりに、キャンペーン終了後に古いページをサイトから削除することで、誤配信を防ぐことができます。状況に応じて検討してください。

まとめ

Microsoft広告の「広告表示オプション(自動)」機能の仕組みとその注意点について解説しました。

この記事で伝えたいことは以下4点です。

  1. 「広告表示オプション(自動)」は、自動拡張機能を使用して広告を自動で生成・表示する機能である
  2. 期限切れのキャンペーンが広告として表示されるリスクがあるため、サイトのコンテンツを定期的に見直す必要がある
  3. 特に注意すべき箇所を把握し、配信内容や設定を確認する
  4. 必要に応じて「広告表示オプション(自動)」を停止できるため、配信結果に基づいて判断する

Microsoft広告を運用する際は、上記を参考に配信設定を見直してみてください。

すでにMicrosoft広告を配信している方は、現在の「広告表示オプション設定」の確認を行うきっかけにしていただければ幸いです。

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この記事を書いた人

株式会社オーリーズ

アドオペレーションズ・ストラテジスト

松田 理生

新卒でWEB広告の入稿・設定業務を行う進行担当としてキャリアをスタート。主に裏方として営業担当や運用担当のサポートを行っていたが、自身でお客様の課題解決に直接貢献できるようになりたいと思いキャリアチェンジを決意。顧客に寄り添い、本質的なマーケティング課題を解決を追求するだけでなく、常に学び続けようとするオーリーズの姿勢に魅力を感じ入社。

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