Indeed PLUSとは?掲載方法やメリット、注意点を解説

Indeed PLUSとは?掲載方法やメリット、注意点を解説

最近テレビCMでもよく目にするIndeed PLUSという求人配信プラットフォームをご存じでしょうか。

導入している企業は少しずつ増えており、実際に導入したことで同一予算において応募完了数が増え、CPAが低下した事例も耳にしています。

本記事では「Indeedはある程度知っているけど、Indeed PLUSはよくわからない」という方に向け、概要から既存のIndeedとの違い、および注意点について解説しました。

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Indeed PLUSとは

Indeed PLUSは2024年1月30日から提供された新規の求人配信プラットフォームで、複数の求人サイトと複数のATS(Applicant tracking system :採用管理サービス)をつなぐことができるサービスです。配信先が増えるため、既存のIndeedよりもさらに多くの求職者と企業のマッチングが実現できます。

まずはIndeed PLUSの特徴を既存のIndeedと比較しながら解説します。

主要求人サイトの7割にリーチできるIdeed PLUSの配信先

これまではIndeedに配信した求人はIndeedのみに掲載されていましたが、Indeed PLUSの要件を満たした求人は下図の求人サイトにも掲載されます。これにより、国内の主要求人サイト利用者の最大約7割にリーチできることになります。どのタイミングでどの求人サイトに掲載されるかは、Indeedの機械学習が判断しており、自動で最適な求人サイトへの配信がなされる仕様です。

参考:Indeed PLUS求人メディアネットワーク

Indeed PLUSの掲載料金は無料、クリック課金制

Indeed PLUS経由で各求人サイトに掲載された場合も、掲載のみで料金がかかることはありません。これまでのIndeedのスポンサー求人と同様に、求職者がIndeedや連携先の求人サイトの求人情報をクリックした際に費用が発生する「クリック課金制」となっています。

配信先が自動で判断されるため求人サイトごとに予算を設定する必要もなく、既存のIndeedのスポンサー求人を利用されている場合は追加コストもかかりません。

Indeed PLUS経由での応募者が一元管理できる

これまでは、複数の求人サイトに掲載する際は、各求人サイトごとの管理画面がありました。しかし、Indeed PLUS経由での配信は、従来のIndeedの管理画面で予算や応募者の情報が一元管理できます。応募者の管理のために複数のサイトにアクセスする必要もなくなり、データ分析も効率的になります。

また現在使用している管理画面で運用できるため、新たに管理画面の確認方法などを習得する必要はなく、導入のハードルも低いでしょう。

Indeed PLUSを利用するメリット

企業のメリット

企業がIndeed PLUSを利用するメリットは、主に①工数の削減②リーチ増加が見込める点です。

自社で利用しているATS(Applicant tracking system :採用管理サービス)がIndeed PLUSと連携されていれば、Indeed PLUSに求人情報を投稿するだけで複数の求人サイトへの掲載が可能です。いままで複数の求人サイトへの掲載内容や求職者のデータをそれぞれ管理していた場合は、これらが一元化されることでかなりの負担減になるのではないでしょうか。

また、Indeed PLUSを用いることで国内主要求人サイト利用者の最大約7割にリーチ可能なため、幅広く求人を出したい企業にとってありがたいプラットフォームです。

求職者のメリット

Indeed PLUSを利用する企業が増えることは、求職者にとってもメリットがあります。普段利用している求人サイトがIndeed PLUSと連携していれば、複数の求人サイトを利用せずともより多くの求人と出会うことが可能です。

また、Indeed PLUSの機械学習により、求職者の意向に近しい求人情報が表示されるようになり、希望とのマッチ度も上昇することも期待できます。

Indeed PLUSを利用する方法

Indeed PLUSで求人を掲載する方法

Indeed PLUSの利用には特別な手続きは必要ありません。Indeedに求人投稿し、有料オプションを選択しましょう。

※有料オプションを選択してもクリックされるまで料金が発生することはありません

Indeed PLUSの対象求人条件をすべて満たすと自動的にIndeed PLUSに適用されます。

Indeedへ直接投稿してIndeed PLUSを利用する

Indeed管理画面から直接投稿することでIndeed PLUSを利用することができます。

1件ずつIndeed管理画面上で登録、もしくは一括アップロードが可能です。複数求人が存在する場合は一括アップロードのほうが効率が良いでしょう。

連携ATSを用いてIndeed PLUSを利用する

求人掲載には連携ATS(Applicant tracking system :採用管理サービス)を用いることもできます。連携ATSはいくつか存在しますが、代表的なものとしては「AirWORK」などが存在します。

Indeed PLUS対応の連携ATSはこちらをご確認ください。

Indeed PLUSの対象求人条件

Indeed PLUSが適応されるのは下記の条件をすべて満たした場合です。

  • 直接投稿の有料掲載求人であること
  • 日本国内の求人
  • 雇用形態が以下の条件に該当する
    • 正社員、アルバイト・パート、派遣社員、契約社員
  • Indeed PLUSの掲載基準を満たしている
    • 企業情報の入力必須
    • 求人票が「求人票作成ガイド」に沿って作成されている(全項目の記入を推奨)
    • その他、Indeed の利用規約求人掲載基準ポリシーに則っている
  • 有料職業紹介に該当しない求人

上記条件のすべてを満たしていない場合はIndeed PLUSからの配信はされませんが、Indeedの掲載基準を満たしている場合はこれまで通りIndeedのみに掲載されます。

Indeed PLUSを利用する際の注意点

雇用形態が限定される

Indeed PLUSの対象求人条件の部分でも触れましたが、掲載できる雇用形態が限定されています。また、掲載できる求人は雇用元が出稿者の企業のみとなるため、自社以外の企業が雇用元となる人材紹介のサービスは対象外になります。ただし、24年の年末~25年春を目処に人材紹介サービスでも掲載が可能になるようなので、人材紹介に該当する企業の方は続報を待ちましょう。

掲載先ごとの調整はできない

Indeed PLUSは全自動配信となるため、特定の掲載先のみに絞り込むことや、求人サイトごとに予算を振り分けることはできません。また、配信金額やクリックなどのパフォーマンスについても各求人サイトの「合計」のみ管理画面上で確認が可能なため、どの掲載先ごとの成果の良し悪しを正確に把握することはやや難しい点があります。

Indeed PLUS用アカウントの作成は可能だが、求人の重複はNG

既存で配信している有料広告から一気にIndeed PLUSに変更することをためらう方もいるかと思います。そういった場合、既存の有料広告(Indeed面のみ配信)とIndeedPLUS用のアカウントを作成いただくことで並走しての配信が可能になります。

ただし、既存のキャンペーンでの仕様と同様に、1度に配信できる求人は1キャンペーンのみとなるため、重複がある場合は配信が出ません。注意しましょう。

まとめ

これまでの話を整理すると、IndeedPLUSの導入を検討するのは下記のようなケースがあると考えます。

  • 人材派遣事業、自社での求人募集を扱っている
  • より多くの求職者に効率よくアプローチしたい
  • 人手や工数が足りずに満足に求人掲載ができていない

Indeed PLUSの導入により、従来よりもリーチを広げながら、Indeedの機械学習による効率的な配信が期待できるかと思いますので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

株式会社オーリーズ

アドオペレーションズ・ストラテジスト

藤田 麻里菜

新卒でネット専業の広告代理店へ入社し、自社アドネットワークのメディア営業チームへ配属後、広告枠の買い付けや運用を担当。 その後単一媒体に留まらず、幅広い媒体での知見をもとにクライアントサイドのビジネスに携わりたいという思いから、転職を決意。 中でもフロント・運用の一気通貫など、1社1社に深く向き合える環境に魅力を感じ、オーリーズに入社を決意。

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